艶ロックを奏でることに定評のある、椿屋四重奏の2作目。妖しく腰に絡みついてくるような詞とメロディが、クセになる魅力を放つ。清涼なようでやや毒を含んだ配音が巧妙。ロマンティックな郷愁風をひゅるり吹かせる憎いカッコよさも併せ持つ。つわもの。
初のライヴ盤は全26曲2枚組の大作で、A(8)は初収録、B(11)(12)は新曲。A(2)を聴きながら自分の“小さな青春”を思い出しているうちに、早川が唄う世界がいつの間にか“現在”の自分にも浸透しつつあることに気づき心地よい茫然自失感に浸る。独りしみじみ聴くことを勧める。
仏教音楽の声楽として伝わった声明は、弘法大師により真言密教の修行道場として開創された高野山でも盛んに唱えられてきた。この一千二百年もの歴史をもつ高野山最古の法会は、経文の独唱、斉唱を通して魂を揺さぶる神秘的で荘厳な精神世界を体感させてくれる。
第1弾がヒットしたファイナル・ファンタジー癒し系コンピレーション「POTION」待望の第2弾が登場。全曲インストだった前作に比べ、今回はヴォーカルものも加えたヴァラエティ豊かな内容です。
セルフ・プロデュース・アルバム第3弾は、自分の名前をタイトルに冠した渾身作。ライヴで人気の高い楽曲を中心に、本人主演映画『GENA・K』の劇中歌なども収録。多様な表現が詰まっている。
徳川八代目将軍・吉宗を演じる松平健が悪を退治する痛快時代劇の音楽集。子供からお年寄りまで誰もが口ずさめる馴染み深いテーマ曲ほか、菊池俊輔らしい軽快かつドラマ性の高い音楽は文句なし。松平が歌う旧エンディング(22)もシブくていい味出してます。
最高の音で楽しむために!
(1)のフジテレビ『めざましどようび』2005年4〜6月のテーマ・ソングは初夏に相応しいポップ・ナンバー。本人が手掛けた詞は、男性の視点で書かれている。GARNET CROWの岡本仁志が作曲とギターを担当。(2)は一転してしっとりとしたスロー・バラード。(3)は(1)をジャズっぽくアレンジした。
可愛らしく軽快なサウンドが特徴のpop'n music人気ユニット“ナチュラルベア”が初登場。人気曲はもちろん、セルフ・カヴァー曲、未発表の書き下ろし新曲と、盛り沢山の内容が嬉しい。
2004年7月に発売された大人気シューティング・ゲームの第5弾『グラディウスV』の音楽集。未来SF的な世界観を持つ内容に沿って、スペイシーなテクノとロックが融合されたインストゥルメンタルが展開されている。単なるBGMとしても良質。
大陸的なメロディと力強さで大人気のニッケルバック。『ビルボード』チャート初登場1位を記録したアルバム『オール・ザ・ライト・リーズンズ』からのシングル・カット第2弾が登場。美しきバラード・ナンバーで、男臭い色気も味わえる。PVなども収録。
トランス系のサウンドと、極端に加工した声でシュールなネタを披露する、マスクをかぶったナゾのDJのアルバム。アキバ系から日常の何気ない光景まで、ネタの引出しは豊富。思わずニヤリとしてしまうが、ノン・フィクション的ネタを掘り下げたのは意外と新しいかも。
KinKi Kidsの20作目。タイトル通り記念となるシングル。カップリングはポップス調の同タイトルとは一転して“メモリアル・ヴァージョン”として、オーケストラをバックに二人のハーモニーを前面に打ち出し、しっとりとしたバラードを壮大に聴かせている。