世界最大規模、最長の歴史をもつ金山、その知られざる歴史と農場なる文化──今昔物語集の時代から黄金を生み出してきた島、佐渡。この世界的にも稀有な鉱山都市の歴史と人々の営みを、鉱山史、考古学、都市論、文化・芸術・地域創造など、さまざまな分野から検証する。豪華な執筆陣が、世界遺産にふさわしい「顕著で普遍的な価値」を明らかにした一冊。
巻頭言 佐渡のこころ│岩槻邦男
序章 佐渡鉱山の歴史│宇佐美 亮
第一章 佐渡金山の概要
日本の鉱山研究と佐渡金銀山遺跡│萩原三雄
今に残る佐渡鉱山の遺産群│宇佐美 亮
第二章 座談会
「甦る鉱山都市の記憶 ── 佐渡金山を世界遺産に」
│五十嵐敬喜+岩槻邦男+西村幸夫+萩原三雄+松浦晃一郎
第三章 佐渡の文化と人々のくらし
知られざる佐渡文化の輝き│余湖明彦
〈鉱山絵巻〉が語る佐渡金山│渡部浩二
第四章 世界遺産登録へ向けて
鉱山都市の新たな「堂々たる秩序」│五十嵐敬喜
世界遺産登録をめざす地域の取り組み│北村 亮
総論 佐渡金山、その顕著で普遍的な価値│西村幸夫
ジャズ入門者のベストセラー書、“3年後シリーズ”のドラム版が満を持して登場!
著者は多くのミュージシャンから熱い支持を集める実力派ドラマー・横山和明
⼈気シリーズ「3年後、確実にジャズ〜」のドラム教則ムックが登場です! 著者はジャズ・フィールドを中⼼に多方面で活躍中の横⼭和明。音楽への深いリスペクトに溢れた演奏や、その膨大な知識とディープな音楽愛から、幅広いミュージシャンに熱い⽀持を受ける彼の初となる著書は、あくまで"3年後シリーズ"のフォーマットに即しながら、"Jazzを演奏する上で理解しておくと良いこと"を集約したもの。教則本にありがちな、"型優先"、"譜⾯ありき"とは差別化を図り、演奏にはさまざまな解釈があることを提⽰。"なぜその奏法があるのか、そういう⾳になるのか、その楽器を使うのか"など、本質を一通り解説した上でコンテンツを展開していきます。中でも注目いただきたいのは、付録CDの井上 銘(g)、千北祐輔(b)とのアンサンブル録音×3で、録る直前まで演奏曲を決めず、打ち合わせている生々しい会話もCDに収録しました。3人による座談会はドラマーだけでなく、すべてのミュージシャンに届けたい内容となっており、3年後でなく、4年目以降のドラマーでも間違いなく発見のある1冊に仕上がっています!
著名投資家・バフェットが先日来日し、商社株を買い増したことを表明。さらに他の銘柄も投資対象とする意向を示し、日本株の割安さが顕著になっています。
「ヘッジファンドの巨人」といわれるケン・グリフィン氏率いるアメリカのヘッジファンド・シタデルが15年ぶりに日本で拠点を年内に開くという報道もあり、株高に弾みがつきそうな気配です。
本書は、バフェットが今後買いそうな株を億超え投資家や投資のプロが分析し、具体的な銘柄を予想して提示。次に騰がる株の見つけ方がわかる本です。
また、元日経新聞の編集委員を務めた証券ジャーナリストの前田昌孝氏が過去のバフェット氏の投資データを細かく分析。バフェットの投資に失敗も多いことや、必ずしも割安株の長期投資家ではないことなどを指摘。多角的にバフェットの投資スタイルを知ることができます。
2020年に急逝した文化人類学者デヴィッド・グレーバー。その思考の意義は、未だ汲み尽くされぬ魅力と価値に溢れている。日本でも『価値論』『負債論』『官僚制のユートピア』『アナーキスト人類学のための断章』(以文社)、『ブルシット・ジョブ』(岩波書店)などをはじめとするその著作は、現代社会を鋭く批評し、専門分野を超えてさまざまな議論がなされてきた。
とりわけ、2011年(日本語訳は2016年)に刊行された『負債論』は、貨幣と負債の秘密を5000年の人類史から読み解き、同時代の金融危機の記憶と影響とあいまって、人々に大きな衝撃をもたらす、世界的なベストセラーとなった。
本書は、グレーバーの「人間経済 human economy」の概念を手がかりに、『負債論』で提起された経済や政治をめぐる思考を、さらに先へと推し広げていくべく編まれた論文集である。
新型コロナウイルスの流行、ウクライナ危機と連動した世界的な不況が広がる今日、「他者を信じ、他者に追う」営みによって新たな社会関係と価値を創造する「人間経済」の可能性とは何か、文化人類学的視座から考察していく。
※本書は、2021年に開催された文化人類学公開シンポジウム「人類学からみる現代世界の信用と負債ーー「人間経済」に向けて」の成果に基づく登壇者による論考をまとめた第1部、グレーバーの著作の翻訳を多く手掛ける酒井隆史氏による特別寄稿論文、グレーバー本人の未翻訳論文、グレーバーが『負債論』執筆にあたって大きな影響を受けた経済人類学者キース・ハートによる、『負債論』の書評論文を追加収録した第2部、そして第1部の執筆陣(シンポジウム登壇者)による本書の総括である座談会を掲載した第3部からなる。
諸 言
第1部
序 章 信用、負債、返済(佐久間 寛)
第一章 商業経済と絡まり合う人間経済のありかーーラオスのコーヒー産地における農家による金貸しからの逃避をめぐって(箕曲在弘)
第二章 時間を与えあうーー商業経済と人間経済の連環を築く「負債」をめぐって(小川さやか)
第三章 暴力の貸しを取り返しに行くーー東アフリカ牧畜社会における復讐/感染/代替の論理(佐川 徹)
第四章 負債と労働の関係ーーグレーバーの『負債論』と『ブルシット・ジョブ』をつなぐもの(松村圭一郎)
第2部
第五章 負債と約束ーー 戦前大阪の都市下層社会における貸し借りの論理からみる(酒井隆史)
第六章 世界を生み出すのは価値である(デヴィッド・グレーバー/田口陽子訳)
第七章 負債、暴力、非人格的市場ーーポランニー的省察(デヴィッド・グレーバー/佐久間寛訳)
第八章 デヴィッド・グレーバーと不平等世界の人類学(キース・ハート/林愛美訳)
第3部
第九章 『負債と信用の人類学』座談会(小川さやか/佐川徹/佐久間寛/松村圭一郎/箕曲在弘)
進路に悩む学生やポスドクの方に留学という選択肢を示し,その魅力を伝えます.留学先の探し方や応募のしかた,採用試験の準備から留学後のキャリア展開まで,みんなが悩むポイントにつき多くの体験談を交えて解説.
【目次】
1章 あなたの研究キャリアに海外という選択肢を[座談会]
1 思い立ったらコンタクト.オンサイト学会が無理なら真摯なメールを
2 大学院留学はメリットたくさん.ポストバカロレアプログラムも選択肢に
3 Ph.D.取得後のインダストリーも大きな選択肢
他
2章 研究留学先を探し,オファーを獲得する
1 興味のある研究先のリストを作成する
2 まずはコンタクトをとってみる
3 推薦状を求められたら
他
3章 大学院留学,ポストバック留学という選択肢
1 なぜいま大学院留学を勧めるのか?
2 海外での大学院生活
3 海外大学院に応募するコツ
他
4章 留学前後・ラボでの立ち居振る舞い
1 渡航前にすべきこと
2 渡航直後にすべきこと
3 新しい研究環境に適応する
他
5章 海外のアカデミアで活路を見出す
1 いい論文を出して教員職に応募する
2 そこまですごい論文はないんだけど大学教員になりたい
3 大きな論文が出なかったり,独立する研究費を取れなかったとしても
他
6章 DEI(Diversity, Equity, Inclusion)を知り,実践する
1 ダイバーシティーの国アメリカ
2「女性が半分」はもはや常識:多くの女性が活躍するアメリカ社会
3 レイシャルダイバーシティーとエスニックダイバーシティー
他
7章 アカデミア以外のキャリアパス
1 はじめに
2 行動を起こす前の必要条件:グリーンカードの取得
3 職探しの準備
他
8章 留学後,日本のアカデミアで職を得るために[座談会]
1 日本に戻るためにはコネが必要か?
2 日本の公募,どうやって知る?
3 アメリカと日本でのインタビューや条件交渉の違い
他
索引
Column
誰もが公平で、安心して暮らせる「エシカルな社会」になるために、押さえておきたい考え方「JEIエシカル(倫理的)基準」について、包括的にまとめた待望の書!
21世紀はグリーン・エコノミー(自然資源に配慮した経済活動)の世紀であると私たちは認識し、グリーン・トランスフォメーション(GX)が政府の政策になっています。私たちが直面している気候変動や地球環境の危機、人権など社会課題の解決に向けて、企業や行政、そして消費者一人ひとりがいかに行動し、持続可能な社会を形成していけるのか? そのための大きな力となる「エシカル基準」。
「エシカル基準」は、企業などが自社の商品やサービスについて、「それがエシカルと呼ぶに値するかどうか」を自己診断するためのモノサシとして、また、日々、エシカルな消費を行いたいと考える消費者には、企業や商品を選択するためのモノサシとして活用できます。
2040年の食生活、食産業はどうなっているのだろうか。
AIがサポートしてくれるため、経験の浅い人でも失敗しない都市農園が普及し、食料自給率対策の一つになっている(すでに現状、ロンドンには3000箇所以上の都市農園があるという)。さらに家庭内にも、野菜や穀物を育てる栽培庫ができ、採れた食材は3Dフードプリント機能付き家庭用調理ロボットが調理してくれる(現在、植物工場スタートアップのプランテックスは生育状況をかなり精緻に制御する技術を持ち、スーパーマーケット用などの巨大な植物工場コンテナも手がけている)。
日本の食産業における変化としては、各地方ごとに循環型経済を実装する「マイクロフードシステム」が構築されている。また「シン輸出拠点」も設置され、冷凍装置や粉体化装置など、世界中に輸出できる設備が配備されている(冷凍技術の進歩は目覚ましいものがあり、将来は生ケーキやお弁当を輸出できるかもしれない)。
著者は本書の第3章で、このような未来シナリオを7つ提示している。本書の「未来シナリオ」は、現在すでにある技術の延長線上にある未来をシミュレートする「未来予測」とは異なるものである。未来のある時点において、社会や生活者がどのようなニーズを持ちうるのかの洞察、技術や社会環境の変化の予測と根拠、社会として人類として大事にしたい価値や哲学という観点から考察を進めた上で、解像度高く絵や言葉に落とし込み、ストーリーとして編集したものだ。
本書では、食に関するプレーヤーの間での「共創」を生み出すための事業を展開している企業「UnlocX」の二人が、第1章で過去5年間に変貌を遂げたフードテックの最前線、第2章で「サステナブルからリジェネラティブへ」という未来を考えるための大前提について解説したあと、上述の「7つの未来シナリオ」を提示する。その後第4章で、この未来シナリオを社会実装するための「新経済モデル」について語り、第5章では、食品メーカー、銀行、大学、メディアのキーパーソンを招いて、7つの未来シナリオについて徹底議論する。
最後の第6章では、本書の総括として、日本発で日本の強みを活かした食の未来をどのように共創していくのか、今、どのような取組みが動いているのかについて考察する。
巻末には、本書で登場する注目すべきスタートアップやプロダクトなどを解説した。
食の未来を構想する視野が圧倒的に広くなってワクワクするとともに、明日から始められる具体的なビジネスのヒントが満載の一冊である。
「もし、自分がそこに住んだら、この小さな書斎に籠もりたくなるだろうとか、このおおらかな吹き抜けは気持ちがいいだろうとか、このテラスの木陰での読書や昼寝は気持ちいいだろうとか、この台所なら料理に精が出るだろうとか、この暖炉で火の世話をするのは愉しいだろうとか……そんなことを自分自身に引き寄せながら住宅を設計してきた」という建築家、中村好文。
その流儀は、1992年竣工、歳月を重ねることでさらに魅力を増した、70?ほどの小さなこの家にも生きている。
中村が屋外から室内まで案内し、工夫と知恵が生きる設計術を解説する。この家を縁あって友人3人とシェアすることになった経緯から、その愉しみ方まで、すべてがわかる1冊。
「公平中立・公正」は、報道機関にとって当たり前のルールのように見えるが、民主主義社会では報道機関のチェックを受けるべき政府が、これを逆手に取って自分たちに都合よく報道を牽制する道具として使うようになってきている。たとえば、自民党は選挙が近づくと、放送法4条の「政治的に公平であること」を根拠にテレビ放送などの内容への介入を繰り返してきた歴史があり、安倍政権の時代に露骨な介入問題が相次いだ。
その時代は、本書著者の川端和治や是枝裕和が放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会の委員を務めていた時期と重なる。本書は、権力によるメディアへの介入の実態とそれを防ぐ手立て、「政権への忖度」のない取材や報道、国民の知る権利をどう守るかについて考える。
診断・治療方法に迷った21症例を取り上げカンファレンス形式で詳しく解説.クイズ感覚で読んでエキスパートの先生の経験や治療の工夫・考え方が身につく.研修医・若手の先生の教育や専門医試験対策にも必携の1冊です.
『ムジカノーヴァ』の読者からご要望が多かった「子どもたちへの接し方」「演奏が豊かになる言葉がけ」「保護者とのコミュニケーション」に関する記事を1冊にまとめました。
子どもの発達の専門家や、指導力に定評のあるピアノの先生、作曲家のアドバイスを多数掲載。コミュニケーションをスムーズにし、生徒の演奏力もアップするヒントが満載です。
第1部 子どもたちへの接し方
・Interview 沢井佳子(長尾康子)
・子どもの「つまずき」4つの要因を知る(二俣泉)
・プロ意識を持ったピアノ指導者になろう!〜「人に伝わる言葉がけ」と「家での練習」(益子祥子)
・レッスンにもっと行きたくなる 信頼関係の築き方(馬場一峰)
・ピアノ指導者の座談会「ご褒美」(福田りえ、松井美香、松枝由紀子)
第2部 演奏が豊かになる言葉がけ
・生徒にこれだけは身につけさせたい 7つの最重要テクニック(根津栄子)
・石井なをみ先生直伝! 子どもたちのやる気が継続する 練習指導の10のポイント(橋本 彩)
・楽曲をもっと魅力的に表現するために〜作曲家が伝えたい8つのこと(春畑セロリ)
・“過去”を“今”に解き放つ アナリーゼはコミュニケーション(町田育弥)
・今野万実先生のレッスンに密着!〜子どもに伝わる言葉で音づくり(荒木淑子)
・素敵な演奏ができる「コツ」を教えます! 今野万実先生の導入期の指導法(長井進ノ介)
第3部 保護者とのコミュニケーション
・保護者と良好な関係を築くための伝え方講座(古内奈津子)
・A4一枚でまとめよう! トラブルを未然に防ぐ 教室規約の作り方&運用法(古内奈津子)
・ここがポイント!「教室規約」の作り方(さくらみき)
・丁寧なヒアリングが決め手! 体験者が入会したくなるレッスン(さくらみき)
・木下早苗先生の体験レッスンに密着(荒木淑子)
高齢化・少子化時代は「絶対満室になる物件」で不動産投資を始める!
全物件7年満室の“凄腕”賃貸管理会社が空室知らずの投資術を公開!
主な内容(予定)
●“買ったら終わり”ではない賃貸管理の重要性
●こんなはずじゃなかった…収益不動産活用の失敗事例
“お金が貯まる”収益不動産購入のポイント
●入居率95%超えを7年間継続「市萬」の“とっておき”管理事例
●特別対談!著者二人が、不動産投資ポータルサイト
「健美家( 株)」代表取締役倉内敬一氏に業界の動向を聞く!
他、初心者でも失敗しない「不動産のはじめかた」を網羅!
第1編 理論編
第1章 資金決済法の全体像
1 決済法制の全体像と資金決済法の法的位置づけ
2 資金決済に関するビジネスの現状と資金決済法
3 電子商取引における資金決済の現状と資金決済法
第2章 前払式支払手段の概要
1 意義
2 自家型発行者
3 第三者型発行者
4 その他(いわゆるポイントサービスについて)
5 表示に関する規制
6 発行保証金に関する規制
7 払戻しに関する規制
8 情報管理に関する規制
9 監督に関する規制
10 雑則
コラム 電子マネーから仮想通貨まで
第3章 資金移動の概要
1 意義
2 資金移動業者
3 履行保証金に関する規制
4 体制整備に関する規制
5 監督に関する規制
第4章 仮想通貨交換の概要
1 資金決済法に基づく規制の概要
2 仮想通貨に関する資金決済法の改正の背景
3 仮想通貨交換業に関する資金決済法等の概要
4 犯罪収益移転防止法に関して
5 現状における検討
第5章 仮想通貨と税務
第2編 実務編
第1章 座談会
第2章 実務Q&A
コンセプトは、「何年か経って見返した時に、これが全ての始まりだったんだなと思える瞬間を切り取った一冊」
サロンモデルやABEMAの恋愛リアリティショー、インフルエンサー、ラテアーティスト、学生と、それぞれの分野で活動していた5人で結成してから1年。
YouTubeではドッキリ、検証、ディープな恋愛話など、さまざまなジャンルで話題を呼び、登録者数も急上昇中の真夜中の12時初となるビジュアルブックの登場です!
渋谷発の5人に相応しく、真夜中と真昼間の彼らをオール渋谷ロケで24時間密着。クールな表情はもちろん、素顔の彼らを撮影し、名刺代わりとなる一冊に仕上がりました。
ソロページでは、バラエティー豊かな個性を持つ彼らの得意技も披露しています。また、”今、僕らが考えるまよじゅう”をテーマにした5人の座談会も注目!
「社長はいったい、何を言い出すんだ!? 」
タニタ食堂に続く、驚きのチャレンジ!
「会社員」と「フリーランス」のいいとこ取り。
この画期的な新制度導入をめぐる試行錯誤を描いた
迫真のノンフィクション
自由に働く。やりたいことをやりぬく。
それこそが、本当の「健康経営」だ!
◎タニタの「日本活性化プロジェクト」とは?
希望社員を雇用から契約ベース(フリーランス)に転換、
主体性を発揮できるようにしながら、本人の努力に報酬面でも報いる社内制度。
経営者感覚を持って、自らの仕事内容や働き方をデザインでき、
働く人がやりがいを持って心身ともに健やかに働ける「健康経営」の新手法。
◎時間より、「主体性」を中心に考えよう!
「働き方改革」がいよいよスタートし、「働く時間」について
すべての企業が考えざるを得なくなっている。
しかし、谷田社長は「時間より、主体性を中心に考えるべきだ」と主張している。
働く時間も、働き方も、やるべき仕事も、すべて自分で選んで、コントロールする。
寝食を忘れて働くときもあれば、長期の休暇をとって自分を磨くことも自由にできる。
他流試合も行い、そのスキルをまたタニタにフィードバックもできる。
ーーそんな本当の意味での「健康経営」を求めて生まれたのが「日本活性化プロジェクト」である。
このプロジェクトは2016年よりスタートし、2017年に1期生8名、18年に2期生11名、19年に3期生が参加。
一度退職して完全なフリーランスになるため、社内では反発の声も大きく、
予想外のトラブルも発生した。
本書はそうしたできごとを、谷田社長、プロジェクトメンバーと彼らをマネジメントする管理職層など、
さまざまな声をもとに追いかける。
日本の働き方に一石を投じる1冊になるはずだ。
◎解説:柳川範之氏(東京大学大学院経済学研究科教授)
本書を読んだみなさんが、この壮大な"実験"を参考にしつつ、創意工夫を凝らしていくこと。
それこそが、本書の本当の価値なのではないでしょうか。
◎本書の内容より
【谷田社長パート】
ー残業削減だけやっていたのでは、日本は沈没する
ー「9時5時」の発想ではAI時代を生き抜けない
ー悪夢にうなされた最悪の船出
ー羽振りがよかった小さな会社の"ぼんぼん"たち
ー総務部長はポカーン
ー社員時代の給与・賞与を報酬のベースに
ーシミュレーションを重ね、手取額を最大限に
ー決して人員削減ではない
ーいざ発表! 逆風の嵐
ー逆風にも負けず、8人が「やってみたい」
ー役員会は完全アウェー
ー「日本活性化プロジェクト」スタート。課題も明らかに
ー開けてびっくり。手取りが平均200万円増えた ほか
【プロジェクトメンバー インタビュー】
1 ツイッターの「中の人」が語る本音
2 日本有数の技術者が感じるメリット
3 営業から企画へ、生まれた新たなやりがい
4 社外でも腕試し、フィールドは広がる
依存症、自傷・自殺等、多様な当事者の心理をどう理解し関わるか。大好評を博した『こころの科学』特別企画に新稿を加え書籍化。
1 助けを求められない心理
2 子どもとかかわる現場から
3 医療の現場から
4 福祉・心理臨床の現場から
5 民間支援団体の活動から
座談会
「依存」のススメーー援助希求を超えて
………岩室紳也×熊谷晋一郎×松本俊彦
これからの保育を創造する園長へのメッセージ。