どしゃぶりの雨のときもあるし、キラキラ輝いているときもある。雨のあとの空に虹が出るように、私の心にも大きくてきれいな七色の虹がかかるよ。
独自の画風を貫き描きためた作品集。
ねえ、忘れてしまったの?あなたにつばさのあったことを。美しいことばに彩られたやさしさあふれる詩集。
赤、橙、黄、緑、青、藍そして紫。若く沈潜する眼差しが生み出した、官能の匂いたつ九十一首。
「ぼく、ぜったいにかえしてみせるよ!名前だって決めたんだ。ニジコっていうんだよ」空から落ちてきたタマゴを受け取ったはるちゃん。家にいる時も、お散歩の時もいっしょ、いつも大切にあたためていると、不思議なほど楽しい出会いがあるのです。小学校中学年から。
マギーは図書館司書として働いている。すでに両親はなく、一人っ子で引っ込み思案の彼女は、五年前の失恋以来、大人の男性に恐怖を感じるようになった。マギーが唯一心を開けるのは、図書館にやってくる子供たちにだけだった。絵本を読み聞かせるお話の会は、彼女が最も輝く時間だ。今日は新顔の仲のいい兄弟が話に聞き入っている。兄弟たちの父親の姿をひとめ見るなり、マギーは息をのんだ。夏の空のような青い瞳と精悍な顔立ち。なんて、すてきなの。翌日、彼は再びマギーを訪ねると突然言った。「君が必要なんだ」。
五代将軍徳川綱吉の時代、木下順庵に学び、對馬藩に召し抱えられた儒学者雨森芳洲。唐語、朝鮮語を学び、鎖国下の江戸時代で朝鮮との友好外交に尽力した。同門の新井白石との確執からも読み取れる彼の思いは…。第25回新風舎出版賞ハミングバード賞受賞作品。
15歳の日常、現実、悩み、葛藤、希望…いつまでもまっすぐに向き合い、その想いを感じたままに綴った純度100%の詩集。
修行僧が「妖怪が出る」と里人に言われる山へ登り、美しい娘に出会う。その娘が様々な策を弄して近付き、僧侶の大切な仏像を湖底に沈める。十数年後、僧侶は手にあざのある少女に出会う…。蝶に導かれて現れたのは15歳から歳をとらない不思議な少女だった。メルヘン童話。小学校高学年から。
双生児の姉、風美香の死から立ち直れない千波。新しい生きがいを、バレーボールに見つけたが、その先で彼女を待つものは…。数々の逆境を乗り越えながら成長する、千波の青春物語。
うつ病を患った夫が自ら命を絶つまでの壮絶な日々と、残された家族の深い喪失感を綴ったノンフィクション。
天に架かる虹、それは湖の沖に向かう翡翠の詩人の瞳に輝く瞳の光彩だった。幻想小説『高野聖』の夢幻かつ唯美ロマンの世界を彷彿とさせる『天の虹船』他、珠玉の4作品を収録。新しい耽美の世界が、いま読者の手元に…。