動物の行動実験や脳研究から,比較によってヒトの心に迫ろうとしてきた著者が,心の多様性への理解を促す警鐘の書.擬人主義の起源を探り,何が問題なのか,どんな危険性をはらんでいるのかを,擬人主義に飲み込まれつつある心理学の歴史を振り返りながら明らかにしていく.
まえがきーー反擬人主義の旗の下に
序 章 擬人主義のなにが問題か
第1章 観相学における擬人主義と擬動物主義
第2章 ダーウィンをルネ・デカルトは知らざりき
第3章 哀れなり,ラ・マルク
第4章 ダーウィン,ダーウィン,ダーウィン
第5章 ウォーレス君,何故だ
第6章 元祖「心の理論」--ロマネス,モルガンの動物心理学
第7章 ドイツ実験心理学の栄光と賢馬ハンスの没落
第8章 新大陸の動物心理学
第9章 行動主義宣言!
第10章 花盛りの動物心理学ーー新行動主義の栄光
第11章 行動分析とスキナーの孤独
第12章 比較認知科学ーー忍び寄る擬人主義
第13章 擬人主義を排す
第14章 擬人主義・ロマン主義・浪曼主義
第15章 動物の哲学
第16章 動物,機械との共生
自著解題
あとがき
Do We Need ‘Mind’ to Understanding Animal Behavior?:
Against Anthropomorphism
Shigeru WATANABE
「すばらしい!『青年期』のすべてがわかる最高の一冊。
動物だけでなく人間についても驚きの発見に満ちている」
ーーユヴァル・ノア・ハラリ(『サピエンス全史』著者)
見た目はぜんぜん違っていても、人間と動物の若者には驚くべき共通点がある。
どちらもおとなへと成長する過程で「青年期」を経験し、乗り越えるべき4つの課題も同じ。
若者が危険なことばかりしたがるのにはちゃんとした理由があった。
前作『人間と動物の病気を一緒に見る』で医学界に一大センセーションを巻き起こしたタッグが、人間と動物の青年期の不思議に挑む。
★賛辞の声続々!★
青年期の危険な旅路をこれほどまで深く掘り下げた本はほかにない。
すばらしい書きぶりにページをめくる手が止まらなかった。
ーーフランス・ドゥ・ヴァール『ママ、最後の抱擁』著者
人間と動物のティーンエイジャーがこんなにも似ているなんて、ほんとうにびっくり!
この本大好き!
ーーテンプル・グランディン『動物が幸せを感じるとき』著者
子どもはどのようにしておとなになるのか、あなたの考えを変える1冊。
ーーダニエル・E・リーバーマン『人体600万年史』著者
プロローグ
第1部 SAFETY(安全)
第1章 危険な日々
第2章 恐怖の本質
第3章 捕食者を知る
第4章 自信にあふれた魚
第5章 サバイバル・スクール
第2部 STATUS(ステータス)
第6章 評価される時期
第7章 集団のルール
第8章 特権を持つ生きもの
第9章 社会的転落の痛み
第10章 味方のちから
第3部 SEX(セックス)
第11章 動物のロマンス
第12章 欲求と抑制
第13章 初体験
第14章 強制か同意か
第4部 SELF-RELIANCE(自立)
第15章 旅立ちまで
第16章 生きるために食べる
第17章 ひとりでやり抜く
第18章 自分を見つける
エピローグ
旧版『動物への配慮の科学』を大幅に刷新した第2版。
全世界で読まれている動物福祉解説書の世界的スタンダードの最新版!
世界中で関心が高まり、多くの専門家による研究が進展している動物福祉について、科学的な研究と評価から現実問題に対する解決方法の実践まで、広範な取り組みを体系的に整理。世界中の近年の研究成果をもとに動物福祉の現状を総括し、全体像を把握するのに役立つ一冊。
≪旧版『動物への配慮の科学』からの主な変更点≫
●動物福祉に関連する広範な専門領域をカバー
内容の大幅な改訂はもちろん、旧版では9カ国34名だった著者が13カ国46名に増え、本書で取り扱う範囲も拡大。専門領域を幅広くカバーした内容に。
●近年公表された論文を掲載し、動物福祉の現状を総括
引用している論文のうち、60%以上を原書『Animal Welfare』初版(1997年)発行以降に公表された論文に変更。近年の研究成果を反映し、旧版の歴史的考察を中心とした内容から、動物福祉の現状の総括へと重点を移行。
●旧版にはなかった新章を追加し、より充実した内容
新章として、第12章「動物福祉を評価(および改善)するための実践的戦略」、第19章「国際的な課題」の2章を追加。
日本のオオカミが一九〇五年に絶滅して以来はや一世紀。天敵不在で増えすぎたシカによる森林・田畑の被害の声は、日本各地で絶えることがない。また奥日光ではニッコウキスゲやシラネアオイが危機に瀕し、はては尾瀬でもミズバショウが食害にあっているという。二〇〇五年十一月、野生生物保護学会で「日本のオオカミ絶滅百年シンポ」が開催され、日本オオカミ協会に集う第一線研究者から若手フィールドワーカーまでが最新の研究・調査を発表した。その成果をもとに広く一般向けに書き下ろされた本書により、いま、その食性や人との共存について「オオカミの真実」が浮き彫りにされる。
おはなし&おでかけでビンゴができる!
ピタゴラスイッチ制作陣が送る、「こんがらがっち」に待望の新シリーズが登場。
「こんがらがっち」のゆびでたどる絵本のおもしろさはそのままに、何度でも繰り返し遊べるオリジナル“おでかけビンゴカード”がついた、特別な絵本です。
このビンゴカード、ただのビンゴカードではありません。こんがらがっちのお話しで、そしておでかけでも楽しめる仕様になっています。
〜おうちで〜
ビンゴカードを手元に置いて、おはなしを指でたどりながら、いぐらたちと一緒にビンゴ。選ぶ道によってできるビンゴの数が変わってきます。
〜おでかけ先で〜
ビンゴカードをもって、どうぶつえんへ出かけましょう。
みつけたものや動物をビンゴカードでチェック! さて、いくつビンゴができるでしょうか?
いつもの絵本の時間も、おでかけも、2倍楽しくなるはずです!
【編集担当からのおすすめ情報】
本作を手がけるのは、佐藤雅彦と慶応大学佐藤雅彦研究室の卒業生からなるクリエイティブグループ、「ユーフラテス」。Eテレ『ピタゴラスイッチ』や『0655・2355』の制作もしています。物事を様々な見方から捉えるユニークな発想で、頭が「!」となるおもしろい仕掛けが随所に盛り込まれています。クスッと笑いを誘う、いぐらたちのつぶやきや、ミニコラム「どうぶつえんでココをみるべし!」にも注目!
大阪にあるハッピーハウスは、行き場のなくなった動物たちを保護し新しい飼い主をさがす団体で、約550頭の動物が生活する。その多くは飼い主に捨てられたり、虐待されたり、高齢で飼えなくなったりした犬や猫たちだ。そんな動物たちそれぞれの命の物語。
2022年版壁掛用カレンダー。月めくり。
野鳥ファンに人気。日本の美しい四季に生きる野鳥が楽しめる。
ナンバーワン大好きの太陽の妖精ソーラと、われこそナンバーワンというワンダローと、世界の動物にあいにゆこう。NHK・BSプレミアムで放送された、小学校低学年向けの動物番組から生れた2冊めは、かっこいい動物が大集合。
「越前和紙」にシルク印刷を施した、高級感のある和紙カレンダー。
手ちぎりならではのあたたかさを感じる和紙の風合いと、日本の豊かな四季を表現したデザインが魅力です。
毎年このカレンダーのために、越前の職人が一枚一枚手ちぎりをした和紙に、愛嬌のある動物を描いています。
飾り終わった後に絵はがきとしてお楽しみいただけます。●寸法:パッケージサイズ/H370×W163×D6mm 本体サイズ/H325×W155×D6mm●掲載期間:2023年1月〜2023年12月●素材:紙 製(越前和紙)●枚数:12枚●仕様:壁掛
動物と菌類の食う・食われる、
動物の尿や肉のきのこへの変身、
きのこから探るモグラの生態、
鑑識菌学への先駆け、
地べたを這う研究の意外性、
菌類のおもしろさを生命連鎖と物質循環から描き、
共生観の変革を説く。
けものや昆虫と菌類、菌食と虫食
菌漬けの状態で育つハキリアリ
ヒトの放尿もきのこにとっては大事件
きのこの長い地中柄(ちちゅうへい)の秘密
動物・植物・菌類三者の共生
ようこそ森の循環の深相を探る旅へ
ワニが最も恐れる意外な動物とは?ゾウをも毒殺するコブラがクジャクに負けるって?!ラーテルはなぜ百獣の王に立ち向かえるのか…地球生物の頂点に立つのは、コイツだ!ラーテル、クズリ、センザンコウ…。絶対に出会いたくない!アニマル事典。
ヒトが万物の霊長だなんて大噓。行動進化学の最前線からは、動物たちの知的行動が日々明らかにされている。タオルを使うツル、投げ縄を投げるクモ……では知性とは実は何なのか? 「鳥頭」「象は忘れない」などの俗説のウソと真実を小気味よくあばく生きもの讃歌
植物の生き残り戦略とは、つまるところ、「タネをいかに拡散するか」である。
植物は移動できないが、タネは移動できる。
綿毛で上空1000mを浮遊するタネ、
時速200km超で実から噴射されるタネ、
数千年後でも発芽可能なタネ…。
台所で捨てられるスイカやリンゴのタネにも、子孫繁栄のための秘密がある。
さあ、タネの不思議な世界をのぞいてみよう。美しい細密画、約60点収載。
<内容より>
■風で旅するタネの話
タンポポ/ハルジオン/ガガイモ/カエデ
■動物に運ばれるタネの話
オナモミ/スミレ/オオバコ/ハコベ/ドングリ/ササ/カラスムギ/ヒシ
■まかれるタネの話
アサガオ/ホウレンソウ/ニンジン/ナス
■まかれないタネの話
チューリップ/ラン/チャ
■時を超えるタネの話
ハス/エンドウ/ツバキ/アワ
■食べられるタネの話
イネ/コムギ/オオムギ/クリ/ソバ
■豆と呼ばれるタネの話
ダイズ/アズキ/ソラマメ/アーモンド/コーヒー/ラッカセイ
■芽生えで食べられるタネの話
モヤシ/貝割れ大根
■油を取るタネの話
トウモロコシ/ポップコーン/ヒマワリ/ゴマ/カラシナ
■果物のタネの話
キウイフルーツ/バナナ/ミカン/カキ/ウメ/モモ/サクランボ/リンゴ
■野菜のタネの話
カボチャ/キュウリ/イチゴ/スイカ/
■植物にとって種子とは何か?
■種子という移動カプセル
■植物の進化の歴史
■シダ植物の進化
■種子の登場
■種子が移動する理由
■番外編 すごい種子
ライオンゴロシ/アルソミトラ/テッポウウリ/雑草/ヤシ/チアシード
タヌキが『化けた』どうぶつたちを見つけだそう!5歳から大人まで夢中になれるまちがい探しカードゲーム!
『動物ぽんぽん』『犬ぽんぽん』著者のtrikotri最新作。
3冊目は、気まぐれで愛らしい猫たちを、毛糸のぽんぽんで作ります。
アメリカンショートヘア、ブリティッシュショートヘア、アビシニアン、スフィンクス、ボンベイから
毛の長いチンチラやヒマラヤンなどのペルシャ、巻き毛のセルカークレックス、
垂れ耳のスコティッシュフォールド、そして三毛・サビ・はちわれの日本猫まで。
30匹の猫たちと、ねずみ、しっぽ2種、計33作品の作り方を収録しました。
作り方は、まず糸を用具にぐるぐる巻いて巻いて、ベースのぽんぽんを作ります。
次に顔の形がでるように部分ごとにカットし、
さし目をつけ、羊毛フェルトで口をつけ、耳を作って本体の顔に刺しとめます。
最後にテグスでひげを作り、マズルにさし入れれば完成。
完成した作品は、部屋に飾ったり、キーホルダーやヘアゴム、ブローチなどにして一緒に出掛けても。
どの猫もほとんど同じ工程で作れるので、コツを覚えれば他の作品にも応用ができます。
カットの仕方、目を入れる場所、耳の形や付ける位置によって、顔の形も表情もさまざま。
作る人によってできあがる猫の姿が異なりますが、これこそがぽんぽん作りの醍醐味。
作り進めるうちに少しずつ表情が表れ、完成すると今にも動き出しそうな愛らしい猫たちが手の中に登場します。
作品通りの子を作るもよし、アレンジをくわえて自分の好みの子を作るもよし。
あなただけのお気に入りの一匹を作ってみてください。
クマクマの森はどうぶつがいっぱい。みんなちがってみんななかま。ここで、ちょっとさんぽしながら、だれがいるのか、みつけてみない?あたらしいいのちがうまれる春。たいようがふりそそぐ夏。日がみじかくなる秋。さむさをつれてくる冬。季節のうつりかわりをよく見てみよう。イギリス発!世界23ヵ国で大人気の絵さがし本。
ながーいはなのぞうのこどもががいるよ。みんな、ぞうさんといっしょにあそぼう! ぞうさんのははな、どっちにむくとおもう? あっちかな? それともあっちかな? じゃあ、あててみてね。「あっちむいて……ぶらーん!」あたったかな? じゃあ、もういっかい、「あっちむいて……ブラーン!」こんどはどう? ぞうさんと楽しく遊べる参加型紙芝居です。
人気の刺しゅう糸で編む図鑑シリーズ。今回は動物をテーマにし、各動物の特徴を図鑑形式で各生態とともに紹介するミニチュアあみぐるみの作品集。動物は、ライオン、トラ、パンダ、コアラ、カンガルー、キリン、シマウマ、ゾウ、ウサギ、リスなどの人気で有名な種類を中心に幅広く展開。各動物はそれぞれの目名ごとに分けてご紹介します。糸は、色数豊富で、よりリアルな姿を表現できる25番刺しゅう糸を使用。リアルで可愛い動物たちを楽しめます。この本で使用した編み目記号とその編み方の基礎なども詳しく解説。初心者でも安心して編めるよう、写真での詳しいポイントレッスンつき。