新しい教育カリキュラムにそってどう教えるか。実践的な問題提起の書。学生の実力とメンタリティを考慮し、授業を情報伝達の場ではなく、「学生の学習支援の場としてとらえる」という考え方から、「各回の授業計画」や「指導案」という表現法で、学習支援の方法を詳しく具体的に提示。教員必携の教育指南書としても役立つ。
いま少子化が進むなか、日本でペットの数が一五歳未満の子どもの数を上回った。その一方で、ペットにまつわるさまざまな問題も顕在化してきている。ペット依存症やペットロスに苦しんだり、近隣住民とのトラブル、無責任な遺棄や虐待事件…ペットの歴史やこれからの可能性を含め、そうした問題を解決するための学際的な挑戦が始まる。
アメリカ発金融危機の影響が瞬く間に世界に広がり、地道に働く庶民にとって、将来不安は募るばかり。そんななか、金融トラブルに巻き込まれる人があとを絶たない。被害に遭わないために、まずどんな知識が必要か。そもそも普通の人々にとって「投資」とは何なのか。原点に立ち返り、「リスク」を見据えることから考察する。
TOKYO FMで放送の松本人志、高須光聖のトーク番組『放送室』のCDボックス第9集(全10巻)。今回は2003年4月から6月にかけての第81〜90回を収録。「松ちゃん消防隊員で〜す」「高須ちゃん救急隊員で〜す…」といった気の抜けた挨拶から、ゆるゆる滑り出す四方山話。相変わらずいい意味でいい加減。だらだら聴いていると和む。ちなみに85回では映画プロジェクト(『大日本人』)の始動が話題に。なお今回明らかになったボックス・セット全巻購入特典は、番組の公開録音『放送室in武道館』を収録したDVDだ。
グローバル化の進展の今日、すでに1970年代初頭、従来の「白豪主義」を一擲し、国是として「多文化主義」を推進してきたオーストラリアの歩みは、今や全世界にとって貴重な経験である。同国の言語教育政策の詳細な分析・考察を通じて、多文化主義が内包する「多様性」と「統一性」との矛盾・葛藤、さらにその持続的努力が拓きつつある「共存」の可能性を具体的に描き出した労作。
自社に入りたい人を吟味して選ぶ「選考活動」から、求職者に自社への関心を高めてもらい、自社を選び取ってもらう「営業活動」へとシフト。“採用再生”に真剣に取り組むための、採用の真髄を伝える。
本書は、現在、算数科で求められる言語活動をPISAで提案されたアーギュメンテーションという語で明確化した。そして、アーギュメンテーションにより算数を生み出す活動を通して、算数・数学的にみて価値ある思考力・判断力・表現力を育てる問題解決授業を提案した。
11億の人口を持ち、22の言語を話し、さまざまな宗教と民族で構成されている国・インド。近年、インド式計算法やソフトウエアの優れたエンジニアを輩出する国として知られるようになった。もともと、ゼロも十進法もこの国から生まれた。彼らは小さい時から徹底して九九や2行詩を暗記させられる。語学も最低3カ国語は暗記させられ、そのまま覚えることの重要性を身につける。日本人は「人と同じ」であるかどうかを気にするが、インドでは「人と違う」ことが重んじられるのだ。インド人の特徴のひとつに「多彩性」があげられるが、いま日本人に求められるのがこれなのだ、と著者はいう。キヤノンの外国人社員第1号だった著者によるユニークな社会文化論。
『「移動する子どもたち」と日本語教育ー日本語を母語としない子どもへのことばの教育を考える』の続編。基本となるテーマは「考える力」とリテラシー、そして主体性。年少者日本語教育は、単に「日本語」を教えれば終わりという教育ではない。「読み書き能力」を超える「ことばの力」=リテラシーと、「ことばの力」を使って考えること、そして子どもの主体を育成するという人間教育の一翼を担う教育領域である。そのことを、子どもへの日本語支援を通じて探究した実践研究が収められている。
EUは拡大に対応するための基本条約改正に合意しても、各国のレベルでは市民からの同意に至らないという危機的状況に直面している。しかし、それにもかかわらず、今後もEUは存続するということは明白である。それはなぜだろうか。その疑問を解明する一助として、本書は、EUが内部的にどのように「統治」され、また、貿易・環境・安全保障といった重要分野でどのような政策を形成しつつ、グローバル・ガヴァナンスをいかに主導しようとしているのかについて検討し、展望するものである。
21世紀の性教育はここから!「生殖の性」から「ふれあいの性」「ジェンダー」へー“進化する性教育”の全体像を丹念に解き明かす。
誰もが語れる、ビギナーのあなたも取り組める、「性」のテーマを厳選したスピーチ集!学級や学校、地域・家庭の周辺で起きる「性」にかかわる問題、子どもたちの質問・疑問の解決に、そして子どもたちの悩み・不安の解消に、必ず役立つ話題を満載。