高校生物の教科書執筆や入試関連業務の経験などを通して、今の高校生がどのような内容の生物を学習しているかを知る著者が、「生物基礎」は勉強したけれど4単位の「生物」は学習していない大学生が、大学での生物学をなるべくストレスなく学べるように、との思いで本書を執筆した。具体的には、章のはじめに「高校「生物基礎」で学んだこと」を設け、スムースに学習できるよう工夫した。大学で直面する勉強の壁を低くするため、文章を書く際、難しい言い回しは可能な限り避けるようにした。解くことで理解を深められるように、練習問題を各章末に配し、巻末に解答を載せた。
北の地旭川の小さな動物園ー旭川市旭山動物園ーが、2004年の夏、月間入園者数日本一に輝いた。決して規模も大きくなく、交通の便もさして良いとは思えない。そのような動物園がどうしてこの驚くべき快挙を成し遂げたのか。本書はその秘密を、園内で働くさまざまな人々に精力的にインタビューすることで浮き彫りにする。小菅正夫園長と立松和平氏の対談は巻末を飾るにふさわしい。壮年を迎えた男たち二人が、少年に立ち返ったかのように夢中になって想いを語り合う。その熱気、その純情こそが、本書の根底にある。
絵本作家エリック・カールさんは、生涯に70冊以上の作品を出版しました。なかでも『はらぺこあおむし』は、1969年に英語版が刊行されてからずっと、世界中の子どもたちに愛されつづけている名作です。カールさんの絵本には、野生のどうぶつや虫など、たくさんの生きものが出てきます。色あざやかにえがかれた地球の仲間たちに、さあ、会いにいきましょう!幼児から。
感謝するクジラ、苦痛を分かちあうマウス、盲目のパートナーに寄り添うラバ、遊びを愉しむユーモアのある鳥…。動物たちはただ喜怒哀楽を感じるだけでなく、他者への共感能力まで身につけている。動物行動学の第一人者がさまざまな逸話や科学的検証をもとに、動物たちの、人間に勝るとも劣らない豊かな感情世界を解明し、種を超えた共存に向けて提言する。
ウミガメ、マンボウ、海鳥、クジラ、チーターは、普段どんな光景を目にして、何をしているのか。それを調べるためならば、恋人にふられても、海水ウォッシュレットも気にしない。時間、情熱、エネルギーの全てを注ぎ、バイオロギング装置片手に世界中の大海原や密林を駆け回る。そんな著者たちのなりふり構わぬ奮闘記。
人間によって追われていく動物たちの習性の変化をとらえる。「動物たちは獰猛で危険」という偏見から自由であったシートンが、自らの観察、猟師や牧場主の体験、膨大な文献の渉猟を通して、野生動物たちの真実の姿を克明に描き出す。
荘園農場の横暴な農場主を追い出すため動物たちが蜂起する。動物のための、動物による農場統治を実現させようというのだ。豚に率いられた動物たちの反乱はみごとに成功し、人間たちを駆逐する。しかし次に動物たちを待ち受けていたのは、権力を手にした豚による独裁だった。ロシア革命を寓意的に描きながら、人間社会における権力と墜落の関係を描いた、ジョージ・オーウェルの傑作風刺小説。総単語数16,170語。
動物物語の中で活動する動物たちはいずれも天から降って湧いたわけではない。動物たちが主人公になるに至った背景を探ると、そこには、偶然や日常的な些事、インスピレーション、創作上のテクニック、詩的ファンタジーなどが潜んでいる。
こんにちは。ナンバーワン・アニマルがだいすき、太陽のようせい、ソーラです。とぶ生きものナンバーワンにあう、ちきゅうめぐりにいこう!ナンバーワンは、このぼく、ワンダローさ。とぶのはとくいだぞ。ナンバーワンをかけて、勝負だ!世界をかけめぐるよ。
ビーズクロッシェだからできるぬいぐるみみたいなマスコット。
小さなカメラや記録計を体につけて、野生動物が見た世界やその行動を記録する研究方法「バイオロギング」。1秒間に2ひきのスピードで獲物をとるペンギンや、子どもに水泳の特訓をする母アザラシなど、知られざる謎が明らかになっています。研究者の取り組みを紹介しながら動物たちの意外な生態に迫ります!