かけひきやめたら、恋の花、咲いた。まわり道、迷い道で愛に辿りつけないあなた…。とっておきの近道アリマス。
女医彩子は悩んでしまった。患者の美加子が、就寝中に強姦されたと訴えるのだが、どうもその証拠が得られない。美加子は元女優で歌手の、妖精のような美人。かつて所属プロの社長小西と同棲していた過去があるのだが…。-内科医は、体だけでなく心の治療も大切だ。彩子の作詞した歌が、美加子の恋に迷う心を救った。
悩んでいるのは誰?恋はできるけど、愛がつかめない。「しあわせ」したくなった時よーく効く恋愛のエキスパート、アソウのLove Live Version。
幼なくして性の暴力を受けた沙江子。確かに身体のどこにも傷跡は見えない。痛みもない。しかし傷は癒えても、痛みは失われても、見えない傷跡はいつまでも消えることはない。思春期を迎えても、愛と性の接点が見出せない。愛されたい、でも支配されたくない。“植物の性”を夢見る孤独な心を描く長編小説。
恋愛できない人は何を食べているのか?恋愛にたどりつくまでが難しい。そんな人間も多いのです。ちょっとせつないけれど、けっこう笑える「ヒメノ式」恋愛論。
父は音楽家、母は女優。そして祥子は美大を出たばかりの駆け出しの彫刻家。彼女に訪れる恋、懸命に取り組む仕事、友人、家族。祥子の心が揺れるとき、いつも彼女に大きな影をおとす人がいた。それは常に厳しく彼女に接する父親だった。そばにいながら、見えない父の存在と闘い愛を知る祥子…。ファザーコンプレックスで成長する娘と父の愛情小説。著者初の傑作長編。
出会いのとき、そして別れのとき…。恋愛の神様フーミンが、心やさしきすべての人に贈る真実の言葉。
親友の幹世が「2月中に麦倉先生とキスしてみせる」と宣言し、ノリミはショックを受ける。その直後、ふたりの目の前で事件がおきて…。大人気の〈星座〉シリーズ最新作。
満月を見ていた。「きれい」湖のほとりで、私は彼にそっと寄りかかる。その時、ふいに風が吹いて月が消えると、彼は私の腕をそっと引き離した。「月にいって、アインシュタインみたいな物理学者になりたいんだ」そして、彼は静かに遠ざかっていく…。-表題作『相対性恋愛論』ほか、優しく切なく、そして幻想的な5つの恋物語を収録。
服は生活の必要から生まれるーと、八神響子は言った。ベスト・クリエーター賞をめざして3次テストの作品を仕上げたばかりの美欧に衝撃が走った。久我貴之のアドバイスを響子がさりげなく伝えたものだった。「次も期待している」と声をかけてくれた柚木俊介の思いがけないほめ言葉を励みに、美欧は徹夜でがんばった。もう一度、一からやり直し。トップ・クリエーターをめざす美欧の胸の中にある、幻想の恋愛。久我貴之に恋し、心の中には柚木俊介がいて…。今、本当の恋へと一歩を踏みだそうとしている。