現在売れている『いつも「話が浅い」人、なぜか「話が深い」人 「あの人は深い」と言われる話し方』の著者、齋藤孝氏による『論理的な話し方の極意』(2017年小社刊)を文庫化します。タイトルも、よりわかりやすく『頭がいい人の説明はなぜ伝わりやすいのか』としました。880円で頭のいい話し方ができるようになるお得な一冊です。
この本では、誰とでも心の通い合う会話のキャッチボールができる「言語化力」を学びます。「言語化」とは、雑念のように脳みそに浮かんでいるイメージ、考え、思い、アイデア、感情を的確な言葉に変えて口に出すこと。「伝える」だけでなく「伝わる」ことが大切です。なぜなら、相手と意思の疎通がスムーズにできるようになって、初めて言語化力が向上したといえるからです。
しかし、 相手のことを考えて言語化するのはすぐには難しいでしょう。それ以前に、どうやって自分の考えをまとめ、言葉にするかもわからない。だから、見たもの聞いたものに対して、 「ヤバい」とか「ウザい」とか、形容詞で受動的に反応することしかできない人が多いのではないでしょうか。大丈夫、心配いりません。簡単なことから始めていけば、必ずあなたの言語化力は向上します。誰とでも心地よく「会話のキャッチボール」ができるようになります。
テーマは大きく分けて次の3つになります。
●言語化力の基本の「き」--「思い」を「言葉」にする基礎力強化
●相手に伝わる「言語化力」--「話す」ではなく「聞いてもらう」
●言語化力とは表現力ーー相手が身を乗り出して聞きたくなるコツ
仕事がいやになった部下のために、働く楽しさを伝えるなら、どうすればいいか。広く世の中のために、このメッセージを伝えるには、どう言えば拡散するのか。誰かのために、と考えると、言葉の方向性が定まります。何が的確な言葉か、見えてきます。伝わったときの喜びは格別です。そして、人のために動けば動くほど、自分に返ってくるものなのです。人のことを考えることが、自分のことを考えることにつながります。それが「言語化力」を高める奥義だと心得てください。
伊集院光氏推薦!
「石田氏との初対面から30年。
あの頃の僕らに読ませたい」
笑いは、コミュニケーション上の最強の武器。
おもしろい人は、モテるし、仕事がデキる。ふだんのコミュニケーションに、ちょっと「笑い」を取り入れるだけで、相手のリアクションは驚くほど変わってきます。
「おもしろさ」や「笑い」というと、生まれ持ったセンスがなければムリだと思っている人も多いですが、それは誤解です。
かんたんな公式を身につけるだけで、誰でも「おもしろい人」になれるのです。
おもしろさにセンスは不要です。
著者の石田氏は、元落語家でありながら笑いのセンスがなく、二つ目昇進後に廃業。
その後、どんなに口ベタな人でもうまくいく「笑いの公式」を見出したことをきっかけに、売れっ子放送作家となりこれまでに5万%を超える視聴率を獲得してきました。
「どうしたらおもしろい話ができるのか」
そう30年以上考え続け、実践してきた著者が、そのシンプルなルールをまとめます。
雑談、プレゼン、スピーチ、会話、自己紹介、SNS……あらゆる場面で応用できる、伝え方のコツをまとめた1冊です。
はじめに おもしろさにセンスはいらない!
第1章 なぜ、あなたの話は「おもしろくない」のか?
・ハイ・テンションで自分も周りも疲れてしまう!
・ウケを狙いすぎてハズしてしまう
・ウケたいがあまりデリカシーに欠ける
・「自分をかっこよく見せたい」と思っている
・「おもしろい話=笑わせること」だと考えている など
第2章 おもしろい人は空気を読む
・おもしろい人は、必ず空気を読んでいる
・そもそも、空気を読むってどういうこと?
・空気が読めれば、コントロールすることもできる! など
第3章 今日から使えるたったひとつの”笑いの原理”
・そもそも、人はなぜ笑うのか?
・なぜ、「葬式のおなら」はおもしろいのか?
・小池百合子氏の倒置法
・落差が笑いを生む
・リアクションしづらい時は、いったん乗ってみる など
第4章 今より2倍おもしろくなる「伝える技術」
・映像化すれば、同じネタでも2倍おもしろくなる
・伝え方に臨場感が生まれる「オノマトペ」の魔法
・映像は、多少デフォルメするからおもしろい! など
第5章 シチュエーション別 おもしろい伝え方
・おもしろい「雑談」は落語のマクラに学べ!
・おもしろい「SNS」はあげてオトす!
・おもしろい「スピーチ」はウケを狙わない!
・おもしろい「自己紹介」はギャップがある!
・おもしろい「プレゼン」はテレビショッピングに学べ! など
第6章 今よりもっとおもしろくなる! おもしろい人の習慣
・おもしろい人は、日ごろからネタを集めている
・おもしろい人は、想像力を鍛えている
・おもしろい人は、「知識」をたくわえる
・おもしろい人は、「客観力」を鍛える など
世界の孤児である私たちは、何らかの代補としての文字を必要とする。本書は、その様々な営為をふりかえる「文字の思想史」の試みである。
いま、あなたとの会話で起きたことは、いったい何だろう?
マンスプレイニング、コミュニケーション的暴力、会話の引き出し、言語的なポリティクス、アイデンティティと一人称、人々をつなげる言葉、誠実な謝罪と不誠実な謝罪……。難しくて切実で面白い「言葉とコミュニケーション」を、「哲学」と「私」のあいだのリアルな言葉で綴るエッセイ。
【目次】
プロローグ コミュニケーション的暴力としての、意味の占有
そういうわけなので、呼ばなくて構いません
ちょっとした言葉に透けて見えるもの
張り紙の駆け引き、そしてマンスプレイニング
言葉の空白地帯
すだちかレモンか
哲学と私のあいだで
会話の引き出し
「私」のいない言葉
心にない言葉
大きな傘の下で会いましょう
謝罪の懐疑論
ブラックホールと扉
言語構造を作る併合、併合が生み出す集合構造、集合解釈上の指示となるラベルが持つ統語論、インターフェイス上の役割を解明する。(英文書)
ことわざとして羽ばたく前の、ことわざのタマゴ=コトワザたちが織り成す世相史・社会文化史。
本書は世界の主要な言語(語派・語族を含む)1012個(カラ項目を含む)と世界の主要な国(地方、島も含む)254の言語状況(公用語、土着語)を示したものである。付録に各国一覧、国と主要言語(英語索引)、七大陸の言語概説、ヨーロッパの言語(Schleicher 1850ほか)、オックスフォード英語辞典に採録された日本語378語、大学書林発行言語別入門書・辞書リストを掲げた。
すべての言語は、十分な発展を可能にする条件を享受すべきであるー。日本のマイノリティ言語(朝鮮語、アイヌ語…)はどのような地位におかれているのか?グローバル化の進むなか、小さな言語が消えてゆくのは「自然」なのか?英語が世界の共通語となれば、それでよいのだろうか?「言語権」という視点がひらく、あたらしい権利の地平。ことばの共生を考えるために。
いい女かどうかは顔より話し方で決まる!毎日のことばで人生を拓いていくための65のヒント。
TV局から依頼された法王のクリスマス・メッセージの通訳。放送開始まで20分。電話で音声を聞き、訳した原稿を持って6歳の息子がFAXに走る…手に汗握る聖夜の出来事を始め、日本最強のイタリア語同時通訳が明かす楽しいエピソードが満載。日伊文化比較や語学の上達法等、ためになる情報もいっぱいです。
言語を基盤に人間存在の意味を探究したドイツ人文主義。その中心人物の一人ヴィルヘルム・フォン・フンボルトは、言語と知性の多様性を唱え、比較人間論を構想した。彼の言語哲学が、ライプニッツ、ヴィーコ、ヘーゲル、デリダ等と共振しつつ織りなす諸伝統を、言語哲学者トラバントが壮大な思想史として描き出す。
凡 例
序 文
第一章 「恣意的記号からかけ離れたもの」--ダンテからフンボルトまでのヨーロッパ言語記号論
一 記号
二 母語の発見と記号論の伝統
三 ラテン語の刷新と新たな記号論の出現
四 俗語の勝利と、記号論的伝統への回帰
五 失われた普遍性を求めて
六 個別言語の意味論への道ーー世界観
七 根源の記号学
八 記号・言語・象徴
第二章 思考の形成器官ーーフンボルト言語思想の基本的特徴
一 サンスクリットで食卓談話(テーブルトーク)を
二 ヴァレンシュタイン
三 総合
四 多様性
五 バベルの塔と聖霊降臨(ペ ンテコステ)
第三章 知性の多様性ーー人間学と言語学
一 比較人間学
二 比較言語研究
三 フンボルトの影響
第四章 言語学の内的概念ーーフンボルトとライプニッツ
一 ライプニッツ以降
二 「諸言語の例証から」
三 起源ーー歴史を超越する
四 系統ーー歴史
五 偉大なるライプニッツ
第五章 境界線の彼岸ーー言語の起源
一 一七七〇年ー(一八二〇年)-一八五〇年
二 ヘルダーの主題ーー言語起源
三 自然の欲求
四 境界線を踏み越える
第六章 新たな言語の成立ーーロマンス諸語の誕生
一 有機的形成期の歴史的な追跡
二 多様性の成立
三 形式の多様性と同質性
四 イタリア語
第七章 ヴィーコとフンボルトにおける想像力と言語
一 ローマとアメリカ
二 想像力
三 物語(favola)から言葉(favella)へ
第八章 聴取と応答ーー 一八〇〇年前後のドイツ言語哲学における耳から声への移行
一 声ーーヘーゲル
二 聴くことと応答することーーフンボルト
三 耳ーーヘルダー
四 聴取中心主義から音声中心主義へ
第九章 フンボルトのグラマトロジー --言語の本性への斬新な洞察
一 新たなグラマトロジー的関心について
二 フンボルトとヘーゲル
三 不安定な保持
四 音声中心的なもの
五 音声中心主義の彼岸
六 エピローグーー芝居のあとで
第一〇章 思慮なき体系ーープロイセンの巨艦「フンボルト」、その格納と暴露
一 プロイセン海軍
二 フランス的思考への敵意に燃えた反動
三 フランス艦隊
四 人種主義
五 戦争か家郷か
訳者解説
初出一覧
フンボルト著作一覧
文献表
人名索引
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※主な翻訳担当の章
村井 1,9章
齋藤 9,10章
伊藤 序文,2,3,5章
梅田 6,7章
辻 4,8章
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私たち日本人の生活になくてはならない漢字。毎日使っていながら、どうしてその形・意味になったのかは、なかなか知られていません。複雑で難しそうに見える世界には、一体何が隠されているのでしょうか?この本は、漢字学の第一人者白川静さんの文字学体系を基に、古代文字やイラストを使い、成り立ちをわかりやすく紹介します。学校とは全く違う楽しい漢字の授業の始まりです。
佐々木常夫氏(東レ経営研究所)、河原成美氏(博多一風堂)、政治家など4万人にアドバイス!
セブン&アイHD、プルデンシャル生命、総務省など300社の研修に続々採用!
なぜ、一流の経営者は、みんな「いい声」をしているのか?
1日たった1分!
呼吸、滑舌、発声……この3つのトレーニングで、あなたの声が生まれ変わる!
「声トレ」は、いちばん簡単で、最強のビジネススキルです!
アメリカのデューク大学が、792人のCEOの男性を対象に、
声の音程、年収、経営している会社の規模を調査したことがあります。
その結果、低い声の持ち主は、そうでない人と比べて
18万7000ドル(約2300万円)も年収が多いことがわかりました。
そのほかのアンケート調査などでも、低音ボイスや「モテ声」の持ち主が
役職・管理職に就きやすいことや、「自分の声が仕事で有利に働いた」と
感じている人が多いことなどがわかっています。
声のよさと年収の高さは、比例しているのです!(「はじめに」より)
第1章 なぜ、「声」と「話し方」を変えるだけで年収が上がるのか?
第2章 「1日1分」、3つの「声トレ」であなたの声が生まれ変わる!
第3章 「1日1分」で声が生まれ変わる! 「呼吸」トレーニング
第4章 「1日1分」で声が生まれ変わる! 「滑舌」トレーニング
第5章 「1日1分」で声が生まれ変わる! 「発声」トレーニング
第6章 一流経営者が実践! 13の「声テク」
仕事・恋愛・人間関係にスグ効く。初対面で相手の心をつかむ。人の心を打ち、ホッとさせる。
本書は、中央大学の河西良治教授が定年退職を迎えることを記念し、親交のある研究者が寄稿した記念論集である。論文は生成文法、認知言語学、談話語用論、機能主義、コーパス言語学、歴史言語学、言語心理学、言語類型論、言語習得、英語教育、日本語教育、音声学、音韻論、語法研究など多岐に渡り、各分野の研究成果を平易に解説しつつ、自ら考え、自分なりの見方を見出していくための契機や糸口を提供できるよう編纂されている。
アンダーコロナで、対面でのやりとりにさまざまな制限があるなか、新しいコミュニケーションのかたちが次々と始まっています。本書では、”相手に9割話をさせる”ことで、お互いに満足感の高いコミュニケーションに導く技術を徹底コーチ。ハウツーに加えて、話を弾ませる「聞き方」、思い通りに誘導する「聞き方」など今日から使えるフレーズが満載です。
1「雑談」で相手に9割話させる質問術/相手が自分から話したくなるコツは「共感力」にある!
2「初対面」で相手に9割話させる会話術/「観察力」と「質問力」があれば、どんな状況も盛り上げられる
3 相手に気持ちよく話してもらう「あいづち」の極意/ひと言添えられるかどうかで、成功か失敗か決まる
4 上手く「ほめる」と、誰でもすぐに話したくなる/誰もが持っている「承認欲求」をさりげなく突くには?
5 大人の「社交辞令」は、いい関係のはじまり/覚えておくだけでいい人間関係に! 会話ももっと盛り上がる
6 話を引き出して「仕事」の会話を成功させる方法/リモート時代の仕事の人間関係はこのひと言が決め手!
7 忘れているけど、実は大事な「前置き」と「質問」の話/ コミュニケーションを成功させるには「布石」がいる