名著『ルネサンス 経験の条件』から17年ーー。
近代芸術はいかに展開したか。その根幹から把握する、美術史的傑作。
【推薦】
批評的視点による大胆かつ刺戟的な近代美術論。
そして何よりも「美術の力」理解のための絶好の案内書。
高階秀爾
我々はモダニズムや抽象ーーいやそもそもアートのことをまるで知らなかったのだ!
本書は素早く脳内に入り込むと爆弾のように破裂して悦ばしい驚きと混乱で満たし、交換台のように機能して無数の異質な情報から新しい世界像を紡ぎ出す。
読み終えたとき、あなたと世界は完全に更新されているだろう。
浅田彰
20 世紀美術を動かした真の芸術家たちは誰かーー
ヒルマ・アフ・クリント、夏目漱石、ヴァネッサ・ベル、トーレス・ガルシア、熊谷守一、ダヴィド・ブルリューク、ジョン・D・グラハム、ゾフィー・トイベル=アルプ、坂田一男、ジョルジョ・モランディ、岸田劉生、恩地孝四郎、村山知義、白井晟一、イサム・ノグチ、長谷川三郎、瑛九、内間安瑆──
「キュビスム以降の芸術の展開の核心にあったのは唯物論である。戦後美術史の不分明を晴らし、現在こそ、その力を発揮するはずの抽象芸術の可能性を明らかにする」(本書より)
第69回芸術選奨文部科学大臣賞(評論部門)受賞
第1部 抽象の力 本論
第2部 抽象の力 補論
第3部 メタボリズムー自然弁証法
第4部 批評を招喚する
SIAF2014のコンセプトブック。坂本龍一氏ゲストディレクター。現代アートと札幌の自然が織りなす魅力を作品と文章で伝える。
基礎自治体(行政区画の最小単位。市区町村)の職員ら18名が研究員の肩書きを持ち、公務として活動した「文化・芸術を活かしたまちづくり研究会」。意外にも文化行政畑でない部署に所属する職員が過半数を占めた本研究会では、様々な観点からまちづくりに関する積極的な討議が行われた。特にピアレビュー(同業者どうしのフラットな評価)によって、職員=研究員が、他都市や他地域の職員、団体、政策、施設、事業、活動などについて同じ目線で批評・評価し、さらにそれらの考察を各研究グループの枠をこえて、相互に批評・評価し、課題解決への汎用性の高い実践知が紡ぎ出された。現職の公務員による視察が、業務上の実利目的をこえて、相互の議論を通じて、幅広い考察と鋭利な認識を得ることができたのである。
本書は全国23 の事例を基に、学者による研究書でなく、コンサルによる現状追認的、政策誘導的な調査報告書でもない、実務家による実務家に対するピアレビューを通して、「文化とまちづくり」をめぐる新たな研究の地平を拓くための一冊。
00.CASE MAP(カラー16 頁)
はじめに
01. 日本の文化政策と自治体の役割
02. 研究成果報告会 公開シンポジウム基調講演 平田オリザ氏
03. 文化政策グループ
NPOアートサポートふくおか
福岡県宗像市
NPO法人太宰府アートのたね
新潟県十日町市
新潟県 新潟市
04. 公共文化施設グループ
いわき芸術文化交流館アリオス
金沢市文化ホール
金沢市民芸術村
可児市文化創造センター
長野市芸術館
富士見市市民文化会館
小金井 宮地楽器ホール
所沢市民文化センター ミューズ
三田市総合文化センター
兵庫県立芸術文化センター
05. コミュニティ創生グループ
大分県大分市
山口県萩市
石川県珠洲市
06. 文化創造・発信グループ
NPO法人BEPPU PROJECT
NPO法人尾道空き家再生プロジェクト
NPO 法人まちづくりプロジェクトiD 尾道
NPO 法人越後妻有里山協働機構
長野県大町市
07. 総論
終わりに CASE DATA
ドイツ・ロマン派、芸術哲学研究の碩学
ディーター・イェーニッヒ教授の最終講義
生命科学、哲学、芸術の間の関係を、種々の分野を越えて考察し、現代におよぶ、あるべき芸術のすがたを追求する。
序論
付録
第1章 哲学と芸術との間の関係における相違点
第2章 芸術へのアプローチの仕方の区別
第3章 「創造」と歴史 --一八〇七年のシェリングの講演『造形芸術の自然との関係について』に関して
序論
1 シェリングの芸術体験
2 前章との関連のために
一、芸術の始まりについての問い
二、「肯定的力」としての「形式」
三、「創造」の歴史的な基礎づけ
第4章 「仮象」と真理ーーニーチェによる神聖化(アポテオーゼ)の規準
一、ニーチェを読む
二、芸術の場についての問い
三、芸術の言葉
第5章 「遊戯」と世界ーーカントの『判断力批判』における「無関心的満足」
一、恩恵(グンスト)対意志(ヴィレ)
二、現存在対消費
第6章 実例としての画像とシェリング
参考文献一覧
訳者あとがきと解説
文化財、文化芸術資源は人々の営為、伝統の継承、創造、普及、発展の歴史的蓄積であり、それらの活用と利用、新たな創造の循環が社会の豊かな発展につながってゆく。その根幹となる「文化芸術振興基本法」制定から16年が経過、初の改正が行われた。
「食文化」の明文化、少子高齢化とグローバル化、情報通信技術の進展、知的財産推進とクールジャパン戦略、観光立国、劇場法や全国で開催されるフェスティバル、東京五輪招致など、様々な社会情勢が、文化芸術のあり様に大きな影響を与えている。
本書では「文化芸術振興基本法」成立の意義を改めて確認し、その後の社会、経済、政治への波及と政策の動向、そして真の文化芸術立国に向け、「文化芸術基本法」がどのような役割を果たし、そして「改正基本法」の目指すところはどのようなものなのか、理解を深めるための文化芸術関係者の必携書。
ミュシャなどのアール・ヌーヴォーやアール・デコ、ロシア構成主義、シュルレアリスムなどさまざまな芸術運動と印刷技術の発達を関連させて作品を解説する。美術史的・デザイン史的に重要なポスターを100点以上収録。
本書の著者は、ライト、ル・コルビュジエ、アスプルンドなど近代建築を造型した俊英たちの著作を、永年にわたり良質かつ純度の高い芸術的筆致で我が邦語にもたらした業績で知られる。
「地中海精神の幾何学的造型」から「生活の場の芸術としての建築」や「自然と人間の調和的対応」など、多彩な創造性の真意を現代に知らしめてきた心意が、著者自身の心優しく叡智溢れる言葉で語られる。
最先端テクノロジーとその影響を受けて生まれた作品を通して、社会や人間のあり方を考える展覧会の公式図録(日英バイリンガル)
未来のヴィジョンについて考えること、それは同時に、豊かさとは何か、人間とは何か、生命とは何かという根源的な問いにもつながるのではないでしょうか。
本書は、「都市の新たな可能性」「ネオ・メタボリズム建築へ」「ライフスタイルとデザインの革新」「身体の拡張と倫理」「変容する社会と人間」の5つのセクションで構成され、50を超える作家、100点を超えるプロジェクトや作品を紹介します。AI、バイオ技術、ロボット工学、AR(拡張現実)など最先端のテクノロジーとその影響を受けて生まれたアート、デザイン、建築を通して、近未来の都市、環境問題からライフスタイル、そして社会や人間のあり方を考える展覧会の公式図録です。
五十嵐太郎、久保田晃弘、ケイト・クロフォードなど国内外の執筆者6名の論考を収録。
芸術・文化はつねに政治的側面を内包し、国家の存亡をかけた戦時下ではその相関関係はより緊密になる。
およそ20年の戦間期を経て再びの開戦、そして1940年には侵攻したナチス・ドイツにパリを占領されたフランス。だが戦時下においても、芸術家たちはそれぞれの方法・場所で活動を続けていた。錯綜する状況下、芸術家個人の思いや国の文化政策はいかなるものだったか。6人の美術史研究者が検証する。
はじめに 7
大久保恭子
序章
一九三七年パリ国際博覧会をめぐるフランスの文化政策 13
大久保恭子
1章
無に相対して --一九四〇年代フランスの美術 47
レミ・ラブリュス(礒谷有亮 訳)
2章
〈岐路〉に立つ仏独の芸術家 --第二次世界大戦時のフランスにおけるコラボラシオンと収容 79
河本真理
3章
「公式の趣味」の変遷とヴィシー政権下における美術作品の国家購入 125
松井裕美
4章
モデルニテの遺産と第二次世界大戦期のフランス美術 163
山本友紀
5章
「フランス」をうつす写真集 --レイモン・シャル出版の刊行物から見る戦時下のフランスの表象 185
礒谷有亮
6章
第二次世界大戦期の「フランス性」をめぐる芸術的「地政学」 223
大久保恭子
あとがき 263
欧文要旨 1
主要人名索引 15
本書の著者は、ライト、ル・コルビュジエ、アスプルンドなど近代建築を造型した俊英たちの著作を、永年にわたり良質かつ純度の高い芸術的筆致で我が邦語にもたらした業績で知られる。「地中海精神の幾何学的造型」から「生活の場の芸術としての建築」や「自然と人間の調和的対応」など、多彩な創造性の真意を現代に知らしめてきた心意が、著者自身の心優しく叡智溢れる言葉で語られる。
あなたは命がけで人生に取り組む瞬間がありますか?作品には芸術家の生き方そのものが映し出される。芸術作品が私たちの心を打つのは、芸術家が命がけで作品に命を吹き込むからである。時に精神を病むほどの峻烈な生き方は、時空を超えて、我々の心に問いかけ続ける。人間とは何かを、芸術と精神の火花の狭間に横たわる人間の本質を問う書。
特集:茶人・千 宗屋と現代の茶碗
現代の陶芸家の多くが最も作りたいものとして「茶碗」を挙げますが、使い手との交流が少なくなり、鑑賞用の存在になってきています。
本特集では、新しい時代の茶の湯を牽引する茶人・千 宗屋氏に現代の茶碗に求めることを語っていただきます。
対談 千 宗屋(武者小路千家家元後嗣)×川瀬 忍(陶芸家)
千 宗屋が選ぶ現代の茶碗 他
毀誉褒貶相半ば、しかし圧倒的、美の塊、当意即妙、実際的な美しさ……。あくの強さとあふれる魅力……正面から切り結ぶ。文庫未収録エッセイも多数収録。
日常生活の中で最も身近な器である「食器」作りの基本を1冊に。毎日使う器だからこそ、使い勝手が良いように作ることが大切。食器作りの定評のある4人の陶芸家が基本的な形から、トンカツ皿、湯呑、ポット、深鉢、徳利、片口、飯碗、カフェオレボウル、マグカップ、高台小皿など目的にあった器の作り方を紹介。
吝嗇家の夫との田舎暮らしの虚しさを埋めるため、詩を書きはじめたディナ。それが話題となり、批評家ルーストーの愛人となった彼女は、とうとう夫を捨て、パリへと出てくるが…。ジョルジュ・サンドを彷彿させるような女作家を主人公とした表題作など、「文学」と「狂気」が交錯する2篇を収録。すべて新訳の新シリーズ第3弾。
分野横断型「インタラクションデザイン実践・研究」の最前線を事例とともに解説。デザインを学ぶ大学生・大学院生、企業人、社会人必携の書!