デビューして10年。それを機に、これまでのシングルを集めたベスト・アルバム。なんの小細工もなく、ただただシンプルにリリース順に並べられていて、それがかえって貴重。デビュー以来のファンなら、彼の歴史をたどり、感慨深く聴ける構成がうれしい。
放映終了後も人気が高かった作品だけに、CDもずいぶん発売された。このCDは、オリジナル曲を加えたソング・ブックに、BGM11曲を追加した、まさにファン待望のパーフェクト・コレクションという一枚。
デビュー曲から「やまねこ」まで全シングルのA・B面を交互に完全収録した40曲3枚組。さらに全ジャケット写真を収めたブックレット付。男女交際を歌うことで全面突破するすばしっこさが、抜きんでたストーリー・テラーぶりを裏打ちしているから、ふと自らの歩みを見返ったりすると実にすんなりとはまれる叙事詩の世界。むしろ一筋縄でいかない関係のほうがいいような気にさせることで世間のスキャンダル好きをばっさりと暴き立てる。時として極私小説的視点をとることをも辞さないいさぎよいジャンヌ・ダルク。
『冬のソナタ』『イブのすべて』といった韓国TVドラマの主題歌ばかりを集めたコンピレーション。日本では未放送ながら、今後オンエアの可能性があるドラマもセレクトされている。
60年代フレンチ・ポップスのアイドルとして絶大な人気を誇ったヴァルタンが、イェイェ時代から大人の歌手に成長した70〜80年代に放ったヒット、全25曲を収めた最新ベスト。有名曲に加え、日本初CD化となるレア曲○22○24の収録も嬉しいファン必携盤。
デビュー以来22年間に発売された、たくさんのヒット曲の中から厳選された33曲を2枚組に。10年ぶりにリリースされる、彼女の集大成ともいえるコンプリート・ベスト。
2002年4月より日本テレビ系でスタートしているSFラヴコメ・アニメからサントラが登場。黒田佳世子によるオープニング、人気声優4人によるエンディングのほか、BGM集も収録。
83年に香港ポリグラムで製作されたもので、カラオケ・ファンおなじみのテレサとはまるで異なる、彼女の“本領”が発揮された作品だ。中国の古典詩を現代のメロディーに乗せた意欲作。テレサ・テンという歌手が日本では実にゆがんだ評価をされているとわかる。
R.ロンシュタット「激愛/マッド・ラヴ」や、サントリー「ペンギンダンス」など一連のCMサウンドのプロデューサーとして名高いこの男の音楽は、さまざまな形で私たちの周りに流れていた。このベスト盤にもそんな陽気で親しみやすい雰囲気があふれる。
2005年9月劇場公開映画『仮面ライダー響鬼』のサントラ。スコアを手がけるのは“みんなの体操”をはじめTVや映画の世界で活躍する佐橋俊彦。本編の数々の迫力シーンを彷彿させる魅力的なナンバーが満載。
人気の作曲家3人と、身近なピアノとオペラのアリア集という、ベスト・シリーズ。クラシックの入門としても、ヒーリング・アルバムとしても楽しめる、3枚組で3時間を超える収録時間の徳用盤。
こうしてまとめて聴いてみると、どの曲も男っぷりが良いぶん、さわやかな泣きが入ってるのがよくわかる。この配合が野郎どものハートをつかんで離さないのだろう、一時代を担っていただけあるなあと感服。これでキッパリ解散とは、いたみいります。
プレイステーション2用ゲーム『OZ』のサウンドトラック・アルバム。美しくももの悲しい耽美なサウンドが、OZの世界を華麗に演出する。松田真朝、鈴木直人のコンビによるオープニング楽曲を含む2枚組。