何が発展と停滞をもたらすのか?経済学の枠組みと第一次史料・マイクロデータの分析をもとに日本の経済発展を一貫して研究してきた経済史の第一人者が、広範にわたる歴史的イベント、人物などのエピソードを交え、経済発展の筋道、長期停滞脱出のための条件を浮き彫りにする。アベノミクスの柱の一つ、高橋是清財政をモデルとして打ち出された異次元緩和、マクロ経済政策、産業政策の妥当性から、企業・国家のガバナンス、立憲主義の考え方などまで、日本の経済・社会の歴史をふまえ、未来を見通す視点を提供する。
アウトカム分析(CSR指標と企業価値の関係性の分析)だけでなく、決定要因分析(コーポレートガバナンスとCSRの関係性の分析)も行うことで、CSR活動に鋭く切り込むとともに、株式会社とは「何か」を探求することで、経営者がどう行動すべきかも提示する。
「きっかけ」と「それから」がわかると、歴史は100倍面白くなる!“教養のツボ”が流れでつなガる、大人のための集中講義。
新型コロナウイルスで深刻な経済的な打撃を受けている主要国は、環境関連ビジネスを中心とした経済成長で立ち直ろうとしている。これまで欧州で先行していた脱炭素の動きは、ポストコロナにおける経済的な覇権をにらんで世界中で加速しはじめた。いまや環境問題に配慮しなければ、企業は消費者からそっぽを向かれ、機関投資家はアセットオーナーから資金を預けられなくなる時代となったのだ。本書では各国がしのぎを削る政策や基準作りの現状と、それに歩調をあわせた機関投資家の動き、求められている企業のあり方について、著名ストラテジストが解説。脱炭素時代の勝ち組を考える。
「近代化」と「豊かさ」をめぐる思索。日本資本主義論争、そして大塚史学以後、日本の資本主義はいかに論じられたか?従来の戦後論に捉われない新たな戦後へ赴く試み。
ミクロ経済学とマクロ経済学、一般均衡理論に公共選択論、国際貿易論、新制度派経済学、金融経済学、さらにはゲーム理論や行動経済学、実験経済学…。20世紀後半に入ると経済学はますます多様化し、もはやその全容を一望することは容易でなくなっている。現代経済学はいかにしてこのような展開を遂げたのか。経済学者たちは現実世界とどのように向き合い、その理論は世界をどう変えてきたか。本書では、1968年に創設されたノーベル経済学賞に注目し、受賞者の功績や影響を切り口に各分野の展開をエピソード豊かに描き出していく。複雑な現代経済学の世界に分け入るための画期的なガイド。
幸せな人生への近道は、いくつかの簡単な選択。幸せを掴み、人生が一変するあなたにも出来る役に立つ技術。話題のFIRE(経済的に独立し早期退職する人生)に夫婦で挑んだドキュメンタリー作家のリアルな記録。
10年ぶりに大幅改訂!グローバル化の進展のもとでの新たな地域主義の台頭、産業の空洞化、人口減少、相次ぐ自然災害…。地域経済を取り巻く状況は激変している。住民が主権者の一人として、地域経済を見る目を研ぎ澄ますためのテキスト。
日本は終わってはいない。断言できるこれだけの理由。日本をあきらめないために処方する最善薬。
日本企業の進出先として一段と注目されるASEANのメコン圏。そのなかで最も大きな発展潜在力を秘めると言われる南部経済回廊を取り上げ、タイやベトナム、ミャンマー、カンボジアからの視点、日本企業の展開例など様々な面から、我が国を代表する専門家が南部経済回廊を徹底分析!
1939(昭和14)年から1951(昭和26)年まで国営化されていた電力産業。民営から国家管理に移行したのはなぜか。電力国管は成功したのか。戦後、九電力体制はいかに確立したのか。“電力の鬼”松永安左ェ門とは何者か。初版刊行から33年。ダイナミックな筆致が、今よみがえる!