呪いを解く「呪術屋」VS呪いをかける「呪術師」--
家に巣食う怪異の謎を解き明かす、傑作ホラー小説。大人気怪談シリーズ、待望の第4弾!
「不動産会社マヨイガ」で働く榊誠人は以前、“呪術屋″の九重庵とともに、「マヨイガ」の創業者が仕掛けた呪いを解くことに成功した。しかし、「マヨイガ」が管理する物件では、入居した女性が音信不通になるなど、その後も不可解な出来事が後を絶たない。どうやら一連の事件の裏には、九重と因縁のある、“呪術師″が関わっているようで……。
文庫オリジナル。
顔を変え、名前を変え、復讐だけが宿願だった。愛のために人はどこまで狂えるのか? 夫を殺された女の身を焦がす情念を描く衝撃作。
想いがリズムにのって、みんなに伝わっていく!
家に居場所がない万希奈は、学校が終わると「放課後子ども教室」で過ごしていた。ある出来事をきっかけに、それぞれ悩みをもった仲間とともに、本格的な楽器作り、そしてストリートパフォーマンスに挑戦していくことになるがーー。
自分の心のよりどころを見つけて、自信を取り戻していく青春バンドストーリー!
【本書の特徴】
●主人公たちが身近な材料でつくる打楽器は、実際につくることができます。
●個性的な四人が協力して打楽器をつくり、その楽器で人前で演奏をすることを通して、悩みを乗り越え成長していく姿に元気をもらえます。
田崎、喜べ! オレの大発明品を試させてやる!
天才中学生発明家の木村とその実験台をさせられる転校生の田崎、科学部の強面すぎる1年生佐藤の三人が織りなす青春コメディ!
●スクールカーストを瞬時にひっくり返せる「下剋上ゼリー」
●犬が人間の言葉を話せるようになる「いぬのき餅」
●死体をゾンビ化させるがなんの生き物に効くかはわからない「ゾンビふりかけ」など、ヤバすぎる発明品12品にまつわる12話を収録!
【本書の特徴】1話5分で読めるから、朝読にぴったりです! たくさん笑えて、友だちっていいなと思える1冊!
『青鬼』スピンオフシリーズ第6巻! レイカたちは青いひとだまの目撃情報をもとに、廃墟となった「まほろば遊園地」に向かう……。
老舗を救うのは革新の味か、伝統の味かーー。
傾きかけた京都の料亭「糺ノ森山荘」を継いだ明美のもとに、亡き父の紹介状を携えた初老の料理人が現れた。
この男、腕は確かだが、つくる料理は古風なものばかりで、現場の板長との衝突が絶えない。そこで明美はどちらが料亭に相応しい料理をつくれるか、板長の座をかけた料理対決を提案する。
イワシ、筍、鱧……旬の食材を用いた勝負の行方、そして男の正体とは。
文庫オリジナル。
坂本龍馬に愛され、認められた男・陸奥宗光ーー。
明治新政府では県知事などを務めるも、政府転覆を企てたとして投獄されてしまった陸奥。そんな彼の才能に目を留め、花開かせたのは、時の総理大臣・伊藤博文だった。
外務大臣として入閣した陸奥は、日本を欧米列強に伍する国家にすべく奔走し、不平等条約の改正に尽力する。
そして、日本の尊厳をかけて強国に挑まんとする陸奥を支え続けたのは、妻の亮子だった。
本書は、著者が最期に「これだけは書いておきたい」と願い、病と闘いながら綴った長編小説。
残念ながら未完ではあるが、著者の歴史作家としての矜持を感じ取れる貴重な作品である。
陸奥宗光のその後は、解説の細谷正充氏が、連載中の著者の想いは、長女の涼子氏が紹介。
坂本龍馬の姉を描いた短篇「乙女がゆく」を特別収録。
そうか、『ノモンハンの夏』をもう一冊書き終えたのか、とあらためて納得した。陸軍中央はガダルカナル争奪戦においても、大元帥陛下に偽りの報告をしつつ、懲りずにノモンハンのときと同じような、無謀、独善そして泥縄的でありすぎる作戦指導をしたのである。そしてノモンハン以上に多くの将兵を死に至らしめ、結局は大敗北を喫した。<中略>要は、ノモンハン事件と同様、そこから学ぶべきは、エリート参謀たちの根拠なき自己過信、傲慢な無知、底知れぬ無責任が国を滅ぼす、という事実である<「あとがき」より>。
「昭和史の語り部」が伝え残したかったこととはーー。新装復刊に際し、新たに、戸高一成氏(大和ミュージアム館長)による解説を付した。
ミッドウェイ海戦での敗退。ガダルカナル島に飛行場を建設。敵部隊の上陸、突撃、全滅、揚陸失敗……。捲土重来も、戦艦は沈没し、船団が潰滅。悲惨な敗北、御前会議、そして撤退へーー。日本人が忘れてはならない歴史の教訓がここにある。
那覇で発見された「山下洞人」の化石人骨は、何と3万2000年前のものだと推定される。爾来沖縄の人々は、彩り豊かな歴史を紡いできた。
地方の権力者が各々グスク(城)を築いたグスク時代ののち、三山時代を経て、尚氏による統一王朝が誕生。王の即位式で、神女(ノロ)を利用した策謀がなされたこともあった。中国との進貢貿易、東南アジアと日本を行き来する中継貿易で王国は繁栄するが、17世紀島津氏の侵攻を受け、中国と鹿児島藩との二重支配体制に。やがて日本に組みこまれ、悲劇の沖縄戦、本土復帰を経て現代へ……。
琉球・沖縄の通史を、第一人者が丁寧に解説する。
●三山時代の前に、統一王朝が存在した可能性
●「唐一倍」の利益があった中国貿易
●鹿児島藩の琉球支配の必要条件は木材と鉄
●「琉球交易港図屏風」で描かれたにぎわい
●極秘に進められた仏軍艦購入契約
●日本史上最大の地上戦
●沖縄後復帰の「大作戦」
日本電産を世界一の総合モーターメーカーへと育て上げた経営のカリスマが、最高の生き方と最強の働き方の原理原則を熱く語る決定版。
たった4人で立ち上げた日本電産を、「情熱・熱意・執念」「知的ハードワーキング」「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」の経営理念によってモーター分野で世界一の総合メーカーへと育て上げた永守重信氏。まさに「カリスマ」と呼ぶべき経営者といえる。そんな永守氏は、「人生は8勝7敗でいい」「人間には欠点があったほうがいい」など、生き方においても独自の人生観を持ち、指針としてきた。本書で、それら人生と経営についての原理原則を50項目にまとめ、夢と志を実現するための秘訣を語る。
目次
●前章「夢の実現」
●第1章「理念と目標設定の原理原則」
●第2章「人を動かす原理原則」
●第3章「働き方の原理原則」
●第4章「組織運営の原理原則」
●第5章「リーダーシップの原理原則」
●第6章「決断と選択の原理原則」
2022年本屋大賞第2位『赤と青とエスキース』の著者と装画家が再タッグ!
癒しの青い水彩画と心震わせる物語を収録した、世にも美しいアート×ショート・ショート。
心が疲れたと感じるとき、嬉しいことがあったとき、現状を変えるきっかけが欲しいとき……。
そんなときは、美しい絵画と言葉を味わいながら、ゆっくり自分と向き合ってみるのもいいかもしれません。
本書は、新進気鋭の水彩作家・U-ku(ゆーく)氏のアートから受けるインスピレーションをもとに、ハートフル小説の旗手・青山美智子氏が短い物語を綴った特別な作品集。
読む人によっても、読むタイミングによっても、まったく違う景色を見せてくれる本書の中には、今のあなただけが受け取れる、何かのヒントが詰まっているかも。
大切な人への贈り物にもぴったりな珠玉の一冊です。
【目次】
●遠くて近い未来のあなたへ
●紡ぐ言葉
●調和への試み
●雨の日に
孤独は、怖くない。君に親友はいらない。先人に学び、「単独者」として生きよ! 自分独りで成長する「孤独を活かす力」を徹底指南。
自分の体の中がどうなっているか、知りたくないですか?
本書は、TV「世界一受けたい授業」出演の人気の解剖学者が、人体の仕組みから謎までをやさしく解説。まるで人体解剖を疑似体験しているかのように感じられる1冊です。神秘とふしぎに満ちた体の中を覗いてみよう!
●人体を解剖するということ
●江戸時代の解剖事情
●解剖学が西洋医学を変えた
●腹筋が割れるのはなぜ?
●心臓には骨組みがある
●あなたの肺は何色?
●人間のお尻はゴリラよりも立派
●足に踵があるのはなぜ?
●眼球の周りには脂肪が詰まっている
●耳の中は複雑な迷迷路 etc.
「一般の人が人体を解剖することはできません。しかし、自分の体の中がどうなっているのか、ちょっと怖いけれど覗いてみたいと思いませんか。そんな皆さんに、人体解剖の様子をお教えしたいと思います。きっと体の不思議だけではなく、命の尊さを実感する貴重な探検になるのではないでしょうか」(本書「はじめに」より)
スコットランドの小さな村で、二人の姉と両親と共に暮らす自閉の少女・アディ。昔、「人とちがう」というだけで魔女の烙印を押され命を奪われた人々がいることを知ったアディは、その過ちの歴史を忘れぬよう村の委員会に慰霊碑を作ることを提案するのだが……。
「わたしも魔女にされていたかもしれないーー」魔女として迫害されていた人たちのなかには、自分のような人が含まれていたのではないだろうか……?
先生や友だちからの偏見、自閉的な姉からの理解と、定型発達の姉との距離、人とのちがいを肯定的に捉える転校生との出会い……。「魔女狩り」という史実に絡めて多様性の大切さを訴えつつ、ニューロダイバーシティの見地から自閉の少女の葛藤と成長を描いた感動作。
【あらすじ】ひろし君のお誕生日を祝うため、たけし君の両親が経営する<まんぷく食堂>に集まった、卓郎君、美香ちゃん、ナオちゃん、ユズキちゃん、マロンちゃん、そしてぼくーータケル。サプライズのプレゼントは大成功したんだけど、ひろし君の様子がなんだかおかしくて……? 『青鬼』ジュニアノベルシリーズ第10弾!
【目次】1 ジェイルハウスのメサイア/2 ひろし君の誕生パーティー/3 クロさんからの招待状/4 心強い味方/5 町の情報屋・イズミさん/6 こわれた街路灯/7 ジェイルハウス、再び/8 手厚い歓迎/9 食堂の対話/10 魅惑のスープ/11 ヒプノスの魔力/12 子供部屋の怪物/13 地下の迷宮/14 うばわれたスマートフォン/15 合流/16 スパイはだれ?/17 ユズキちゃんの想い/18 ネコの示すもの/19 クロさんの手帳/20 パーティールームへようこそ/21 宴の終わり
「ねぇあの噂、知ってる? 旧校舎の屋上に出る鉄扉の前で、おまじないを唱えると、ノコナロくんがあらわれて悩みを解決してくれるんだって」
「でも、かわりに大切なものを渡さないといけないらしいね」
「本当にいるのかな……?」
忘れものが多いことをノコナロくんに相談したユカが、家に帰ると、家族全員が「ぴぃぃぃ……」と笛のような声を出しはじめた!? ノコナロくんがリコーダーを忘れていることを教えてくれていたのだ。だけど、ノコナロくんの教え方はどんどんエスカレートしていって……!?「忘れんぼのユカ」など、ホラー連続短編12話を収録。
ノコナロくんに相談すれば、怖〜い方法ですべて解決してくれますよ……。
【本書の特徴】1話5分で読めるので、朝読にぴったりです。
子どもから大人まで大人気の「しろくま」シリーズ第8弾!
ぼくは、パンをたべるのがだ〜いすき。いろいろなパンをもっともっとたべたいな!
あるあさ、ぼくはおもったんだ。「だいすきなパンのなかにはいってみたら、どんなかんじかな?」そうぞうしただけで、よだれがでちゃう。
「しょくパン」しかくいしょくパンにすきなぐをのせてやいたら、たのしいね! ぼくは、マヨネーズとたまごをのせたマヨたまトーストがおきにいり! ああ、ほかほか ぬくぬくいいにおいでしあわせ〜。
「あんパン」つぶあん、こしあん、うぐいすあん、しろあん、あんのしゅるいってこんなにあるんだね。きみはどのあんをえらぶ?ぼくはだんぜんつぶあんさ!
「ロールパン」ロールパンって、くものかたちににているね。ふわりふわりふわふわ〜。ロールパンにはいってそらにうかんでみたらきもちいいだろうなぁ。
読み聞かせにもぴったり! 想像力をかきたてるユーモア絵本です。
クラトに憑依した歴史上の人物たちとともに、学校の生徒から寄せられる謎を解き明かしていく歴史×謎解きショートストーリー12話!
マジック部から持ち込まれた写真の謎……憑依した豊臣秀吉が一夜城の伝説を鍵に謎を解く「消えた部員たち」
バレー部のカオリから持ち込まれた音信不通の友だちの謎……憑依した武田信玄が自身の死の逸話を鍵に謎を解く「途絶えたメッセージ」など、歴史が鍵となる謎解き12話を収録
【本書の特徴】
1話5分で読めるから、朝読にぴったりです!
歴史人物の紹介付き!
謎編・解決編に分かれているので一緒に謎を解ける!
「ただの時代小説じゃない。ねこ様が大活躍する時代小説です!!」と宮部みゆきさんも大絶賛する人気シリーズ最新刊。
この巻は、
「鯖猫長屋」に入居したいという元拝み屋の男を、差配の磯兵衛が追い払うところから始まる。しつこく食い下がるその男は、今は「呪い札」を書いて怪しげな商売をしているというが、「鯖猫長屋」に近づいて、一体何を企んでいるのか。
訳ありの蘭方医も長屋をうかがうなか、美猫(いろおとこ)サバの飼い主、いや子分で猫専門の画描きとして長屋で暮らす拾楽は、仄かな想いを寄せあうおはまから、ある頼み事をされる。
様子見を決め込むふりをしながら気を尖らせているサバは、その時ーー。
シリーズ累計40万部突破!
長屋を“仕切る”猫と、その子分の画描きが事件に立ち向かう「大江戸謎解き人情ばなし」第十弾。文庫書き下ろし。