20世紀フランス最大の文芸批評家モーリス・ブランショの代表作。「作品とは、作品に対する期待である。この期待のなかにのみ、言語という本来的空間を手段とし場所とする非人称的な注意が集中するのだ。『骰子一擲』は、来るべき書物である」。そしてブランショは、作品の奥行、あるいは作品群が構成する世界のみならず、作品を作り上げる作者の精神そのものと直接対峙する。取り上げるのは、マラルメ、プルースト、アルトー、ルソー、クローデル、ボルヘス、ムージル、ブロッホ、ジューベールなど。燦然たる輝きのもと、作品や作者のイメージを一新させる、鮮烈で深い、全26章の批評集。
紀元66-70年、パレスチナのユダヤ人たちはローマ帝国と戦った。だが、彼らにとってこの戦争の結末ほど悲劇的なものはなかった。聖性が宿ると信じられた都エルサレムと神殿を失ったにもかかわらず、彼らの神は沈黙したままだったからである。神の沈黙は彼らに神の再解釈を迫り、以後、ユダヤ人たちの運命は大きく変わった。2000年にわたる流浪の始まりとなったのだ。この戦争を克明に記録した本書は、古代キリスト教以来、現代に至るまで西欧社会の必読書であり、イエスの神性を保証するプルーフテクストとして機能してきた。第1巻は、アサモナイオス王朝の盛衰から開戦前夜までを収録。
人類が“ほぼ滅亡”してからX日。唯一生き残った人間・ネクロマンサーは、ゾンビのユメコと楽しく暮らしていた。食料はいくらでもあるし、電気ガス水道も魔法でなんとかなるし、図書館もレンタルDVD店も借り放題で、なかなか快適な毎日。でもちょっと困るのは…、世界はアンデッドであふれかえっているのです! 死霊術師とゾンビ少女の、ほのぼのポストアポカリプスファンタジー。
2002年群像新人文学賞評論部門優秀作となった「神々の闘争ーー折口信夫論」を軸に、書き継ぎ推敲を重ねた論考が2004年にまとめられ、文芸評論家・安藤礼二の最初の単行本『神々の闘争 折口信夫論』となった。
その後の2008年に雑誌掲載された「『死者の書』という場(トポス)」という短い評論に作家・大江健三郎が目を留め、高く評価する。その出会いが2009年安藤礼二の『光の曼陀羅 日本文学論』(2016年に文芸文庫版を刊行)による大江健三郎賞の受賞につながっていくーー
折口信夫の文学と思想の源泉を探る問いかけは、やがて折口の生きた時代を共有した井筒俊彦、大川周明、北一輝、石原莞爾、西田幾多郎といった思想家たちの言葉を参照することにつながっていく。それは世界におけるアジア、アジアにおける日本を考えることにつながる。
第二次世界大戦以前の君主制日本、それは「天皇」の存在を抜きにして何かを考えることは不可能な時空間だが、そのような状況下での権力のあり様の本質を、昭和天皇の即位を契機に定義したのが折口信夫だった。
著者は論を進めるうち、やがて折口信夫の背後にある平田篤胤の神学の存在に至る。
折口信夫という孤高の文学者・思想家をその特殊性で理解するのではなく、つねに普遍性を備え同時代に生きて闘う存在ととらえる本書は単行本の刊行から20年を経て、新たに戦争状態が世界を覆っているかのように見える現在こそ読まれるべきなのかもしれない。
知られざる折口信夫の姿ーー衝撃のデビュー作
本書は、あたかも「本格探偵小説」を読むような、スリリングな読書時間を味わわせてくれる。
あちこちにちりばめられた、細かな謎の集積とその解明。もちろん真犯人は最初からわかって
いるはずなのだが、本書を読み終えたとき、その「真犯人」の姿は、まったく違って見えてくる。
ーー斎藤英喜「解説」より
目次:
第一章 神々の闘争ーーホカヒビト論
第二章 未来に開かれた言葉
第三章 大東亜共栄圏におけるイスラーム型天皇制
第四章 戴冠する預言者ーーミコトモチ論
第五章 内在と超越の一神教
あとがき
初出一覧
補論 『死者の書』という場(トポス)
著者から読者へ
解説 斎藤英喜
年譜 著者自筆
モフモフ、まるまる、キツネの子。
大好きなうまなスティック、葉っぱの名刺、しゅわしゅわラムネ、初めてのプール遊び……幼いちくわの目に映る人間の世界は、驚きでいっぱい! 雑貨屋店主の正一さんの不器用な愛情に包まれて、相棒の猫のたびと今日も一緒に遊んでいます。Xで大注目、5000万PVの大人気作がついに書籍化! かわいくて、癒される、元気なちくわの愛くるしい毎日。
ちくわが正一さんと出会うまでの特別描きおろしも収録。
特集は「北海道陶芸探訪」
産地の伝統やしがらみに囚われず、自由で闊達な作品を送り出す、多彩な作家たちを訪ねました。
特集1:北海道陶芸探訪
北の陶芸家座談会
中村 裕
尾形香三夫
北川智宏
北海道陶芸旅案内
注目の若手作家
増原嘉央理
橋本 忍
特集2:
知りたい!人気作家の凄技レシピvol.5
色絵/丹澤裕子・辻 竜馬
陶芸最前線5/外舘和子
人形的具象性の陶/津守愛香
連載講座:
●手びねり成形のツボ 修業その5/杉山佳隆
「閉じて、叩いて、袋ものをつくる」
●型紙付き 可愛い! 簡単! 楽しい! 親子陶芸のススメ 第5回/両角 香
インテリアをつくる
●[連載]自宅陶房計画 第2回/オトハラ・オサム
中・大型の電気窯を買おう!
●ゼロからマスター! 電動轆轤 中級編 第1回/榎本洋二
碗型の応用「蓋付き碗」を挽く
●絵付けレッスンAtoZ No・5/鈴木陽子
一手加える金銀彩 豆皿バラエティ
●美しい磁器をつくる 第5回/奥 絢子
電動轆轤でつくる鉢
●ルーシー・リーの技法を再現する 第5回/小山耕一
練り込みで発泡する花器
好評連載:
●粘土から窯焚きまで 焼き物の基本 第8回/小川哲央
番外編「登り窯の修復」
●おじゃまします! 陶芸家んちのくらし 第9回/山崎裕子
森の中の幸せいっぱい家族
・展覧会プレビュー&レポート
・新連載 陶芸の知恵袋1/林 寧彦
・展覧会案内
・陶工房告知板
「もうキスだけじゃ足りねえんだよ…」晴れて心も身体も結ばれた、ツンデレ後輩・塩野×アラフォー人情派刑事・多古井。遠距離恋愛になったものの、惚れた相手にゃ一直線な溺愛系である塩野の努力もあり、ラブラブ継続中!…のはずが、塩野を「秀」と名前呼びするハイスペックイケメン・伊達の登場で、多古井のイライラはマックスに…アンタあいつの何なのさ!大人気刑事(デカ)カップルは、恋に仕事に大忙し☆各電子書店で軒並みロングセラーを記録した「キスは捜査のあとで」、お待ちかねの続編が遂に刊行!
倫理学の中心的な諸問題を深い学識と鋭い眼差しで再検討した現代における古典的名著。倫理学はいかに変貌すべきか、新たな方向づけを試みる。
親が亡くなると、遺族はその日からさまざまな手続きや届け出に直面します。この本では、葬儀から相続にわたり、それらの知識や手続きの方法などを数多くの事例を交え紹介しています。「備えあれば憂いなし」のとおり、事前に準備しておくべきことをきちんと図解でわかりやすく解説しました。
また、遺産相続に関しても、相続の基礎知識から遺産分割、遺言書の書き方までをくわしく図解。さらに、改正された新たな相続法に則った「相続の手続き」の仕方を詳しく説明しています。
「将来の相続に備えたい方」「すでに相続が発生して漠然とした不安をお持ちの方」が千差万別の悩みを整理するための礎として、遺産相続と相続税の流れをイメージできるようにさまざまな事例をもとに解説しています。
危篤と臨終
通夜と葬儀・告別式
葬儀後の事務処理・あいさつ・諸手続き
法要・埋葬・日々の供養
円滑な遺産相続
相続税の申告と納付
路線バスや観光バス等の運転に必要な「大型二種免許」の試験合格を目的に、
大型バスの基本操作や試験コース内の課題攻略のテクニックを
写真とイラストを使ってていねいに解説しています。
脱輪や接輪、ポールへの接触などよく起こるアクシデントの対処法も
すべて写真で説明しているので、状況が頭にすんなり入ってきます。
技能試験検定中に試験官が行う減点項目も表にして掲載。
減点される事項があらかじめわかっていれば、
自分の運転が減点事項に当てはまらないか確認することができるので
落ち着いて試験に臨むことができます。
学科模擬試験問題もポイント解説付きで3回分収録。
また、2019年、2020年の道路交通法改正にも対応しているので、
最新の情報を得ることができます。
最新版 おもな道路交通法等の改正ポイント
試験に出る! 道路標識・道路標示
第二種免許受験ガイド
試験コースを走行するときの条件
技能試験合格に必要なこと
PART1 大型バス 運転操作の基本
PART2 コース内課題 攻略テクニック
PART3 技能試験 減点適用基準表
PART4 学科試験 実戦問題と解説
日本を代表するロックバンドTHE ALFEEの高見澤俊彦による初小説は、恋愛と音楽に溢れる70年代青春小説!
東京の平凡な大学生・雅彦は同級生と組んだバンドでデビューを目指す一方、学生運動に染まる響子やグラマーな加奈子、憧れの美佐子先輩との恋愛模様に翻弄される。順風満帆に見えた大学生活だが、思いがけない悲劇でデビューか友情かの決断を迫られることに。さらにある歴史的事件によって恋愛にも陰りが……。
何者かになりたくて足掻く青年たちを、原宿のレオンや赤坂のビブロスといった70年代東京カルチャーをふんだんに盛り込んで描き出す。音楽業界を知り尽くした著者ならではの視点が光るスピンオフ短編も収録。さらに、文庫用に書下ろしエッセイも収録