独自の言語や文化をもつ琉球列島において、今日その伝統が消滅の危機にある。その流れを抑えようと記録・継承に努める地域の人々に対し、研究者はどのような支援が可能か。その可能性や取り組みを紹介する。
環境共生、人間共生、多文化共生など、「共生」に関するさまざまな個別研究が広がるなかで、「共生学」という新たな学問の開拓に挑戦する。「他者との出会い」「グローバリゼーション」という基礎的概念から出発し、高齢者、食と健康、フェミニズムと地域史、性教育と学校、国際協力、宗教と科学技術をめぐる共創、災害復興とボランティア、死者、潜在的な他者、植物といった共生にまつわる諸課題への実践を包含・体系化し「共生のフィロソフィー」「共生のサイエンス」「共生のアート」として整序する。大阪大学大学院人間科学研究科が宣言する「共生学」とは何か。『共生学が創る世界』(2016年刊)発展編。
はじめに
序章 私たちが考える共生学
第1部 共生学とはなにか
第1章 共生の相互作用的基盤とはなにかー違和感、不快感と不断の交渉
第2章 「共生」の位相を巡る思想史ー小さな物語の横溢?大きな物語の欺瞞?
第2部 今を生きる
第3章 「地域共生社会」の再検討ー高齢者を起点とする多世代共生の実践
第4章 フィールド栄養学からみた食と健康ーインド・ヒマラヤ高地の遊牧民と難民を事例として
第5章 戦時性暴力と地域女性史ーフェミニズムが支えるスピークアウト
第6章 なぜ子供たちが知らないままでいることを望むのか?-学校で包括的性教育を実施することの困難とその解決に向けて
第3部 ともに生きる
第7章 国際的支援と住民の自助を再考するーケニア・スラムの無認可私立学校を事例として
第8章 共生社会に向けての共創ー宗教と科学技術による減災のアクションリサーチから
第9章 共生のグループ・ダイナミックスとその技法ー中越地震からの復興過程を通して
第4部 さまざまな共生のかたち
第10章 死者との共同体ー記憶の忘却と存在の喪失
第11章 消滅というリアリティに向き合うー非人間的な存在とのかかわりをとらえなおす
第12章 共に治すー人新世における人間と植物の共生をめぐって
補論 共生学はどこからきて、どこにむかうのか
おわりに
執筆者紹介
学習指導要領の改訂/IT機器の進化/二極化する学生の意識…変わりゆく現実を見据え新たな授業展開を提案する。
こんな社会だから、こんな教育なのか。こんな教育だから、こんな日本なのか。教育だけでなく社会が変わらないと基本的な問題は解決しない。脱思考停止を目指してー。
大工業経営を保護・育成するプロイセンの殖産興業政策とは異なる、漸進的発展を促す、南ドイツの「近代化」を描出する。
奇跡のような偶然に導かれてオルガニストの道をたどった石丸由佳。戦争中に聴いたバッハに魅了され、オルガンを愛しつづける物理学者・佐治晴夫。ヨーロッパ武者修行で知る文化の多様性や敬虔な信仰と、そこに閃く神の予感。開闢以来の宇宙の歴史と、生まれては消えていく星々のカケラを宿した人間の音楽への希求の結晶であるパイプオルガンの魅力を、まったく背景の異なるふたりが語りつくす異色対談。
第1章 パイプオルガンに導かれて
石丸由佳がオルガニストになったわけ
文化が違う!
ピアノよりオルガンが好き!
ピアノの音は千変万化
オルガニストは風使い
風のふしぎ
宇宙に吹く風
星が人間の運命を左右する?
パイプオルガンは宇宙の響き
人類の音に対する欲望
オルガンづくりはたいへんだ!
オルガンに挑む
残響を操る
戦争中に響くオルガン
わが師、中田喜直
三越のオルガニスト
波瀾万丈の三越のオルガン
玉川学園のオルガン秘話
仙台の新しいパイプオルガン
地域の象徴としてのオルガン
レジストレーションの魔法
ほんとうの教育
第2章 ヨーロッパ、オルガン武者修行
石丸由佳のヨーロッパ武者修行
芸術の魔力
「神さまがいる!」
成長途上のオルガニストの苦悩
オルガンはレジストレーションが八割
ヨーロッパは体あたり
恐怖の大聖堂
こんなに違うお国柄
とっても明るいスペイン
第3章 宇宙に響くオルガンの音
所沢ミューズ・アークホールのオルガン
日本各地のオルガンとその運命
ポルシェとパイプオルガン
オルガンのお国柄
オルガンとリズム
音楽は世界を救う?
胎児の音楽教育
音楽にひそむ数字
黄金比と白銀比
ものを見る距離
ゆらぎはなぜ心地いいのか
サンタクロースは翔る
オルガンの力
パイプオルガンに親しんでもらうために
見えない人の音、聞こえない人の音
音楽を渇望する体験
水は偉大である
宇宙の音と胎内の音
人間と音楽のつきあい
音楽と言語
多様性普遍性
なぜ喜んでくれるんだろう?
いつのまにかにじみでるもの
宇宙視点のおもしろメガネーー対談を終えて 石丸由佳
オルガンに魅せられてーー対談を終えて 佐治晴夫
この本の写真について
「不思議」オルガン楽譜
「不思議」ピアノ楽譜
ポートフォリオを活用することで、自主的な学びを支援する。生徒と教師の対話を促す。教師の授業力の向上と、教師同士の協力体制を促進する。
人類は群を作って共同生活を行い、身の回りの自然を変えて快適な生活を実現しながらその文明を進歩させてきた。こうした歴史の背後では、群れが多様な個により構成されてきたことが有効に作用してきたのであろう。しかし反面、そうした多様性は異質性として受け止められ、区別・差別の対象となってきたことも否定できない。本書では、そうした人間の多様性を、進化生物学・行動科学・哲学といった個別学問分野の視点から再考すると共に、教養教育院に関わる教員の異文化体験を手掛かりに、多様性を踏まえた異文化理解のあり方を展望する。
はじめに 多様性は何を生みだすか 滝澤博胤
第一部 多様性と現代
第一章 進化的視点からみる人間の「多様性の意味と尊重」 河田雅圭
第二章 多様性と多文化共生ー社会学の視点からー 佐藤嘉倫
第三章 多様性と主体ー自分らしくあるためにー
Tout est un, tout est divers, (Pascal, Pensees) 座小田豊
第四章 教養教育における多様性の問題
-他者への共感が求められる時代の教養教育ー 花輪公雄
第二部 異文化理解への眼差し
第五章 異文化の体験 “coffee or tea? ” 山谷知行
第六章 学生には旅をさせよ
-プエルトリコおよびスペイン語との関わりを振り返ってー 志柿光浩
第七章 「臨床宗教師」の展開にみる異文化理解 鈴木岩弓
第八章 異文化を「異文化」化する社会 米倉等
あとがき ウチとヨソの相克の中で 鈴木岩弓
本書は、法人税の基礎概念である課税所得計算に関する歴史的な経緯や先行研究の在り方を整理し、さらに現在から将来に影響すると思われる論点について詳細な検討した研究書。
「制度会計論」+「実験会計学」→よりよい社会を考究する!会計基準のコンバージェンスおよび会計不正等の問題をゲーム理論と経済実験により分析してあるべき制度を提示。
科学と科学者のあり方は?/科学では答えることのできないトランス・サイエンスとしての倫理・公共哲学的課題にどのように取り組むか?/今後の教養教育をいかにすべきか?3・11後の原発事故によって科学・技術と社会倫理に突き付けられた課題を統合的に考察する。
ぶっ飛んだ設定のもと、悩み多き恋ヘタなオトナたちの“周回遅れの青春”を時に面白おかしく、
時に切なく、時に胸キュンモードで届けてくれた『オトナ高校』。
少子化問題というリアルな社会への風刺も織り交ぜつつ、思わずドキッとしちゃう展開を軽やかなタッチで紡ぐ新感覚ドラマ。
豪華キャストたちが新境地を拓くべく果敢に挑んだ演技も大きな見どころに。
そんな、世間を騒がせた、前代未聞・不器用なオトナたちの学園ドラマの
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