本書の14名の執筆者は日頃、各種の英語検定試験対策や英作文といった「実用的な」英語教育に携わるとともに、英米の文学作品に深く切り込み、字面の奥の神髄に迫る教育を実践する英語読みのプロである。その英語読みのプロが、英語で書かれた文学作品が英語の深い読みを促し、多面的な思考を可能にすることを具体的な作品を基に述べる。英語の読み方や味わい方を学びたい読者諸氏はもとより、さらに 深い英語の読み方を身につけたいと願っている高校生や大学生にお勧めする。執筆者(掲載順):倉林秀男、安藤聡、鈴木章能、江藤秀一、中田元子、松本三枝子、原田範行、米山優子、井石哲也、青山加奈、千森幹子、飯田敏博、戸田勉、大木理恵子。
Part I 英語の読み方・味わい方(入門編)
英語を読む秘訣
第1章 英語的発想法を身につけるための文学作品の読み方
倉林秀男
第2章『ナルニア国物語』を英語で読む
英語教育における「読むこと」の重要性
安藤 聡
第3章 言葉は心の窓
英語をきちんと理解すれば人の心が見える
鈴木章能
第4章 オリヴァー・ゴールドスミスと喜劇『負けるが勝ち』
18世紀の英文に挑む
江藤秀一
Part II 英語の読み方・味わい方(応用編)
英語で英文学の作品を読む
第5章 ディケンズのヤングケアラーたち
中田元子
第6章 語りと語り手
『フランケンシュタイン,あるいは現代のプロメテウス』と『ミドルマーチー地方生活の研究 』
松本三枝子
第7章 イングリッシュネスもしくはメタ・イングリッシュネス
オースティンの『高慢と偏見』にみる恋愛の表現技法
原田範行
第8章 エリザベス・ボウエンの「私が出会った最も忘れがたい人」
米山優子
第9章 イギリス小説の今昔物語
貸本の時代から電子書籍まで
井石哲也
第10章 恢復としての文学
大江健三郎とマーガレット・ドラブルの小説における'rejoice'をめぐって
青山加奈
Part III 英語の読み方・味わい方(上級編)
言葉遊び・戯曲・詩を極める
第11章 英語で『アリス』を読めばノンセンスのなかのセンスがみえる
千森幹子
第12章 『ピグマリオン』から『聖女ジャンヌ・ダルク』へ
バーナード・ショーの磨き上げた言葉の束
飯田敏博
第13章 韻律法のすすめ
英語の音の「あや」を読み解く
戸田 勉
最後に 機械翻訳の可能性はいかに?
第14章 虚学のすゝめ
大木理恵子
本書は、ベストセラーとなった『文化経済学入門』の続編として書かれたものである。「文化遺産の保存と活用」や「芸術支援」といった古典的な文化政策を超えて、文化産業や著作権、国際貿易等の幅広い分野を対象として解説する。グローバル化と情報化という大きな社会変化によって文化政策はどう変容しているのか?その現況を平易な言葉で解説したテキストの待望の翻訳である。
「日本の組織」のための人的資源管理がわかる!企業の経営資源のうち、人的資源と情報資源に焦点を当て、人的資源管理の基本的諸理論を解説。
理論的であることは、すなわち実践的である。
理論がケアリングあふれる実践を導き、探求への問いとなり、変革のプロセスに結びつく…そんな理論 研究 実践の統一体をプラクシスpraxisと呼ぶ。
M.ニューマン健康の理論に基づくプラクシスの実例を伝える。多彩な事例と典型例。読者は、進化するニューマン理論の革命性に心躍らせることであろう。
著名な理論家、M.ニューマン、J.ワトソン、C.ロイの3人が、ケアリングと理論の将来について語り合った記録が収載されているのも興味深い。
序:マーガレット A. ニューマン
編著者まえがき
1 看護学の核心 ケアリングと健康の概念
第1章 人間の健康体験におけるケアリング(マーガレット ニューマン)
第2章 看護学への貢献(キャロル ピカード ドロシー ジョーンズ)
第3章 看護倫理とケアリングーー原則主義を超えて(カロリン ヘイズ)
2 ケアリング プラクシス
第4章 苦悩、成長、可能性ーー終末期ケアにおける拡張する意識としての健康(アンーマリー バロン)
第5章 術前外来におけるスタッフと患者のための治療環境の創造(ジェーン フラナガン)
第6章 理論的であるということは、すなわち実践的である。(ヴァージニア A. カパッソ)
第7章 家族の健康を支援する看護プラクシス(メリアン リッチフィールド)第8章 地域におけるケアリングの実践ーーパターン認識のプロセスを用いて(マーガレット デクスハイマー ファリス)
第9章 “安らぎ領域”の創出ーー認知症と共に生きる人々のリズムとパターン(スーザン ルカ)
第10章 ケア環境の創造ーー臨床実践の変革を目ざす看護管理の戦略(アマンダ コークレイ エドワード コークレイ)
3 プラクシスとしての研究
第11章 芸術的表現とパターン認識ーー参加者の“創造的身体運動”表現と
研究者の意味解釈に基づく“イメージ画”表現(キャロル ピカード)
第12章 双極性障害のある子供の両親とパターン認識(キャロル ピカード)
第13章 アクションリサーチチームの創出ーーケアのプラクシスモデル(遠藤恵美子 嶺岸秀子 久保五月)
第14章 多発性硬化症と共に生きる女性たちの人生パターンの認識(ジェーン ニール)
4 教 育
第15章 看護学部で展開された精神看護教育のプラクシス(キャロル ピカード タラ マリオリス)
第16章 高度実践看護コースで学ぶ大学院生のパターン認識能力の育成(ホリー ノヴェレツキーーローゼンタール カスリーン ソロモン)
第17章 救命救急場面におけるケアリングの典型例ーー患者とナースの相互的変容(スーザンM. リー)
5 対話と会議
第18章 やがて理論は収束に向かうのであろうかーーニューマン、ワトソン、ロイとの対話(キャロル ピカード ドロシー ジョーンズ)
第19章 拡張する意識としての健康の理論の現在ーーナース、教員、研究者による対話集会 (カサリン ローザ)
第20章 拡張する意識としての健康の理論の影響力(ドロシー ジョーンズ)
監訳者あとがき
20世紀初頭の米国においてなぜ社会科が成立したのか? 教科誕生の過程に注目し、市民を育てる教育が抱える包摂や排除の論理を描き出す。
腰痛治療で定評のある全国各地のカリスマ施術家12人を、小社特別取材班が厳選紹介。
腰痛に悩む一般読者はもちろん、整体、カイロ、整骨、鍼灸などに携わる同業者たちからも大きな注目を集めている大好評シリーズ第6弾。
●はじめに
1こころ整骨院グループ
安藝 泰弘先生
「良い治療家」を育てることが使命と心得、
持てる技術を惜しみなく伝える分院30店舗の総帥
2骨筋医学整体院
石川 篤史 先生
「かかりつけ整体」として高齢化社会に挑戦。
結果を出す治療家と評判の「神の手」の持ち主
3医心堂そめい鍼灸整骨院
内田 敏彦 先生
原因はバランスの悪さ。
「総合身体調整術」で、腰痛の根本治癒をめざす
「巻き爪」治療の名手
4東洋コンディショニング八千代院院長
小橋 悟先生
健康的自立の徹底サポートをめざし、
自らを律する「神の手」の持ち主
5シンメディカル整体院
関根 伸英先生
関節包内矯正とオステオパシーを融合した
独自療法で腰痛解消に挑むベテラン施術家
6T r u e T r e a t G I N Z A
角田 紀臣先生
独自の「足首理論」を展開し、難しい腰痛も
完治へと導く「足首矯正技術」の使い手
7土井接骨院 YDテクニック協会
土井 快泰先生
骨格矯正で自然治癒力を高め、腰痛を治す
「YDテクニック」という独自療法の創始者
➇ぷらす整骨院
藤原 克行先生
「治す治療」という共通理念を掲げ、
全国展開する整骨院グループ創業以来の凄腕指導者
9本田鍼灸院
本田 維道先生
低下している活力を甦らせ、
腰痛を自然治癒させる鍼灸治療の「神の手」の持ち主
10湘南カイロプラクティックセンター
山崎 磨智 先生
施術と体づくりの相乗作用で、患者さんの未来を変えていきたい。
そう訴えるカイロの達人
11元気整体院
山本 彰先生
体に癒しの力を送り自然治癒力を引き出し、
腰痛の根治をめざす「気」の使い手
12輝素雅殿( K I S S G A R D E N )
やわやま まこと先生
難治性の腰痛を自律神経への働きかけと
音波の力で治癒へと導く奇跡のセラピスト
外国語として日本語を学ぶ学習者の立場に立ち、客観的に日本語の特徴をとらえて解説。日本語学習者の気づきを重視したわかりやすい初級指導例を多数掲載し、現役日本語教師の方および日本語教師を目指す方に最適の書。
日本についてスペイン語でどれだけ話せますか?
スペイン人が日本について知りたい、また日本人がスペイン人に伝えたい100のテーマを、Q&A方式の対訳で紹介。
中級以上のスペイン語を読む練習はもちろん、音声ダウンロード付で、聞く練習、話す練習にも使えます。
各質問に「日本紹介に役立つ表現」を補足し、「瞬間作文練習」もできるよう編集。日本紹介に使える語彙や表現を、効率的に身につけられます。
効率性と公平性はしばしば主役と敵役を入れ替わり、せめぎあう。幕によっては、いずれかが脇役に徹することもある。この二人の役者を経済学という脚本家がどのように立ち振る舞わせているか。
Z世代の起業家と技術系政治家の本
第一章 Z世代と原子力博士の★未来設計図★
第二章 ビジネスイノベーション
第三章 高校生のはじめての起業
第四章 野望実現にむけての戦略
おわりに お金の教育の必要性
現在の私たちは、音程・音階など西洋音楽に由来する音楽用語を当たり前のように使っているが、西洋音楽やその理論が日本に導入されてからまだ150年ほど。西洋の音楽理論は、近代日本でどのように導入され、展開、変化してきたのか。この問いについて、11人の著者が多様な領域から光をあてる。そこからは西洋の音楽理論に向きあい、自国の音楽について考察を深めようと奮闘した人々の姿が垣間見える。
西洋の音楽理論を非西洋圏の人々がどのように受容したかという一方向に注目するだけでなく、非西洋圏の音楽が西洋の人々にどのように受け取られてきたのか、また、それらの受容や交流の過程にどのような理論上・実践上の調整や文化的な摩擦がみられるのかにもせまる。
5つの章と6つのコラムはゆるやかに関連しているが、どこからでも読み始められる。
巻末には、本書に登場する音楽理論の基本用語と、索引付き。大学などのテキスト・参考書としても最適。
第1章 西洋の音楽理論に向きあうーー江戸後期からの100年 塚原康子
第2章 学校で和声学を教えるーー 音楽取調掛・東京音楽学校を例に 仲辻真帆
第3章 日独で相互に受容するーーフーゴ・リーマン周辺を例に 西田紘子
第4章 自国の音楽史を談じるーー中国知識人の「中国音楽」観の変化 新居洋子
第5章 新しい調性理論を構築するーー5度をめぐる思考 柿沼敏江
コラムvol.1 翻訳語としての「音楽」 菅原光
コラムvol.2 田中正平の音律理論 篠原盛慶
コラムvol.3 園山民平の調和楽 三島わかな
コラムvol.4 100年前の歌曲を演奏する 松岡あさひ
コラムvol.5 台湾の讃美歌にみる文脈化 劉麟玉
コラムvol.6 プリングスハイムの調性観 西原稔
アート×テクノロジーが未来の都市を創り出す
「20年後の私たちはどのように生きるのか?」
竹中平蔵氏、南條史生氏、市川宏雄氏、伊藤穰一氏が
国内外の有識者と語り合った、10年間の貴重な講演がまとまった一冊
クリエイティブとはすべてゼロから作ることではありません。
物の見方を変えたり、目標を変えたりする、
それだけで十分クリエイティブなのですーー。
「常識を疑う」ことから始めればいいのです。(南條史生氏 「はじめに」より抜粋)
今私たちは、「新しいカンブリア爆発」にいます。
30年後の私たちの仕事や生活のもととなる
新しいものが爆発的に出現している。
その根底にはAIやビッグデータがあり、
しかも、まだ“初期”なのです。(竹中平蔵氏 本文より抜粋)
【目次抜粋】
PART1 基調講演
・2050年に向けて、限りある地球におけるグローバルな発展
--ヨルゲン・ランダース
PART2 スピーチ
・ニューヨークにおける都市戦略と新たな価値
--ヴィシャーン・チャクラバーティー
・今アジアで起こっていること
--ユージン・タン
PART3 対談
・我々はどこから来て、今どこにいるのか?
--南條史生×エマニュエル・トッド
PART4 ディスカッション
・人は明日どう生きるのか
[森美術館「未来と芸術展」関連プログラム]
分科会1:都市と建築の新陳代謝