しっかりつかまるまきひげ。くきの先をぶんかいしてみよう。お花・め花はどこで見わけるの?種まき・苗の植え付けから、花が咲いたり、実を収穫して食べるといった過程を、写真を大きく掲載して紹介。畑の準備、病害虫対策など、子どもたちにはむずかしい作業は本文のカラーページから外し、巻末に補足した。小学校低学年以上。
植民地時代の台湾に生まれた胡太明は、中国文化をルーツに持ちながら、近代的な教育を受けて成長するが、故郷では日本人と同等に扱われず、新天地を求めて渡った日本や中国でも、決して同胞とは見なされない。植民統治下の台湾人が生きた矛盾と苦悩を克明に描き、戦後に日本語で発表された、台湾文学の古典的名作。[解説=山口守]
第一篇
苦棟(せんだん)の花の咲く頃
雲梯書院
古きもの新しきもの
濁流の中へ
久子
思慕たちがたく
故郷の山河
嵐の季節
彭秀才を葬う
愛と告白
青春の慟哭(どうこく )
波濤を越え
第二篇
日本留学
異郷の花
ふたたび故国へ
救いなき人びと
阿玉の悲しみ
昏迷と彷徨(ほうこう)
新生活
流離転々
大陸の呼び声
第三篇
紫金山の見える家
淑春
その後に来るもの
愛情は回帰する
相剋
一夜
風暴の前
囚われの部屋
脱出
さらば大陸
第四篇
暗い故郷
戦いの陰に
強いられた征途
この悲惨
回復期
母の死
虐げられる青春
再会
第五篇
日米開戦
新たな職場
愚かしき銃後
范の操志
虎狼の府
皇民派の悲哀
ある決意
犠牲
狂乱
再刊に際して
解説 近代台湾人の精神史を巡る旅……………山口守
直参旗本・日向半兵衛は、出世のことしか考えない同僚に嫌気がさし「あらゆる欲を捨て去り、何もこだわらぬ無の境地になって死にたい」という願いを込めた「無用庵」で隠居暮らしを始める。のんびりと過ごすはずだったが、舞い込んでくる事件の数々。「口は悪いが情けにゃ弱い」日向半兵衛が難事件を解決する痛快時代小説。
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朝読にもおすすめ!
歴史をめぐり、ミステリーも、ファンタジーも。
10分で読める、7つの話を集めた短編集シリーズ創刊
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本書は、さまざまな時代や場所や世界を読書で旅できる短編集。シリーズ第1弾の本書では、歴史×ファンタジーをメインテーマとしながら、ミステリー、学校、冒険、妖怪、魔法、恋愛など、小中学生が好きな要素を各話にちりばめました。児童文学の人気作家7名が集結し、楽しく読みやすい、バラエティー豊かな作品に仕上げています。
ささきあり、結城紀子、宮下恵茉、山本省三、光丘真理、緑川聖司、森川成美がお届けする、新しい児童文学アンソロジーです。何気ない日常にそっと魔法をかける人気イラストレーターはしゃによる、マンガと挿絵も必見です。
巻頭マンガ
第1話 ヒミコ・レボリューション! 〜謎の転校生〜
第2話 見習い宮女サナが走る! 〜夢はるか飛鳥へ〜
第3話 陰陽師なんかじゃありません! 〜平安京からの使者〜
第4話 十三段目の幽霊 〜鎌倉ミステリークラブ〜
第5話 独眼竜の背中に乗って 〜戦国ファンタジー〜
第6話 つれてけ堀 〜大江戸妖怪話〜
第7話 結婚なんていやです! 〜大正弓引き娘と御曹司〜
府ノ中武蔵映画祭の最終審査で再び門と競うことになった大助!! 門との関係を題材に、自己投影して“独自性”を追求した作品への評価は…!? 超有名映画監督・大和澤と門の意外な繋がりを知り、困惑する大助。ドキュメンタリー制作課題を機に、自分の“浅さ”を痛感した大助は、門にまさかの提案を持ちかける!!
相反する情熱がぶつかり合い呼応する、芸大映画制作物語!!
凡例
序章
第一部 『梧桐雨』雑劇の作品世界
第一章 『梧桐雨』雑劇の晩秋の季節
一 『梧桐雨』雑劇第二折に描かれる晩夏と晩秋の季節
二 『梧桐雨』雑劇第三折に描かれる晩秋の季節
三 『梧桐雨』雑劇第四折に描かれる「秋夜梧桐雨」
第二章 『梧桐雨』雑劇における楊貴妃と嫦娥
一 玄宗と楊貴妃のなれそめについて
二 玄宗の中秋月宮行の物語
三 「十美人」について
四 『梧桐雨』雑劇における月宮行の物語の意味
第二部 『天宝遺事諸宮調』初探
第一章 『天宝遺事諸宮調』の物語展開と季節描写
一 「遺事引」によってわかる物語展開
二 晩秋の季節への改変
三 春の季節で描かれる套数
四 初秋と中秋で描かれる套数
おわりにーー作品全体の季節の流れーー
【附表】『天宝遺事諸宮調』の物語展開、及び現存する套数
第二章 『天宝遺事諸宮調』における寓意的表現ーー海棠と蓮を中心としてーー
一 物語展開の寓意が込められた季節描写
二 海棠の描かれ方
三 ハスの描かれ方
四 楊貴妃の足と亡国の関係
五 桃と柳の描かれ方
第三章 『天宝遺事諸宮調』の輯録状況
『天宝遺事諸宮調』輯録状況表
第三部 謡曲『楊貴妃』と中国文学
第一章 元雑劇に描かれる楊貴妃ーーおよび謡曲『楊貴妃』との関連についてーー
一 先行研究など
二 元雑劇に描かれる楊貴妃
三 謡曲『楊貴妃』との関連
第二章 謡曲『楊貴妃』の構成
一 各作品との比較
二 中国の作品に描かれない内容について
第四部 恋愛を描く関漢卿の雑劇
第一章 関漢卿の恋愛劇における〈もの思い〉の位置
一 恋愛劇の二つの流れ
二 恋愛劇の構成要素の配置
三 恋愛劇の構成と〈もの思い〉の位置
四 〈もの思い〉と風景
五 恋わずらいと自意識との葛藤
第二章 女性の嫉妬から見た関漢卿の恋愛劇
一 関漢卿と恋愛劇
二 関漢卿の恋愛劇に描かれる正旦の嫉妬
三 正旦はなぜ嫉妬するのか
四 『董解元西廂記諸宮調』の鶯鶯の嫉妬
五 負心劇の描く理想の結婚
六 散曲に描かれる女性の嫉妬
第五部 三国劇にみる中国伝統演劇の一貫性
第一章 元雑劇における関羽の神格化の表現
一 亡霊としての関羽
二 人であり神である関羽
三 死後に神になる存在としての関羽
四 領主として領民を守る関羽
五 神として祭られる関羽
六 ト書きの表記
第二章 二十一世紀の京劇と三国志
一 京劇と三国志
二 三国劇の新編劇
三 二十一世紀の三国劇の特徴
四 今後の展望
第三章 京劇の伝統劇における三国志
一 人物形象の類型化と三国志の人物
二 三国志の物語の描かれ方
三 崑曲の演目について
終章
主な参考文献
初出一覧
あとがき
索引
岩手県遠野ー山深き地でありながら、古くから交易の要衝として栄え、懐に豊かな伝承と記憶をいだいて生きてきた里。この地に生まれた佐々木喜善が柳田国男に故郷の伝承を語って聞かせたことから名著『遠野物語』が誕生し、日本の民俗学が出発した。喜善はその後も長い時間をかけて遠野の伝承・昔話を掘り起こし、記録しつづけ、のちに「日本のグリム」と讃えられる存在となる。その仕事の集大成といえる本書には、いにしえの日本に息づいていた不思議な、愉快な、奇想天外な、あるいは怖い物語がぎっしりと詰まっている。日本人の心の故郷ともいうべき珠玉の物語集。
くすぐるのが得意なこちょこちょモンキーは、いつもみんなを笑わせている。でもある日、「くすぐらないで!」と友だちに言われて、みんなの気持ちを聞いてみる。これからどうしたらいいかを考えて、モンキーが出した答えは?
ネコのゼファリーナはときどき、持ち主のいないおもちゃをひろって、
リサイクルおもちゃの家〈セカンドチャンス〉にとどけています。
〈セカンドチャンス〉を営むのは、戦禍のウクライナから逃げてきた女の子と母親。ここにいるおもちゃたちのリーダーは小さなマスコット、ポケットベアです。
ある夜、ゼファリーナは町のごみ箱で、古ーいクマのぬいぐるみをひろってきました。ベアワンと名づけられたそのぬいぐるみとポケットベアは、同じ戦争をくぐりぬけてきたことを知り、友情を育みます。
そんなある日、ベアワンが骨董品の仲買人にさらわれてしまいました。
ゼファリーナはあとを追い、ベアワンを救おうとします。それも、とんでもない方法で!
おもちゃの再出発を助けるウクライナ出身の母子と、戦争をくぐりぬけた古いクマのぬいぐるみたちの思いが重なりあいます。
アメリカの優れた児童書に授けられるニューベリー賞を受賞した作家による作品です。
目次:第一章 入木・臨池・手・手習・書芸・書道/ 第二章 書博士・能書・手書き・書家/第三章 三筆・三賢・三跡/第四章 秘伝/第五章 書の尊重、ほか
紀元66-70年、パレスチナのユダヤ人たちはローマ帝国と戦った。だが、彼らにとってこの戦争の結末ほど悲劇的なものはなかった。聖性が宿ると信じられた都エルサレムと神殿を失ったにもかかわらず、彼らの神は沈黙したままだったからである。神の沈黙は彼らに神の再解釈を迫り、以後、ユダヤ人たちの運命は大きく変わった。2000年にわたる流浪の始まりとなったのだ。この戦争を克明に記録した本書は、古代キリスト教以来、現代に至るまで西欧社会の必読書であり、イエスの神性を保証するプルーフテクストとして機能してきた。第1巻は、アサモナイオス王朝の盛衰から開戦前夜までを収録。
「海松」を超えた、究極の「半島物語」。東京を離れ、志摩半島を望む町で暮らし始めた中年女性。孤独な暮らしのなか、彼女がそこで見つめたものは? 川端賞受賞作「海松」を超えた、究極の「半島物語」。谷崎潤一郎賞、中日文化賞、親鸞賞受賞作!
その春、「私」は半島に来た。森と海のそば、美しい「休暇」を過ごすつもりでーー。たったひとりで、もう一度、人生を始めるためにーー。川端賞受賞の名作「海松(みる)」を超えた、究極の「半島小説」
顔を上げると、樹間で朝を待つものたちの気配がした。たぶんメジロやウグイス。どこに巣があるのかわからないが、葉擦れや枝のこすれとは違う音がする。寝覚めの脳に届いたのは身じろぎする鳥たちの気配だったのかもしれない。やがて、森のあちこちに青みを帯びた筋が差しこむ。樹間に広がる光の筋は、やがて明るい金色を帯びていった。途端に森の奥から、鳥の声がにぎやかに聞えてきた。なかに「リッカ、リッカ、ピイィ」と鳴く鳥がいる。そういえば、今日は立夏。東京から半島にきて、もう一ヵ月がたっていた。--<本文より>
第47回谷崎潤一郎賞受賞作
解説・木村朗子
「生まれてきて良かった」と子どもに思わせたい。
絵本で豊かな心の体験をした子は、人生に希望と自信を持ちます。
カラーの撮り下ろし写真など増補し、待望の文庫化!!
子育て中のお母さんお父さんなど、子どもと向き合う全ての方へ贈る名エッセイ。
「ぐりとぐら」でおなじみの山脇百合子さんの可愛いイラストも多数掲載。
長年保育士だった中川李枝子さんが、絶大な信頼を寄せる絵本や児童書、子どもへの向き合い方、自身の生い立ちや童話作家の原点について綴る。
〈中川さん絶賛の絵本30冊&児童書58冊が本文の中で紹介されています〉
絵本「ぐりとぐら」で知られる中川さんが、「本・子ども・絵本」をテーマとし、絶大な信頼を寄せる絵本や児童書、子どもへの向き合い方、自身の生い立ちや童話作家の原点について綴った名エッセイがついに文庫化!
初版は1982年で、改訂版、新版とリニューアルされてきたロングセラーに、巻頭16頁にわたり、撮り下ろしの写真やイラストをカラーで追加。
物心つく頃から本に夢中になり、沢山の本を読んで育った中川李枝子さん。長年務めた保育士時代は、大勢の子どもたちに絵本の読み聞かせをしました。「本は子どもに人生への希望と自信を与える」と信じる中川さんが、信頼を寄せる絵本や児童書を紹介し、子どもへの向き合い方などアドヴァイスを綴っています。小川洋子さんの解説も、必読です!
〈胸にしみいるメッセージがいっぱい〉
幼児とのつきあいにはユーモアのセンスが必要/
私たちは子どもに与えたい絵本を選んでいつも身近に用意しておき、チャンスがくるのを楽しみに待っていればよいのです。押しつけは禁物です。/
子どもは愛情に敏感です。そして愛情を示されることと、自分から愛情を示すことに無上の喜びを感じています / などなど。
スマホ=私の心臓。“いいね!”のために生きていた。西に映えるパンケーキ屋あれば走り、東に映えるタピオカ屋あれば駆けつける。自撮り棒の下ピース、加工アプリで目玉は宇宙人ばりに、肌は透き通るほど白く。スマホを見ていないと暇に殺されそう! SNS中毒の20代女子が葛藤しながらもスマホ卒業に成功した笑いと共感のエッセイ。メディアで引っ張りだこの著者の話題作が文庫化。
1 シベリヤーーフランクルに導かれて
確認されない死のなかでーー強制収容所における一人の死
オギーダ
強制された日常から
体刑と自己否定
無感動の現場から
失語と沈黙のあいだ
「耳鳴りのうた」について・1
〈体験〉そのものの体験
2 詩の発想
沈黙と失語
望郷と海
海を流れる河
俳句と〈ものがたり〉について
私の部屋には机がないーー第一行をどう書くか
辞書をひるがえす風
私と古典ーー北條民雄との出会い
自作自解
断念と詩
「フェルナンデス」について
「全盲」について
3 聖書と信仰
『邂逅』について
半刻のあいだの静けさーーわたしの聖句
信仰とことば
聖書とことば
詩と信仰と断念と
絶望への自由とその断念ーー「伝道の書」の詩的詠嘆
十字路
終末をまちのぞむ姿勢
虜囚の日
4 ユーモア
私の酒
日記1(一九七二年)
日記2(一九七四年)
偉大なユーモア
遺書は書かない
略年譜
解 説……………柴崎 聰