執筆から30年、“幻の長編小説”がついに書籍化!
囲碁の名人として、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康と、天下人三人の側近くに仕えた本因坊算砂(日海、本因坊の初代)を主人公に、新たな視点から信長を描くーー。
天下布武へと邁進する信長だったが、武田との激闘、一向一揆との泥沼の戦い、荒木村重の謀反など、難しい局面が続いていた。
そうしたなか、若くして見いだされた日海は、囲碁を通して、信長にさまざまな献策を行なっていく。
そして不穏な情勢の下、天正10年(1582)、毛利攻めへ向かうため、信長が京都・本能寺へ宿泊する。
6月1日の夜(本能寺の変の前夜)、信長の御前で囲碁の対局をした日海。
その対局で、万に一つもできず、不吉なことが起こる前兆ともいわれる「三コウ」が起こるのだが、それは……。
官僚、政治家、万博のプロデューサーなど、多岐にわたる活躍とともに、数々のベストセラーを世に送り出した著者ならでは分析が冴えわたる一冊。
YouTube登録者数30万人超! SNSで大人気の糖尿病専門医「血糖おじさん」が、ズボラさんでもグングン血糖値を下げられる食事や生活習慣を教えます。
YouTube「血糖おじさんのセルフ治療」(登録者数30万人超/24年12月現在)で人気の糖尿専門医が、食事と生活習慣などの「コントロール」で血糖値を下げる方法を、具体的かつ分かりやすくお伝えします。「寛解」だって、夢じゃない!
みんな明るい人が好き。明るい人はいい仕事、いい人間関係、さらにお金にも恵まれる。がんばらなくても人生が変わる一人さんの教え。
町医者を30年、臨床医を40年行なってきた私が断言できるのは、毎日歩行する習慣を持つと、認知症をはじめとする生活習慣病の大半は予防できるということです。
歩行といっても長い距離を速く歩く必要はなく、スキマ時間にちょこまか歩くだけで十分。本書では薬いらずの、歩行と食事の健康習慣をご紹介します。
なぜ、歩くと認知症を予防することができるのでしょうか。
その理由はいくつかありますが、ここではその一つ、「アミロイドβの排出に結び付く」点を取り上げましょう。
認知症の患者さんの脳にはアミロイドβの沈着が見られます。アミロイドβとは、「脳のゴミ」のようなものです。ゴミがたくさん溜まってしまって、脳細胞や細胞同士の伝達が悪くなっているのが認知症なのです。
では、アミロイドβという脳のゴミは、どうすれば取り除けるのでしょうか。
脳細胞内に溜まったアミロイドβは、夜間睡眠中に細胞内から血流に排出されます。家庭ゴミの収集車と同じようなイメージです。ですから、睡眠の質を保つことが肝要なのです。
そして、自然な入眠には、心地よい疲労が必要です。昼間に適度に歩くと、まさに心地よく疲労して、睡眠の質が改善されるのです。
また、睡眠ホルモンであるメラトニンは主に夜に分泌されるのですが、そのためには太陽の光が重要です。朝7時に太陽の光を浴びれば、その15 時間後の夜10時くらいには、睡眠ホルモンが出てきて、自然に眠たくなります。ですから、朝、太陽の光を浴びながらの散歩をお勧めします。
歩くと認知症が予防できる理由は他にもあり、本書で説明しています。是非、歩くことをささやかな快楽にしてみてください。
【内容例】
●生活習慣病もがんも認知症も根っこは同じ
●認知症は「脳の糖尿病」
●過度な運動は命を縮める
●認知症予防のためには野菜も重要
●認知症の薬は効くのか?
● 太陽光を浴びないと、美容上も逆効果
●歩くことを苦行だと思っている人に
迷路絵本シリーズ累計330万部突破! 20周年、ありがとう!
「遊んで学べる」迷路絵本シリーズ21 作目のテーマは、世界のお城めぐり。歴史考証イラストレーターであり、迷路絵本作家でもある香川元太郎の真骨頂!
「戦国の山城」「中世ヨーロッパ」「中国の城」「イスラムの王宮」……国や時代の違うさまざまなお城には、難易度のちがう2つのめいろ、かくしえ、クイズ、回文さがしなど、一見開きに設問がたくさん! 色々な時代のお城から、宝を盗むドロボウ・ヌストー団を追って、設問をクリアしていこう!
お城は戦いの拠点であり文化の中心地。人々の服装や見つける宝などを通して、様々な文化に触れられる1冊。
【内容】「お城の公園」→「天守の中へ」→「戦国の山城」→「中世ヨーロッパ」→「星形の堀」→「王様の城」→「舞踏会」→「イスラムの王宮」→「中国の城」→「城づくりの町」→「伝説の宮殿」→「竜宮城」
電車の中が商店街!? こんな電車にのってみたい! 夢が広がる「お買い物×電車」絵本!
ガタンゴトン ガタンゴトン。3時になると、商店街の電車がやってきます。コウくんとおかあさんが電車に乗ると、そこには八百屋さんに花屋さん、ケーキ屋さんが並んでいます。
「しゅっぱつ しんこう!」
ガタンゴトン ガタンゴトン。電車が出発して、コウくんとおかあさんは、つぎの車両に進みます。パン屋さんの車両では明日の朝ごはんのパンを買い、魚屋さんの車両では釣りができます。本屋さんの車両では、あらら……電車の揺れで、おっとっとっと!
ガタンゴトン ガタンゴトン。まもなく、まっくらトンネルに入ります。トンネルに入ると、おばけたちのお店が並んでいます。トンネルをぬけると、あれ? おばけの店員さんは!?
細部まで精緻に描かれた動物たちとお店の様子は、見ごたえたっぷり! ページを見返して何度でも楽しめるユニークな絵本。
【働く人のための介護の超入門書】
☆遠距離介護歴12年の実践者が語る
☆きれいごとではない超現実的な方法
☆イラスト&会話形式で圧倒的にわかりやすい
世の中の介護の本の多くは、
次の定番の一文ではじまります。
「親の介護は突然やってくる」
そこから、
親の介護がはじまった「あと」になにをするべきか、
どんな制度やサービスを使えばいいかについて
具体的な説明が書いてあります。
ですが、この本は、ちょっと違います。
親の介護がはじまる「前」の話です。
老いた親になにかが起こる「前」に
知っておきたいことをまとめています。
この本の目的は、次の3つです。
1老いた親についての「一歩目」の知識を具体的にお伝えすること
2今、抱えているモヤモヤした親への不安を解消すること
3親の介護を通じて、これからの自分の人生を豊かにすること
これらを、介護の専門用語を使わずに、
どの入門書よりもわかりやすく基礎の基礎から丁寧に、
そして、きれいごとではなく現実的にお伝えしていきます。
それでは、さっそくはじめましょう。
今、抱えている老いた親についての悩みが
スーッと軽くなりますよ。
第1章 自分のことをいちばんに考える
・老いた親が倒れる「前」にやっておくべきこと
・親の介護と自分の家族、どっちを選ぶ?
第2章 親の老いを通して自分の人生を考える
・「親の介護をしている」と、なぜ人に言えないのか?
・老いた親の問題の衝撃は自然災害以上!?
第3章 知らないと後悔する介護の休みの基本
・介護の専門書が必ず役に立つわけではない理由
・介護保険は初心者には難しすぎる
第4章 いくらかかる? 介護のお金のリアル
・親を介護施設に預けたら、すべて解決する?
・介護施設に預けると月に○円かかる
第5章 情報を制する者が介護を制す
・老いた親の介護についての情報収集
・これを言ってしまうと負けが確定する言葉
第6章 介護の正論に振りまわされない
・ひとり歩き(徘徊)する親に、どう対処する?
・正論だけでは介護はできない
第7章 ストレスを減らして身軽になっておく
・介護単独で考えても問題は解決しない
・介護のストレスを一気に解消する方法
第8章 老いていく親は30年後の自分の姿
・親の老いを通して自分の老後を予習する
・残された時間を知ると「今」をより大切にできる
第9章 親と話をしやすい3つのタイミング
・親の意思は最強のカード
・親を見捨てることはできるのか?
ほか
著者が出会ったGAFAM社員の事例を挙げながら、日本でも自然のなかで実践できる「休息」のノウハウを紹介する1冊。
自分の人生がうまくいっていない時、多くの人は「自分を変えられたらいいな」と思うのではないだろうか。
しかし、まず何を変えたらよいのか、わからない。その最適な答えを探してモタモタしているうちに、「変わりたい」という思いが薄れてしまう。それでほとんどの人はズルズルと、変われないままに生き続けている。では、何から始めるべきなのか。
著者は「過去の人間関係を正しく理解する」ことから手を付けるのがよい、と言う。あらゆる意味で、今の自分は過去の集積である。それを理解しない人は、「感情は囚われに基づいている」ことに気づけず、人生を迷走するのである。 被蔑視妄想の人も、被害妄想の人も同じように、自分にそのような狂気じみた空想をもたらしている過去の現実と触れ合えていないことに、本人の不幸がある。
今までの人生の中で、さまざまな悩みを抱えたとき、あなたはどのように処してきたのだろうか。悩みから逃げて、悩みの原因を深く考えてこなかった人もいるだろう。悩みの原因を突き詰めて考えて解決してこなかったから、問題が起きるたびに悩み続ける不安定な心ができあがってしまったのだ。
過去の不幸、不安な気持ちを理解して、心に受け入れることで、感情をコントロールする方法を学ぶ一冊。
◎人生好転は「不幸を受け入れる」ことから
◎自分で自分を理解する努力がなぜ大事か
◎「縁の下の力持ち」がうつ病になる理由
◎なぜか腹が立つ相手は、自分の願望を体現している
◎大きなトラブルが少ない人がやっていること
◎ふと「イヤだ」と思ったら、それが正しい答えである
◎不幸や不運は受け入れて乗り越える
数字に強くなる。論理に強くなる。
意思決定の精度を高めるトレーニング
本書は、意思決定の質を高めるために「数学」を活用することを提案する。数学は、長い歴史の中で磨き上げられてきた「論理的に考えるための道具」だからだ。
意思決定を感覚や直感だけに頼ると、思い込みやバイアスが入り込み、誤った判断をしてしまう。一方、数学的な思考を取り入れれば、情報を正確に整理し、選択肢を客観的に比較できるようになる。
表やグラフで複雑なデータを視覚的に整理する方法からゲーム理論、確率、統計まで、意思決定に直結する数学をやさしく解説。
第1部
第1章 情報を整理する
●分類/表の利用/4種類のグラフ/図解/チェックリスト
第2章 今度こそ、割り算を理解する
●等分除と包含除/割合/単位量あたりの大きさ
第3章 計算(暗算)のテクニックを身につける
●小数と分数の関係/平方数/19×19までの掛け算/近似値の出し方
第4章 数値化の鬼になる
●定量化/有効数字に慣れる/大きな数字の捉え方/フェルミ推定/スケールダウンの妙
第2部
第5章 論理的になる
●定義の確認/必要条件と十分条件/対偶ー論理のすり替えを見抜く/背理法ー不可能を証明する方法
第6章 掛け算的に発想する
●マトリックスの作り方/次元を増やしてイノベーションを生む
第7章 ゲーム理論を知る
●囚人のジレンマ/囚人のジレンマを解消するには/交互進行ゲーム
第3部
第8章 確率を正しく理解する
●知性的に数える/確率ー未来の可能性を数値化する/期待値
第9章 統計の理解と利用
●いろいろな平均/標準偏差/仮説検定
第4部
第10章 具体と抽象
●思考実験/上手な喩えの作り方/帰納と演繹の使い分け/トポロジー的発想
第11章 微分・積分的発想を身につける
●微分/積分/微積分学の基本定理
■「はじめに」より一部抜粋
江戸時代の大名で剣術の達人でもあった松浦静山が説いたように、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」である。
華麗な成功は必ずしも「勝利の方程式」に基づくものではなく、偶然や幸運に支えられていただけであることがままある。
一方で、敗北や失敗には明確な原因がある。
であるならば、むしろ歴史上に無数に存在する凡庸な失敗を反面教師とするほうが役に立つのではないだろうか。
景気が悪く退屈な話だったとしても、敗者の失敗に関心を寄せ、同じ轍を踏まないよう心がけるほうが、成功者の派手で華麗なリーダー論に接して気分が良くなるよりも、よほど意義がある。
本書では、あえて歴史上の敗者に注目し、彼らがなぜ敗れたか、失敗したのかを考察していく。
■目次
【第一章】現場主義・プレーヤー型
源義経:最強プレーヤーはなぜ「独立」に失敗したか
西郷隆盛:情に流された英雄の末路
山本五十六:大作戦を破綻させたコミュニケーションの欠如
【第二章】サラリーマン社長型
明智光秀:「三日天下」を招いた決断力不足
石田三成:最大の敗因は組織づくりの軽視
田沼意次:官僚の枠を超えられなかった改革者の限界
【第三章】オーナー社長型
後鳥羽上皇:自身の権威を過信した「名君」の誤算
織田信長:部下の謀叛を招いた「ブラック企業」の長
「万物は数なり」(ピタゴラス)、「宇宙は数学の言葉で書かれている」(ガリレオ)。自然界や社会の事象の多くは、数と数の関係で成り立っています。また、関数の関係にあるものは、その関係を表す数式から変化を把握したり、未来を予測したりすることができます。黄金比などの比率、比例・反比例、1次関数、2次関数、指数関数、対数関数など、身近な物や事にひそんでいる数の関係をさぐります。
第1章 数の関係って何だろう
身のまわりにあるさまざまな関係/2つの数の関係/関数/比例・反比例/1次関数/曲線をえがく関数/図形に使われる関数/コラム:素数ゼミ
第2章 数の関係を見つけよう
▶2つの数の関係:黄金比・白銀比/図形の比(面積比、体積比)/お湯の温度 ▶比例・反比例:行列の待ち時間/電子レンジの温め時間/ウェーブ(ウェーブにかかる時間、動画の作成) ▶1次関数:段差のあるお風呂/標高と気温、大気圧 ▶階段関数:レンタル自転車/宅配料金/通信料金 ▶2次関数:BMI/高速道の車間距離表示 ▶指数関数:紙を100回折った高さ/雑菌の増殖/音階と音の高さ ▶対数関数:地震のエネルギー/音圧レベル/人の五感 ▶三角関数:スロープの勾配/ソーラーパネルの角度
本書に出てくる数学の基本と用語
シリーズ累計50万部突破!
体面、しきたり、出世争い、厳しい姑……
武家のさだめに生きる者たちの悲哀と喜びの物語
「花散らせる風に」あさのあつこ
小舞藩の筆頭家老は、なぜ新田作りのための開墾地に、農に適さない土地を選んだのか……三十年前の悲恋と約束に縛られた男の生き様を描く。
「ふところ」中島 要
貧乏御徒の家に嫁いだ栄津。いつも厳しく叱ってきた姑が亡くなり、せいせいするかと思いきや、閉まりきらない戸の隙間から風が吹き込んでくるような気持ちを抱いていた。そんな栄津のもとに、幼馴染の男が訪ねてきて……。
「小普請組」梶よう子
瀬戸物屋の五男坊から、小普請組の御家人・野依家の養子となった駿平。わずか一年で当主になることが決まり、養母から出世を目指すよう命じられ……。
「最後の団子」佐藤 雫
大身旗本の娘である綾は、甘味好きの父がなぜか団子だけは口にしないことが気になっていた。父に仕える茂七に尋ねると、そこには若き日の淡い恋が秘められていて……。
「落猿」朝井まかて
八作藩の江戸留守居役・奥村理兵衛は、藩士の無礼討ちを無難に解決しながら、補佐役・野口直哉の成長を見守っていたが……。武士の本髄とは何かを鋭く活写した短編小説。
武家のしきたりに振り回されながらも、懸命に生きる人々の姿に心打たれる名作アンソロジー。
亡き父のあとを受け、森岡恭平が社長を務める森岡人形は、低迷する売上、高齢化した職人の後継者不在、果ては社長自身の婚活……と、問題が山積。
そんなある日、職人たちが足繁く通うパブで働くクリシアというフィリピン人女性が、社屋を訪ねてきた。
職人の一人が、酔った勢いで「俺の弟子にしてやる」と、彼女に約束したと言うのだがーー。
老舗人形店を舞台に繰り広げられる人情味いっぱいの、笑って泣ける人生讃歌。
夫の存在が邪魔な落ち目の女優、盗作疑惑で契約破棄を迫られたデザイナー、頭脳明晰な警察官僚志望の大学生……。完全犯罪を企む彼らの前に現れたのは、若くして警部に抜擢された大阪府警の遠楓ハルカ。どんな些細なミスも見逃さないハルカが、「遠楓班は、ホシを追いつめる」と班員に号令をかけるとき、完璧に思えた犯人たちの計画は、終わりを告げる。
倒叙形式で描かれた警察ミステリの白眉。
文庫オリジナル。