日本の思想とは何か。古代国家の誕生、記紀万葉の成立から江戸国学の生成、西洋近代の受容から大戦をへて今に至るまで、この国の人々の生と死と愛の根底を貫いてきたものは何だったか。西洋哲学と東洋的論理の両者に通じる著者が、物語、理性、神話、理念、文芸、性愛、仏法の各主題から、私たちを統べる情と理の働きをいかなる幻想もなしに照らし出す。ものごとに即して思索しうるための必読書。
第一章 ものがたり論
1 客観史学への志向
2 物自体の不確定性
3 過去そのものの非在
4 ものがたりとしての歴史
第二章 理性論
1 坂田三吉対AI
2 ヘーゲル的理性主義
3 理性的愛
4 理性の限界
第三章 神話論
1 レース・プーブリカという理念
2 夢と神話
3 国家のものがたりとしての神話
4 人権神話
第四章 理念論
1 論理実証主義の言語哲学
2 言語の一次元への限局
3 理想論的自由
4 永遠平和
第五章 文芸論
1 歌の伝統
2 国学の文芸観
3 文芸の自律性
4 沈黙の豊潤
第六章 性愛論
1 「恋」の原義
2 「一」性の真義
3 逸脱行為の生物学的問題性
4 売春の権利?
第七章 仏法論
1 日本仏法の「日本」
2 無我の思想
3 大乗の論理
4 純粋浄化作用としての浄土
5 情性の理
あとがき
『カフェーの帰り道』で、第174回直木賞を受賞!
いま最も注目されている作家・嶋津輝の
デビュー作(「オール讀物」新人賞受賞作「姉といもうと」)を含む傑作短篇集。
単行本『スナック墓場』を改題
幸田文の『流れる』に憧れる家政婦の姉と、指がないが活動的でラブホテル受付をする妹。
つぶれたスナックの女性店員たちが開いた競馬場での同窓会。
職人気質のクリーニング店主と常識外れの若い女性客。
自分が入院中、向いのふぐ屋のおかみさんがなぜか駐車場の猫に餌をあげていて…。
商店街の生活、女性同士の友情と葛藤、男性への鋭い視線。
思わずほほえんでしまうユーモア、人間観察から溢れる、生きることへの“姿勢の良さ”がにじみ出る。
何気ないやりとりから生れる違和感がクセになる、オリジナリティ溢れる全7篇。
文庫解説・森絵都「どんな個性も大らかなユーモアをもって包みこむことで、マイナスをもプラスに転化させる。これぞ嶋津マジックだろう」
第二作である長篇小説『襷がけの二人』は第170回直木賞候補作に。
宮部みゆき、三浦しをんら、選考委員が絶賛!
「ラインのふたり」
「カシさん」
「姉といもうと」
「駐車場の猫」
「米屋の母娘」
「一等賞」
「スナック墓場」
鈴原ほたる、34歳。
離婚と父の闘病を機に新たに始めた趣味は…バイク。
それまで何かに遠慮して、モヤモヤしながら生きてきたほたる。
だが愛車のハンターカブにまたがり、これまで見なかった景色と出会う事で
彼女の地図はどんどん広がっていくーー。
一人の女性が思いを新たに飛び出す時、世界が変わる。
様々な絶景にも巡り合える、感動のバイク女子人生シリーズ!
舞台芸術は人類史の黎明とともに、芸術性と娯楽性、個人と社会、言葉と身体を絶えず横断するマルチメディアとして、世界各地で多種多様な展開をとってきた。21世紀のメディア社会における物語芸術や映像芸術も、古典から現代に至る舞台芸術から多くのインスピレーションを得て発展してきている。本書では、西洋演劇の基礎的知識を古典から近現代まで学んだ後、日本演劇史を取り上げ、次いでバレエ・ダンスや音楽劇の芸術的可能性を考えることで、「知の宝庫としての舞台芸術」の魅力の奥深さを立体的、横断的にひもといていく。
1.「舞台芸術」の誘惑ーーその多様性と多義性をめぐって
2.世界演劇の「古典」(1)--ギリシア悲劇の魅力
3.世界演劇の「古典」(2)--シェイクスピアの宇宙
4.現代演劇の地平(1)--市民社会とリアリズム
5.現代演劇の地平(2)--「20世紀」とアヴァンギャルド演劇
6.日本の伝統演劇(1)--能・狂言の世界
7.日本の伝統演劇(2)--人形浄瑠璃の世界
8.日本の伝統演劇(3)--歌舞伎の世界
9.日本の現代演劇(1)--「近代化」とその批判
10.日本の現代演劇(2)--消費社会と「劇場」
11.ダンスの美学(1)--専門分化、芸術化と媒体の探求
12.ダンスの美学(2)--多様化の流れと協働の探求
13.ドラマと音楽(1)--「総合芸術」としてのオペラ
14.ドラマと音楽(2)--娯楽としてのオペラとミュージカル
15.「舞台芸術」と21世紀ーーメディア社会のなかの「劇場」と「身体」
1.「舞台芸術」の誘惑ーーその多様性と多義性をめぐって
2.世界演劇の「古典」(1)--ギリシア悲劇の魅力
3.世界演劇の「古典」(2)--シェイクスピアの宇宙
4.現代演劇の地平(1)--市民社会とリアリズム
5.現代演劇の地平(2)--「20世紀」とアヴァンギャルド演劇
6.日本の伝統演劇(1)--能・狂言の世界
7.日本の伝統演劇(2)--人形浄瑠璃の世界
8.日本の伝統演劇(3)--歌舞伎の世界
9.日本の現代演劇(1)--「近代化」とその批判
10.日本の現代演劇(2)--消費社会と「劇場」
11.ダンスの美学(1)--専門分化、芸術化と媒体の探求
12.ダンスの美学(2)--多様化の流れと協働の探求
13.ドラマと音楽(1)--「総合芸術」としてのオペラ
14.ドラマと音楽(2)--娯楽としてのオペラとミュージカル
15.「舞台芸術」と21世紀ーーメディア社会のなかの「劇場」と「身体」
土地の名が呼びさます昔の幻影。連作短篇集 たまらん坂、おたかの道……武蔵野に実在する不思議な土地の名が初老期の男達に垣間見せる青春の残像。時間と空間の交点に人生を映し出す黒井文学の豊かな収穫。
土地の名が呼びさます昔の幻影。連作短篇集 たまらん坂、おたかの道・・・武蔵野に実在する不思議な土地の名が初老期の男達に垣間見せる青春の残像。時間と空間の交点に人生を映し出す黒井文学の豊かな収穫。
新年度の学級開き・授業開きから成功の条件を語る。「最初の3日間」を黄金スタートにする準備などを解説。
第1章 黄金の三日間が学級の1年間を規定する
第2章 「黄金の三日間」事前準備ー学級ルールをこうシミュレート
第3章 始業式前日!学級開き前日はここを最終チェック
第4章 「黄金の三日間」の流れをこうデザインする!
第5章 隙間時間でできる「黄金の三日間」ゲーム・オススメ教材
第6章 学級開きスタートー最高の1年に!担任がすること
第7章 「黄金の三日間」で生徒に語ろう「この話」-追試可能な語り集
第8章 「黄金の三日間」で生徒があげるアドバルーンへの対応策
第9章 最初の授業を10倍に!「授業開きのネタ」
第10章 荒れた学校の「黄金の三日間」-生徒に見られている担任の行為
ヨーロッパのキリスト教徒や知識人たちにもっとも広く読まれてきた『ユダヤ古代誌』。天地創造から説き起こし、紀元後66年のユダヤ戦争直前までの記述で終わる全20巻は、ヨセフスが敗軍の指揮官のひとりとしてローマに降ったのち、皇帝の厚遇のもとに書かれた。政治的には親ローマ派であり、思想的にはユダヤ教、ユダヤ文化の弁護者であったヨセフスの大著は、ユダヤ史を知るうえできわめて貴重な史料であるばかりでなく、イエスと同時代の散逸した記述を数多く含む文献として、キリスト教徒たちの関心をひきつけてきた。原著18〜20巻までを収める文庫版第6巻は、ヨセフスのキリスト証言を挾み、ユダヤがローマの属州となり、破滅への道を辿る。
可憐な少女の日常の風景を綴った5コマ漫画。いたいけな少女の無邪気でイノセントな行動…ところがそれが、思いも寄らない、まさに想定外の悲劇を招いてしまう! 日常のそこかしこに潜む、ちょっとした油断が無垢な少女の命を奪ってしまう! その悲劇の原因はいったい何だったのか!? ページをめくった5コマ目でその原因が解明される!
何の疑いもなく安全と利便を享受している、現代日本の意外な陥し穴を、4コマ漫画の名手・湖西 晶が鋭く洞察し作劇化した、新感覚日常ホラー5コマ連作集! 危機管理のためにも、子供も大人も読んでおいて欲しい1冊! 同一キャラクターの主人公が、生まれてから15歳まで「60回の死」を乗り越えた物語として読むとまた味わい深い読後感がある! 描き下ろし作品も収録し、充実の著者最新作!!
第1章【自然で死んだ 】
第2章【事故で死んだ 】
第3章【科学で死んだ 】
第4章【病気で死んだ 】
第5章【わたしは、寿命で死ぬ】
(描き下ろしエピローグ)
ーー彼女のはなしは信じるな。
2019年度コニャック・ミステリ大賞受賞、
幾重もの罠を張り巡らせた真のサイコ・ミステリー。
祖母の訃報を受け、彼女は孤島に渡った。終戦直後に祖母とここで働き始めた者たちだけが住む島。本土への船が来る日までを島で過ごす彼女は、やがてこの島に漂う不吉な影に気づきはじめる。ここには何か忌まわしい過去がある。そして若き日の祖母の手記にも謎の「魔王」の影が……。
島で行われていたというナチスの実験。
この島に逗留し、やがて海で死んだ子供たち。
何かを封じた開かずの扉。
すべての核心となる「サンドリーヌの避難所」事件。
積み重なる謎。高まりゆく不安と恐怖。
誰かが誰かを欺こうとしている。
誰が誰を欺こうとしているのか?
いったい何が真実なのか?
読めば読むほど深まる謎また謎。曲折しながら突進する行先不明のストーリー。反則スレスレの大驚愕。--この種の不敵なミステリーの名産地といえばフランス。そこから新たな鬼才が登場しました。不吉なイメージの乱舞と恐ろしい出来事の連打の中に編み込まれた幾重もの罠!
『その女アレックス』のルメートル、『黒い睡蓮』のビュッシ、『パリのアパルトマン』のミュッソに続くフランスの刺客、ジェローム・ルブリ。その大胆不敵な怪技をご体験ください。
ジェローム・ルブリ Jerôme Loubry
1976年、フランス生まれ。外食業界で働くかたわら作家を志し、2017年に長編小説Les chiens de Detroitでデビューを果たす。『魔王の島』は第三長編で、コニャック・ミステリー・フェスティバルで授与されるコニャック・ミステリー大賞の受賞作となった。
「犬」にちなんだペンネームに改名(!?)した5名の人気作家が、「犬」をテーマに読切短編を競作。いっぷう変わった小説アンソロジー。
老いは自然に受け入れよう!
身体各部56カ所への開き直り方を伝授する抱腹絶倒エッセイ。
年を重ねると、身体は段々と意のままにならなくなってくるもの。
お茶にゲホッとむせやすくなっても、写真を撮ると目の下に影ができて
「子泣きじじい」になっても、身体の変化を自然に受け入れて
アンチエイジングにアンチでいよう!
脇腹、鼻の下、足の小指、へそ、加齢臭、尿もれ……56カ所の部位について
ユーモアたっぷりに描いた抱腹絶倒エッセイ。
本書を読んで笑ってほっこりして、来たる老いを迎えいれましょう!
〈老いを実感するとき〉
◎手のシミが北斗七星に…
◎テレビの女性の甲高い声が「るれるれるらるら」と聞こえる…
◎せんべいをかじる口のまわりに皺が…
◎背丈は縮むのに、鼻の下はのびる…