グローバル化の進展の今日、すでに1970年代初頭、従来の「白豪主義」を一擲し、国是として「多文化主義」を推進してきたオーストラリアの歩みは、今や全世界にとって貴重な経験である。同国の言語教育政策の詳細な分析・考察を通じて、多文化主義が内包する「多様性」と「統一性」との矛盾・葛藤、さらにその持続的努力が拓きつつある「共存」の可能性を具体的に描き出した労作。
創立125周年を迎えた早稲田。知の蓄積が先端研究を切り拓く、独創的な領域への挑戦。24人が語る学問の魅力。
2024年より国家資格「登録日本語教員」が施行された。いま、これまでの日本語教師や日本語を教える以外の支援に携わってきた人びとは新たなキャリア選択を迫られている。本書では、日本語を教えるとは? 教師とは? という根源的な問いから、かつて日本語教師を志した5人へのインタビューをライフストーリー研究と複線径路等至性アプローチ(TEA)の両輪で解析。客観的キャリア=職業としての日本語教師ではなく、一人ひとりに個別的で多様な生き方、すなわち主観的キャリアとしての日本語教師像に光を当てる。
まえがき
1. 本研究を始めたきっかけ
2. 本研究の今に至る経緯
序章 本書の背景と目的・課題
1. 本書の背景
2. 日本語教師とは
3. 日本語教師の社会的経済的不安定さとキャリア形成
4. 日本語教師の社会的経済的不安定さとボランティアの関係
5. 本書の目的と課題
6. 本書の認識論と研究方法
7. なぜ2種類の質的研究法を用いるのか
8. 本書の全体構成
第1章 日本語教育におけるキャリア研究
1. キャリア理論
2. 日本語教師の専門性
3. 日本語教育は何をめざすのか
4. ボランティアと日本語教師のキャリア形成
5. 日本語教師のキャリア形成に関する先行研究
6. 考察
7. まとめ
第2章 日本語教師の多様なストーリー(調査・分析1:ライフストーリー)
1. ナラティブとは
2. ライフストーリーとは
3. 本研究になぜライフストーリーを用いるのか
4. 調査・分析方法
5. Aさんのストーリー
6. Bさんのストーリー
7. Cさんのストーリー
8. Dさんのストーリー
9. Eさんのストーリー
10. 5人のライフストーリーの社会的文化的背景とキャリア形成
11. まとめ
第3章 日本語教師のキャリア形成プロセス(調査・分析2:複線径路等至性アプローチ)
1. 背景と目的
2. 記号論的文化心理学
3. 複線径路等至性アプローチ(Trajectory Equifinality Approach: TEA)
4. 本研究になぜTEAを用いるのか
5. 調査概要
6. 分析結果
7. 考察
8. まとめ
第4章 結論
1. 本書のまとめ
2. 研究課題への回答
3. 本書の結論
4. 本書の意義と今後の課題・展望
引用文献
引用資料
図目次
表目次
初出一覧
謝辞
索引
EPAに基づく人材の受け入れが進む中、外国人とのワークシェアを持続性(Sustainability)をもとに進めるために必要な医療福祉政策、日本語教育政策とは。
本書は、外航海運企業の船舶乗組員を対象とする国際人的資源管理に焦点を当て、企業内教育・訓練とキャリア・マネジメントの観点から、組織社会化戦術としての概念的枠組と、成果の導出プロセスを提示する。本書は、筆者による長年のインタビュー調査に基づいた事例研究から、同業種および職種の特性を踏まえた議論がなされる点に特徴がある。
序 章 本書の概要
第1章 外航海運企業における船舶乗組員の人的資源管理ー組織社会化の重要性ー
第2章 外国人船員の海事教育と予期的社会化ー商船大学による教育・訓練の内部化ー
第3章 外国人船員の予期的社会化と組織適応ー入社前教育・訓練における社会化教育ー
第4章 外国人船員の予期的社会化と規範的統合ーCADET SHIPによる乗船研修ー
第5章 クルーズ客船のサービス・マネジメントとグローバル統合
第6章 学習環境デザインと組織社会化ー外国人クルーズ客船サービス・スタッフの入社前教育・訓練ー
第7章 OFF-JTにおける協同学習と組織社会化
第8章 本国人船員の経験学習とキャリア・マネジメントー陸上部門への配置と組織内キャリア発達ー
第9章 外国人船員の組織内キャリア発達とキャリア・マネジメントー船員から船舶管理者へのトランジションー
第10章 外航海運企業における船舶乗組員の人的資源管理ー組織社会化戦術としての概念的フレームワークー
「英語学習は早く始めれば始めるほどよい」。いや、「英語は中学生になってからでも十分間に合う」。
英語教育界の第一線で活躍する論客たちが教科化の流れが加速しつつある<小学校英語>をさまざまな角度から議論し、提言する。
はじめに
1 公立小学校での英語教育の意義
小学校英語活動の現在から考える 松川禮子
公立小学校での英語教育
ー必要性なし、益なし、害あり、よって廃すべし 大津由紀雄
Who's afraid of teaching English to kids? 唐須教光
小学校英語教育、言語政策、大衆 和田 稔
早期英語教育をどうする 安井 稔
2 国際理解教育と英語教育
国際理解教育の一環としての外国語会話肯定論
ー競争原理から共生原理へ 冨田祐一
小学校英語教育
ー異文化コミュニケーションの視点から 鳥飼玖美子
3 言語教育の現場から
小学校への英語導入について 直山木綿子
母語での言語技術教育が英語の基礎となる 三森ゆりか
公立小学校に英語教育を導入する前に
ー思考の論理表現教育のすすめ 福澤一吉
4 語学教育を考える
只管朗読と「必要悪」としての英語 國弘正雄
語力教育とは何か 安西祐一郎
本書は、鈴木敏恵設計の“知のオリジナルシート”解説書です。この未来教育シートを活かすことで、問題解決力、コミュニケーション力、情報スキル、ロジカルな思考スキル、そして礼儀や人を大切にする心など、21世紀を生きる力が子どもたちに身につきます。
家族で幸せになりたいなら、お母さんのための家を建てよう。家族優先で動いているお母さんは日々忙しいです。そんな家族を支えるお母さんを応援したいと思い、お母さんの為の家づくりについてお話しています。家は無理かも、と諦めている人こそ読んでください!
様々な事例やインタビューから未来のデザインマネジメントの指針を示していく最新刊 。
本書では今日の製品開発やサービスを展開していく上で、デザインに対する考え方や視点をどのように持てば良いのか、デザインを取り入れることで何が変わるのか何が有効であるのかをインタビューを交えて述べていく。
そしてデザインのマネジメント が経営プロセスと製品開発のプロセスと、どのように統合または融合されていくのかその方法論を7つの指標として示した。
「デザインマネジメント7つの指標 」は、デザインの普遍的な視点であるHuman Oriented Design(人間|環境を志向する設計&プラン)をベースにモノやサービス、ビジネスが文化的に社会的に定着を目指す考え方、Cultural Engineering(文化工学)、そしてデザインプロセスとマネジメントプロセスをシンクロさせた「デザインマネジメントプロセスの構築 」を加えた7の指標である。
本書のもう一つの視点はデザインの思考やデザインプロセスを経営やビジネス、商品開発というコーポレートデザインのみを対象とするばかりではなく、対象とする輪郭を広げ、ソーシャルデザイン、リージョナルデザイン、ライフデザインという側面から考察している。
【日本デザインマネジメント協会について】
“Management by Design”という立場から環境的価値、文化的価値、生活価値、美的価値など複合的思考を実践に移すデザインマネジメントの理念を発展・振興させるとともに、 広く社会に普及させ、21世紀の直面する人間社会の諸問題を解決する一翼を担うべく、デザインマネジメントに関する多方面の事業を行う。
日常生活の中にはたらく「学習の法則」の力。心理実験や動物実験から何がわかるか?ヒトの基本的な行動原理はこんなにも面白い。
「おとなはバカだ」と
泣いていたころのあなたに
この本をささげます。
みーんな「はだかの王さま」なのに、
だーれも「王さまは はだかだ」って言わない。
わかっていないのに、わかっているように見える技術、できないのに、できているように見える技術。そんな技術に囲まれて、私たちはみんなが「はだかの王さま」になっているのかもしれません。
これがながくつづくと、私たちは本当は自分はなにができるのか、なにがしたいのかを見失ったまま、やみくもに評価や充実感を求める「できる」依存症におちいるのだと思うのです。
全身をつかって、みる・きく。そんなあたり前のコトがむずかしい時代になってきました。目的や意味が、みて・きいて、感じるより先に言葉であたえられて、「できてしまう」現代社会。
このおかしさに気づくことができるのは、「おとなはバカだ」と泣いていた子どものころのあなたなのだと思うのです。
【この本を彩ったKuwa.Kusuより】
荒々しい言葉の塊が打ち砕かれている。
思考し、言葉を形にし書き記し物質にし、
そして、その塊を本書で易々と打ち砕く。
世代を問わずグレることをよしとし、
「おとなはバカだ」と、なおひではいう。
はじめに おとなはバカだ(臨床的視点から)
その1 できるわたし、から、多様なわたしへ
1-1 みんなちがって、みんないい、のに何でテストするの?
1-2 多様性ってなに?
1-3 平野啓一郎氏の「分人主義」
1-4 壮絶でない人生はない
1-5 できるわたしも、できないわたしも、SUKI
1-6 だれもがサザエさんである時代
1-7 イノベーションの前提条件
1-8 イノベーターを育てるArt-Science Link Worker(マスオさん)
その2 価値観の大変革とモノつくり
2-1 安全だけどANSHINじゃないモノつくり
2-2 論理的アプローチと身体的アプローチ
2-3 全体を身体で把握している人がいない
2-4 あえて狭い視点から
2-5 ヒトの依存症について
2-6 多様性の欠如による依存症発症
2-7 「できる」という依存症
2-8 人間拡張「ヒトに寄り添うモノ」と「モノに寄り添うヒト」
2-9 カッコわるいArt-Science Link Worker(マスオさん
2-10 価値観といいますか目的といいますか、そういったこと
その3 身体性を求めてとびはねる人たち
3-1 教育(教え育てること)の裏側をのぞき見する(アート演習)
3-2 「疑う」から「裏側をのぞく」へ
3-3 課題の意味は自分で発見する
3-4 「うろうろしろ」「こだわれ、妥協するな」「ナルシストたれ」
3-5 「本当にそんなことをしたいの?」
3-6 科学は自然の合理性のほんの一部分を見ているだけ
3-7 真剣に遊ぶ覚悟
おわりに 同調圧力のない社会へ
最新の法令・統計、知見に基づき見直しを行うとともに、章ごとに学習のポイントを記載するなど、より活用しやすいものに改訂。実務的な記載等も加えて、内容の充実を図り、第二種衛生管理者免許の取得後も日常の衛生管理業務においても活用できるように編纂した。
金融危機後の世界経済は?欧米からアジアへのパワーシフト。貧困・食糧問題・気候変動…21世紀のグローバルな課題を英語で読み解く。
システム開発の現場では、ITエンジニアがITの専門知識を素人同然のプロジェクト関係者に教えなければならない場面がたくさんある。後輩のITエンジニア、システムの利用者であるユーザー、システム開発の発注者である顧客、そして技術に詳しくないプロジェクトマネジャー…。ITに明るくない彼らに対して、専門知識や概念を教えるのは非常に難しいもの。ITの専門家であっても、「教えるノウハウ」がなければ、正しく伝えることができないからだ。本書は、そんな「教え方の悩み」を抱えているITエンジニアを対象とし、体系立てた教え方の理論(ノウハウ)を説明。そのうえで、ケーススタディとして練習問題に挑戦してもらう。それにより、現場で役立つ実践的な「教える力」を養うことができる。
SDGsをふまえた国際貢献・国際開発を,実際のフィールドでの取り組みから解説する.〔内容〕SDGs実現への課題と枠組/脱貧困/高等教育/ICT/人材育成/社会保障/障害者支援/コミュニティ/水道/クリーンエネルギー/都市化