本別冊では,基本的な審美補綴物の製作技術を紹介するとともに、歯周組織との調和のために、歯科医師と歯科技工士がどのように連携をとって、長期的予後を獲得できる補綴物の製作をするべきかについて紹介している。
本書はエナメル基質タンパクの使用法について書かれたものである。このタンパクは、より予知性の高い再生を目指した次代の処置法。他の再生治療ではみられない、軟組織や硬組織に良好な反応が常に得られることから、間違いなく臨床医からさらなる注目をあびるだろう。
本書の目的は、自家歯牙移植における創傷の治癒、適応症、術式、予後(術後経過)をわかりやすくまとめ、多くの歯科医師(とくに臨床家)が正しい知識と理解をもつための一助にすることである。創傷の治癒の章では、自家歯牙移植を理解するために必要な治癒機転をできるだけわかりやすい図を用いて解説を試みた。適応症と術式(治療の流れ)では、多くの保存的な適応症と詳しい術式をアトラス形式で見ることができるように配慮した。またさまざまな状況で移植が対応できるように、多種類の移植の流れを紹介するよう努力した。術後経過を長期間追った症例を可及的に多く提示し、統計的数値だけでなく臨床実感として移植の予後について把握できるように配慮した。また、この本の特徴は、歯根完成歯の移植を中心に考察されている点である。これにより移植の適応症が広まったと同時に正しい適応症の把握(非適応症の排除)が可能になった。
自然や歴史にあまねくひそんでいる沈黙、人はそこから何を聴き取るのか。大いなる存在に促されて、謙虚になっていく言葉、その言葉を携えた黙想は、やがて詩となって生まれる。表題作「テッセンの夏」ほか、19篇を収録する最新詩集。
英語の歯ごたえ口ごたえ。ここには64色の人生がつまっている。
訪問口腔ケアの基本概念から実際までが体系的に理解できる!知りたい項目、困っていることの答えやヒントがすぐわかる!入門者・達人・企画管理者別のノウハウもみえてくる。
本書はアメリカ歯周病学会が後援して開催された1996年World Workshop in Periodonticsの記録である。このWorkshopは全世界の著名な歯周病専門家を集め、各テーマ毎に複数の専門家によるレビューを予め作成し、それに基づいて提示された問題点を討論参加者が事前にそれらに目を通したうえで、討論しあった結果をConsensus Reportとしてまとめ上げ、それらを集約したものである。
本書はゴーダの名家の娘カタリーナ・ボルネスとの婚礼の日から、故郷デルフトに捧げるオマージュともいうべき「デルフトの眺望」を描くシーンまでを綴った伝記小説である。偉大なる芸術家の野望と成功の軌跡というよりは、日常的なファクターを積み上げ、ストーリーの派手さよりも心の襞に分け入り、絵の成立事情や家庭生活を盛り込みながら、愛妻カタリーナ、親友にしてライバルの画家ピーテル・デ・ホーホ、かつての学友で顕微鏡の発明者レーウェンフック、海軍将校ファン・ドンゲンなど個性豊かな人々との交流のなかから、フェルメールの人となりや創作の苦悩が浮き彫りにされてゆく手法をとっている。
「今すぐに」・「医院の実状に合わせて」・「そのまま使える」ユニークなスタッフ教育本ここに刊行!!人育てに悩む院長に贈ります。「即席で教えながらすぐ実務につくコース」「10日間に濃縮して育てるコース」「ゆっくりじっくり育てるコース」から、あなたの医院に合った方法が選べます。
インプラントのための顎骨の診断が、インプラント体植立の方向や応力のためのデータが、CT画像を基にしたコンピュータシミュレーションで行える。CT画像の歯科臨床への普及を前に、顎骨診断専用ソフトの詳細を解説し、併せて各種三次元的シミュレーション診断の現状をグラフィック・イメージを駆使して伝える。SIM/Plantを用いたインプラント顎骨診断のための世界初の入門書。
本書では、歯根面う蝕を中心に歯頸部周囲の欠損に関して、その病因と予防方法の実証された明らかな部分とそうでない部分を整理し、将来の歯根面う蝕の動向を考察することに主眼を置いた。さらに、この疾患の処置とそれに伴うメインテナンスを考えるために、診断から処置方法、材料まで最新の知識を紹介した。
歯科医師国家試験の一部門にも加わった色彩を「歯の色」に絞って詳しく易しく図を多用して解説。色の基礎からカラーマッチング、歯冠修復物材料の色彩的特徴や歯科技工における天然歯らしさの表現法、また変色歯や環境色彩まで。待望刊行!「歯の色」のすべてを網羅。