「学力低下」問題はここにある!各分野の第一人者が分析する「理数力低下」の構造。
ITツールへの過度の依存は人間関係の情緒的側面を欠落させ社会的孤立を招きかねない。高度に発展した情報化社会における人間教育のあり方を経営学者・社会学者・企業人による「新しい文明を考える会」の識者たちが協働して問題の所在と改革案を提示する。
全国の私立・国公立中学校の入試問題からおもしろいものばかりを選びました。
崩壊する日本社会への提言。『戦後史』の著者が、ついに戦後60年を語る。
バイオテクノロジーの発達により、根源的再考を迫られる人間概念と生命の倫理。われわれは未曽有の危機とともに、新たな生命論、身体論、人権概念の誕生前夜というスリリングな時代に遭遇している。拡大する問いの圏域、過熱するコンフリクト。科学・哲学・教育・社会・生態から領域横断、融合的にとらえる生命論のハード・コア。
医療をとりまく状況の急速な変化の中で、とりわけ、あらゆる局面において市場化と標準化が強く進展する現代社会において、それらはどのように変化していくのだろうか。本書は、臨床文化と職業・技術の関わりに光をあてながら、現代社会における「病」の行方を考える臨床社会学書である。
近年、経営工学に課せられているものは、自分で問題の発見と解決のできる技術者、あるいは、技術的な課題と、その解決に関わることのできる管理者の育成にある。本書は、「問題解決」をキーワードに、経営計画・質管理工学・数理工学・情報工学の4つの柱を平易に解説したテキストである。「IT時代」の特徴である、「複雑性」と「曖昧さ」を見据え、経営工学という総合的学問の意義を再確認するために、東京理科大学工学部経営工学科の教員が集い議論を重ねて著されたものである。内容も文体もバラエティに富んでいるが、「経営工学とは何か?」という“ソリューション”を提示し、経営工学の秘めた可能性の「発見」を目指している。
問題解決環境、すなわちPSE(Problem Solving Environment)とは、コンピュータやソフトウエアを使用するにあたって、特別の知識やスキルがなくとも利用できる「人にやさしいコンピュータのハードおよびソフトの環境を構築し、提供すること」を目的とする、シミュレーション科学・計算科学における新しい学問領域である。本書はそのPSEについて、基礎編では、PSEとは何か、PSEの考え方、PSEの可能性を中心に解説し、応用編では、PSEのさまざまな分野での実際問題への適用例(Grid、可視化、シミュレーション、エンジニアリング、バイオ関連など)を紹介する。人にやさしいコンピュータのハードやソフトの重要性がますます高まっている昨今、PSEの見方・考え方がいかに求められ、大切であるかを学ぶことのできる本邦初の解説書である。
本書は、次の二つの視点から「NGOの発展の軌跡」を明らかにする。(1)主に国際協力の分野で活動しているNGOを対象に、近代社会の中でなぜNGOが誕生し発展してきたのか、先進国(主に欧米諸国)、開発途上国、日本のそれぞれのNGOの事例を検証する。(2)NGOの誕生と発展と併せて、開発協力、開発教育、政策提言、国際政策キャンペーン、北のNGOと南のパートナー団体とのパートナーシップ、アジア共生社会、アカウンタビリティ、NGOと政府によるパートナーシップの観点から、NGOの専門性の発展の経緯を考察する。