杉原爽香、十六歳の夏。高校生になった爽香は、ブラスバンド部の合宿で、高原に来ていた。親友の今日子やBFの明男も一緒で楽しい夏休みになるはずだったが、好奇心少女のまわりには危険がいっぱい。謎の女性が宿舎で自殺を図り、放浪の画家が殺され、爽香自身も命を狙われて…?大好評シリーズ、待望の第二弾。
いまかいまかと怯えながら、来るべきものがいつまでも現われないために、気配のみが極度に濃密に尖鋭化してゆくー。生の不安と無気味な幻想におおわれた夢幻の世界を描きだした珠玉の短篇集。
本書は、単なる漢字練習帳とは異なり、現代の高校生や多くの若者が苦手とする「ことば」を使いこなす実力を養成する目的で編集したワークブックです。
高円寺駅北口「純情商店街」。魚屋や呉服屋、金物店などが軒を並べる賑やかな通りである。正一少年は商店街の中でも「削りがつをと言えば江州屋」と評判をとる乾物屋の一人息子だったー。感受性豊かな一人の少年の瞳に映った父や母、商店街に暮らす人々のあり様を丹念に描き「かつてあったかもしれない東京」の佇まいを浮かび上がらせたハートウォーミングな物語。直木賞受賞作。
1992年4月16日、福岡セクシュアル・ハラスメント裁判は全面勝訴した。本書は、原告女性の手記、支援する会によるドキュメント、弁護士、法学者、労働行政の各側面からこの初の本格的セクハラ裁判の意味と判決の意議を立体的に描き出した、セクシュアル・ハラスメント問題の決定版。
法の本質から説き起こし、法の形式や近代法の構造について具体的事例を豊富に引用しながら、簡潔平易に常識としての法学の基礎を説く定評の法学入門の最新版。
人は自分で考えているほど、自分の心の動きをわかっていない。人はしばしば自覚がないままに意志決定をし、自分のとった行動の本当の理由には気づかないでいるのだ。人間科学の研究が進むにつれ、「認知過程の潜在性・自働性」というドグマはますます明確になり、人間の意志決定の自由と責任に関する社会の約束ごとさえくつがえしかねない。潜在的精神を探求する認知・行動・神経科学の進展からうかびあがった新しい人間観とは。
危機のなかにあっても、常に泰然自若、しかも臨機応変、戦さ強者にして巧者の評価をほしいままにした“修羅場の指揮官”の素顔を浮き彫りにした話題作。沖縄海上特攻指揮官として砲煙弾雨の中、露天の戦艦「大和」防空指揮所で最後まで戦いつづけ、三千余の将兵と共に消えた提督の生涯を描く海軍名将伝。
戦国の争乱期に遅れて僻遠の地に生れたが故に、奥羽の梟雄としての位置にとどまらざるをえなかった伊達政宗の生涯を描いた『馬上少年過ぐ』。英国水兵殺害事件にまきこまれた海援隊士の処置をめぐって、あわただしい動きを示す坂本竜馬、幕閣、英国公使らを通して、幕末の時代像の一断面を浮彫りにした『慶応長崎事件』。ほかに『英雄児』『喧嘩草雲』『重庵の転々』など全7編を収録する。
入社してからの3年間で、君のすべてが決まる。この3年間は、決して、準備期間ではない。この3年間に頑張った人は、好きな仕事ができるようになる。この3年間に苦労をたくさんした人は、仕事のプロになる。この3年間に油断した人は、一生逆転できなくなる。この3年間にこの本に出会った人は、運を切り開く。この3年間は人生の黄金の3年間である。これは、僕の黄金の3年間の実体験だ。
本書は昭和49年5月三菱丸の内道場で剣道を修行している真摯(しんし)な会員、ついで三菱神奈川剣道稽古会、福島市剣道教室分校の会員のために毎月1回開いた勉強会の参考のテキストとして作成し使用した資料10年分を集録し、実力に応じて縦割りにし、技術の種目によって横割りに整理統合したものである。
歓喜、悲嘆、憎悪、羞恥、自尊、感謝、侮蔑、恐怖、憐憫…。感情を伝える。パンク=ダダの社会学的な実験。
もっとラッキーになりたいあなたのための、知ってトクする霊の話。
各国に独自の習慣があることを理解し、尊重し、そのうえで日本の習慣との違いについて話を交わすことが、異文化交流の第一歩です!日本の常識、世界の非常識!?あなたの常識がズタズタになる。
地球は今、四次元(霊なる世界)へと次元が上昇している。これからの人類は自らの内に神を見出し神の姿を現わしてゆかなければならない。本書には、あなたを幸せにし、人類の平和に貢献できる道が示されている。