フュージョン・ジャズのギタリスト三人(安藤まさひろ、是方博邦、野呂一生)によるユニット、“オットットリオ”の作品。軽・快速フュージョンといった感じのサウンドで、三人がそれぞれ足場とするグループの色が出つつ、掛け合わせた淡い色になっている。
40年前から気骨あるストリートの語り部として我が道を行く活動を見せている詩人/音楽家、ギル・スコット・ヘロンの、本当に久しぶりとなるXL発のアルバム。淡い電気音を多用したサウンドに、枯れた、存在感ある肉声を乗せる。うーむ、今のアーバン・ブルースという手応えがたっぷり。
人気TVアニメのサントラ第2弾。千住明とワルシャワ・フィルハーモニック・オーケストラによる、スケール感あふれる荘厳なサウンドが、作品のストーリーを、エドとアルの想いを彩っている。スマッシュ・ヒット連発の3期、4期のOP&EDもTVサイズで併せて収録されている。
マイケル・ジャクソンの珠玉の楽曲の数々を、ゆるく、オーガニックに“キッズ・レゲエ”カヴァー。ジャクソン5時代の名曲から80年代のメガ・ヒット曲までを、かわいらしい女の子のヴォーカルを中心にしてジャマイカで録音した一作。
折り紙を使ったゲームあそびを紹介。
邦楽R&BミックスCDの第2弾。今回も新鮮なゲストを迎え、「FLASH」を思わせるダンス・チューンや、キャッチーなフロア仕様トラック28曲を収録。伸びやかなヴォーカルを生かす、優しくクールなDJスタイルが魅力的。
横浜から発信するグループの、アコースティックなギターをフィーチャーした爽やか系サウンドの「Pattern of the Earth」「Urim&thummim」などシャカタクが持っていた清々しさを日本の新しい感性で蘇らせた作品。全曲が聴く者を冒頭から生き生きさせてくれる。季節を問わず、ウェイクアップ・サウンドに持ってこいの元気な音。
桃井はるこのプロデュース・レーベルである“AKIHABARA LOVE”が送る初のリミックス集。ニコニコ動画で話題になっている新進気鋭のクリエイター陣が制作したクオリティ高い新たなモモーイ・ワールドは、根強いファンに新鮮な驚きを与えるにちがいない。深く広がりのあるアレンジに感心。
エイベックスへ移籍して新境地での活躍が期待される、上木彩矢の2010年8月11日リリースのミニ・アルバム。先行シングル「Revolver」を筆頭に、彼女の持ち味といえるシャープで伸びのあるヴォーカルが堪能できる楽曲群を収めている。
全盲のテノール歌手・新垣勉の歌手生活30周年記念アルバム。デビュー・アルバム『さとうきび畑』、シングル「さとうきび畑」「母三章」を1枚にまとめている。廃盤となっていただけに、ファンには朗報となるだろう。
4曲のオリジナルを含むデビュー10周年記念アルバム。すみずみまで気品の高さを印象づける仕上がりに、培ってきた自信の重みを感じる。ヴァイオリンとバッキングの絶妙なバランスは、美しい音色と情感の表出に集中させる仕掛けか。「アヴェ・マリア」は近年人気の高いカッチーニ作品をチョイス。
日本で唯一のヒップホップ専門番組として人気を集めるSPACE SHOWER TV『BLACK FILE』と、日本を代表するDJがコラボしたミックス・アルバムの第2弾作品。現在のシーンを色濃く映し出した内容となっている。