「嫌だ」と言った、抵抗だってした。それなのに、どうして「同意」にすり替えられてきたんだろう。
マンガ家・菊池真理子が”不同意性交”をめぐって出会った8人との対話を通じ、被害の実態を描くノンフィクションエッセイ。
描かれるのは、被害の瞬間だけではなく、その後、被害者に向けられてきた
「同意していたはず」「嫌じゃなかったのでは」という声と、社会の不寛容についてだ。
また、当事者だけでなく、支援する側に立つ人々との出会いが、サバイバーである著者の心にもたらすものは…。
思い出さないことで生き延びてきた人たちの記録として、そして、被害を「なかったこと」にしないための一冊。
最高の音で楽しむために!
標高一三〇〇メートル、雪深い山の屋敷に住む野菊は、冬と春の境目になると、必ず現れる正体不明の老人を知っていた。「俺は死なん!絶対に死なん!」叫びを残し、雪の中へ消える老人ー。しかし今年、その老人は頭を砕かれた死体となって発見される。静かに暮らす人々、語られぬ過去、そして消えない違和感。雪解けとともに、封じられていた真実が少しずつ姿を現していく。抒情と不穏が交錯する、静謐な本格ミステリー。
犬のチャンスは、足を一本なくし飼い主とはなれて、ドッグタウンという保護施設でくらしています。親友は、天井裏に住むねずみのマウス。ここではたくさんの犬のほかに、ロボット犬たちも新しいひきとり手を待っているのです。
ある日、ロボット犬のメタルヘッドがチャンスとマウスに「もとの家に帰りたいので助けてほしい」ともちかけます。3匹はいっしょに外の世界へ! 冒険のすえ、ドッグタウンにもどったチャンスに大きな試練がおとずれます。チャンスはまたもやこっそりドッグタウンをぬけだして、以前の飼い主の家へと向かうのですが……。
犬の保護施設で起こる出来事をチャンスの視点でユーモラスにえがきつつ、犬たちの切ない心情にせまる物語。
1 幸運の犬チャンス
2 ドッグタウンのこと
3 セントバーナード犬のジェラルディン
4 マウスとの出会い
5 もらい手のない犬はどうなる?
6 犬たちへの読みきかせ会
7 きいちゃいけない質問
8 バスターのうそ
9 ジェラルディンがあぶない
10 〈しっぽ作戦〉決行
11 脱出
12 メタルヘッドの家
13 わたしが四本足だったころ
14 ドッグシッター
15 メタルヘッドの電池切れ
16 ロボット犬の心
17 かわってしまったドッグタウン
18 犬のスーパーパワー
19 スズカケ通り十七番地
20 それから
人生は「思い出」の積み重ねでしかありえない。良きにつけ悪しきにつけ、そのひとが生きてきた証なのだーー。▼小さなガラス瓶、古いお守り袋、折り鶴……、そうした小さな手がかりから、依頼人の思い出に寄り添うようにして、人や物を捜し出していく“思い出探偵”。▼京都御所を臨む地で「思い出探偵社」を始めた元刑事の実相浩二郎は、探偵社のメンバーである元看護師の一ノ瀬由美、時代劇俳優をめざす本郷雄高、十年前に両親を惨殺されて心に傷を負った橘佳菜子と共に思い出と格闘し、依頼人の人生の謎を解き明かす。▼「思い出」は心を豊かにすれば、苦しめもするーー乱歩賞作家が紡ぎ出す、せつなさと懐かしさが溢れるミステリー。
仮説→交流→書くの3ステップで自分の考えが持てる新教科書対応道徳ワークシート!
小学校低学年の道徳では、教科書教材を読んだ後、道徳規範を「書かせる」ことに時間が多く取られてしまい、自分の意見を持つことや、その意見を友達と交流して深めることまで到達することは難しい。そこで、本ワークシートでは「自分の意見」を選択式とし、選んだ意見をもとに友達と交流、振り返りとして自分の意見を再形成する授業を提案する。コピーして使えるだけでなく、研究授業で必要となる指導案や板書計画、授業の流れをQRコードでダウンロードすることもできる。大好評の「道徳ワークシートシリーズ」第3弾。
1年生編
・よい ことと わるい こと
・ハムスターのあかちゃん
・きんの おの
・もうすぐ二ねんせい
2年生編
・二ねんせいになって
・おれた ものさし
・ありがとうの手紙
・黄色いベンチ
ほか
芸術の「自由」はどこに?
芸術と社会は時に対立し、表現の自由と倫理的制約は複雑な関係にある。その中で歴史修正主義や検閲が、権力の維持やプロパガンダのために使われてきた。芸術が社会に与える影響に焦点を当て、芸術が社会において果たす役割を探求する。
はじめに 加須屋明子
HOMO ARTIFEX -芸術における自由について レシェク・ソスノフスキ(加須屋明子 訳)
戦後の歴史認識 日本とポーランド 吉岡洋
新しい回帰 アンダ・ロッテンベルク(加須屋明子 訳)
ロマン・インガルデン -人間と創造する義務 レシェク・ソスノフスキ(加須屋明子 訳)
芸術と民主主義 ポーランドと日本の事例から 加須屋明子
「展示」という制度と大衆 -文化の基層構造から美術制度を捉えるー 山下晃平
芸術の伝統 近代化と検閲 マリア・ブレヴィンスカ(加須屋明子 訳)
ホロコースト芸術に対するポーランドの歴史政策 ピョトル・フォレツキ(加須屋明子 訳)
戦争の記憶と忘却 -日本とポーランドー 重田園江
ホロコースト写真をめぐる倫理的諸問題 カダン、 ≪諸国民なかの正義の人≫、カラー写真 加藤有子
国家主義者による記憶の流用について ピョトル・リプソン(加須屋明子 訳)
ウェストスプレイニング -中東欧諸国における政治歴史的主体の回復 現代美術作家の諸例から パヴェウ・パフチャレク
高度情報化社会における検閲の考え方ーAI時代を見据えてー 井出明
ラウンドテーブル・ディスカッション 加須屋明子 編
おわりに 加須屋明子
参考文献一覧
図版出典一覧
〔ワークショップ報告〕音響実践としてのブリコラージュ -芸術表現の自由に関する国際会議への芸術的実践的貢献としてー 講師 ダニエル・コニウシュ 司会 加須屋明子
行事一覧/ List of events
概要/ Summary
執筆者一覧
事項索引
人名索引
尾張徳川家は敵か、味方かーー。
江戸を離れ、田沼一派の影に追われる磐音とおこん、弥助、霧子の一行は、尾張名古屋に身を寄せた。
「清水平四郎」「いね」と名を偽り、束の間の安息を得たある日、通りがかった呉服問屋「尾州茶屋」で難癖をつけていた巨漢の武士を追い払ったのが縁となり、大番頭・三郎清定の信を得る。
稽古のためと紹介された藩道場で、師範格の一人を床に転がしてしまう。身のこなしといい、剣の腕前といい、磐音は正体を疑われることになって……。
身重のおこんを抱えた磐音に、探索の手が迫る!
日本史上屈指のクーデター・本能寺の変。織田信長に臣従しながら、明智光秀とも懇意にしていた筒井順慶は、恩と義、そしてお家の存続と政治力学の板挟みとなる。本能寺の変と山崎の戦い、その間に筒井家にどのような苦悩があったのか? 「日和見順慶」との風評被害を受ける筒井順慶の真の人間像と武将間の駆け引きを、リアルにユーモアたっぷりに描き切る傑作歴史小説。
肌寒くなってきた秋の日にお美弥の幽霊捜しに巣鴨まで行くも、手掛かりすら掴めずにいた甚五郎と伊蔵。仕方なく政五郎の元へ戻ると、そこにはなんとお美弥がいた。そして鬼となったお美弥が口にした、驚愕の言葉。悔恨の思いを抱えた甚五郎は、酒におぼれなさけない姿をさらすも、愛しい妻の幽霊を殺すという決意を固め、今度こそ実行に移すことができるのか。人気シリーズ待望の第2弾!
世界で最も有名なオーケストラの創成期から第二次大戦終了までの歴史 著者が歩いて探し、丹念に調べたあまたのコンサート記録から辿る歴史的な音楽シーン。 ベルリン・フィル誕生の経緯、忘れられた常任指揮者、戦前に8人もいた女性指揮者、初期の国外演奏ツアー、…などなど。貴重な写真を添えて、ベルリ・フィルの戦前の情景を再現します。
シリーズ累計発行部数400万部突破!
「なんとなく不調」は、日々の食生活で解消できる!
・寝ても疲れが抜けない
・体が冷えやすい
・毎日便秘がち
・手足のむくみが取れない
・細かいことでイライラしてしまう
はっきりした原因がわからず、病院に行くほどでもない…
そんな “なんとなく不調”に悩まされていませんか?
あなたを苦しめる“なんとなく不調”は、「薬膳」の力で解消することができます。
そもそも薬膳とは、食材自体が持つ「薬効」を活かした、中医学の伝統的な食養生法。つまり、日々の食生活を改善することで、体とメンタルの不調を根本から取り除こうという考え方です。
本書では薬膳の基本から、不調の原因と対処法、簡単に手に入る最強の薬膳食材まで、「これさえ覚えておけば大丈夫!」という知識を余すところなくご紹介しています。
「なんとなく興味はあるけど、よく知らない」
「日常に取り入れるのは難しそう…」
と考える方にこそ読んでほしい、最良&最強の入門書です!
「お前の居場所は、俺が作るから。泣くな」
ピアノだけが友達の孤独な少女の夏子は、異彩の少年・月島と出会い、振り回され、傷
付きながらもその側にいようとする。
やがて月島は唐突に「バンドをやる」と言い出した。
彼は、夏子の人生の破壊者でも創造者でもあった。
大切な人を大切にすることが、こんなに苦しいなんてーー。
異彩の少年に導かれた孤独な少女。その苦悩の先に見つけた確かな光。
直木賞候補となった鮮烈なデビュー小説。
「生生しくて、切なくて、痛くて、何度も胸を揺さぶられた。この小説が好きだ。好きだ、と叫び出したくなる」
宮下奈都(解説より)
【藤崎彩織】
1986年大阪府生まれ。2010年、突如音楽シーンに現れ、圧倒的なポップセンスとキャッチーな存在感で「セカオワ現象」と呼ばれるほどの認知を得た四人組バンド「SEKAI NO OWARI」でピアノ演奏とライブ演出、作詞、作曲などを担当。研ぎ澄まされた感性を最大限に生かした演奏はデビュー以来絶大な支持を得ている。2017年に発売された初小説『ふたご』は直木賞の候補となるなど、大きな話題となった。他の著書に『読書間奏文』がある。