肉食か菜食か、飲酒か禁酒か、誰がつくるのか、誰と食べるのか。国、地域、宗教、カースト、ジェンダー…食にあらわれる「自己」と「他者」。イギリス植民地時代から現代まで文学、歴史学、文化人類学にまたがり、インドの食をめぐる刺激的な論考!
習近平体制下で「強国」の自負を強める中国。巨大なパワーと対峙するインド太平洋諸国の、対中政策の変遷と現況を検証する。
北から南、東へ西へ…。九十七日間かけてインド中を旅した著者が撮った写真の数、なんと約三〇〇〇枚。タージマハルやマハラジャ宮殿は朝飯前、現地の人の食卓からイケメン修行僧までガイドブックには載っていないインドを大公開。「次に進む力と勇気を与えてくれた」という国で、女優・中谷美紀が見たものとは。インド旅行記シリーズ最終巻。
女性が身に纏うサリー、男性が頭に巻くターバン。布は身につけるだけではない。インド世界の布は、場をくぎり、人をつなぎ、神と人の媒介となり、政治をうごかし、グローバル経済をうみだす。インド社会をつくりだしている人びとの営みを多彩な布から迫る一冊。
全レシピに作り方のプロセス写真付きで、動画よりもわかりやすい!
生まれてから死ぬまで、運命のすべてが記されているという「アガスティアの葉」。神戸で私的に行われたリーディングセッションに参加した“インド倶楽部”のメンバーが相次いで殺される。前世の記憶を共有するという仲間の予言された死。臨床犯罪学者・火村英生が論理の糸を手繰る“国名シリーズ”第9弾。
弘法大師空海によって日本にもたらされたインド起源の占星術。天と人間の関係を求めた古代の学問。藤原道長(平安中期の貴族966-1027)も用いていた宿曜道。星供養などで現代にも生き続ける密教占星術。
インド密教の歴史が一冊で学べる!5〜7世紀の興起より、日本でもなじみの深い中期の『大日経』『金剛頂経』『理趣経』の展開から、チベットにも影響を与えた後期の母タントラや『時輪タントラ』までの通史をコンパクトにまとめた画期的著作。
「社会と文化」「王権と宗教」「知識と学問」をテーマに15篇の論考によって示されるインド学の最前線。
ラジャスタン州、グジャラート州、マハラシュトラ州、ゴア州の料理。カレー好きも、インド好きも、必見です!
インド社会の排泄物処理を含むサニテーションをその末端で担ってきた、「清掃人カースト」ヴァールミーキの人びと。ガーンディーの思想を受け継ぐNGOをはじめ、人道的使命に突き動かされた様々な人びとの闘いにより、排泄物処理人たちは、不潔で不浄な労働や差別から「解放」されていったとされている。しかしながら実際に、彼らはいかなる労働を行い、そこにどのような意味づけを主体的になしてきたのだろうか。そして彼らの社会的な位置づけはいかに変化し、彼らはどこへ向かっているのだろうか。
身体、暴力、国家ー南アジア世界の“闇”とつながりへの希求。文化人類学者たちが現場から描く“剥き出しの生”。インドとむき合う15章+6つのコラム。
インドビジネスを成功させるためには、法制度や、その実際の運用への理解が欠かせない。インド市場進出のためのビジネス法務、必携書。
クンダリニー覚醒という稀有の体験を有するインド人言語哲学者が日本で行ってきた講演・講話集。
カレーはおいしいけど胃にもたれる?タンドゥーリ・チキンがないとインド料理じゃない?それは誤解。ベジタリアンが多いインドでは菜食メニューも豊富だし、そもそも本場のインド料理はシンプルかつヘルシーなのだ。長年研究を重ねてきた著者が、インド料理の基礎知識やスパイスの基本、そして家庭で作れる本格派のレシピを厳選して紹介する。