●学会原著
高度涙小管閉塞症に対する開窓涙管チューブ長期留置術
湯田 兼次・他
結石の処理に16ゲージシースが有用であった涙嚢内結石症例
四宮 加容・他
麻痺性斜視手術が角膜乱視に与える影響
近藤 美穂・他
眼窩底骨折整復術後に僚眼の下斜筋過動を呈した1例
横山 弘・他
術前抗菌薬投与にてアナフィラキシーショックから
心肺停止に至った硝子体出血の1例
津山 孝之・他
Descemet membrane endothelial keratoplasty(DMEK)における
移植片折れ曲がり整復テクニック
親川 格・他
オルソケラトロジーでブレスオーコレクト®を学童に使用し
角膜潰瘍を発症した1例
塚越 美奈・他
カラーコンタクトレンズの色素に対するアレルギー反応が
疑われた眼角膜潰瘍の1例
安田 絵里子・他
胆管炎で発症し胆管炎の再発により再発した内因性細菌性眼内炎の1例
森 秀夫・他
拍動を伴う眼球陥凹と眼球運動障害を認めた先天性蝶形骨欠損の1例
河野 良太・他
松山赤十字病院における涙腺部腫瘍の検討
児玉 俊夫・他
Epstein-Barrウイルスの関与が疑われた両眼性毛様体剥離の1例
加藤 寛彬・他
サルコイドーシスに合併した網膜色素上皮剥離の経過
馬場 高志・他
レバミピド懸濁点眼長期使用例の検討
高良 由紀子・他
単焦点眼内レンズ挿入眼における偽調節に関与する因子の検討
新見 浩司・他
診断に苦慮した成人悪性視神経膠腫の1例
山崎 厚志・他
●今月の話題
角膜移植の現在と未来
山口 剛史
●熱血討論!緑内障道場ー診断・治療の一手ご指南・3
眼底OCTの診かた 緑内障と診断された乳頭低形成
金森 章泰・他
●蛍光眼底造影クリニカルカンファレンス・5
網膜動脈閉塞症
小暮 朗子
●目指せ!眼の形成外科エキスパート・21
転移した眼窩腫瘍の取り扱い方法 まさかの時の診療手引き
大島 浩一
●臨床報告
内眼炎所見を合併した多発性後極部網膜色素上皮症(MPPE)の1例
松田 英伸・他
CO2レーザーを使用したMüller筋牽引縫縮眼瞼下垂手術
(Extended Müller Tucking法)
宮田 信之
両眼脈絡膜骨腫に脈絡膜新生血管を合併した1例
高橋 静・他
●今月の表紙
Outer retinal tub・・・続きの詳細は医学書院ホームページ
ビデオゲームを楽しんでいると,認知力など脳の働きに良い効果が
表れることがわかってきました。10月号の巻頭特集でご紹介します。
石器作りが人類を進化させたという記事を併せて読んでいただくと,
より深い理解が得られるかもしれません。
9月に打ち上げ予定の米国版「はやぶさ」ともいえる小惑星探査機
「オシリス・レックス」の記事も興味深いです。
【目次】
特集:ゲームを科学する
ビデオゲームで認知力アップ
ビデオゲームを教育に
ポケモンGOの先は? IoTからIoAへ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オシリス・レックス 米国版はやぶさの挑戦
はやぶさ微粒子が語る波乱の小惑星史
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リサ・ランドールが語る暗黒物質銀河
人類を進化させた石器作り
細胞コンピューター
トラ集団を追いかけろ
シェール開発で地震誘発
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
主要記事の「ダイジェスト」
→目次の前に掲載しています。
ここを読めば主要記事の概要が手短かにわかります。
各記事の冒頭に掲載している囲み「KEY CONCEPTS」も合わせてご覧いただくと,
さらに記事のポイントが把握できるようになっています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サイエンス考古学
DNAからタンパク質/冷戦時代のスパイ事件/戦車をめぐる戦い/太陽ボイラー/イナゴの大群襲来
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NEWS SCAN
ニュートリノに「CPの破れ」?/新粒子,姿現さず/ブラックホール連星の起源に新説/
個人情報保護で揺れる医学研究/コスモス国際賞に岩槻邦男博士/トヨタ,森の保全でWWF支援/
遺伝子注入で絶滅回避/物理を考える脳/バイオフィルムを突破する酵素/
“バイオニック・リーフ”登場/究極の模型飛行機/忘れる方法を覚えられる?/
14億ドルの“無駄”/こんなに多い世界の食品ロス/安全で効果的なアレルギー治療/
くちばしが生き残りの秘訣か ほか
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From nature ダイジェスト
ホビットの祖先? 小型成人の骨発見
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
フロントランナー挑む
「タフ」で「しなやか」 物性両立したポリマー 伊藤耕三・東京大学
グラフィック・サイエンス
世界は高度肥満へ
ヘルス・トピックス
個別化医療の矛盾
砂漠の駝鳥 当世かがく考
地球環境が直面する新たな危機?
ANTI GRAVITY
戦場の科学
パズルの国のアリス
いつ賭ける? いくら賭ける?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ブックレビュー特集
『重力波は歌う』 川端裕人
『神経ハイジャック』 船橋新太郎
<連載>森山和道の読書日記
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Information
次号予告
SEMICOLON
今月の科学英語ゲームで脳力アップ
読者のみなさんから、「コレステロールってよくわからない。高いほうがいいの?
低いほうがいいの? 結局、何をどう食べればいいの?」といった声を多く聞きます。
そこでこの特集では、コレステロールに関する素朴な疑問から、驚きの最新情報まで、
いまお伝えすべきことを、できるだけわかりやすくまとめました。
ぜひ、あなたの健康にお役立てください。
★総力大特集★コレステロール 本当の健康(新)常識
★特集★食べて成功! がんばらないでダイエット
★特集★「股関節」で治す腰痛改善ワザ
★特集★「低糖度ジャム」大活用術
★特集★「座りすぎ」をやめれば脳も体も若返る!
◯血液サラサラ 春のひと皿/春野菜とオイルサーディンのサラダ
◯暮らしの(得)メモ/ハイヒールの痛みを軽減する方法
◯「家事」「暮らし」の裏ワザ家宝集
【編集部企画】「老後の不安・人生の楽しみ・私の健康対策」を大調査!
【編集部企画】大人のドリルで楽しく脳活!
【編集部企画】高齢臭の減らし方
【編集部企画】老いる暮らしを家の片づけで快適にするには…
連載/志の輔&文惠のガッテン明言録
対談/立川志の輔のこの人にガッテン!◯美保純さん
連載/食材の「超」基本 パプリカ
連載/旬を味わい尽くす 新じゃが
連載/一度は歩きたい日本の「宝」風景●大阪城ウォーキング
連載/高血圧対策の「0しお」レシピ
連載/ガッテン!料理部長のプライベート講座◯ごぼうは古い方がいい!?
連載/小野文惠の(新)このたびはどうも…
連載/人生の達人インタビュー◯500円食堂店主田村はつゑさん(82歳)
連載/羽成幸子さんの(続)ユーモア介護じたく
連載/ご当地体操行脚の旅◯やちよ元気体操(千葉・八千代市)
連載/パズルで脳トレ
連載/病気に負けず楽しく生きる!◯頻発するめまい
《別冊付録》ガッテン流 家事&暮らしの黄金ワザ徳用ブック
《特別付録》健康ダイエットカレンダー春
《とじ込み付録》「寄せ目力」チェックシート
《とじ込み付録》ガッテン!誌上再放送
「鼻の力」最新報告/あなたの「聴力」総チェック!/「目覚め」解明SP/動脈硬化&認知症からカラダを守れ!/「赤みそ」真の実力/
食物アレルギーの新常識/シャツの黄ばみ一発解消SP/コレステロールの新常識SP/秋の恵みフル活用術【巻頭特集】●コレステロール本当の健康新常識【特集】●食べて成功!がんばらないでダイエット●料理の作り方を変えて、満腹でやせる。●腰痛は、「股関節」で治す 他
・「ひきこもり」は国内推計140万人を超え、かつて日本特有の社会現象とされてきたが、2022年にはDSM-5-TRに"hikikomori"として収載され、国際的な医学的関心を集めている。
・近年の国内外の研究成果から、統合失調症、うつ病、パーソナリティ症、神経発達症などとの高い併存率が明らかになりつつあり、「ひきこもり」を医学の俎上に載せるかどうか、重要な転換点に我々は立っている。
・多角的理解の深化が偏見解消と個別化支援システムの構築が進み、「ひきこもりの医学」が発展すべく、本特集では、評価法、病態理解、支援法を紹介するとともに、当事者や家族の声を通じて「ひきこもり」の実相に迫る。
■ひきこもりの病態理解とその対応
・はじめに
・総説ーーひきこもりの多面的理解と多面的支援
〔key word〕ひきこもり、精神疾患、生物ー心理ー社会ー文化モデル、精神療法
・ひきこもりとネット・ゲーム依存ーー共通した背景要因
〔key word〕ひきこもり、不登校、ネット依存、ゲーム行動症(GD)、神経発達症
・不登校・ひきこもりと神経発達症の子ども
〔key word〕不登校・ひきこもり、思春期危機、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、メンタライジング
・ひきこもりから社会参加までをシームレスにつなぐ心理支援
〔key word〕支援への狭間、社会参加への狭間、家族支援、地域づくり、オンライン活用
・ひきこもり問題への精神分析的アプローチ
〔key word〕ナルシシズム、アイデンティティ拡散、精神療法、治療上のジレンマ
・メタバース活用によるひきこもりなど長期無業者の就労支援
〔key word〕メタバース、ひきこもり、アバター、就労支援、長期無業者
・当事者の環境を“北風”から“太陽”へーーひきこもり当事者の自己治癒力を育む環境づくり
〔key word〕ひきこもり、家族心理療法、関わり方
・ひきこもり当事者は多様で、“普通”の人たちである
〔key word〕ひきこもり、ひきこもり当事者、ステレオタイプ、146万人、多様
・ひきこもりの生物学的理解に向けたバイオマーカー探索の現状と今後の指針
〔key word〕血液成分、メタボローム解析、質量分析(MS)、栄養介入、機械学習
●TOPICS 社会医学
・世代別にみるLGBTQIA+の健康課題と解決策
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(29)
・共生細菌によるIgE自然抗体の産生制御
〔key word〕IgE自然抗体、アレルギー、共生細菌、MyD88
●連載 細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望ーー臨床への展開(15)
・当院における細胞シート移植術後リハビリテーションの取り組み
〔key word〕軟骨再生、自己細胞シート、高位脛骨骨切り術
●連載 ケースから学ぶ臨床倫理推論(6)
・守秘義務のケース
〔key word〕守秘義務、プライバシー権、守秘義務の解除、相対的義務
●連載 司法精神医学への招待ーー精神医学と法律の接点
・はじめに
●連載 司法精神医学への招待ーー精神医学と法律の接点(1)
・現代社会と司法精神医学ーー司法精神医学のパラダイムシフト
●FORUM 書評
・『口腔領域の漢方治療 勿語歯科室方函口訣』
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
「脳腸相関」の最新知見から、腸内フローラの改善と健康の鍵を握る「栄養・食」を考える
●「脳腸相関」とは、脳と腸の間では、自律神経、ホルモン、サイトカインなどの情報伝達系を介し、双方向的に影響を及ぼし合っていることを表す概念である。
●この脳と腸の相関において、腸内細菌叢が大きな役割を示すことが明らかになりつつあり、腸内細菌叢(腸内フローラ)の破綻、すなわちディスバイオシスがさまざまな疾患に関与することが報告されてきている。
●腸内環境の改善や、それを通した健康の維持に、食を含めた栄養因子によるアプローチは不可欠であり、本書では、進展著しい脳腸相関の研究分野の最新の成果を、とくに「栄養・食」にクローズアップして整理した。
【目次】
Part 1 脳腸相関総論
1.脳腸相関とは
2.腸管免疫システムの基本
3.腸内細菌叢のライフステージにおける変化
Part 2 脳腸相関と疾患
1.過敏性腸症候群
2.機能性ディスペプシア
3.肥満・メタボリックシンドローム
4.うつ
5.神経発達症
6.摂食障害
7.認知機能障害
8.慢性便秘症
9.睡眠障害
10.アトピー性皮膚炎,食物アレルギー
Part 3 脳腸相関と食・栄養
1.消化管の味覚センサー(味覚受容体)
2.食物繊維
3.発酵食品ー麹発酵食品中のペプチドを中心に
4.ポリフェノール
5.カテキン
6.カロテノイド
7.プロバイオティクスと健康
8.野菜・フルーツ摂取と認知機能
9.低FODMAP食
10.健康長寿食としての日本食と腸内細菌叢
11.地中海食
12.抗疲労食
13.持続可能な健康な食
Part 4 脳腸相関最新TOPICS
1.穀類β-グルカンと脳腸相関
2.エンテロタイプと脳腸相関
3.ポリアミンと脳腸相関
4.時間栄養学と脳腸相関
5.軽度不調とは?
・めまいはさまざまな疾患により発症する。最近、メニエール病や遅発性内リンパ水腫の難治例に対する中耳加圧治療が保険収載された。また、良性発作性頭位めまいに対する耳石置換法のエビデンスも確立されてきた。
・内耳造影MRIを用いた内リンパ水腫画像検査が広く行われるようになり、メニエール病の病態である内リンパ水腫が画像診断できるようになった。本特集では、これらの新しい検査法についても解説する。
・また最近、デバイスを用いた前庭リハビリテーションが開発され、有効性が報告されている。これまで両側前庭機能障害によるめまいは治療が困難であったが、ノイズ前庭電気刺激治療が開発され、有効性が報告されている。
■ めまい -治療と研究の最前線
・はじめに
・メニエール病・遅発性内リンパ水腫診療ガイドライン2020年版
〔key word〕メニエール病、遅発性内リンパ水腫、メニエール病・遅発性内リンパ水腫診療ガイドライン2020年版、クリニカルクエスチョン(CQ)
・良性発作性頭位めまい症診療ガイドライン2022年版
〔key word〕半規管結石症、クプラ結石症、耳石置換法、半規管遮断術
・前庭神経炎診療ガイドライン2021年版
〔key word〕前庭神経炎、診断基準、診療ガイドライン、クリニカルクエスチョン(CQ)
・新しいめまい疾患ーーPPPDと前庭性片頭痛
〔key word〕持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)、前庭性片頭痛(VM)、Niigata PPPD Questionnaire(NPQ)
・新しい平衡機能検査ーーvHITとVEMP
〔key word〕半規管、耳石器、前庭ー(動)眼反射(VOR)、前庭ー頸反射
・内耳造影MRIによるメニエール病周辺疾患の内リンパ水腫陽性率
〔key word〕内耳造影MRI(ieMRI)、内リンパ水腫(EH)、メニエール病非定型例前庭型(vMD)、メニエール病非定型例蝸牛型(cMD)、低音障害型感音難聴
・平衡訓練/前庭リハビリテーションの基準ー2021年改訂ー
〔key word〕前庭障害、前庭代償、めまい、ふらつき
・ウェアラブルデバイスを用いた平衡訓練の開発
〔key word〕感覚代行(sensory substitution)、感覚再重み付け(sensory reweighting)、ウェアラブルデバイス
・両側前庭障害に対するノイズ前庭電気刺激治療の開発
〔key word〕両側前庭障害、前庭電気刺激、体平衡、確率共振、前庭リハビリテーション
●TOPICS
アレルギー学
・FADSマウス:アトピー性皮膚炎およびアトピー性角結膜炎の新たなマウスモデル
神経内科学
・脳卒中後てんかん患者の機能予後と生命予後:PROPOSE研究の結果から
消化器外科学
・ロタウイルス感染症と胆道閉鎖症
●連載
バイオインフォマティクスの世界
・14.やってみようバイオインフォマティクスーーRNAseq解析編
〔key word〕RNA-Seq、発現量、マッピング、Wald検定
人工臓器の最前線
・2.人工関節の最近の動向とそれについて思うこと
〔key word〕人工股関節、人工膝関節、最近の動向
●フォーラム
中毒にご用心ーー身近にある危険植物・動物
・18.ドクガ、チャドクガ、イラガの仲間ーー誤って幼虫に刺されたら
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・1型自然リンパ球(ILC1)、2型自然リンパ球(ILC2)、3型自然リンパ球(ILC3)の3つのサブセットがそれぞれ独自に同定・研究され、最終的に自然リンパ球(ILC)という分野が創出されてから10余年が経過した。
・ILCの組織常在性は広く認識されるようになり、着目するILCが存在する組織、微小環境ごとの解析が行われることで、ユニークな表現型や反応性を持つILCが次々と報告されている。
・欧米に比較すると日本はILC研究者が少ないといわれてきたが、ILC研究に携わるオールジャパンの研究者が本特集に集い、ILCの基礎とユニークさを伝えるきっかけになれば幸いである。
■第1土曜特集 自然リンパ球の生理と病理
・はじめに
・ILCの分化ーーその起源と運命決定制御
〔key word〕自然リンパ球(ILCs)前駆細胞、運命決定、転写因子、IL-7、Notchシグナル、ILC-poiesis
・組織特異的なILCの多様性
〔key word〕組織特異性、自然リンパ球(ILC)、多様性、ILC局在
・1型自然リンパ球の多様性と生体内微小環境
〔key word〕ナチュラルキラー(NK)細胞、1型自然リンパ球(ILC1)、分化、多様性、微小環境
・ILC2と循環器疾患
〔key word〕インターロイキンー33(IL-33)、好酸球、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、肺動脈性肺高血圧症(PAH)
・微小環境変化を敏感に感知するILC2--脂質メディエーター、ホルモン、神経伝達物質によるILC2の機能制御
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、脂質メディエーター、ホルモン、神経伝達物質
・ILC2の抑制機構
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、可塑性、抑制機構
・ILC2と疲弊
〔key word〕疲弊様ILC2、活性化による細胞死、慢性アレルギー炎症
・ILC2によるアレルギー性疾患の発症機構
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、上皮バリア、インターロイキンー33(IL-33)
・ILC2と寄生虫感染
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、寄生虫、原虫、蠕虫、免疫、サイトカイン、2型ヘルパーT細胞(Th2細胞)
・ILC2と肥満
〔key word〕自然リンパ球(ILC)、2型自然リンパ球(ILC2)、肥満、脂肪組織、腸管
・気管支喘息におけるILC2の役割
〔key word〕気管支喘息、2型炎症、フェノタイプ、エンドタイプ、ステロイド抵抗性
・治療標的としてのILC2の可能性
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、ILC2標的治療、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー
・感染防御に働き恒常性維持に重要な自然リンパ球
〔key word〕3型自然リンパ球(ILC3)、粘膜バリア、細菌叢、自然リンパ球(ILC)、感染防御
・ILC3による腸管上皮細胞のフコシル化誘導
〔key word〕3型自然リンパ球(ILC3)、フコシル化、腸管神経系(ENS)
・ILC3と代謝性疾患
〔key word〕腸管免疫、慢性炎症、インスリン抵抗性
・消化管ILCと消化器疾患
〔key word〕炎症性腸疾患(IBD)、自然リンパ球(ILC)、寄生虫、IL-22、神経免疫連関
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・難聴は人と人とのコミュニケーションや社会生活に支障をきたし、最近は認知症のリスク因子といわれている。難聴には伝音難聴と感音難聴と、両者を伴う混合性難聴がある。
・難聴の治療は従来の薬物、手術、医療機器に加えて、多くの新しい治療法が開発されており、基礎医学や医工学の発展とともに急速に進歩している。
・本特集では、難聴治療に関する最新情報を“基礎医学を応用した日本発の先端的治療法"と“人工聴覚器など医療機器の世界的な潮流"の2つの視点から、専門の先生方に解説していただく。
【目次】
鼓膜再生療法
中耳粘膜再生を併用した鼓室形成術
IGF-1による急性感音難聴の治療
遺伝性難聴に対するiPS細胞創薬ーーペンドレッド症候群に対する低用量シロリムス療法
遺伝性難聴と遺伝子治療の現状
補聴器の最新情報
人工内耳の最新情報
人工中耳の最新情報
【連載】
19.臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学
アレルギー疾患の発症予防
15.バイオミメティクス(生体模倣技術)の医療への応用
ナノスーツ法による医療診断への応用
【TOPICS】
腎臓内科学
活性型ビタミンDは透析患者の心血管イベントを抑制するか
生化学・分子生物学
細胞老化と発がん
免疫学
1型自然リンパ球は急性肝障害において保護的な役割を持つ
【フォーラム】
13.天才の精神分析ーー病跡学(パトグラフィ)への誘い
フリードリヒ・ヘルダーリンーー近代的理性の裏面としての統合失調症
書評『倫理コンサルテーション ケースブック 』(堂囿俊彦・竹下啓編著)
・がんのエピジェネティック診断は一部は臨床応用され,さらに臨床研究で有用性が試されているものがいくつも出現した.治療分野では,DNA脱メチル化剤とヒストン脱アセチル化酵素阻害剤はその使い方が深化した.
・精神・神経疾患,代謝疾患,腎臓病,循環器疾患,自己免疫・アレルギー疾患などでもエピゲノム異常が見つかっており,一部には病態の原因と考えられる異常もある.
・本特集では,これらの成果をまさに牽引されてきた研究者・医師の方々に,各分野のエピジェネティクス研究が,現在・近未来・将来の臨床にどのようにつながるのか解説いただく.
総論
各種疾患とエピゲノム異常
治療への展開
●医学のあゆみの好評連載「Sustainable Developmentを目指した予防医学」が待望の別冊として刊行.
●21世紀の医療は“予防医学の時代”といわれ,教育と告知活動,そして適切な介入などの予防対策に注力することが求められる.国連が“持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)”として,2030年までの活動目標を掲げており,このSDGの三番目に“すべての人に健康と福祉を:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し,福祉を推進する”とある.
●本書は,こうした流れを受け,生活習慣や環境汚染物質などの外的環境要因が健康に与える影響,社会関係資本(ソーシャルキャピタル)と健康の関わりなどについてエキスパートが解説.予防医学のいま,そして未来が展望できる一冊!
1.Sustainable Developmentと予防医学:WHOの動向
2.環境と子どもの健康に関する予防医学:WHOの動向
3.複合的観点からみた糖尿病の予防医学
4.周産期領域と予防医学
5.アレルギーと予防医学
6.高齢者と予防医学I:個人レベルの社会環境要因へのアプローチ
7.高齢者と予防医学II:地域レベルの社会環境要因へのアプローチ
8.医療情報と予防医学
9.PacBioRSIIを用いたインターフェロンフリー療法無効症例の原因となった変異の検出法ーダクラタスビル+アスナプレビルを例として
10.正確なサンガ法を行うために
11.運動器検診と小児運動器疾患の予防
12.ロコモティブシンドロームと予防医学の現状
13.発達障害診断の増加は予防を考えうるのか?
14.疾患の遺伝要因と予防医学
15.食物由来の化学物質曝露とそのコントロール
16.室内空気質由来の化学物質健康障害と環境改善型予防医学
17.ケミレスタウン・プロジェクト フェーズIII-住宅のイノベーションを目指した取組み
18.健康とまちづくりI:住空間デザインの可能性
19.健康とまちづくりII:公共空間・地域デザインの可能性
20.出生コホート研究ー子どもたちの健康を守る環境づくりのために
▼今月の特別付録
プリンセスすぎる【シンデレラ】ウエディングシューズケース
▼今月の特集&綴じ込み別冊、他
《綴じ込み別冊》
◆結婚準備“最新”ダンドリBOOK
◆しくじり回避でちゃっかりご機嫌 新生活START BOOK
◆シンプルに、心地いいを贈ろう Casual&Relaxing WEDDING BOOK
《特集》
◆お金アレルギーさんも秒で納得 結婚のお金Q&A100
◆これだけは押さえて 結婚式準備ガチアドバイス
◆わたし映えWedding Dress Collection
◆「どこで挙げるか」を大事にすれば理想に近づく 会場探し&見学GUIDE
◆ふたりで「めおとフォト」を見て、語って、愛を深めよっ
◆今ドキSNS結婚報告のキホン
◆ドレス選びの第一歩は“骨格&カラー診断”ではじめよう
◆ポジティブ転換 ウエディング準備レポート
◆迷い、悩んで……でもやっぱり今、私たち「結婚式を挙げて幸せです!」
◆拝啓、おかげさまで「いい夫婦」やってます。
《綴じ込み付録》
◆気を付けポイントを徹底解説 結婚の常識&マナー 学べるかるた
◆手続き・届け出 ひと目で丸わかりシート
◆相場一覧&ゼクシィアプリ診断シート
◆ピンクの婚姻届
・わが国の新生児死亡率、乳児死亡率は世界で最も低いが、難病などの慢性疾患に直接基因する障害や治療による二次的障害をを持って成長する子どもが増加している。
・さらに、アレルギー、発達障害、注意欠如・多動症(ADHD)、うつなどの慢性疾患を持ち、何らかの医療的ケアを必要とする子どもや若年成人の割合が増加している。
・小児医療は子どもの身体的健康だけでなく、心理的・社会的健康を向上させなくてはならない。本特集では、医学研究のみならず、現行の小児保健や学校保健制度を解説する。
■ 小児医療の最先端
・はじめに
●基礎・基盤編
・次世代シークエンサーを用いたIRUD事業の成果と将来展望
〔key word〕未診断疾患、次世代シークエンサー(NGS)、遺伝子解析、未診断疾患イニシアチブ(IRUD)
・わが国の先天異常発生動向
〔key word〕先天異常、クリアリングハウス国際モニタリングセンター、日本産婦人科医会
・AIを活用した身体的特徴等からの希少疾患の診断支援
〔key word〕画像(顔画像)ベース診断支援、症状・所見ベース診断支援、超希少疾患、コンサルティングシステム
・小児疾患患者からのiPS細胞を用いた病態モデルの開発
〔key word〕iPS細胞、腸管オルガノイド、希少疾患
・小児を対象とする遺伝子治療の進歩と課題
〔key word〕単一遺伝子病、造血幹細胞遺伝子治療、アデノ随伴ウイルス(AAV)、ゲノム編集技術
・小児を対象とする再生医療の進歩と課題
〔key word〕超希少疾患に対する臨床試験、多能性幹細胞、遺伝子治療、小児希少疾患
・小児医療・保健の充実に向けて重要となる“実装研究”--科学的根拠と実践のギャップを埋める新たな研究方法の紹介
〔key word〕実装研究、実装戦略、実装科学、evidence-based intervention(EBI)
・電子カルテへの音声自動入力システムの開発ーー小児科医の立場から
〔key word〕電子カルテ、音声自動入力システム、人工知能(AI)
●臨床編
・新生児マススクリーニングによる原発性免疫不全症の診断と治療
〔key word〕重症複合免疫不全症(SCID)、B細胞欠損症(BCD)、原発性免疫不全症(PID)、新生児スクリーニング(NBS)、脊髄筋萎縮症(SMA)、T細胞受容体遺伝子再構成断片(TREC)、Igκ鎖遺伝子再構成断片(KREC)
・新生児集中治療における精緻・迅速なゲノム診断
〔key word〕ゲノム診断、新生児集中治療室、重症新生児・乳児、遠隔連携遺伝カウンセリング、全ゲノム解析
・新生児期発症のミトコンドリア病
〔key word〕ミトコンドリア病、新生児期発症、多系統ミトコンドリア病、核遺伝子、ATAD3遺伝子
・低体重児動脈管開存に対するカテーテル治療
〔key word〕低体重児、動脈管開存(PDA)、ピッコロオクルーダー
・Biopsychosocialで考える小児のCOVID-19
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、生物心理社会(biopsychosocial)、ワクチン、予防接種ストレス関連反応(ISRR)
・先天性サイトメガロウイルス感染症の診断の進歩と治療
〔key word〕サイトメガロウイルス(CMV)、母子感染、垂直感染、先天性難聴、バルガンシクロビル
・安全を担保した小児の鎮静
〔key word〕安全、鎮静、小児、医療慣行、共同提言
・小児の人工呼吸管理とECMO
〔key word〕人工呼吸管理、非侵襲的呼吸補助、侵襲的呼吸補助、ECMO
・小児がんに対するCAR-T細胞療法
〔key word〕キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞、遺伝子改変CAR-T細胞、細胞免疫
・造血細胞移植後の日和見感染症に対する複数ウイルス特異的T細胞療法
〔key word〕造血細胞移植(HCT)、日和見感染、ウイルス特異的T細胞(VSTs)
・小児肺高血圧症診療の進歩と課題
〔key word〕疾患啓発、早期診断、個別化医療、レジストリ研究、小児適応
・血液脳関門通過型酵素治療法ーー脳を標的としたムコ多糖症II型に対する新たな治療戦略
〔key word〕ムコ多糖症(MPS)、知能障害、血液脳関門(BBB)、酵素補充療法(ERT)、トランスフェリン受容体(TfR)
・小児消化器疾患の診断・治療に用いる消化器内視鏡
〔key word〕消化器内視鏡検査、上部消化管内視鏡検査(EGD)、大腸内視鏡検査(CS)、バルーン小腸内視鏡検査(BAE)、小腸カプセル内視鏡検査(SBCE)、内視鏡的逆行性膵胆管造影検査(ERCP)
・小児難治性てんかん治療の進歩
〔key word〕難治性てんかん、新しいてんかん分類、新規抗てんかん薬、てんかん外科治療
・小児ステロイド感受性ネフローゼ症候群の治療法と病因論Update
〔key word〕ステロイド感受性ネフローゼ症候群(SSNS)、ミコフェノール酸モフェチル(MMF)、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、疾患感受性遺伝子、抗ネフリン抗体
・小児の輸液療法再考
〔key word〕補充輸液、維持輸液、FEAST study、医原性低ナトリウム血症、張度
・小児肝移植の進歩
〔key word〕肝移植、脳死肝移植、分割肝移植、肝細胞移植
・医療的ケア児と小児の在宅医療
〔key word〕小児在宅医療、医療的ケア児、新生児集中治療室(NICU)満床問題、障害福祉、医療的ケア児支援法
・小児の医療型短期入所施設の設立と運営ーー医療的ケア児者と家族にとっての“もうひとつのわが家”
〔key word〕医療的ケア、医療型短期入所、国立成育医療研究センター、もみじの家、医療的ケア児支援法
・気づかれにくい発達障害であるディスレクシアへの支援ーーT式ひらがな音読支援の理論と実際
〔key word〕ディスレクシア(dyslexia)、限局性学習症、T式ひらがな音読支援、解読指導、語彙指導
・3歳児健診視覚検査への屈折検査の導入
〔key word〕感受性期間、視覚スクリーニング、フォトレフラクション、屈折検査、弱視
●心理社会医学編
・日常診療におけるサイコソーシャルアプローチ
〔key word〕BPS(バイオサイコソーシャル)モデル、サイコソーシャルアプローチ、健康の社会的決定要因(SDH)
・小児科医のアドボカシー活動を発展させるために
〔key word〕コミュニティ、健康課題、子ども、政策提言、Advocacy Guide
・エコチル調査の成果と今後の展望
〔key word〕エコチル調査(子どもの健康と環境に関する全国調査)、コホート研究、環境、母子保健
・健やか親子21--21世紀の日本における母子保健推進のための国民運動
〔key word〕健やか親子21、ヘルスプロモーション、基盤課題、重点課題、成育基本法
・難病・小児慢性特定疾病対策
〔key word〕小児慢性特定疾患治療研究事業、医療費助成、児童福祉法、社会保障給付
・慢性疾病のある子どもたちへの自立支援ーー早期介入と多職種・多領域・専門職の連携
〔key word〕小児慢性特定疾病、小児慢性特定疾病児童等自立支援事業、学習支援、就労支援、きょうだい
・わが国のチャイルド・デス・レビューーー予防のための子どもの死亡検証
〔key word〕チャイルド・デス・レビュー(CDR)、予防のための子どもの死亡検証、死因究明
・成育基本法とこども家庭庁が目指すもの
〔key word〕成育基本法、こども家庭庁
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●治療技術の進歩により、がんの生命予後は改善し「がんとの共生」の時代が到来しました。他方、わが国特有の課題に、超高齢社会の到来により「がん治療を受けた高齢者をいかに支えるか」が課題となっています。
●がんサバイバーのうち、AYA世代・働く世代の割合は5%程度であり、9割以上は高齢者世代であると推測されます。高齢がんサバイバーの多くは低栄養のリスクを抱えており、医療者は、がん治療に関連した低栄養のリスクを認識し、予防・対応を進める必要があります。
●今回は、これら近年のがん医療の変化と取り巻く社会状況を踏まえ、高齢がんサバイバーへの栄養療法の必要性・重要性の高まりから、「がんサバイバーを支えるー栄養・身体活動支援の充実に向けて」を特集として取り上げることとなりました。がんサバイバーの実態を確認し、求められる対応をともに検討していきたいと考えます。
【目次】
●NSTスタッフのための画像診断セミナー(3)
脳のMRI【magnetic resonance imaging:磁気共鳴画像(法)】
●病棟のプロフェッショナルたち
朝日大学病院 歯科・口腔外科、耳鼻科・頭頸部外科、消化器内科・外科混合病棟
●セキララ開業奮闘記(2)
存在しなかった栄養サービスを構築するまで
●スポット
ポリファーマシー対策と連動した電解質やビタミン、微量元素の調整について
食物アレルギー表示制度の動向
連載
●デンシエット(カロリー密度)が拓く 食事管理のミライ(3)〈最終回〉
カロリー密度のデータベース化によるフードテックへの活用
●谷口先生と基礎から学び直す 体液・代謝管理(4)
日常的な水分補給を極めるー飲水学の知識も取り入れながら
●これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(5)
栄養輸液も理解しないと適切な栄養管理はできない!
●カンファランスで学ぶ NST難症例ケーススタディ(5)〈隔月連載〉
II度熱傷で入院となり創傷治癒遅滞を呈した銅・亜鉛欠乏患者に補充方法を工夫した症例
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(10)
食物繊維の豊富な食材の活用、効果的な摂取法
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
シイタケ
●こんだてじまん
じまんの一品料理 広島県産レモンとクリームチーズのケーキ/県立広島病院
●研究・調査
栄養クイズ動画(精神疾患を有する患者が栄養指導にアクセスすることを支援する教育ツール)の有用性に関する満足度調査
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●医療の進歩により、小児期に発症したさまざまな病気を抱えつつ成人に達する患者が増加しており、小児から成人への移行期である思春期・若年成人(adolescent and young adult; AYA)世代の方々の種々の問題がクローズアップされるようになった。
●本特集では、「AYA世代におけるトランジションを見据えた栄養ケア」と題して、小児期から成人へのギャップを埋める移行期医療と栄養ケアについて、第一線で活躍する執筆陣が詳しく解説。
【目次】
総論:移行期医療の現状と課題
小児短腸症候群の移行期医療の現状と課題
小児期発症内分泌疾患の移行期医療における管理栄養士のかかわりー1型糖尿病患者を中心に
小児腎臓病患児への移行期医療における管理栄養士のかかわり
食物アレルギー患者における移行期医療の現状と課題
AYA世代のがん患者の栄養の課題とニーズ
AYA病棟における管理栄養士の取り組み
●巻頭カラー 特定保健指導における運動の意義について熟考する
3.基礎代謝量と基礎体温
●スポット
経済格差と健康・栄養
舌接触補助床の適応と嚥下機能回復
●Research Report
地域に寄り添った公開講座づくりをめざしてーアンケートから見えた地域の特徴
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
栄養疫学の知識とデータ活用力を,食と健康のエビデンスにつなげる
連載
●こんだてじまん
じまんの一品料理 寒鱈と白子フォアグラソースがけー真子の寒天よせ 岩のりソース
●栄養指導に役立つ医薬品の知識
5.医薬品成分と栄養成分との相互作用ー薬効に影響を与える食事について
●上機嫌に働くコツ 良好な人間関係を築き,スマートに働こう! 第3回
3.不満感情には仕組みがある! -不満に思うもととなる感情をとらえよう
●現場発! 管理栄養士のための臨床研究Tips
17.よくわかる論文の構成と書き方: References, Acknowledgements
●Dr.雨海の臨床男性栄養学
4.時を刻む臓器(1)-失神と突然死
●Medical Nutritionist養成講座
35.本邦における輸液投与システム開発の歴史(2)
●回答しやすく・分析しやすい 業務に活かせる! アンケート調査のキホンと応用
8.データの構造
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識
25.肉類5(にわとり)
●日本栄養士会医療職域
2020年度全国栄養士大会(オンライン)報告
自治体病院
栄養部門における外国人患者対応に対する取り組み
精神科病院
日本精神科医学会 認定栄養士
厚生労働省・消費者庁
第73回WHO総会結果(概要)・他
●おしらせ
第15回薬局管理栄養士研究会開催・他
▼今月の特別付録
プリンセスすぎる【シンデレラ】ウエディングシューズケース
▼今月の特集&綴じ込み別冊、他
《綴じ込み別冊》
◆結婚準備“最新”ダンドリBOOK
◆しくじり回避でちゃっかりご機嫌 新生活START BOOK
◆シンプルに、心地いいを贈ろう Casual&Relaxing WEDDING BOOK
《特集》
◆お金アレルギーさんも秒で納得 結婚のお金Q&A100
◆これだけは押さえて 結婚式準備ガチアドバイス
◆わたし映えWedding Dress Collection
◆「どこで挙げるか」を大事にすれば理想に近づく 会場探し&見学GUIDE
◆ふたりで「めおとフォト」を見て、語って、愛を深めよっ
◆今ドキSNS結婚報告のキホン
◆ドレス選びの第一歩は“骨格&カラー診断”ではじめよう
◆ポジティブ転換 ウエディング準備レポート
◆迷い、悩んで……でもやっぱり今、私たち「結婚式を挙げて幸せです!」
◆拝啓、おかげさまで「いい夫婦」やってます。
《綴じ込み付録》
◆気を付けポイントを徹底解説 結婚の常識&マナー 学べるかるた
◆手続き・届け出 ひと目で丸わかりシート
◆相場一覧&ゼクシィアプリ診断シート
◆ピンクの婚姻届
●近年、「遺伝子スイッチ」の考え方が普及してきた。2万個ある遺伝子のうち、どのスイッチがオン/オフになるかで細胞の運命が決まり、オン/オフが乱れると各種疾患の原因となるが、一方でそのスイッチの状態をきれいに戻す細胞のリプログラミングも可能である。この遺伝子のスイッチがエピジェネティック修飾であり、主にDNAメチル化とヒストン修飾により担われる。
●現在、がんのエピジェネティック診断は一部臨床応用されており、治療分野では、DNA脱メチル化剤とヒストン脱アセチル化酵素阻害剤はその使い方が深化し、薬剤の新規開発や臨床研究も盛んに行われている。
●精神・神経疾患、代謝疾患、腎臓病、循環器疾患、自己免疫・アレルギー疾患などでもエピゲノム異常が見つかっており、またエピジェネティック解析により再生医療製品の安全性や品質が評価できる可能性も高まっている。
●本書では、各分野でのエピジェネティクス研究が、現在と将来の臨床へどのようにつながるのかを最新の情報や知見をもとに広く解説した。
【AYUMI】
■総論
DNAメチル化
ヒストン修飾
non-coding RNAの多様な機能とゲノム安定性維持における役割
クロマチン高次構造
■各種疾患とエピゲノム異常
がんのエピゲノム異常
がんのエピゲノム診断
エピジェネティック制御因子の先天性変異
ヒト胎盤におけるゲノムインプリンティング
精神疾患とepigenetic age
慢性疼痛におけるエピジェネティック変容の解析
糖尿病・肥満をはじめとする代謝関連疾患とエピゲノム
腎臓病の進展に関わるエピジェネティクス
循環器疾患におけるエピゲノム異常と治療への展望
自己免疫疾患・アレルギー疾患
再生医療におけるエピジェネティクスによる安全性・品質評価の重要性
エピゲノム変化の世代を超えた遺伝
■治療への展開
DNA脱メチル化剤および変異型IDH阻害薬の臨床導入と新規開発の現状
阻害薬によるヒストンアセチル化の調節
ヒストンメチル化酵素・脱メチル化酵素阻害薬
SWI/SNFクロマチンリモデリング複合体欠損がんを対象とした最適化がん治療
生命現象全体に深く関わるサイトカインの役割について、最新の研究をもとにくわしく解説!
●日本人研究者が大きく貢献したサイトカインの発見の経緯やそのシグナル伝達機構について再認識するとともに、サイトカインの発現調節機構や病態に対する最新の知見、さらに神経系や循環器系を含むさまざまな生命現象に対するサイトカインの役割について、「サイトカインの発見と病態解析」「サイトカイン信号の制御と病態」「免疫病とサイトカイン」「生命現象とサイトカインー病態との関連」という4つの章で構成し、それぞれの研究領域の第一人者がくわしく解説。
●COVID-19においてもサイトカインストームが死因であることが強く示唆されるなど、転換期または拡張期にあるサイトカイン研究について、新たなコンセプトや融合研究がうちたてられ、それに基づいた新たな病気の予防法や治療につながることをめざす充実の内容。
■ サイトカインのすべて
・はじめに
●サイトカインの発見と病態解析
・IL-1ファミリーサイトカインのすべて
〔key word〕IL-1ファミリー、カスパーゼー1、炎症性疾患、子宮内膜症
・共通γ鎖(γc)サイトカイン
〔key word〕共通γ鎖(γc)、IL-2、IL-7、IL-9、IL-15、IL-21
・Common βファミリーサイトカインーーIL-3、GM-CSF、IL-5
〔key word〕コロニー形成因子、造血、免疫、クローニング
・IL-6ファミリーサイトカインの機能多様性
〔key word〕IL-6、gp130、STAT3、NF-κB、炎症アンプ、ゲートウェイ反射
・IL-10ファミリーによる免疫制御機構
〔key word〕IL-10、自己免疫疾患、CD4+LAG3+制御性T細胞(Treg)
・I型、III型インターフェロンファミリー
〔key word〕インターフェロン、自然免疫、ウイルス感染
・IL-12ヘテロダイマーサイトカインファミリーIL-12、IL-23、IL-35
〔key word〕ヘテロダイマーサイトカイン、IL-12、IL-23、IL-35
・IL-17ファミリー分子の生体における役割
〔key word〕IL-17、サイトカイン、自己免疫、感染防御、腸管免疫
・TGF-βファミリーーーその多彩な作用と疾患との関連
●サイトカイン信号の制御と病態
・JAK-STAT経路とその制御系
〔key word〕サイトカイン受容体、チロシンキナーゼ、シグナル伝達、負の制御
・mRNA安定化・不安定化を介したサイトカイン産生制御機構
〔key word〕mRNA安定性制御、RNA分解酵素、Regnase-1
●免疫病とサイトカイン
・各種サイトカインで誘導される2型免疫応答による組織線維化のしくみ
〔key word〕気道粘膜、IL-33、IL-25、TSLP、好酸球、記憶型Tpath2細胞、IL-5、Amphiregulin
・B細胞によるサイトカイン産生と免疫制御
〔key word〕B細胞、サイトカイン、自己免疫疾患
・制御性T細胞とサイトカイン
〔key word〕制御性T細胞(Treg)、サイトカイン
・コレラ毒素による炎症性サイトカインIL-1β産生誘導機構
〔key word〕コレラ毒素、腹腔マクロファージ、Pyrinインフラマソーム
・疾患特異的マクロファージの機能的多様性ーー線維化に関わるマクロファージサブタイプ
〔key word〕疾患特異的マクロファージ、自然免疫、線維症、アレルギー、メタボリックシンドローム
・自然リンパ球とサイトカイン
〔key word〕自然リンパ球、抗原非特異的、可塑性
●生命現象とサイトカイン──病態との関連
・サイトカイン・ケモカインと造血
〔key word〕CXCL12、SCF、TPO、IL-7、骨髄
・がんの微小環境とケモカイン
〔key word〕がん微小環境、白血球浸潤、炎症、ケモカイン
・炎症性腸疾患とサイトカイン
〔key word〕炎症性腸疾患、サイトカイン、腸管免疫
・皮膚疾患におけるサイトカインの役割
〔key word〕乾癬、Th17サイトカイン、アトピー性皮膚炎、Th2サイトカイン、【掻】痒
・多発性硬化症・視神経脊髄炎の病態とサイトカイン
〔key word〕多発性硬化症(MS)、視神経脊髄炎(NMO)、GM-CSF、IL-6、抗IL-6受容体抗体
・骨免疫学とサイトカインRANKL
〔key word〕破骨細胞、RANKL、関節リウマチ、がん骨転移
・心血管代謝疾患とサイトカイン
〔key word〕アディポカイン、ヘパトカイン、カルディオカイン、慢性炎症
・高齢者医療から派生した在宅医療は、今やその対象は全世代であり、癌性疾患をはじめ認知症、障害者、病状が進行した慢性疾患患者、医療的ケア児まで広がる。
・2020年代は高齢化が進展するわが国にとってきわめて重要な10年であり、そのカギを握るのが在宅医療の充実である。
・これからは医療供給側が協力し、“治し支える医療”を提供するため有機的に機能分担することが重要で、地域差を踏まえたうえで標準的在宅医療をめざす必要がある。
■ 在宅医療2020
・はじめに
・在宅医療の最新概念ーー21世紀型の新しい医療の姿
〔key word〕在宅医療、概念、理念、最終目標、コアコンピテンシー
・地域包括ケアシステムと在宅医療ーー新しい健康観と規範的統合に基づく多職種連携・地域連携
〔key word〕地域包括ケアシステム、医学モデル、社会モデル、規範的統合、高齢者福祉の三原則
・在宅医療を舞台とした地域医療連携ーー医療を継続するために病院と診療所が協働する
〔key word〕在宅医療、地域医療連携、病院医療
・在宅医療分野における医師会の展望ーー在宅医療を支えるこれまでの医師会活動とこれからの医師会活動
〔key word〕地域包括ケアシステム、健康の社会的決定要因(SDH)、社会的処方
・在宅医療と臨床倫理ーー節度ある医療を提供するために
〔key word〕在宅医療、倫理、節度、人生会議
・在宅医療の教育と研究ーー在宅医療のエビデンス構築と普及のために
〔key word〕在宅医療、教育、研究、エビデンス
・災害の時代における在宅医療ーー多様化する大規模災害に備える
〔key word〕在宅医療、災害、保健医療活動
・在宅医療における市民との対話ーー自律する患者との協働作業
〔key word〕在宅医療、価値観、自律性、多職種協働、地域共生社会
●TOPICS
アレルギー学
・マダニに咬まれると牛肉アレルギーになる?
社会医学
・看護・介護労働における腰痛予防対策と今後の課題ーーノーリフティング原則に基づいたケアの必要性
神経内科学
・筋肉由来の神経筋支配必須因子25型コラーゲンの機能と疾患
●連載
再生医療はどこまで進んだか
・15.再生医療が切り開く炎症性腸疾患治療の新時代ーー炎症性腸疾患に対する腸幹細胞移植の開発と展望
〔key word〕オルガノイド、炎症性腸疾患、粘膜治癒、腸幹細胞移植
臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学
・8.骨免疫学:創成から応用へ
〔key word〕骨免疫、炎症性骨破壊、IL-17、RANKL
バイオミメティクス(生体模倣技術)の医療への応用
・4.生物に学ぶ胆管ステントの開発ーーバイオミメティクスを用いた防汚機能を有する胆管ステントの検討
〔key word〕バイオミメティクス、カタツムリの殻、超ナノ親水、胆管がん、胆管ステント
●フォーラム
天才の精神分析ーー病跡学(パトグラフィ)への誘い
・3.夏目漱石I--その幼時体験
●書評
・『管理監督者・人事労務担当者・産業医のための労働災害リスクマネジメントの実務』(佐久間大輔 著)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
▼今月の特別付録
プリンセスすぎる【シンデレラ】ウエディングシューズケース
▼今月の特集&綴じ込み別冊、他
《綴じ込み別冊》
◆結婚準備“最新”ダンドリBOOK
◆しくじり回避でちゃっかりご機嫌 新生活START BOOK
◆シンプルに、心地いいを贈ろう Casual&Relaxing WEDDING BOOK
《特集》
◆お金アレルギーさんも秒で納得 結婚のお金Q&A100
◆これだけは押さえて 結婚式準備ガチアドバイス
◆わたし映えWedding Dress Collection
◆「どこで挙げるか」を大事にすれば理想に近づく 会場探し&見学GUIDE
◆ふたりで「めおとフォト」を見て、語って、愛を深めよっ
◆今ドキSNS結婚報告のキホン
◆ドレス選びの第一歩は“骨格&カラー診断”ではじめよう
◆ポジティブ転換 ウエディング準備レポート
◆迷い、悩んで……でもやっぱり今、私たち「結婚式を挙げて幸せです!」
◆拝啓、おかげさまで「いい夫婦」やってます。
《綴じ込み付録》
◆気を付けポイントを徹底解説 結婚の常識&マナー 学べるかるた
◆手続き・届け出 ひと目で丸わかりシート
◆相場一覧&ゼクシィアプリ診断シート
◆ピンクの婚姻届
≪本誌の特長≫
●次代を担う臨床検査技師のための総合臨床情報誌.
●臨床検査業務に即応した最新情報を,より幅広くより豊かにビジュアルな誌面で提供し,わかりやすく解説・紹介.定評ある基本技術の解説とともに,診療支援の強化やチーム医療への参加といった時代のニーズに応える知識・情報を豊富に掲載!
≪特集テーマの紹介≫
●本特集では,「Q&Aで学ぶ 採血の極意」と題し,臨床で役立つ20のトピックについてQ&A形式でわかりやすく解説.
●「標準採血法ガイドライン」の改訂ポイントや,「POCTガイドライン第4版」で新規追加された「指先部からの採血に関する指針」など,時流に即したトピックを紹介.
●「採血針と翼状針の使い分け」「血管が細い患者の採血のコツ」「血管の場所がわからない時はどうすればよいか」「四肢の拘縮の強い患者の採血のコツ」「体位により測定値に変化のある項目はあるか」「アレルギー患者の採血時の対応」「神経損傷の予防策」「正しい圧迫止血方法とその意義」など,即実践で活用できる“採血の極意”を多数掲載!
特集 Q&Aで学ぶ 採血の極意
Editorial-今月のことば
話題ーNEWS&TOPICS
悩ましい細胞像へのアプローチ 婦人科編(1)〈隔月連載〉 新連載
対比で読み解く 超音波画像と病理組織像(17) WEBで読めるおまけトーク付き!
基礎講座
技術講座
材料別に確認!微生物学的検査のキホン・コツ・ワザ(7)
臨床検査Q&A
FOCUS
LABO LIFE-私の仕事・私の明日
学会レビュー
OVERSEAS REPORT
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