紀元66-70年、パレスチナのユダヤ人たちはローマ帝国と戦った。だが、彼らにとってこの戦争の結末ほど悲劇的なものはなかった。聖性が宿ると信じられた都エルサレムと神殿を失ったにもかかわらず、彼らの神は沈黙したままだったからである。神の沈黙は彼らに神の再解釈を迫り、以後、ユダヤ人たちの運命は大きく変わった。2000年にわたる流浪の始まりとなったのだ。この戦争を克明に記録した本書は、古代キリスト教以来、現代に至るまで西欧社会の必読書であり、イエスの神性を保証するプルーフテクストとして機能してきた。第1巻は、アサモナイオス王朝の盛衰から開戦前夜までを収録。
御存じ! 銃刀法違反で三年の実刑をくらった著者自らが体験した獄中マンガ記。記憶をたよりにまるで普通の日常を語るように淡々と再現された作品は、従来あった告発型の獄中記とは違ったリアルさを表現しており、マンガ史的にも貴重な作品。◎解説/呉智英 ◎巻頭著者インタビュー付
「ニコチン拘置所」「プクプク拘置所」「それじゃさま懲罰房」「五匹の生活」
「おぼっちゃま受刑者」「うれしいお正月」「冬の一日」「願いますの壁」
「日本崩壊食」「檻花火」「銭解放」「免業日」
「むしょのしょくどう」「獄衣着用次第」
【超絶筆致で描く、歴史スペクタクル!!!!】
「俺をローマに連れて行け」
自らの“願い”の為、
闘い続けるアロンの前に現れた、
「死(モルス)」の名を冠する化物。
今までとは桁違いの
大きさを誇る野獣を相手に
アロンはどう出る……!?
そして興行師・ダナオスの狙いは一体ーー!?
『終のひと』の清水俊が描く、
業深き剣奴の激闘ロマン、第2集!!!!
戦後の引き揚げ、団地での子育ての苦悩、働き続けた日々、夫との別れ、そして老いの現在。レム睡眠の中で現れる「銀色の道」を歩きながら、人生の小箱を一つひとつ開いていく。後悔も、怒りも、悲しみも抱えたまま、それでもひたすら生きてきた。そして今、老いのまなざしで綴られる記憶の連なりは、読む者自身の人生を静かに照らし返す。生きるとは何かを問いかける、自伝的エッセイ。
1999年のラスベガス。ソニーは絶頂期にあるように見えた。しかし、舞台上でCEOの出井伸之がお披露目した「ウォークマン」の次世代商品は、2つの部門がそれぞれ別個に開発した、2つの互換性のない商品だった。それはソニーの後の凋落を予告するものだった。
世界の金融システムがメルトダウンし、デジタル版ウォークマンの覇権をめぐる戦いでソニーがアップルに完敗し、ニューヨーク市役所が効率的に市民サービスを提供できない背景には、共通の原因がある。それは何かーー。謎かけのようなこの問いに、文化人類学者という特異な経歴を持つ、FT紙きってのジャーナリストが挑む。
企業であれ自治体であれ、高度に技術が発達している現代、あらゆる組織は「サイロ化」という罠に陥りがちである。分業化したそれぞれの部門が、それぞれの持つ情報や技術を部署の中だけでとどめてしまい、隣の部署とのあいだにも壁を作ってしまう。日本語では「タコツボ化」と呼ばれるこの現象は、どんな組織でも普遍的に存在するのだ。
経済学的な観点からすれば、身内での無駄な競争を生むような「サイロ」は、とにかく有害で無駄なものであるから、トップが「サイロ撲滅」の掛け声をかければ解決に向かう、と思いがちだ。ソニーの新しい経営者・ストリンガーも最初はそう考えた。しかし、彼は失敗した。壁は極めて強固で、一度できたサイロは容易には壊れない。
文化人類学者の視点を持つ著者は、「サイロ」が出来上がるには人間に普遍な原因があり、そのメカニズムを解き明かすところから始まる、と説く。人間に求められる技術が高度で専門的になればなるほど、サイロはむしろ必要とされるからだ。
人間は必ずサイロを作る、ならば、その利点を活用しつつ、その弊害を軽減する方法を探ろうとする画期的な論考が、本書である。
1970年『ガロ』でデビュー。私小説漫画と呼ばれたその作品は今もなお特に若者から絶大な支持を受け海外でも評価が高い。初期短編を収めた限定版『やさしい人』(2016年)の再版を望む声に応え、新たに名作「ピストル」「除夜」を加え最新版詳細年譜と解説を収録し改題で再発決定!
1:PRIDE(プライド)
2:さよなら夏
3:僕はアスリート
4:歌が息をする
5:あじさいの花
6:くじらが空を泳ぐ
7:ぼくはぼく
8:君がヒーロー
9:空は今
10:心のキャッチボール
11:僕の道しるべ
12:桜の季節
13:雲を見上げて
14:みんなのたいよう
15:いのちの歌
16:花の名前
17:バベルの塔 (同声三部合唱とピアノのための)
奇跡の対談が実現!日本文化の本質が浮き彫りになる。
80余りの名作建築を広大な敷地周辺と共に、木の葉や屋根の表情まで微細に再現した図集。敷地周辺図に占める建物図の割合を0.1%から50%へ徐々にズームアップし、地形図から詳細な間取りへと見せ所を変えながら、建物と敷地の関係を多様な広がりで捉え直した。見方のヒントとなる課題を解きながら新たな発想を得るワークブック。
異世界でも米が食べられると知った直哉は神候補の上杉・凛・亜理紗と期間限定でパーティーを組むことに!
早速、食堂へ向かうとどうやら国中の米が魔物に奪われてしまったようで…?
犬のチャンスは、足を一本なくし飼い主とはなれて、ドッグタウンという保護施設でくらしています。親友は、天井裏に住むねずみのマウス。ここではたくさんの犬のほかに、ロボット犬たちも新しいひきとり手を待っているのです。
ある日、ロボット犬のメタルヘッドがチャンスとマウスに「もとの家に帰りたいので助けてほしい」ともちかけます。3匹はいっしょに外の世界へ! 冒険のすえ、ドッグタウンにもどったチャンスに大きな試練がおとずれます。チャンスはまたもやこっそりドッグタウンをぬけだして、以前の飼い主の家へと向かうのですが……。
犬の保護施設で起こる出来事をチャンスの視点でユーモラスにえがきつつ、犬たちの切ない心情にせまる物語。
1 幸運の犬チャンス
2 ドッグタウンのこと
3 セントバーナード犬のジェラルディン
4 マウスとの出会い
5 もらい手のない犬はどうなる?
6 犬たちへの読みきかせ会
7 きいちゃいけない質問
8 バスターのうそ
9 ジェラルディンがあぶない
10 〈しっぽ作戦〉決行
11 脱出
12 メタルヘッドの家
13 わたしが四本足だったころ
14 ドッグシッター
15 メタルヘッドの電池切れ
16 ロボット犬の心
17 かわってしまったドッグタウン
18 犬のスーパーパワー
19 スズカケ通り十七番地
20 それから