自然界の神秘的な美を体現する盆栽に心を奪われ、その技を極めるとともに、専門美術館まで建てた気鋭の盆栽家・小林國雄。その集大成となる、多数の盆栽を網羅した作品集。
古代ギリシアから20世紀まで、古今東西のあらゆる芸術家、哲学者、思想家、評論家、作家が芸術について語る151篇の「名言」。
ル・コルビュジエは評論家、画家、建築家という3つの顔を持っている。これらは不可分で、相互に影響し合ってル・コルビュジエという1つの人格を形成している。本書では、彼の3つの顔を総合的に捉え直すことで、動的なル・コルビュジエ像を炙り出し、総合芸術家としてのル・コルビュジエ誕生のプロセスを明らかにしている。
メルロ=ポンティの思索を起点として,能動でもなく受動でもない第三の態である「中動態(相)」という,本来は言語学の概念をキーワードに,受容(鑑賞)のみならず制作の側面からも芸術体験を解読。さらに「中動態(相)」を足掛かりに,作者(あるいは作品)がいかに作者(あるいは作品)たりうるかを,オートポイエーシス論にも依拠しつつ考察。
豪華絢爛、絶対王政の絶頂期、大世紀。“太陽王”のイメージは、戦争によっていかに創りだされたのか?わが国で初めて明らかにされる、その創造の秘密とメディアの力。貴重な図版など約160点収録。
石川県で開催される舞台芸術祭「いしかわ舞台芸術祭」の公式ガイドブック。「人間はおもしろい説。」をテーマに、ミュージカル、演劇、ダンス、音楽など様々な観劇の魅力を発信する。本書では、全21プログラムの出演者や作り手へのインタビューを交えながら、舞台芸術に対する想いを深く掘り下げる。
俳優、お笑い芸人、タレント、オペラ歌手、ミュージカル俳優など、第一線で活躍する出演者の貴重なインタビューと撮り下ろし写真。また石川県を拠点に活動する演劇団体の紹介も多数掲載し、演劇の奥深さが感じられる一冊。
[特集]
・いしかわ舞台芸術際 2025アンバサダー梅津瑞樹さんに聞く舞台芸術の魅力
・我ら宇宙の塵 EPOCH MAN 小沢道成×梅津瑞樹
・東映ムビ×ステ 死神遣いの事件帖 終(ファイナル)鈴木拡樹×安井謙太郎(7ORDER)
・special interview 田淵累生
・あの夏、君と出会えて〜幻の甲子園で見た景色〜 藤井直樹×岡崎彪太郎
・劇団四季 三代川柚姫
・オペラ「高野聖」演出 原純
・Golpe2025 今井翼
・ENGEKI WORK SHOP 新田さちか
・ダウ90000 第7回演劇公演「ロマンス」
・「山里亮太の140」山里亮太
Contents
いしかわ舞台芸術祭2025アンバサダー
03 梅津瑞樹さんに聞く 舞台芸術の魅力
13 我らの宇宙の塵 EPOCH MAN
小沢道成 × 梅津瑞樹
東映ムビ×ステ
17 死神遣いの事件帖 終(ファイナル)
鈴木拡樹 × 安井謙太郎
Special interview
21 田淵累生
24 「あの夏、君と出会えて」
〜幻の甲子園で見た景色〜
藤井直樹 × 岡崎彪太郎
27 劇団四季[三代川柚姫]
29 オペラ「高野聖」
原 純
Special interview
31 Golpe2025
今井 翼
ワークショップ&トークライブ
33 “Healing Harmony Project”[由水南]
35 いしかわ人形劇フェスティバルinあなみず
37 謎解き「バック・トゥ・ザ・バックステージオンファイア」
〜失われた市民の声(レジスタンス)〜
41 金沢学院大学演劇部・金沢大学劇団らくだ
43 劇団アンゲルス
45 chiroru market
47 演劇ユニットMasa&Kou
49 大杉ミュージカルシアター
51 パルケ・血パニーニャ
53 劇団羅針盤
55 演劇ユニット浪漫好ーRomance-
57 meototo
59 朗読小屋浅野川倶楽部
いしかわストリートシアター
59 toRmansion/刀祭
ワークショップ
63 ENGEKI WORK SHOP
新田さちか
67 第7回演劇公演「ロマンス」
ダウ90000
Special interview
70 「山里亮太の140」
山里亮太
73 大場さやかエッセイ
81 いしかわ舞台芸術祭2025公演プログラム 公式グッズ
芸術はいかにして〈神〉となったのか。宗教に代わる新しい支配原理となっていった芸術の思想を、民族、歴史、文化などの問題とからめて論じていく。
今日呼ばれている「芸術」とは一体何かー。「芸術」という概念は、「芸術家」「作品」「独創性」などの諸概念とともに近代ヨーロッパに誕生した。これは「美学」という近代的学問の成立とも連関している。本書は、バークやカントらのさまざまな理論をたどりながら、この芸術観の根底にある逆説ー自然と人為、伝統と革新などの価値が交叉するという逆説ーをさぐり、私たちがいまだその内部にとどまっている「近代的」芸術観の意義を明らかにする。美やアートに対する理解そのものに変容を迫る芸術の概念史。
ミューズ=画家と恋愛関係にあった美女、ではない。ポーズをとるだけの従属的な存在でもない。作品の製作にたずさわり、作家の方向性を決定づけ、美術史に残る名作を生み出す力となったミューズの真相と功績を解き明かす。
高山辰雄と深い親交で結ばれた美術商・丸栄堂ならびに角川武蔵野ミュージアムの特別協力により、その秀逸なコレクションを通して高山芸術の軌跡を辿ることで、画家の内奥で醸成された深淵で雅趣に富んだ世界観とその魅力に迫ります。
日本画家、洋画家、彫刻家、版画家など芸術家68名の年賀状255通を一挙公開。
これ1冊で今日から学べるテキスト&演習書。効率よく、短期で学べる20日間プログラム。基本から応用まで、「過去問」による実戦学習。
芸術至上主義や高級芸術の信奉者は,芸術は卑俗な生活と無縁で,特権的,永遠なものと考える.一方で,芸術は生活や医療・福祉に奉仕し,人間に幸せをもたらすものという考えも根強い.本書は,数度の「芸術と福祉」国際会議の経験をもとに,ウイリアム・モリスのアーツ・アンド・クラフツ,アジアのガンジー主義,柳宗悦の民芸運動、セツルメント運動など,「人生や生活を幸せにする芸術」の流れを多方面から紹介する.
序 芸術家としての人間「ホモ・アルティフェクス」 (藤田治彦)
1イギリスに始まる動きー豊かさのなかの貧しさと芸術革命
ジョン・ラスキンの美術評論と社会思想 (川端康雄)
ウィリアム・モリスとアーツ・アンド・クラフツ運動 (藤田治彦)
「ホワイトチャペルの息子たち」 (横山千晶)
II 寄せる波・返す波ー国際的波及と新旧世界における高まり
フランク・ロイド・ライトと機械時代のアートとクラフト (藤田治彦)
ガンディーの紡ぎ車 (上羽陽子)
タゴールの学園と芸術 (藤田治彦)
バーナード・リーチとダーティントン・ホール (鈴木禎宏)
3 日本における「芸術と福祉」-私たちにとってのアート
セツルメントと生活芸術 (黒石いずみ)
農民美術と民藝運動 (藤田治彦)
新しき村と羅須地人協会 (川端康雄)
日本の福祉施設と芸術活動の現在 (服部正)
自閉症の人はなせ電車が好きなのか (奥平俊六)
古くより芸術家は活躍の場を求め、また研鑽を目的に、他国へと旅立った。美術の発展にとって彼らの移動はまちがいなく重要な役割を果したが、それが形象や図版の伝播の根拠として安易に語られてきた面も否めない。その反省の上に立つ時、美術の発展を描く歴史地図に「芸術家の旅」をいかに具体的に書き入れることができるだろうか?芸術家の移動をめぐる、かつてない論集。