20世紀後半は「激動の民族」の時代であった。社会主義世界の大変貌もこの問題と深く関わる。南北朝鮮問題も外国人労働者問題も同様である。研究者はこれをエスニシティ問題と読んでいる。日本移民と日系人は正にその問題である。民族は21世紀の主題でもありつづける。
資本主義発展の二つの途の一つ、いわゆる「プロシャ型」の歴史構造を明らかにする。アメリカ、フランスなどの近代国家にたいして、日本を始め圧倒的多数の国が「プロシャ型」近代に属する。その「プロシャ型」近代化の歴史的構造を分析して、後進国近代化の原型を示した画期的労作。
ザクセン農民解放(あるいは市民的土地改革)を実証的に分析すること、すなわち、ドイツにおける封建制から資本主義への移行過程の一部分としての「中部ドイツ荘園制」の解体過程(そこにおける領主=農民関係の崩壊過程)を、その中心地域であるザクセンについて具体的に解明すること、を著者は研究課題としてきた。本書では、19世紀のザクセンにおける二つの農村民衆運動高揚期、1830-33年の「九月騒乱」期と1848-49年の三月革命期に民衆運動が展開して、農村住民が請願書を提出した騎士領を取り上げる。このような騎士領として、南部のプルシェンシュタイン(農村工業地帯)、西部のリンバッハ(農村工業地帯)と北部のヴィーデローダ(農業地帯)が該当する。これら3騎士領の領主制地代償却協定を分析する作業の準備として、3騎士領所属集落から九月騒乱期と三月革命期に提出された請願書17篇、および、これらの所領の農村民衆運動と直接関連する同時代パンフレット類3篇とを訳出・整理すること、これが本書の目的である。
日本人の暮しには、いつも緑茶があります。一仕事を終えて一服、これが気分をやわらげ、疲れを癒やす。それが生きる上で大切な“生活のリズム”をつくります。本書は何気なく飲んでいるお茶の素朴な疑問に答え、効用を平易に解説します。
墓制の変容という視角から先祖祭祀の現在をとらえ、また沖縄や在日コリアンの人々の祭祀事例を実証報告する。
植民地政策と自由放任主義政策がそもそも共存可能なものなのか、もし香港においてそれが共存していたとすれば、それを可能にしたものが何であったかを吟味する。
日常の存在である「茶」だが、中国の茶文化は世界をめぐり歴史で果たした役割は大きい。膨大な文献と現地取材を重ね人類に「ゆとり」をもたらした姿を発見する読売文学賞受賞作。名作「儒教三千年」と自作漢詩集「風騒集」「麒麟の志」を収録。
社会政策学会第100回大会報告。21世紀を見据えた社会政策学の新しい方法論を提示。
会話でテキストを作り、はじめて出会った人たちが交す話題を中心に選択。文字は最初に一括して見やすいように配慮し、文法はテキストを理解し、さらに応用できる土台を作ることに主眼をおき、必要最底限にとどめる。
近代市民社会を“暴力”によって崩壊させようとしたマルクス主義のプロジェクトはソ連崩壊と前後してほぼ自滅してしまったが、近代的市民を形成してきたヘーゲル法哲学の諸前提も自己解体しつつある。何がポスト・モダンの正義か。近代の法・政治思想の再検証。
最新の情報を盛り込んだ、紅茶についてのABCをまとめた実務書。
あかるいあのこはあいうえおちゃん。かわいいかのじょはかきくけこちゃん。ジャパニーズBOYS&GIRLSのへんてこにほんごえほんです。