表題作をはじめ、母の子にたいする深い愛情をテーマにした民話を、10編収録しました。
保健婦で保育園長の筆者は、友ちゃんを得て発達理論を習得しながらも、学校教育は教師に委ね、父親はPTA活動に励み、さらに将来を考えて努力を重ね、遂に療護施設着工に漕ぎつけました。
国はちがっても、みんなの大好きなごちそうは、お母さんの手作り料理。この絵本を見ながら、あなたも、お母さんといっしょにおいしい民族料理を作って、アジアの自然の香りと味をたっぷり味わってみて下さい。アジアの友だちの気持ちも、きっと、伝わりますよ。
女性科学者の自伝とエッセイ。世界に通じるビタミン・栄養生化学者となるまでの道のりは-。彼女を支えたキラ星のごとく輝やく内外の研究者群像と厳しい時代背景。
財界総理の地位まで昇りつめながら一カ月の生活費は10万円程度という質素な暮らしをし、収入のほとんどを母・登美が創立した橘学苑に注ぎ込む…。「日本の破産」を食い止めようと行政改革に執年を燃やす90歳の“青年”土光敏夫の原点が、70歳にして独力で女子教育のための学苑を創立した母の姿にあることを鮮烈に綴った、感動の作品。
独立前夜のインドを舞台に、少年シャムの成長を、母親とのふれあいをとおして描く。そこには、日本人が失った親と子の愛の絆がある。現代インド不朽の名作、本邦初訳。
今、甦える、おぞましくも魅惑的な思想の全貌。日本近代の悲劇性を一身に引き受けつつ、自然の場所を希求しつづけた巨人・高群。その言説を全く新たな視座から読解しつつ、ポスト・モダンとファシズムのはざまを揺れる現在を挑発する驚くべき思想の冒険。
科学者井尻正二のおいたちと、その思想の背景。それは家庭と、大正デモクラシーと北海道の風土をぬきにしては語れない。北海道小樽の風土で、進歩的母親のもと、大正デモクラシーを体験し、自由・平等・博愛の精神につちかわれた著者がつづった半生の記。
さまざまな〈女の節目どき〉を通して、生き方、結婚、国際舞台での真のマナーを若い女性に体験からアドバイスする“女のスケール”の育て方66項。