ソシュールの〈一般言語学〉を最も網羅的に語る好個の講義録を肉筆ノートの綿密な点検によって訳出し、同時にこのテクストが溢れさせる〈反・言語学〉への問いを詳細な注解のうちに捉え込み・反響させる。ソシュール言語学を入門から極限の問いへと鮮明に導く。
相手に話が通じない、伝えたいことを誤解される、そもそも聞いてもらえない……普段の生活から、ビジネスのプレゼンの場まで、会話のコミュニケーションが上手くいかない人のために、潤滑で実りある会話をするための11のメソッドを、脳科学や心理学を下敷きに、ラジオDJの著者が読者に語りかけるようにわかりやすく解説。TEDトークで全世界1300万人が絶賛した秘訣がこの1冊に。
日本人のコミュニケーション下手が言われて久しいが、加えて昨今はメールやSNSなどの普及によって、相手に面と向かって対峙したときの「伝達力」がさらに劣化している。著者は、一九七〇年代から様々な国際交渉の場に通訳者として立ち会ってきたが、そのなかで得てきた、言語を超えたコミュニケーションの普遍的「法則」を紹介する。相手が外国人であっても日本人であっても、単に「発言する」だけでなく、しっかりと相手に「伝える」ためには、なにが必要なのか。「話す・聞く」のプロが、国内外の著名人との貴重なエピソードをまじえながら「心を伝える」極意を語る。
結局、心に響くのは、あなたの頭の中にあるオリジナルの言葉です。ソクラテス、ヘーゲル、ヴィトゲンシュタイン…賢人の対話術がこの一冊で身につく!
結婚、葬儀、ビジネス、地域や学校、日常のおつきあい…あらゆる場面ですぐに役立つ文例1500。
いつもの言い方に少し足してみませんか?
SNSにも、手紙にも、話すときにも……
一目置かれる、心証をよくする、株が上がる
「そのまま使える」実例集!
難しいこと、ややこしいこと……
たとえば、こんなときにーー
久しぶりにメールを送る/心遣いを受けたら
小さな行き違いがあった/会合への参加を呼びかける
たいした用件はなくても/申し訳なさを表わす……
シーン別の例文+言い換えも豊富に収録!
◎ご馳走になったお礼=「ありがとう」+「具体的な感想」
◎お土産物を贈るとき=「どうぞ」+「選んだ理由」
◎お願いごとをするとき=ストレートに「お願いします」
◎もう少し距離を縮めたい相手に=「暑いですね」+「そういえば昨日〜」
フォーマルに、少しカジュアルに。
12カ月それぞれの「書き出し」と「結び」の使いかたも。
この一冊、手元にあると役立ちます。
「日常の多言語化」現象
多言語状況はたんに記述されるためにあるわけではない。本書では、日本社会の過去・現在の現象や制度に埋め込まれている意識やイデオロギーの内実を注視し、いかなる多言語社会を目指すのかを考察する。
アンダーコロナで、対面でのやりとりにさまざまな制限があるなか、新しいコミュニケーションのかたちが次々と始まっています。本書では、”相手に9割話をさせる”ことで、お互いに満足感の高いコミュニケーションに導く技術を徹底コーチ。ハウツーに加えて、話を弾ませる「聞き方」、思い通りに誘導する「聞き方」など今日から使えるフレーズが満載です。
1「雑談」で相手に9割話させる質問術/相手が自分から話したくなるコツは「共感力」にある!
2「初対面」で相手に9割話させる会話術/「観察力」と「質問力」があれば、どんな状況も盛り上げられる
3 相手に気持ちよく話してもらう「あいづち」の極意/ひと言添えられるかどうかで、成功か失敗か決まる
4 上手く「ほめる」と、誰でもすぐに話したくなる/誰もが持っている「承認欲求」をさりげなく突くには?
5 大人の「社交辞令」は、いい関係のはじまり/覚えておくだけでいい人間関係に! 会話ももっと盛り上がる
6 話を引き出して「仕事」の会話を成功させる方法/リモート時代の仕事の人間関係はこのひと言が決め手!
7 忘れているけど、実は大事な「前置き」と「質問」の話/ コミュニケーションを成功させるには「布石」がいる
要領を得ない説明、いつまでも堂々巡りの議論ー非効率なミーティングは、コミュニケーション・スキルの不足が原因だ。会議の「問題場面」を取り上げ、すぐに活用できる具体的な解決策を解説する。
「話す前に準備運動をする」「新聞を音読する」「ストップウォッチで時間を計りながら話す」--簡単にできるエクササイズで、話す際に相手に与える印象はガラリと変わります! 大学で講義をし、TVのコメンテーターも務める「言葉のプロ」が紹介する話し方、聞き方、悪いクセの直し方。在宅でも役に立つリモート会話で気持ちを伝えるコツも充実。文庫化にあたり、リモートでの会話のコツもまるまる一章分追加! 30のテクニックであなたも今日から会話上手に!
第1章[エクササイズ編] 〜いきなり話し始めるから失敗する〜
準備運動をすると口がよく回る/胸を大きく開くと声が出やすくなる/尺八を吹くように息を長くゆるく吐く/新聞を音読すると実用日本語が身につく/緊張感を持って音読すると眠っていた力が出せる
第2章[話し方編] 〜手短に、ポイントを絞って〜
挨拶は着地点を作って1分以内に/要点を整理すると言葉に詰まらない/繰り返しを防ぐために頭の中にメモするように話す/時間を気にしながら話すと、キレがよくなる/言葉に詰まったときは、即座に相手に主導権を渡す
第3章[聞き方編] 〜体全体で共感しながら聞く〜
体全体で反応すると「覇気」のある会話になる/リアクションがいいと相手は喜んでくれる/相手の会話のキーワードを見つけて軽く驚く/話している人にヘソを向けて聞く/テレビから新しい情報を得ると話題に困らない
第4章[会話編] 〜会話を止めないための5つのコツ〜
自慢話は失敗談とセットで話す/「なるほど、なるほど」と二回の相づちが若々しい/「そうそう、そういえば」は万能選手/「今の話で思いだしたんだけど」で新しい話題に入る/7対3で相手に話してもらう
第5章[NG編] 〜これを直せば10歳若く見られます〜
言葉が思いだせなくても会話は続くもの/話をまとめようとすると年寄り臭い/物事を決めつけると頭まで固まった感じがする/本当のことと否定的なことは言ってはいけない/苦手な人とは会わない、話さない
第6章[リモート編] 〜オンラインでの会話のコツ〜
リアクションは手の動きを添えて/「つかみはOK」失敗を恐れず場を和ませる/話すときに時間を計る癖をつける/段取りをあらかじめ作っておく/「書いて見せる」ことでイメージを共有する
[コラム]
心にしみる『論語』の言葉/スピーチは「1分」または「15秒」/微笑みながら相づちを打つ/身につけた教養を人に話してみる/ムカつく相手には「ほめディフェンス」/イタリア人に学ぶ「手の表情」
【著者略歴】
齋藤孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。2001年『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞受賞。同年刊行の『声に出して読みたい日本語』はミリオンセラーとなり、日本語ブームを巻き起こした。
外国の単語を使った表現に迷ったとき,開く辞典。8ヶ国語を収録しており,表現の選択肢が広がる。技の名前や台詞を考えるのに使えるので,小説,シナリオ,歌詞などの創作にも役立つ。薄い,軽い,小さいの三拍子で,いつでもどこでも使える。
ラクに話せて、印象まで良くなる“とっておきの方法”!こんなふうに話せばもう、あがらない!すぐ使える“効果絶大の”具体例が満載!!“緊張しないコツ”。
名詞(連体)修飾表現は世界の諸言語の研究において最も研究されてきた言語現象の一つである。本論文集は東から北東・中央・西・東南・南までを含むアジア諸言語、ヨーロッパ言語の名詞修飾表現に関する26本の論文を収録している。対照言語学・類型論的観点から「内の関係」(所謂「関係節」)のみならず、通言語的研究の少ない「外の関係」の名詞修飾表現に関しても分析を広げており、名詞修飾表現に関心を持つ読者にとって必読の文献である。
まえがき
1 東アジア言語
主題構文としての日本語の名詞修飾節構文 益岡隆志
日本語の相対名詞連体修飾の意味的特性 大島資生
中級日本語学習者の名詞修飾節使用における母語の影響 大関浩美
日本語を母語とする幼児による「ノ」の過剰一般化ー修正属格仮説ー 木戸康人
韓国語の直接引用修飾節に関する一考察 金廷ミン
ダパ語の名詞修飾表現と名詞句標識 白井聡子
ゾゾ語(若柔語)の体言化と連体修飾構造 宮岸哲也
2 北東・中央アジア言語
コリャーク語における関係節構造ー名詞句接近可能性階層及び主名詞配列タイプに着目してー 呉人惠
サハ語の連体修飾節ー内容節での補文標識挿入に関する日本語との対照ー 江畑冬生
現代ウイグル語の名詞修飾節についてー形動詞節を中心にした考察ー 新田志穂
キルギス語の名詞修飾節ー日本語連体修飾節「内/外の関係」の観点からー 大崎紀子
3 東南アジア言語
カパンパンガン語の名詞修飾ー日本語の「内の関係」「外の関係」との比較ー 北野浩章
クメール語の名詞修飾節 上田広美
クメール語の「外の関係」の名詞修飾現象ー日本語との対比を通じてー 堀江薫、ハイ・タリー
トイウ補語節とwâa補語節ー発話動詞起源の名詞補語節標識の日タイ対照ー 高橋清子
ティディム・チン語の名詞修飾表現 大塚行誠
ジンポー語の名詞修飾表現 倉部慶太
4 南・西アジア言語
メチェ語の名詞修飾表現の体系と日本語との対照 桐生和幸
カトマンズ・ネワール語の名詞修飾 松瀬育子
伝統文法から見たヒンディー語の名詞修飾ー語彙的体言化に焦点を当ててー 西岡美樹
マラーティー語の名詞修飾表現ー体言化理論の観点からー プラシャント・パルデシ、柴谷方良
シンハラ語の名詞修飾表現 岸本秀樹、Dileep Chandralal
スィンディー語における名詞修飾の特徴 萬宮健策
テルグ語の名詞修飾表現 児玉望
ブルシャスキー語の名詞修飾表現 吉岡乾
アルメニア語の非定形名詞修飾表現の特徴ー日本語・英語との対照を通してー クロヤン・ルイザ、堀江薫
索引
執筆者紹介
上司や同僚とのコミュニケーションが円滑になる!他部署との連携がスムーズに進む!職場の課題を解決し、ミッションを達成できる!ファシリテーションの効果とは?