いまや3人に1人の幼児がアトピーになる時代。アトピーの子供をかかえて悩んだ主婦たちが消費者の立場から医療・食物・環境問題を模索し、ゆがんだ現代社会に警鐘を鳴らす。電話相談・専門病院・食材店一覧表付。
恵まれたアメリカの中流家庭。その身内に突然凶悪犯があらわれたとき、幸せに満ちたはずの虚妄の生活が崩壊をはじめる。少女誘拐レイプ事件、狂気、そして肉親の愛情ー。卓抜な洞察力で描く愛と苦悩の犯罪ノンフィクション。ピュリッツアー賞受賞作家の最新作。
難しいといわれる中学時代。自立心、反抗、懐疑、母への信頼と父の批判…手紙にすべてをぶつけるわが子の心情に寄り添いながら、時に自分の気持ちを吐露しつつ、共に考え教えさとす母。成長過程の子どもの心をどう受けとめるか-。子を愛することの素晴らしさ、そして難しさを身をもって語りかける本書は、価値ある記録として絶賛され大ベストセラーとなった。
タレント業に、育児に、作家&マンガ家に、そして、主婦としても大車輪の活躍のハイヒール・モモコ。そのスーパー大充実の1年が、ココに凝縮。
パーキンソン病の母への悲痛な鎮魂。
土曜日ごとに、半身蛇に変身する美しい妖精メリュジーヌ。彼女がもたらすさまざまな不思議、リュニジャンの城塞、そして運命的な正体の発覚と別離、町の没落を鮮やかに描いた、中世フランスを代表するめくるめく韻文物語。「アナール」誌に掲載されたルゴフとルロワ=ラデュリの画期的論考を併載。
中仏混血美人の継母による継子支配といじめ、財産乗っ取り、そして遺産相続をめぐる奸計…香港で莫大な財をなした上海人富豪一族の三代にわたる愛憎ドラマ!継母との激しい葛藤に耐え、激動の時代を生きた中国女性の自伝。
「脳死」は人の死なのか。脳死状態で三十九日間生きぬいた有紀ちゃん(九歳)。母と医師による生きるためのたたかいの日々を通して私たちにとっての医療のあり方、生と死の意味を問う。
風呂敷はワイドスクリーン・バロックより大きく、集積度はサイバーパンクより高く。貞本義行のキャラに士郎正宗の蘊蓄をぶちこんで、ポスト・エヴァンゲリオン時代のラディカル・ハードSFが誕生した。戦闘総質量十万トンのデビュー作。2135年、シファリアス級女性型戦艦、進空!第五次大戦勃発か。
近年の世界的なケルトへの関心の高まりは、いったい何を物語るのか。また1997年秋、国民投票で二代つづけて女性大統領を選出したアイルランドとは、どのような社会であり、いかなる可能性と問題点を提起しているのか。本書では、古代ケルト文化の伝統から、カトリックの因習、近代の移民や独立問題、そして現代の文学や大衆文化に至るまで、アイルランドの精神史を「女性」という観点から改めて問い直す。時代と歴史を超えた複合的なケルトの娘たちの「声」に迫ろうとする、ユニークなアイルランド研究の試みである。
知られざるフリーメーソンの本質、その源流を探る歴史紀行!マルタ島、クレタ島、エジプトの古代遺跡。地中海から中世ヨーロッパ、スコットランドへ、メーソンの理念と本質を、太古地母神(女神)信仰の中に見いだす知的発見の旅。
高い理想主義と、深い愛情。そして、生き方の美学があった。物・カネばかりを追い求めて走った、この50余年間。失われた日本の精神的遺産は大きい。壊れていく、家庭や社会。行くべき「道」を見失った現代家庭のために、時代の母性が活を入れる。「母の世紀」到来を告げる、先触れの書。
超高齢化社会を前にして、介護問題は、誰にでも訪れる人生の課題。「介護」を「苦労」の連続にしてしまってよいのでしょうか。本書は、ふたりの老親の介護を通して身につけた、自分らしく、前向きに、「苦労」を「喜び」にかえる術を教えてくれます。