“暴力”をめぐる言葉の支配権が争われている国際関係学/国際政治経済学。ファルス中心主義が蔓延する言論政治への介入の書。国際関係学を超えて-“暴力”はいかに議論されてきたか。言葉の意味が決められていくメカニズムを問い直す。
災害、疾病、犯罪などから子どもを守るために。自分の置かれた状況を把握して対処したり、適切な人間関係を維持したり、相手を深く理解できる力を育成する。
理性的なものと錯覚している「記号的理性」とは記号に支配されて本質的なものを見誤っている偽の理性のことである。具体的には今日の国家主義的言説に示されている。それを批判するためには、まずル・サンボリックが本質的・具体的にどういう原理で動いているかを理論的に考察しておかなくてはならない。批判的知性の構築に向けての著者最新の評論集。
子育て、家族関係、学校不適応、非行の芽生えなどにおける、見過ごされがちな問題の諸相と支援の手がかりを、丹念なデータ収集と継続的な支援から浮かび上がらせる。
PlayStation2用ゲーム・ソフト『シャイニング・ウィンド』のドラマCD。原作ゲームを補完する物語を収録したショート・ストーリー集で、ゲームでは語られなかった完全オリジナルのストーリーが展開されている。
社会的「再生産」のメカニズムを問う。いま、大人になるためのトランジッション(移行)の過程が、多様化、複雑化している。家族、学校を巻き込んで深化胎動する格差社会日本において、子どもから大人への道を開く方策を探る。
「韓流」を契機に東アジアに発信され拡散する韓国文化とその未来。文化、政治、経済、市民社会、ジェンダー、出版メディア、映画産業、民主化運動を精緻に分析。
ネオ・リベラリズム時代のいま、社会は希望の公正な分配をどうなしとげるべきか。白豪主義から多文化主義国家へ移行したオーストラリアでの、移民、先住民、難民という存在と国民国家との間の倫理的帰属の問題と、中東、西洋、アジアの状況とも関連した、希望の貧困化という世界的課題を浮かび上がらせる。現代世界を“精神分析”するユニークな社会文明論。
奈須きのこの長編伝奇小説『空の境界』のウェブ・ラジオをDJCD化した作品。アニメイトTVで配信されたもののダイジェスト版に新規録音を追加している。パーソナリティは黒桐鮮花役の藤村歩。
本書の八つの研究は経済学で活躍してきた女性の簡潔な知的来歴である。
現代保守主義の言説を追跡し、その歴史論、国家論、改憲論を根底的に批判し得る理論的構制を提起する。
現代中国が抱える諸矛盾の実態を明らかにし、その是正に関する中国共産党と各級人民政府の方針及び政策分析を通して、中国の政治・行政・社会改革を検討する。
初めて日本語を学ぶ学習者が、限られた時間の中で、楽しく、効果的に日本語を学習できる教科書。