「最新経営学」で日本企業を復活させる!「米国のやり方」を真似すれば、日本の生産性は向上するはずーそんな思い込みが、日本経済をますます悪化させてしまう。米・英・蘭・日の名門大学で研究を重ねた経営学のトップランナーが、「野生化=ヒト・モノ・カネの流動化」という視点から、イノベーションをめぐる誤解や俗説を次々とひっくり返し、日本の成長戦略の抜本的な見直しを提言する。
繁栄を誇った未曾有の大都市「江戸」は、どのように造られ、どのようにして人々の暮しを支えていたのか。自然地形を活かして、都市の骨格や、万全の防衛体制が定まったのが江戸の姿であった。天下普請によるインフラ整備や参勤交代などはヒト・モノ・カネの流れを生み出し、水運網の整備は全国の結びつきを強めた。家康が造ったこの町は、そうして経済を刺激し続け、エネルギッシュな大都市へと発展したのだ。本書は、江戸の歴史を地理、経済、土木、社会問題など多視点から見ていくことにより、その本質、発展の秘密に迫る一冊である。
経済学の知識があれば、ビジネスがもっと理解できる!!企業の経済行動や意思決定、企業をとりまく経済社会に焦点をあて、経済学の基本的概念や理論をやさしく説明!
2016年、アウンサンスーチー政権の誕生で世界の注目を集めたミャンマー。現在、民主化のユーフォリアは終わり、経済は踊り場を迎えている。経済活性化のための取り組みは何か。これまでの経済政策を検証し、ミャンマー経済が再び成長を加速するには、インフラ整備や人材育成、法制度の確立など「第二段階の改革」が必要と提言する。
戦後50年の世界経済はそれ以前の時期に比べて順調な発展をとげてきた。とりわけ1950、60年代は資本主義の「黄金期」ともいわれるが、その原因の一つが国際経済体制にあったことは疑いないだろう。IMF、GATTなどの国際経済機構がどのような事情で誕生し、いかなる働きをしたのか、またなぜある時点から機能不全に陥ったのだろうか。本書はこのような疑問を「覇権国」の盛衰という視点から考える。
本書は、経済について本格的に学びはじめる中学生を起点として、前後の小学校と高校を結び付ける系統性を意識した経済教育の提言書である。
近年、知的財産が企業に競争優位をもたらすといわれるが、具体的な数値を用いての研究は少ない。本書は、知的財産・研究開発活動と、企業経営・マクロ経済の関係について、実務家が意思決定に役立つ分析手法を身につけられるように詳しく教える。
グローバル政治経済に関するいろんなパズルを、ゲーム理論で解いていこう。「戦争」「安全保障」「貿易と移民」「通貨と金融」という4つの分野において誰もが思い浮かべる疑問を取り上げ、簡単な理論によって解答を導き、そのプロセスを解説していく。各章には深く理解したい人のための例題があり、章末にはもっと読み進めたい人のための文献案内もついています。
商品の氾濫する“欲望”の時代。ラカンの“対象a”をふまえ、マルクスを読みなおし、フロイトを援用して、快楽のコミュニケーションをリビドー次元から探求する渾身の問題作。
豊かで持続可能な地域社会をつくる。投資が「効く」地域と「効かない」地域は何が違うのか?親の「つながる力」は子どもに継承されるのか?地域の信頼関係や互酬性、ネットワークがもたらす経済効果を定量的に測定、次世代へ継承し、地域社会の担い手を育成するための方途を提案する。
「コロナ禍」で低迷する世界経済。観光業や外食産業をはじめとするさまざまな業界が打撃を受け、経済危機も現実のものとなっている。しかし、かつて世界は何度も危機に直面し、乗り越えてきた歴史があった。「戦争・天災・税・金融・通貨」5つのキーワードをもとにコロナ大恐慌のヒントを探る。本書は、経済危機の歴史をひもとき、世界の今後をうらなう一冊である。
公認の売春宿など、多様なフィールドワークで実践的なアイデアを提示。マネジメント5原則。特徴的で興味深いリスクを取る危険を顧みない人々に取材。パパラッチ、ポーカープレーヤー、競走馬のブリーダー、陸軍の将軍ほか多数のエピソードから、リスクに対処するための原則を読者に提供する。
本書はアメリカ、イギリス、ドイツ、日本の四カ国を対象に、各国の第一線の研究者が非標準的な雇用形態および労働市場の規制に焦点をあて、知識経済の状況と展開をジェンダーの視点から比較検討する。緊密な国際的共同研究にもとづき、持続的な経済社会を構築する条件を展望。
国際経済学のエッセンスをコンパクトに解説。さらに演習問題を順に解くことで、内容がしっかりと身につく。『国際経済学へのいざない(第2版)』に完全対応。
平成の三〇年は、バブルの絶頂に始まり、その崩壊、その後始末に費やされた「失われた三〇年」だった。戦後日本の経済統治体制を突き崩し、金融システムを揺るがせ、大蔵省と検察がせめぎあった、その時代の重要事件を再検証する。「今だから正直に言えることがある」。新証言や未公開資料を発掘、事件の深奥へとわけ入る。