邦楽合奏団の草分け的存在である宮城合奏団の代表的な委嘱作品8曲を収録。筝と尺八を独奏楽器とした協奏曲風の「春の海幻想」をはじめ、筝の華やかな響きを多層的に活かそうとするさまざまな試みが思いのほか新鮮で、興味をそそる。現在の筝曲やその可能性を知るのに格好の2枚組。
モンゴル、インド、スリランカ、中国、韓国、日本など、アジア各地の事例を読み解き、変動する社会における文化の創造とパフォーマンスを考察。(民博「アジア・太平洋地域における民族文化の比較研究」第9回シンポジウムの成果)
宇宙の創造物=「からだ」の声に耳を澄まし、本来の身体を取り戻す!「○○に××が効く」式の身体を部分視した情報が氾濫する世の中ー。一度、現代科学(医学)万能信仰をリセットし、身体全体・宇宙全体を見直してみませんか!?からだの声を聴きからだを見つめからだを知る!からだ実感体験法も収録。
戦前、民俗学の勃興期に精力的に活動し、愛書家としても全国区で名を知られた青柳秀雄。戦後、表舞台から消えたその足跡を、同郷の郷土史家が年譜形式で丹念に辿った労作。
青柳が出版した郷土史誌の復刻・翻刻も収録!
『佐渡郷土趣味研究』第一輯〔昭和5年1月16日発行〕
『土俗研究』創刊号 〔昭和7年5月31日発行〕
『佐渡研究』第一輯 〔昭和8年8月25日発行〕
『佐渡研究』創刊号 〔昭和8年10月30日発行〕
『佐渡蒐集家名簿』 〔昭和8年12月20日発行〕
解説
菊地暁「民間伝承の会「支部」をめぐって」
小林昌樹「ブックコレクターとしての青柳秀雄」
第1部
知られざる佐渡の郷土史家・蒐集家
第2部
佐渡郷土趣味研究 第1輯
土俗研究
佐渡研究 第1輯
佐渡研究 創刊号
佐渡蒐集家名簿
解説 民間伝承の会「支部」をめぐって 菊地暁
解説 ブックコレクターとしての青柳秀雄 小林昌樹
白刃をもってせまる相手を切らずに制する兵法、柳生新陰流。剣法だけでなく、人の心も同じ。圧力を高めすぎれば、反発が起きるもの。十兵衛は全国を行脚しながら、千を超える浪人を直弟子として、この平和の剣を伝える。指南は微に入り細をうがち、兵法の理が明かされてゆく。その真の目的とは。一武芸者として、隠密として、徳川の忠臣として、そして人間として、十兵衛の生き様、苦悩を描く。
雪舟・雪村・宗達・山雪・光琳・乾山・抱一・宗季・庸昌・蕭白・蕪村ら計十一人の巨匠の代表作品を考察。これまで見過ごされていた画中の「文字」と、構想の源となった「テキスト」に着眼、画家が画の中に仕組んだ巧妙な仕掛けを謎解きする。随所に見られる画家の細やかな「奇想」(機知に富んだすぐれた構想)を見抜くことで作品に隠された「深意」を探る。本書により絵画の鑑賞法が大きく変わる。これまでの目に見える範囲内で論じる「造形論」や「様式論」主体だった絵画研究から、あまり触れられなかった「主題論」「意味論」に挑む。
はるか昔ーー国生みの時に生まれた神々を始祖とし、未だ所有する一族を、この国では「神在(かみあり)」と呼ぶ。
織物の街、花絲では街一番の機織り上手を、領主の花嫁とするーー
そんな噂が真しやかに囁かれていた。
幽閉され、一途に機織だけをして生きてきた少女はある時、縁を結び縁を切る、縁の糸を司る十番目の神を所有する神在(かみあり)の一族、十織家(とおりけ)の若き当主・終也(しゅうや)に見初められ、真緒(まお)と名付けられる。
「迎えに来ましたーー僕と結婚してくださいますか?」
虐げられ続けた日々から救い出された真緒は、十織家でも機織にそして終也に向き合ううちに彼の引き受ける、ある運命を知ることとなり……?
真珠庵本『百鬼夜行絵巻』に描かれた妖怪の行列を舞楽法会、説話、妖怪と道具、仏教経典の絵画、破戒、神事からその意味の謎を解く。
序『百鬼夜行絵巻』への試み
1『百鬼夜行絵巻』に描かれた仏教的要素
第一章 『百鬼夜行絵巻』-行列の全貌を俯瞰する
第二章 『天狗草紙』との関連性ー妖怪退散をめぐって
第三章 『百鬼夜行絵巻』の道具から宗派を読む
第四章 破戒の経典から几帳と唐櫃の場面を読む
2『百鬼夜行絵巻』に見る僧の世界
第五章 黒衣の妖怪と赤い妖怪にみる破戒
第六章 鍋と釜ー愛欲の表象
第七章 妖怪になった小町と和泉式部
補論 百鬼夜行絵巻跋文における儒学的受容ー歴博本と岩瀬文庫本の場合
初出一覧
霧の迷宮から脱出した優人たちが次に飛ばされたのは、広大なる大海原だった。そこで通り掛かりの船に拾われるが、旅路の途中で突然現れた巨大な怪物・赤クジラの襲撃を受ける。そして戦いの末に辿り着いた海の底で、優人は過去の勇者と聖女にまつわる悲しき物語に出会い、元の世界に帰るためのヒントを探し求めていく。-波乱万丈な展開が目白押しの、怒りの撤退ファンタジー!
世界遺産・那智の滝を登攀しようとして逮捕された著者。彼は、最も野蛮で原始的な登山といわれる沢登りにこだわり続ける“外道”クライマーだ。逮捕にもめげず、「誰もやったことのない登山」を目指した46日間のタイのジャングル行では、道に迷い、激流に溺れかけ、飢えに耐え、大蛇と闘うハメに…。生死の境目ギリギリの状況を描きながらも、そのユーモラスな筆致が光る傑作冒険ノンフィクション!
鎌倉以来、滋賀県朽木谷に居を構えた朽木氏に伝わる古文書、初の全文翻刻。近年学会で注目の朽木家の財政帳簿類や、国内で唯一の慶長11年のキリシタン禁令関係史料等、すべて新史料として学会に益すること必定の古文書群。
120万部突破の「12星座シリーズ」待望の新刊!
3年間の運勢
私たちは、未来を「怖い」と感じることがあります。
「運命は私に、何をしてくるのだろう」と考えたとき、私たちは未知の未来に怯えます。
でも、一転して「私は明日、何をしよう」と考えることは、ちっとも怖いことではありません。そして、それは確実に、私たちの未来を創り出すひとつの力です。
(「はじめに」より)
プロローグ(星の時間を描いた短編小説)/第1章 3年間のスケッチ/第2章 1年ごとのメモ/第3章 木星の時間/第4章 土星の時間/第5章 土星外天体(ルビ:トランスサタニアン)の時間/第6章 テーマ別の時間(恋愛について 仕事について勉強について 居場所や家族について 健康について お金や財について 勝負・チャンスについて 夢について)/第7章 山羊座の世界