“ドン”追放で企業は飛躍か、衰退か!?権力・富・名誉があるところに、お家騒動あり。江戸期のお家騒動は大名家と相場が決まっていたが、現代のそれは企業の権力闘争である。権力の座をめぐる熾烈な抗争劇だ。企業はビジネスの場である。同時に政治の場でもある。政治は永田町や霞が関の専売特許ではない。会社には社内政治がある。重要な事柄について、複数の利害があって、見解の相違が生じる。利害の対立、見解の相違は派閥というかたちで具現化される。権力の座をめぐる仁義なき抗争!
北海道・旭川。高校二年の僕・正太郎の夏は、衝撃で始まった。差出人不明の封筒に入っていたのは、愛犬・ウルフの無残な写真。シリアルキラー、花房の仕業と確信したのに、聡明な櫻子さんは違うと断言。しかも当の花房から『ある娘を死から救って欲しい』と依頼が届き…。(「狼の時間」)ほか、内海巡査が遭遇した事故物件の怪(「午前四時のノック」)も収録。櫻子さんと正太郎の最強バディから目が離せない、大人気ミステリ!
道東釧路で図書館長を務める林原を頼りに、25歳の妹純香が移住してきた。生活能力に欠ける彼女は、書道の天才だった。野心的な書道家秋津は、養護教諭の妻伶子に家計と母の介護を依存していた。彼は純香の才能に惚れ込み、書道教室の助手に雇う。その縁で林原と伶子の関係が深まり…無垢な存在が男と女の欲望と嫉妬を炙り出し、驚きの結末へと向かう。濃密な長編心理サスペンス。
まず、社員とその家族を大切にする。そして人々が喜んでくれるような、世の中の役に立てる会社を経営していく。「きれいごと」、と言う人もいます。しかしその「きれいごと」を一途に追い求め、そのために果敢に改革して経営の質を高め、変化に敏捷に対応していく会社こそが、本当にすばらしい、感動のある会社になっていくのです。粉飾、偽装、改ざんが目に余る今だからこそ、ご一読をお勧めします。
アラフォーを迎えて落ち目になった女優の麻矢は、元アイドルの桜とこずえを誘い新作映画を企画する。艶かしい媚態でスタッフを誘い、スキャンダルを揉み消すために股間に顔を埋める麻矢。「あぁ、感じちゃう。もっと上から下まで…お願い、監督」。一方、桜とこずえは濡れ場の撮影で我を忘れ、淫らに熱を溜めた下腹部を男の中心部に擦りつけたー。人気女流官能作家、待望の長篇新作!
日露戦争の激戦から瀕死の重傷を負いながら生還した一将校による実戦記。戦場の有り様と兵士たちの心情を描いた本作品は各国で翻訳され、世界的ベストセラーとなった。だが、ここから生まれた「肉弾」という言葉はやがて精神主義の標語と化していく。稀代の名作を、百余年を経て新字新仮名にて初文庫化。
麻雀は東南西北の順番で回っていて、勝っても負けてもまた自分に返ってくればいいという感覚で打つものだという。点では考えないのだ。感情も同じで、円を描くように変化していくもの。プラスはいずれマイナスに、マイナスもいずれプラスに変わる。どちらも受け入れることが強くなる極意である。バランスをとるコツ、力を発揮する方法など、勝負の世界で培われた含蓄ある言葉でじっくり語る一冊。
「東京発「さくら」全乗客の安全と引き換えに、二億円を用意せよ!」殺人を繰り返す凶悪犯から届く、悪夢のような連続脅迫状。十津川警部が現場を押さえるべく「さくら」に乗り込むが、鉄壁の捜査網をかいくぐり、大金はB寝台一号室から消えた。容疑者は乗員乗客十三名。そして、またしても新たな殺害予告が…。息もつかせぬサスペンスが魅力の傑作トラベル・ミステリー!
日本から約一万二千キロ、アフリカ大陸。国際連合南スーダン派遣団の第五次派遣施設隊内では盗難が相次いでいた。定年間近の自衛官・亀尾准陸尉と部下の杉村陸士長が調査に乗り出すが、さらに不可解な事件が連続して発生する。果たして相次ぐ事件は何を意味するのか。日本から特別派遣されてきたオネエの警務官・植木一等陸尉も調査に加わり、事件の謎に挑む。『このミス』大賞優秀賞受賞作!
ファイナンスは、ビジネスにも人生にも役立つ「一生モノ」の知識。ファイナンスがわかると会社の未来を語れる人材になれる。決算書が読めなくても大丈夫。財務3表の読み方からファイナンス理論の基本までが一気に学べる!
人気ブロガーが読者の熱望に応え、ちょっと足を伸ばして関東の古社・名刹へ。あの家康さんや平将門さん、天狗や狼などの眷属と楽しい会話。
植物学的知識を駆使し、「桜」の真の姿に迫る。植物としての桜とは?世界の桜と日本の桜の関係は?桜の生き様に感じる日本人の心とは?さまざまな角度から描かれる桜の姿。我々が見落としていた“生物としての桜”が浮かび上がる。