20世紀前半までは、思索の積み重ねによって、我々の存在が求められてきた。後半にいたって、それは拒否され、思索の放棄が我々を語る要素になった。
動物は自身のよりよい生存と、よりよい繁殖のためにいかなる行動戦略・戦述を発達させたのか、それをいかに駆使して生を営んでいるか、そして、協力、裏切りなどの社会行動を追う。
35億円の遺産をめぐるトラブル!?大手レストラン経営者・松岡宗太郎が殺された!弁護士の日高は、殴られて気絶する直前、現場で犯人を見たといい、宗太郎の養子・信夫だったと断言。有罪ならば信夫に相続資格はなく、妻・香代子がすべてを受け継ぐが…赤かぶ検事は会心の妙手を放つ!犯人、そして相続人は誰か?ドンデン返し鮮やかな法廷推理。
キリストに仕える聖職者にして女装者、全財産を失うほどの賭博狂にしてアカデミー・フランセーズ会員-300年前、ルイ14世の時代のフランスで優雅に生きた畸人、アベ・ド・ショワジーの奔放な生涯をたどる。
新技術の開発が作物生産の省力、多収、高品質化の進展に対していかに大きく貢献したか計り知れない。ちなみに、稲作についてみると、4、50年前までは10a当り200時間余りも要していた作業時間が今では30時間程度まで短縮している。さらに作業別にみると田植機や収穫期の機械化による省力化が大きいが、除草剤の利用によって除草作業が30分の1程度まで激減していることが注目される。酷暑の中、文字通り田んぼにはいつくばって手取りしていた重労働が今や昔話になっており、軽労化に対する除草剤の貢献度もかなり大きい。本書は、2000年版追補としてジャンボ剤4剤についての解説をまとめたものである。
1864年、出生。1887年、東京法学校卒業。1888年、代言試験に合格し横浜にて代言開業。1893年、豊岡にて弁護士開業。1930年まで豊岡で弁護士として活動。馬袋鶴之助のこの経歴は、日本近代における在野学識法曹の形成と展開の軌跡をそのまま表現している。本書は、この馬袋鶴之助の残した膨大な弁護史料と判決原本をつきあわせ日本法制史研究に新しい領域をつくりだそうとするものである。
優秀なる生活設計診断士・舞鶴順平。絶妙のテクニックで女性を幸福の境地へといたらしめる彼を、人は導淫師と呼ぶ。舞鶴は、未亡人・壇上三千絵から、ベッドの上で調査依頼を受けた。「祖父が遺言状作成をした際の証人三人は嘘をついているのではないか」と…。さいわいなことに、疑惑の証人たちは、美貌の女性ばかりだ!女の夢、男の夢を叶える物語。
キャサリンと浜口は、資産家の未亡人・水尾マユから夕食に招待された。マユと三人の養女、お手伝いの女性との賑やかな晩餐の最中、養女の一人が毒死した。莫大な遺産を巡る骨肉の争いの幕開けか!?さらに、マユの息子を名乗る男が現われ、屋敷に同居を始めると、第二の惨劇が…。キャサリンと浜口が辿り着いた意外な真相とは。