2019年に上野千鶴子さんの東大入学祝辞や様々な媒体で取り上げられた話題作が文庫で登場!
横浜市青葉区で三人きょうだいの長女として育ち、県立高校を経て中堅の女子大学に入った美咲と、渋谷区広尾の国家公 務員宿舎で育ち東大に入ったつばさ。偶然に出会って恋に落ちた境遇の違う二人だったが、別の女の子へと気持ち が移ってしまったつばさは、大学の友人らが立ち上げたサークル「星座研究会」(いわゆるヤリサー)の飲み会に美咲を呼ぶ。そ して酒を飲ませ、仲間と一緒に辱めるのだ…。美咲が部屋から逃げ110番通報したことで事件が明るみに出る。 頭脳優秀でプライドが高い彼らにあったのは『東大ではない人間を馬鹿にしたい欲』だけ だったのだ。さらに、事件のニュースを知った人たちが、SNSで美咲を「東大生狙いの勘違い女」扱いするのだ。
読み手の無意識下にあるブランド意識、優越感や劣等感、学歴による序列や格差の実態をあぶり出し、自分は加害者と何が違うのだと問いかけ、気づきを促す社会派小説の傑作!
柴田錬三郎賞選考委員絶賛!
無知な若者を生み出した社会構造と、優越、業といった人間の醜さが、本作には鮮烈に描いてある。--伊集院静
どちらか一方を悪者に仕立て、もう一方を被害者に仕立てがちだが、本作はそんな単純な構図では描かれていない。--逢坂剛
女たちの憂鬱と絶望を、優れたフィクションで明確に表した才能と心意気は称賛されるべきである。--桐野夏生
テーマ性とメッセージ性の際立つ作品、批判をおそれず書かれた力作だ。--篠田節子
平成における最も重要な本の一冊だと私は考える。--林真理子
「自分が生きやすい」社会に必要なのものとは? 感情的な共感の「シンパシー」ではなく、意見の異なる相手を理解する知的能力の「エンパシー」。この概念を心理学、社会学、哲学など様々な学術的分野の研究から繙く。うまく活用するために、自治・自立し相互扶助のアナキズムを提唱。新しい思想の地平に立つ刺激的な一冊。
建築士試験の分析や学会賞受賞作、世界遺産や国宝を含む建築史上の重要作品などから、建築を学ぶ人が必ず知っておきたい「有名」500作品を厳選。気鋭の執筆陣による簡潔でコアな解説と特徴を捉えた手描きイラストで、設計のヒント、試験対策、建築巡りに大重宝。学生・実務者から建築ファンまで誰もが使える必携の事典!
第1章:神殿/教会堂/モスク
(アブ・シンベル神殿/アミアン大聖堂/光の教会・・・)
第2章:寺院/神社/茶室
(伊勢神宮/安楽寺八角三重塔/出雲大社庁の舎・・・)
第3章:宮殿/城郭
(ヴィッラ・アドリアーナ/ヴェルサイユ宮殿/シャイヨ宮・・・)
第4章:戸建住宅(邸宅・民家・都市住宅・別荘)
(箱木家住宅/コアのあるH氏のすまい/古澤邸・・・)
第5章:集合住宅
(フランクリン通りのアパート/タウンハウス諏訪/SHAREyaraicho・・・)
第6章:教育施設
(旧開智学校/宮代町立笠原小学校/瑞浪市立瑞浪北中学校・・・)
第7章:医療施設
(パイミオのサナトリウム/情緒障害児短期治療施設・・・)
第8章:博物館/美術館
(大英博物館/水戸芸術館/長野県立美術館・・・)
第9章:音楽堂/劇場
(テアトロ・オリンピコ/都城市民会館/歌舞伎座・・・)
第10章:図書館/公民館
(ストックホルム市立図書館/国立国会図書館関西館/石川県立図書館・・・)
第11章:商業施設
(角屋/バスティーユ高架橋/道の駅ましこ・・・)
第12章:集会施設
(バシリカ・パラディアーナ/ワールド記念ホール/直島ホール・・・)
第13章:宿泊施設
(旧帝国ホテル本館/倉敷アイビースクエア/ヘリタンス・カンダラマ・・・)
第14章:官庁施設
(イギリス国会議事堂/香川県庁舎/雲南市庁舎・・・)
第15章:生産施設(オフィス・研究施設・工場)
(富岡製糸場/ノアビル/コペンヒル・・・)
第16章:運動施設
(コロセウム/国立代々木競技場/札幌ドーム・・・)
第17章:交通施設(駅舎・空港・船着場)
(パリメトロのエントランス/関西国際空港/上州富岡駅・・・)
第18章:広場/公園/工作物/パヴィリオン
(イシュタル門/バルセロナ・パヴィリオン/リトル・アイランド・・・)
第19章:集落/まちづくり/エリアデザイン/パブリックスペース
(白川郷/ドックランズ再開発計画/富山市のコンパクトなまちづくり・・・)
コラム(章末9か所に掲載)
西洋建築史と有名建築
日本の建築文化と有名建築
建築家の受賞作と有名建築
建築士の教養と有名建築
建築資料と有名建築
与条件と有名建築
環境配慮と有名建築
構造と有名建築
建築家の職能と有名建築
所在地マップ(世界/日本)
索引(作品名/人物・設計組織名/用語)
有名建築の理解を深める次の100冊
“剃刀”の異名を持つ南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵。長男・大助を従えて許せぬ悪に立ち向かう。大人気シリーズ、待望の第二幕スタート!
南町奉行所吟味方与力の“剃刀”こと秋山久蔵。前作から約10年。久蔵の嫡男・大助は元服前、岡っ引の弥平次は隠居して幸吉が跡を継ぐなど、それぞれ年を重ねていた。ある日、定町廻り同心の神崎和馬が下手人の似顔絵を家に持ち帰ると、それを見た姉さん女房の百合江は何故か動揺する……。
全30巻で完結した「秋山久蔵御用控」シリーズの第2シーズン開始。
「神に愛された天才」vs「人に愛された中年の星」
知られざる将棋のタイトル戦を舞台に繰り広げられる、感動の人間ドラマ。
恋愛小説の金字塔を立てた著者が開いた、新境地。
40歳までタイトルを獲れなかった棋士は、引退まで無冠に終わるーー。
それが才能と加齢による限界がもたらす、将棋界の残酷な歴史。
田中一義は46歳。かつて5度もタイトル挑戦に敗れ、あと一歩で栄冠に届かなかった「悲運の棋士」。それでも諦めずにきた彼に奇跡が微笑み、念願のタイトル挑戦権を手に入れた。
だが迎え撃つ相手は「令和の王」--源大河八冠。まだ一度もタイトル戦で敗れたことのない、全盛期の若き天才。
それは誰もが絶望する、中年棋士のラストチャンスだった。
家族と戦友、元天才の弟子との絆、初恋と、青春の残光……これまでの人生のすべてを星のごとく燃焼させる一義は、神の子に届くのか。
熾烈な才能の世界と家族愛をみごとに描いた傑作。
挑戦決定
一章 初恋の振りかた
二章 星座
三章 平成の王
四章 黄金の時
終章 天使の跳躍
エピローグ
赤坂で発生した殺人事件の特捜本部に、警視庁公安部でロシア事案を担当する倉島が呼ばれた。被害者は右翼団体に所属する男だ。二日後、今度は暴力団構成員が殺された。2つの事件に共通する鮮やかな手口から、倉島はプロの殺人者の存在を感じる。鍵はロシア、倉島は見えない敵に挑む。公安捜査官の活躍を描くシリーズ第3弾。
人生への絶望から手を出した闇バイトで、
有り得ない程の沼に嵌った龍巳映人…。
手にしたのは特大級の禁忌・「総理の首」--。
だが絶体絶命の若者が心に宿したのは、
父を亡き者にした国家への復讐心だった…!
一方公安の清宮もまた、国家への疑念から暗躍を
続けていたが、二人の運命は必然のように交差する。
絶大反響陰謀ダークサスペンス、待望の第2巻!!
【単行本描きおろしおまけ4コマ2P収録!】
「一緒に旅してくれませんか?」
30歳の誕生日を目前に、付き合っていた(はずの)先輩にフラれてしまった派遣OL、月見里涼音。
ヤケクソで傷心旅行に発った涼音は、訪れた高千穂峡で、謎めいた青年・天埜悠臣に出会う。
実は悠臣はスランプ中の小説家で、なぜか目をつけられた涼音は、彼と一緒に旅をすることになってーー!?
「オオカミ王子の言うとおり」「恋しちゃいけない花風くん」など大人気少女漫画の原作者・ももしろと、
講談社、スターツ出版等で活躍中の人気漫画家・三月トモコがタッグを組み贈る、旅ラブコメ第1巻。
長男一橋大、二男慶大、三男東京藝大現役合格に導いたのは、10秒ほど寄り添うことがメイン。
従来の放任主義とは違うその方法を公開!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
3人の男の子の子育てと、6千人以上の親子をアドバイスしてわかったのは、
「子育てで一番大事なことは、子どもにとって安心安全な『心の空間』をつくり、親が『ただ、いる』こと」でした。
たとえば、
「毎朝10秒、目をしっかり合わせて送り出す」(見つめる)
「1日1回スマホを置いて、一緒におやつを食べる」(そばにいる)
「寝る前10秒、今日よかったことをお互いに伝える」(素直に伝える)
ことで十分!
生後1ヶ月から怒ってばかり、気難しい三男の子育てで大苦戦。
何十回も親をやめたくなりましたが、そこで行きついたのも、この子育て法でした。
結局東京藝大に現役合格を果たしました。
3兄弟とも公立小・中・高校で、塾も高3の8月から、省エネ楽ちん低コストで難関大合格です。
「え? たったそれだけ?」「目から鱗」「もっと早く知りたかった!」と言われるので、
「このノウハウを1冊の本にまとめたら、多くのお母さんの子育ての悩みや不安が解消できるに違いない!」
という思いで、この本を書きました。
三人の息子に、「勉強しなさい」と言ったことは一度もありません。
試験前だろうと、外食や家族で楽しむ時間を大事にしてきました。
従来の放任主義とも違います。
言葉に出さなくても、子どもは親からのオーラを敏感に感じているもの。
親からの威圧感を完全に消すことが、まずは先決だし、それでほぼOKなのです。
ベースにしているのは、西洋心理学、東洋思想、マインドフルネス、スピリチュアル、
人間関係の力学他幅広い分野の学びから導き出した結論が、本書のメソッドとなります。
◆目次◆
【まえがき】科学的にも解明! 毎日子どもの横に「ただ、いる」だけでいい
【序章】現役で東京藝大はじめ、私立美大全部合格の三男が教えてくれたこと
【第1章】「子どもが思う通りにならない」ときに起きていること
【第2章】「そのままを受け容れる」ことの持つ大きな力
【第3章】毎日10秒、子どもの隣に「ただ、いる」だけでいい
【第4章】親が頑張るのをやめるほど、子どもが育つ
【第5章】子どもも私も笑顔になる「最高の未来」のつくり方
ウツを発症した金之助の話し相手は、黒猫!? 文豪・夏目漱石が誕生するまでの舞台裏を、史実に基づき、感動的に描いた傑作長編小説。
本書は、教職課程における「教育の基礎的理解に関する科目」の一つに位置付けられている「教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想」を学習するためのテキストである。
理想の教育を追求するうえで、その理念が重要であることは言を俟たないが、「理念」について学ぶことは実は難しい。私たちは目の前の教育実践を観察することはできても、その背後にある理念を同じように捉えることはできない。また、私たちは言葉を通して教育の理念について学ぶが、理念をもし単なる言説と見るならば、教育の現実とは無関係なものとなってしまう。教育の理念について学ぶ際に意識すべきことは、それを教育の現実を変える可能性を持つ力として捉えることである。教育の理念と教育の現実との交わりは、過去の教育の「歴史」の中に豊富に見出すことができるため、本書は教育の理念を歴史的展開に位置付けて学習できるよう編集した。
教育の理念は、過去のさまざまな教育思想の中に見出すことができる。教育思想家や実践家たちは、それぞれが生きた時代背景や各自の課題意識の基に、子ども、教師、人間、社会、学校などに対する考察を重ね、理想の教育の在り方を提起してきた。先人たちの思索に学ぶことは、教育に対する読者の視野を広げる手がかりとなるであろう。また、教育の理念と歴史を学んでいくと、理念がその提唱者のみの問題ではなく、それを受容する人々の問題であることにも気づかされるであろう。教育の歴史の中には、ある理念が革新的な教育現実を生み出す一方で、理念がその提唱者の手を離れ失われていくこともあるからである。さらに、過去には教育思想家や実践家が教育の理念を掲げただけでなく、国家が示した教育政策上の理念も存在する。そうした理念が、教育の現実に何をもたらしたのかを学ぶことも、これからの教育の在り方を考える一つの材料となるはずである。
本書は第1部「西洋における教育思想と学校の歴史」、第2部「日本における教育思想と学校の歴史」、第3部「教育の諸課題と学校」から構成されている。第1部と第2部は、西洋と日本における教育思想と学校の歴史を古代から近・現代に至るまでの時系列に沿って取り上げている。第3部は、現代社会の中で近年浮上している教育の諸課題に着目し、テーマ史的に内容を構成した。教職を目指す読者が、自らの教育観を問い直し、教育理念を形成していくための糧として本書を活用していただけたら幸いである。(「まえがき」より)
〈第1部〉西洋における教育思想と学校の歴史
第1章 前近代の教育思想と教育機関
第2章 人間教育の理念形成
第3章 近代公教育の形成
第4章 近代教授法の成立
〈第2部〉日本における教育思想と学校の歴史
第5章 新教育運動の生起と展開
第6章 伝統的社会における教育
第7章 近代学校制度と授業の成立
第8章 大正新教育の展開
第9章 国家主義教育と戦後の教育改革
〈第3部〉教育の諸課題と学校
第10章 変化する社会と学校の関係
第11章 教育における学校と家庭の役割
第12章 グローバル化と持続可能な社会
第13章 「教育の理念と歴史」を学ぶ意味
夫を嫌いな上品な老婦人、段ボールにひきこもる少年、悲劇のヒロインを演じる女性……臨床心理士の著者は、日々の出来事やカウンセリングを通して出会う人々の大きな重荷を背負った心が変化する瞬間を掬い上げる。あなたが見失ってしまっている心にもう一度出会うためのヒントが詰まったエッセイ集。解説・辻村深月
【気鋭の臨床心理士によるエッセイ集 待望の文庫化!】
東畑さんの本を私にとって身近で大切な人、幸せで、健やかでいてほしい
人たちに贈ってきた(解説・辻村深月)
『心はどこへ消えた?』は変身物語です。
この本のすべての章で、人々が変身する瞬間が描かれているはずです。
ただし、その変身は、スーパーマンに
なったり、狼男になったりするような
派手なものではありません。
そこにあるのは小さな揺れです。(文庫版まえがきより)
文庫版まえがき
入口の変身物語
ちょっと長めの序文
心はどこへ消えた? --大きすぎる物語と小さすぎる物語
春
バジーさんが転んだ
メールで卓球
洞窟でキムタクの夢を見る
YouTube、安全なカプセル
締め切り恐怖症
悪い考え
トイレ侍とウンコ男
夏
補欠の品格
補欠の人格
ネズミのドラクエ
巨匠からの手紙
ウヒウヒグマのズババババー
余はなぜ中年アイドル退所に夢中になりしか
脳内都知事と夏のコウモリ
アラビアン・ナイト・イン・ザ・タクシー
ニコチンパンジー殺しーー顕れるニコチンパッチ編
ニコチンパンジー殺しーー遷ろうチャンピックス編
秋
午前4時の言葉たち
雑談賛歌
ソネミとネタミとカゲグチと
金で済むことは、楽やなあ
トリセツと私小説
街外れのまじない師
下級動物霊の夜
仮病は心の風邪
ポサルとコーチの心の定規
紙を崇めよ
冬
中学受験の神様
ハルマゲドンの後で
ピンク色の森へ
夢が仕事になりました
脳のせいなのね
監督が解脱してはいけない
涙腺モミモミ
学者の味噌汁
また、春
孤独の形
段ボール国家
憑依と劇場
未来を冷遇する
心は二ついる
オレンジの傘で
あとがき
解説 辻村深月(小説家)
旧知の先輩から突然届いた一通のメール。彼のせまる死を前に若き日のボート部の記憶が鮮明に蘇った。東京医科歯科大学ボート部黄金期の立役者のひとりだったコックスにして名軍師KN。自らを生き切ったという人当たり柔和にして苛烈なほどの統率力を誇ったKNと、自らの秘めた劣等感を資質と見極め、KNのなかにもその僅かな匂いがなかったかと心で思いを巡らせた〈私〉の邂逅を描く。