日本を代表する戦国期武田三代の研究者が、その波乱の歴史を語る。武田信虎は1507年、国衆が周囲に割拠し、しかも今川・伊勢・諏方氏と敵対関係に陥っている状況で武田惣領家を受け継いだ。その後、信虎はいかに甲斐統一、また首都甲府の建設を成し遂げたのか。その信虎を追放し家督を継いだ信玄は、武田家の版図を信濃、飛騨、駿河にも広げ、晩年には足利義昭・織田信長・上杉謙信を驚倒させる外交戦略をとって信長と対峙する道を選ぶ。信玄が打倒信長にこだわった理由とは。しかしその直後信玄は急死し、諏方神(すわじん)氏を称していた勝頼が跡を継ぐ。長篠の戦いのあと、一時は信玄を超える最大の版図を得たのにもかかわらず、勝頼はなぜ最後の武田家当主となったのか。
信玄があのタイミングで信虎を追放した理由、長篠の戦いの真の敗因なども、最新の研究成果を踏まえて明快に解説。源義光の子孫である甲斐源氏の家宝「御旗・楯無(鎧)」を代々受けついだ名門武田家の実像に迫る。
表情を少しあらためて家康は言った。「憚りながら、徳川家には、いざとなれば、水火を厭わぬ五百ほどの勇士がおります。これが、わが家の宝といえば宝かと……」秀吉の表情は曇ったーー▼終生、豊臣秀吉が羨んだ徳川家康の家臣団。その筆頭ともいえるのが「徳川四天王」である。家康に采配を教えた酒井忠次、武勇で戦局を一変させた本多忠勝と榊原康政、そして、赤備えを率いた井伊直政……。本書は、そんな名臣たちの知略と武勇のほどを、新解釈を交えて活写した力作長編である。▼はたして四天王は、今川家に翻弄された草創期、強敵・武田家との死闘、信長・秀吉政権下の苦境、そして天下分け目の関ヶ原に至るまで、いかに家康を支えたのか……。
大好評『もっと! 考える力を育てるお話366』から100話を厳選して再編集したお話集。知的好奇心を育てるお話がいっぱい!
児童文学界で活躍中の著名作家10名による短篇アンソロジー。「悪夢」や「呪い」など、自身が体験した恐怖の出来事を物語にした一冊。
「どんな育児書より一番役立つ」と、子育てに悩むパパとママが絶賛! 毎月30万以上読まれる大人気ブログが、初の書籍化です!▼子育てで悩まない人は、まずいないでしょう。一生懸命に子どもと向き合い、子どものためを思って叱っているのに、なかなかうまくいかない、子どもが言うことを聞いてくれない……。でも、そんな悩みを解消する方法があります!▼本書は、こどもが「叱られる行動」をとるメカニズムを解明しつつ、子どもが積み木を投げてしまうようなとき、友だちのおもちゃをとってしまう時など、さまざまなケースを取り上げ、すぐに使えるヒントをたくさん紹介してみました。親も子もみんなが幸せになれる「叱らなくていい子育て」、始めてみませんか?▼【内容】▼◎遊びの中で言わないほうがいいキーワード▼◎「うるさい」と言わずに子どもが静かになる方法▼◎おもちゃの取り合いにはこう対応する▼◎なぜ片付けるのかを自然に理解させる▼◎子育ての一番最初にあるもの▼◎「くすぐり」は「演技」でも、子どもの姿を改善する突破口になる▼◎子どもの「やる気」を伸ばす言葉がけ▼子育てを好転させる方法と、心に響くメッセージが満載です! 文庫書き下ろし。▼ブログ:保育士おとーちゃんの子育て日記 http://hoikushipapa.blog112.fc2.com/
装いも新たに『松下幸之助 成功の金言365』の[改訂新版]が刊行。1日1ページ。読んで、考えて、自己変革を遂げたい人に贈る!
「カウンセリング」ということばが日常的に使われるようになった。ここでいうカウンセリングとは、人生問題の相談にのる相談活動、もしくは援助活動全般をさしている。たとえば法律相談、育児相談、健康相談、結婚相談、職業相談、留学相談、心理相談などが含まれる。 これらの相談活動の一貫した原理・技法・理論等を研究・開発するのが「カウンセリング心理学」で、その成果は今や専門のカウンセラーのみならず、企業の管理職、教育に携わる親や先生、患者と接するナースなど、あらゆる職業の人々に幅広く活用されている。 本書は、カウンセリングに関心のある方々に、カウンセリングという援助活動を支えているカウンセリング心理学の概要と実践法を易しく説いた、初の入門書である。職場や学校、家庭など、あらゆる場で生じる人間関係の悩みに、また現代人の抱える心の渇き・閉塞感に、どう応えうるか。ますますニーズの高まる心理学への格好の手引き。
働き方1.0 年功序列・終身雇用の日本的雇用慣行
働き方2.0 成果主義に基づいたグローバルスタンダード
働き方3.0 プロジェクト単位でスペシャリストが離合集散するシリコンバレー型
働き方4.0 フリーエージェント(ギグエコノミー)
働き方5.0 機械がすべての仕事を行なうユートピア/ディストピア
安倍政権が進める「働き方改革」とは、働き方1.0を強引に2.0にヴァージョンアップしようとするものです。
これまで日本の「知識人」は、日本型雇用こそが日本人を幸福にしてきたとして、「働き方改革」を推進する「ネオリベ(新自由主義者)」に呪詛の言葉を投げつけてきました。ところが「真正保守」を自任する安倍首相は「雇用破壊」に邁進し、「私がやっていることは、かなりリベラルなんだよ。国際標準でいえば」と自画自賛しています。
グローバル化、知識社会化・リベラル化する世界のなかで、働き方1.0は目を覆わんばかりの機能不全を起こしています。政権が保守であれリベラルであれ、官民挙げて「改革」しなければどうにもならなくなっているのです。
しかし問題は、働き方2.0を実現したとしても、それではぜんぜん世界の潮流に追いつけないことです。最先端の働き方は、3.0から4.0に向けて大きく変わりつつあるからです。
その背景にあるのは、中国やインドなど新興国を中心とする急速な経済発展(グローバル化)と、テクノロジーの驚異的な性能向上です。私たち日本人が抱える困難は、働き方が「未来世界」へと向かうなかで、いまだに「前近代世界」のタコツボに押し込められていることにあるのですーー「はじめに」より。
以上の問題意識で書かれたのが本書です。
1 生き方・働き方が衝撃的に変わる未来
2 前近代的な身分制社会・日本
3 会社や管理職はなくなるのか?
4 「未来世界」で生き延びる方法
の4つのパートで、組織や人間関係の煩わしさから離れ、「仕事の腕」を磨いて“食っていく”ヒント満載! 人生100年時代、140代から生涯現役でやりたい仕事を楽しみ、2社会に役立ち、3年金に頼らずお金も得る「未来志向な幸福のライフスタイル」を提案する書。
頼れる伴侶を亡くした時、いかに生きるべきか。名将として活躍した著者が著す、老いの生き方、孤独の楽しみ方。曽野綾子氏との「没イチ」対談収録。
人生は毎日がピンチの連続。程度の差はあれども、乗り越えなければいけない困難は誰にでも訪れる。しかし、つらい境遇に直面しても前向きに生きていける人と、落ち込んでしまう人がいる。
その差を分ける能力が「レジリエンス」。
アメリカで論文が多数発表されるなど注目される心理学理論で、簡約すれば「人生の挫折に対処する能力」。
挫折や落ち込みから立ち直り、ポジティブに生きられる人は共通して持っているという。
本書ではこのレジリエンスを、その実例を通して理解することで、生きづらさを抱えるすべての人が「自ら幸せを得る力」を取り戻すための書である。
朝起きてから夜寝るまでの一日を、シーン別に英語で紹介。ものの名前や動詞、日本文化なども英語で説明した国際理解に役立つ一冊。
[第1章]ジョージが家にやってきた (1)おはよう newspaper(新聞)、(2)朝ごはんを食べよう! Pickles(つけもの)/chopsticks(箸)、(3)食べ物の味 It's sweet./(甘い) It's sour.(すっぱい) [第2章]ジョージと学校へ行こう (1)学校に到着! Playground(運動場)/flower bed(花壇)、(2)学校を案内しよう! Stairs(階段)/library(図書室)、(3)自己紹介をしよう! student(生徒)/chat(おしゃべり)、(4)社会の時間 world map(地図帳)/dictionary (辞書) [第3章]家族と過ごそう (1)ただいま! snack(おやつ)/rice cracker(せんべい) (2)日本の遊び beanbags(お手玉)/cup and ball(けんだま)
一日の流れを簡単な英会話と英単語で紹介する、国際理解に役立つ一冊です。
時は幕末、京の都ーー。大政奉還を目前に控え、徳川慶喜暗殺未遂事件が起こった。▼幕閣から犯人探索の密命を受けたのは、坂本龍馬と新選組副長の土方歳三。しかし二人に与えられた時間は、わずか二日間だった。▼いがみ合い、衝突しながら捜査を続ける二人が最後に行きついた人物とは?▼そして龍馬暗殺の真相を知った土方は?▼幕末維新のオールキャストでおくる、傑作エンタテインメント長篇小説。
「働く」という行為は、人間にとって何なのであろう。金を稼ぐ行為と言い切ってしまえばそれまでかもしれないが、「それだけではない」と感じる人も多いのではないかーー(序章より)。様々な仕事がパソコンやスマートフォンの画面上で行われ、やがてAIが人間の職業を代替する、といわれる現代。そんな中で、日本の職人の手による甲冑や陶器、酒などが世界の人びとを惹き付けてやまないのはなぜなのか。もう一度、ものづくりの原点へ。そして働くこと、生きることの原点へ。著者を全国の匠たちの現場に向かわせたものとは何だったのか、ぜひ発見していただきたい。【本書に登場する職人文化(都道府県)】1加賀友禅(石川県) 2江戸切子(東京都) 3南部杜氏(岩手県) 4魔鏡(京都府) 5パイプ(東京都) 6宮島彫り(広島県) 7甲冑(東京都) 8明珍火箸(兵庫県) 9大島紬(鹿児島県) 10大堀相馬焼(福島県) 11高千穂神楽面(宮崎県)
「帝をも超える真の王になる」と予言された平将門。哀しみを抱え、鬼神の如く闘う「最強のもののふ」を切々と描くアクション時代小説。
正しく頼めば、きちんと叶えてくれる。「神様」にも頼み方ってものがある!「お金の神様」はあなたに与えたくてたまらない!ブログでも大反響!著者が初めて伝える大事な大事な「お金」の話。
手書きのひと言で、心の距離がぐっと近づく。豊富な実例で、ビジネスからプライベートまで、さまざまなシーンに対応。
ぼく、まめうし。まめつぶくらいのちいさいこうし。え?まいにちどんなたのしいことしてるかって?それは、よんでのおたのしみだよ!4〜5歳から。
本書は、「掃除の神様」鍵山秀三郎氏(イエローハット創業者、NPO法人日本を美しくする会相談役)の教えを真摯に学び、忠実に実践している企業(法人)の取り組みを描いたものである。じつは、鍵山相談役に出逢う前の経営者たちは、会社の経営に悩み、先の見えない不安に押しつぶされそうになっていた。ところが、鍵山相談役に出逢ったことで、人生観や経営観が大きく変わり、黒字経営に転換したり、おだやかな社風になったり、地域から感謝されるようになったりと、会社が生まれ変わったのである。その具体的な過程を紹介しているのだが、別に社員に掃除を強制したわけではない。ただ、自分たちの職場をきれいにしようという簡単な取り組みからスタートしただけである。それから徐々に掃除の範囲を広げていくことで、大きな成果をもたらしたのである。実際、コロナ禍にあっても、どの会社も健全経営を貫いている。それもまた「鍵山掃除道」の真髄といえよう。