親友の幹世が「2月中に麦倉先生とキスしてみせる」と宣言し、ノリミはショックを受ける。その直後、ふたりの目の前で事件がおきて…。大人気の〈星座〉シリーズ最新作。
満月を見ていた。「きれい」湖のほとりで、私は彼にそっと寄りかかる。その時、ふいに風が吹いて月が消えると、彼は私の腕をそっと引き離した。「月にいって、アインシュタインみたいな物理学者になりたいんだ」そして、彼は静かに遠ざかっていく…。-表題作『相対性恋愛論』ほか、優しく切なく、そして幻想的な5つの恋物語を収録。
服は生活の必要から生まれるーと、八神響子は言った。ベスト・クリエーター賞をめざして3次テストの作品を仕上げたばかりの美欧に衝撃が走った。久我貴之のアドバイスを響子がさりげなく伝えたものだった。「次も期待している」と声をかけてくれた柚木俊介の思いがけないほめ言葉を励みに、美欧は徹夜でがんばった。もう一度、一からやり直し。トップ・クリエーターをめざす美欧の胸の中にある、幻想の恋愛。久我貴之に恋し、心の中には柚木俊介がいて…。今、本当の恋へと一歩を踏みだそうとしている。
14の恋愛映画をテキストに、さまざまな愛の形を論じ、男女の本質に鋭く迫るハードエッセイ集。
児玉忽一とはじめて会ったとき、武浦美奈子の背筋にしびれるような感覚が走った。(この人のためなら、私、どうなったっていい)-。美奈子は都内で1人暮しのOL。児玉という恋人を得て、幸せいっぱいのはずだった。ところがふとしたきっかけから、児玉に妻がいることが発覚する。夜、高崎のその家へでかけていった美奈子は、部屋の中で争いもつれあう男女の影を目撃する。殺人現場だ。犯人は児玉かもしれない、私と結婚するために妻を殺したのかも…。愛と疑惑のはざまで苦しむ美奈子に、危険な影が忍びよる。
自由はジェラシーの彼方にある。書き下ろし恋愛小説。
女にワケあり。男にスキあり。ほんの出来心でキズだらけ。ひとりぼっちの夜もある。それがどうしたっていうのさ。世間相場の恋愛なんてないんだから。懲りないヒトたちの摩訶不思議な恋愛実話集。
むやみやたら「好きだ、好きだ」と騒いでも、それだけで女のコをオトせるものではない。恋愛にだって、しっかり知っておくべきルールやノウハウがあるのだ。そのノウハウを、微に入り細に入り、これでもかというほど満載したのが本書である。“女のコの気持ちを知るための心理ゲーム”“あのコのマル秘SEX願望の見抜き方”“タイプ別Hの正しい口説き方&誘い方”“Hへの導入・ボディタッチのノウハウ”“段階別キス講座”“パーフェクトなHプレイ術”など、実戦に役立つ情報ばかり。
後悔するのも、傷つくのもあなたしだい。失うか、奪い取るかで激しく揺れる恋心。選ぶのは彼でなく、あなたー。恋愛ドラマの名手・鎌田敏夫が描く、欲望と切実な想いにはりつめた瞬間8篇。
男と女についてのすべてを、著者が本音で綴ったはじめての本。
現代日本を読み解くキーワード「恋愛」「欲望」「自分」「家族」という視点から、岸田秀と竹田青嗣が現代人の抱える問題点を論及し、よりよく生きるための方法を探っていく。
8つの宝石をめぐって、8つのラブストーリーが始まる。宝石を贈る喜び、贈られる喜びを感じながら、恋人たちは愛の輝きを、宝石箱にそっと仕舞いこんでゆく…。どんな愛し方、どんな愛され方が贅沢といえるのかを、8人の作家が描く傑作ぞろいの恋愛小説集。あなたは、どの恋の輝きをえらびますか?