辺境の小国から世界の帝国へと発展していったイングランド。ストーンヘンジからノルマン征服、王室と議会政治、農業・産業革命、戦争、娯楽、衣食住にいたるまで、その全貌を克明に描ききった、イングランド社会史の金字塔。
「哲学を学んでみよう」と思い立ったはいいが、そのあまりの多様さと難解さにひるんでしまう人も多いはず。しかし、それぞれの哲学者をほかの哲学者とのかかわりにおいて眺めてみると、「なぜそれが問題になるのか」「どうしてそういう考え方をするのか」という哲学の勘所が見えてきます。古代ギリシアから現代哲学まで、西洋形而上学から東洋思想までを網羅し、哲学を「思考の道具」として徹底活用するための実用ガイドブック。
1914年6月28日、サライェヴォに響いた一発の銃声がヨーロッパに戦火を呼びこんだ。網の目のような条約で相互に結ばれた各国指導者たちは、開戦準備に奔走する一方で戦争回避の道を探るが、戦火は瞬く間に拡大する。情報の混乱、指導者たちの誤算と過信。予測不能の情況のなかで、軍の用意していた戦術だけが既定方針として着々と実行され、世界は戦争の泥沼に沈んでいった。-第一次世界大戦の勃発に際し、政治と外交と軍事で何がどう決定され、あるいは決定されなかったかを克明に描いてピュリッツァー賞に輝いた、戦争ノンフィクションの傑作。下巻は戦局の転回点となったマルヌ会戦の後まで。
1914年6月28日、サライェヴォに響いた一発の銃声がヨーロッパに戦火を呼びこんだ。網の目のような条約で相互に結ばれた各国指導者たちは、開戦準備に奔走する一方で戦争回避の道を探るが、戦火は瞬く間に拡大する。情報の混乱、指導者たちの誤算と過信。予測不能の情況のなかで、軍の用意していた戦術だけが既定方針として着々と実行され、世界は戦争の泥沼に沈んでいった。-第一次世界大戦の勃発に際し、政治と外交と軍事で何がどう決定され、あるいは決定されなかったかを克明に描いてピュリッツァー賞に輝いた、戦争ノンフィクションの傑作。上巻はブリュッセルの陥落までを収録。
「巨人の星」「ルパン三世カリオストロの城」「じゃりン子チエ」の名プロデューサー藤岡豊。『リトル・ニモ』のアニメーション化のため、彼は海を渡った。参集したスタッフは、「スター・ウォーズ」プロデューサーゲーリー・カーツ、SF作家レイ・ブラッドベリー、大塚康生・高畑勲・宮崎駿・近藤嘉文・友永和秀・山本二三ー。巨費が投じられたこの壮大なプロジェクトの行方を15年にわたり見続けた大塚康生が綴る。
著者は若い頃から箴言の魅力に惹かれ、生きる指針としてきた。その著者の作品にも、心に染みる会話や、じっくり考えさせる文章が数多くある。出世でこり固まった男もおもしろくないが、出世をあきらめた男も魅力はない/妻が愛人であり、愛人が妻であるー多忙な夫には、それがふさわしい/人間の能力とは努力のことでしかない…忙しいビジネスマンの琴線に触れる言葉を、集大成。
競馬ではしゃぎ、ラスベガスで生まれ変わって、勝っても負けても至福の時。あなたは人生、楽しんでいますか?誰のものでもない「自分の人生」を歩くあなたは、絶対「幸福」ですー。幸せになりたい全ての人に贈る、愛と笑いの新・幸福論。
あなたは日頃、図書館をどのように使っていますか。棚を見ただけで適当に選んだりしていませんか?手にした資料が信頼に足るものか調べずにレポートを書いたりしていませんか?本書では、大学図書館に勤務する著者が、図書館で何をどこまで調べられるのか、基本から「奥の手」まで、探索力上達の秘訣を伝授します。はじめてレポートを書く学生さんから、「いまさら聞けない」と悩んでいる研究・調査業務の人々まで、「調べ、書く」必要のあるすべての人のための新しいバイブル誕生。
ナンセンス・ファンタジーの名作『不思議の国のアリス』。子ども向けのやさしい本かと思いきや、言葉遊び満載で、なかなかに手ごわい!そこで、翻訳批評で名高いベック先生の丁寧な解説で原文を読みすすめていこうというのが本書。見事な道案内でいつのまにか『アリス』の世界を英語で味わえるようになります。
鋭敏な観察力、才能豊かな筆の運び。一八六三年四月、日瑞修好通商条約締結のため来日したスイス時計業組合会長が見聞した幕末日本の諸相。長崎・京都・鎌倉など日本各地の様子、特に江戸の町を鋭筆と手帳を携えて巡り歩き、鮮やかに描き出す。床屋・本屋・武道場等の情景や武家屋敷のたたずまいがありありと蘇る。細密で美しい挿画百四十点を掲載。
おとうさんがでかけたあとで、ちゅーちゃんはだいじなことをわすれたのにきがつきました。「とうちゃーん、まってー!」でも、おとうさんをおいかけているのはちゅーちゃんだけではありません…!読んだあと、だいじな人をぎゅっとしたくなるこころあたたまる絵本。
「条件さえ整えば、地球上のすべての人間がよろこんで悪をなす」悪魔にとりつかれた旅人が、山あいの平和な田舎町ヴィスコスを訪れた。この恐るべき考えを試すために。町で最初に旅人と知り合いになったのは、ホテルのバーで働くプリン嬢。田舎町での平凡な毎日にすっかり退屈していた彼女こそ、旅人の計画にどうしても必要な人物だったー。魂の作家が世に問う衝撃作。