統計分析のための最大の情報源である公的統計情報に関してその作製と提供,および利活用について,歴史的,制度的,方法的な検証を加え,その課題と展望を分析事例をまじえながら明らかにする。とくに戦後60年を経ての改正統計法のもとでの調査票情報(ミクロデータ)の利用問題に焦点を合わせている。1部では,統計情報の作製と提供をめぐるミクロベースでの課題を議論し,2部では調査票情報の2次利用の方法的課題や社会問題への応用を含む資料や分析結果を提示する。3部では,地域振興政策への調査票情報の利用をはじめ,地域・空間・居住特性への統計的アプローチや行政情報とのデータ融合についての分析結果や方法原理を議論している。
第1部 公的統計情報の作製と提供
第1章 改正された統計法と二次的利用の現状と課題
第2章 統計表の構造とIPF法を用いた教育用擬似個別データの作成方法
第3章 公的統計データにおける秘匿性と有用性の評価のあり方に関する一考察 -スワッピングを中心にー
第4章 交互最小二乗法による選択的エディティング手法の質的な順序変数への拡張に関する検討
第5章 フランスINSEEにおける均衡抽出法の利用
第2部 公的統計の2次利用と社会研究
第6章 パラメータ推定と抽出ウェイトの利用 -尤度を中心にー
第7章 Web調査による公的統計の拡張可能性 -生活時間調査を素材にー
第8章 観光地域経済調査からみた観光関連事業所の季節変動分析
第9章 既集計の公的統計データを用いた貧困量推計と「社会的排除」分析に関する検討
第10章 ドイツのSOEPの意義と利用可能性
第11章 アドルフ・ケトレーの統計論
第3部 地域分析とデータ統合
第12章 地域での事業所調査と経済センサスの活用
第13章 世帯規模の動向の分析における地域単位の検討
第14章 人口・世帯属性からみた居住期間分布について
第15章 境域情報等を用いた公的統計と行政情報のマッチングについて
第16章 行政情報と統計情報のデータ統合の分析的意義について -静態・動態情報のデータ統合を中心にー
なぜ私たちは子どもに絵を描かせてきたのかー児童の「感受性」と「創造性」の起源を問う。
税法研究の第一人者であり、公益活動や税制のご意見番としても活躍中している三木義一先生の古稀を記念する論文集。
方言の語彙を自然,歴史,発想,分布,世代,継承など様々な視点から探る。〔内容〕風と天候/生活・生業/キリシタン文化/発想法/接尾辞「コ」/育児語/語源と歴史/地方語文献/分布と変動/現代の動態/若者世代/継承と教育/他
序 方言の語彙への誘い (小林 隆:東北大)
第1部 地域世界を映す言葉
1. 風と天候の方言語彙 (志村文隆:宮城学院女子大)
2. 生活・生業と方言語彙 (新井小枝子:群馬県立女子大)
3. キリシタン文化と方言語彙 (小川俊輔:県立広島大)
第2部 創造性が育てる言葉
4. 方言語彙の発想法 (小林 隆:東北大)
5. 接尾辞「コ」の創造力 (櫛引祐希子:大阪教育大)
6. 育児語と方言語彙 (椎名渉子:名古屋市大)
第3部 変化の中にある言葉
7. 方言語彙の語源と歴史 (八木澤 亮:東北大)
8. 地方語文献にみる方言語彙(作田将三郎:北海道教育大)
9. 方言語彙の分布の変動 (大西拓一郎:国語研)
10. 現代における方言語彙の動態 (半沢 康:福島大)
第4部 社会と交わる言葉
11. 若者世代の方言語彙 (佐藤高司:共愛学園前橋国際大)
12. 方言語彙の継承と教育
(大野眞男,小島聡子:岩手大, 竹田晃子:立命館大)
13. 社会支援と方言語彙
(小林 隆:東北大,坂喜美佳:仙台青葉学院短大)
南アフリカ共和国西ケープ州の学校教育でなされるカリキュラムや実践を具に分析。多文化社会と「共生」のための教育の方途を探る。
序章 問題の所在と研究の目的
第1章 「共生社会」論の理論的検討と「共生教育」の定義
第2章 南アフリカ共和国における 「共生社会」 のための取り組みの歴史的変遷
第3章 南アフリカ共和国におけるポスト・アパルトヘイト時代の教育改革ーー高等学校段階の必修教科Life Orientationに着目して
第4章 高等学校段階のLife Orientationの教授/学習内容の具体例ーー任意の教科書を手がかりとして
第5章 西ケープ州の公立学校の高等学校段階における「共生教育」の定性的分析
第6章 西ケープ州の公立学校の高等学校段階における「共生教育」の定量的分析
第7章 西ケープ州の公立学校の高等学校段階における「共生教育」の総合的考察
第8章 「共生社会」論と「共生教育」論の理論的補強ーー西ケープ州の公立学校の高等学校段階における取り組みをもとに
終章 研究のまとめと限界および今後の課題
参考文献・参考資料
あとがき
痩せていることが美しい?尺度開発、調査・介入研究から、食行動の問題が発現・維持されるプロセスを仮説モデルとして示す。
9年ぶりに改正された「保育所保育指針」(平成30年4月施行)にいち早く対応!
保育現場・保育士養成の第一線で活躍する執筆陣が、
過去5回以上の試験を徹底分析してつくり上げた、
保育士試験対策のNo.1(*)テキストです。
本書は2018(平成30)年に実施予定の保育士試験の資格対策書です。
上下巻の2分冊になっており、下巻では「子どもの食と栄養」
「保育原理」「教育原理」「社会的養護」「保育実習理論」
の5科目を扱っています。
【本書の特徴】
◎新しい保育所保育指針(平成30年4月施行)に対応
◎頻出項目が一目でわかる「出題キーワード一覧」&「ココが出た!」で
効率的な学習ができる
◎解説項目ごとに掲載されている「理解度チェック」問題で得点力UP
◎知識の横断整理に便利!頻出ポイントを巻頭ページにまとめて掲載
◎必ず出る保育所保育指針を巻末に全文掲載
◎学習に便利な「赤シート」つき
2017年9月発売予定の『福祉教科書 保育士完全合格問題集2018年版』、
好評発売中の『福祉教科書 保育士出る!出る!一問一答 第3版』
と併用することでより効果的な学習が可能です!
(*)2016年12月〜2017年4月 紀伊国屋書店全店での販売冊数実績。
上下巻に分冊されて出版されている書籍は上下巻の合計冊数を販売冊数実績とした。
子どもの食と栄養
保育原理
教育原理
社会的養護
保育実習理論
保育所保育指針(全文)
性暴力被害を受けた子どもの保護者を支援するための心理教育ワークブック。
大切な子どもが性暴力被害を受けたと知ったら、保護者や家族は大きなショックを受け、その出来事に圧倒され、どう立ち向かったらよいのか、子どもに何をしてあげられるのか、途方にくれてしまう。けれども、被害を受けた子どもが安心感・安全感を取り戻し、回復への道を歩むためには、保護者や家族の温かく親身な支援が何より必要である。それには保護者がまず、今の自分の感情に気づき、気持ちを整理し、セルフコントロール感を取り戻すこと。そのうえで、被害を受けた子どもの気持ちの動きを理解し、子どもの感情を受け止め、分かち合い、子どもを支えられるようになること。本書には、そのための知識と体験を深める道筋が示されている。性暴力被害を受けた子どもとその保護者に関わる、すべての支援者に読んでいただきたい1冊。ワーク(PDFファイル)はダウンロード可能。
はじめに
本書の紹介と使い方
第1部 性暴力にあった子どもの保護者への心理教育
第1章 性暴力にあった子どもの保護者支援
1.支援者自身に性暴力被害への気づきと理解が必要です
2.支援者の教育トレーニング
3.保護者への心理教育(ガイダンス)はなぜ必要なのでしょうか
4.たくさんの人がトラウマを体験する事実ーー世界精神保健調査からーー
5.トラウマ(心的外傷)になぜ注目するのか考えましょう
6.子ども時代の逆境体験が及ぼす影響について理解しましょう
第2章 被害体験後の子どもの心と身体の反応を知る
1.子どもの様子
2.子どもの感情と身体症状の理解
3.性的グルーミング(手なづけ)に注意
第3章 保護者が感じる感情と感情コントロールの仕方を学ぶ
1.保護者の反応とアプローチ
2.保護者のさまざまなタイプと反応
3.面接室での保護者への対応
4.支援者の態度
5.保護者の混乱
6.感情のコントロールを取り戻す
ワーク1:あなたの気持ちの色
ワーク2:あなたが今,一番心配していること,困っていることは何ですか?
7.保護者が感じるさまざまな感情
第4章 子どもへの接し方ーー実際の声がけの仕方を知りましょう
1.不安な態度
2.確認の質問
3.怒りの表出
4.自尊心の損失
5.プライバシーの保護
6.否認と回避のメッセージ
第2部 子どもと保護者で行う回復のためのワーク
子どもと行うワークとは?
1.安全性について
2.大切なメッセージ
3.根気強く・ねばり強く
ワーク1:回復プロセスのワークを始めよう
ワーク2:感情を知るためのヒーリング・ワーク
1.怒りの気持ち
2.悲しい気持ち
3.怖い・恐れの気持ち
4.罪悪感
ワーク3:リラクセーション法・呼吸法
1.統合的リラクセーション法
2.漸進的筋弛緩法
付録 支援者が困ったこと,悩んだことQ&A
おわりにーー支援者から保護者へ伝えたいこと
生活に結びついた医学を-「農民とともに」を貫いた地域医療の「先駆者」からのラスト・メッセージ。