語尾をクイッとしゃくり上げ、ハイノートを飄々と吹くハンク節は相変わらず健在。長いキャリアの中でマクグリフと活動をともにする今が最もクロフォードらしいのかも。クロフォード、マクグリフの両者とも快調で気を吐くが、パーディらのサポートも見事。★
誰の耳にも親しみあるフォルクローレのメロディが新鮮な感動で伝わってくる。タンゴのフィールドのみならずクラシック・ヴァイオリニストとしてもアルゼンチンきっての名手として聴こえたフランチーニとそのオーケストラによるフォルクローレ・アルバム。
78年リリースの通算10作目。Pファンクの中でも名盤と評価されるアルバム。表題曲は全米No.1ヒット、ファンクのクラシックとして知られる名曲だ。
このサイケデリックな中ののんびり感は、フォーク・サイドのくるりと共通するものがある。一風変わったコーラスに耳を奪われたかと思えば、何段もの奥行きを持ったリズムトラックに体を揺らしてみたり。このセカンド・アルバムの楽しみ方は実に多彩だ。
ウィリアム・バロウズの小説が原作の、デヴィッド・クローネンバーグ監督映画『裸のランチ』のサウンドトラック。ハワード・ショアの音楽と、オーネット・コールマンのサックスの音色が幻想的。
2004年で生誕101年になる詩人サトウハチローの2枚組の童謡集。戦後は童謡(子どもの歌)の作詞に力を入れたサトウの詩には、東京の山の手の生活感覚が背景にあり、これとピッタリはまったのが中田喜直のメロディだった。戦後史を彩った“健全な歌”である。
トマティス博士のお墨付き。癒し効果も絶大というグレゴリオ聖歌による音楽療法シリーズ第2弾。ここでは、女声アンサンブルによる、透明感あふれる優美で幻想的な音空間が、あなたの心を潤してくれる。