健康教育の「本筋」は何か。誰がどこでどのように力を発揮するかー現場の悩みに答える新しい保健教育の指針。
コロナ禍によりキャンパスでの活動が抑制された2020年春以降、大学生はこれまでとは異なった学生生活を余儀なくされた。このような中で大学生はどのように学んでいたのだろうか。本書は、大学教育学会の研究プロジェクトとして2020年秋に実施した「『コロナ禍における学生の学び』の質的調査」の結果についてプロジェクトメンバーがそれぞれの視点から丁寧に分析することで、学生の生の声を掬ったものである。ポストコロナの大学生活の実態を幅広い読者と共有するとともに、学生に寄り添った対応を模索する各大学の参考にされたい。
はじめに
第1章 本書のねらいーコロナ禍における大学生の学びプロジェクトの背景と
趣旨ー
第2章 「コロナ禍における学生の学び」の質的調査の概要
第3章 コロナ禍における授業課題ー学生の捉え方・対処法と大学教育への示 唆ー
第4章 コロナ禍下の授業における質問行動
第5章 “ ゼミ” の遠隔化が人間関係に与えた影響
第6章 コロナ禍におけるオンライン授業:本当に学んでいたのか
第7章 コロナ禍におけるオンライン授業:続けるべきか
第8章 コロナ禍における学生の友人関係とコミュニケーション
第9章 コロナ禍における学生のキャリアイメージ
第10章 コロナ禍における授業経験の真意─体験と本音をどう引き出すのか─
第11章 コロナ禍で戸惑い立ち向かう大学生
第12章 「コロナ禍における学生の学び」の質的調査座談会
第13章 「コロナ禍における学生の学び」に関する混合研究
第14章 本書のまとめ「コロナ禍と学び」
参考資料1
参考資料2
参考資料3
参考資料4
おわりに
執筆者一覧
大好評!「女性教師シリーズ」第2弾!!今作では、20代後半、30代前後半、40代前後半、人生経験も働く地域も教師としてのタイプもまったく違う5人の女性教師に現場での生の実践を語っていただきました。今、それぞれの立場でほしい答えがきっと、ここにあります!
性と性教育に関わるさまざまな問いに答え、ネットワークづくりを提唱する。
若者たちが性と向きあい、考え、選びとる力を身につけるために。高校・大学生のための性教育。
中学生には思春期の変化に対応する性教育が必要です。どこでもだれでも取り組める性教育を。
わかりやすい基礎理論と全国の性教育実践11本で構成。どこでもだれでも取り組める性教育を。
「性差」や「性行為」など「性」に関する正しい知識や理解への筋道を提供したハンドブック。巻末に、科学編・教育編・文学編・資料編各編ごとの索引を付す。
この巻は、性に関していまの世の中をどう見たらいいのかということからはじめ、わが国の性教育の歩みを振りかえり、これからどうあったらいいか改めて考えるために編集されています。そして医師、助産師、NPO団体など他分野の方々の取り組みを知り、そうした分野との共同の取り組みについて考えるための材料や実践を紹介しました。また家庭での取り組みについてもその重要性を指摘しつつ問題提起しました。
性と生=からだ・こころ・いのちを「総合的な学習」として組み立てる、いままでにない「真ん中にテーマ箱」を置く画期的な学習法を、低学年・中学年・高学年の実践記録付で詳しく紹介。
現場で取り組むときにぶつかる「ハードル」の乗り越え方も含め、「これなら私にもできる!」という気持ちにさせてくれます。
座談会、対談、論文、提言などで、性教育を総合学習として実践することの必要性、意義、価値などもわかりやすく提起しています。
はじめに
1 理論編
【座談会】「総合的な学習」と「性と生の学習」の課題
●子どもも親も性教育を求めている/性教育は子どもとの関係を豊かにする/性教育は子どもの「生きる力」を育てる
【対談】「総合学習」でも人権は最も重視すべきテーマである=佐藤学・山本直英
●ジェンダーセンシティブの教育が必要/学校の中で消されているものに取り組もう/市民教育を前提としたカリキュラムづくりを/子どもたちの現実と教育がどんどん乖離していく
【提案】こうすればできる・本物になる「性と生」の総合学習
●4つのハードルの乗り越え方/「真ん中にテーマ箱」の学習計画表/3段階学習計画表
ハードル1=知識を与えるのはだめ!?/ハードル2=性の学習では体験学習はどうするの?/ハードル3=「自ら課題を見つける」のだから、「自ら見つけるまで待て」/ハードル4=性のことを「調べ学習」にして、何か聞かれたら困っちゃう【
【提言】「性と生」の学習こそ総合学習にふさわしい
●総合学習と性教育/ふれあいの性/マイノリティの性/総合学習としての切り口
【論文】いまなぜ「総合学習」としての〈性〉なのか
●20世紀は「富国強兵路線」が「個の性愛」を抑圧した時代/上昇志向の制度疲労と結婚の機能低下/皆婚主義と女性への抑圧/近代国家によって歪められた性/性は本来、命がけの命題/「性の総合学習」は時代の要請
2 実践編
【低学年】よく見て、発見しよう! 自分のからだ
●自分のからだをうつしてみよう/自分のからだってこうなっている/からだにはあちことに名前がある/プライベートゾーンは「自分だけの場所」/男、女、違う?似ている?同じ? 外性器の学習
【中学年】からだは動いている、成長している、生きている
●あれ? 人体の学習がない!/中学年の力を伸ばす「調べ学習」をしよう/いのちとからだの大研究スタート/手の本づくり/成長するわたしたち/自分のからだ自由研究
【高学年(試案)】これまでの自分、いまの自分、これからの自分に出会う
●人はなぜ性交するのだろう?
【高学年】トイレ探検で「さまざまな性」を学ぶ
●町のトイレを探検してこよう/1枚の写真の投げかけたもの/性同一性障害、インターセックスって何?
【保健室】エイズを学ぶ実践から、総合学習の課題に迫る
「ボディコントロール」は実は「セックスコントロール」。統一協会の「新純潔教育」の正体を暴く。
群馬県では、学校・教員の多忙を改善するため、学校現場の教職員と市町村・県の教育委員会が連携し、外部の経営コンサルタントの支援を受けて、学校現場でできる取組、教育委員会でできる取組を、平成17年度から実施してきた。本書では、その取組を紹介している。