サケ科魚類学のバイブル待望の改訂!最新の調査・研究データと貴重な写真資料を収録。
面心を題材として代数幾何学を学ぶ入門書。面心とは全ての面積が等しくなる点のこと。「面心を有する多角形とはどのような図形なのか」という謎解きを通じて、理工学を学ぶ上で欠かすことのできない線形代数や微積分の本質的な働きが理解できる構成。代数幾何学の本質を理解したい方必読!
第1章 多角形の面心
1.1 三角形の場合の面心
1.2 符号付き面積とは
1.3 面心n角形の条件
練習問題
第2章 面心と連分数
2.1 連分数とチェビシェフ多項式
2.2 面心多角形とチェビシェフ多項式
2.3 面心多様体の定義
2.4 第二種チェビシェフ多項式とu[1,n]の関係
練習問題
第3章 代数幾何学からの準備
3.1 代数多様体・特異点
3.2 有理曲線
3.3 第一種チェビシェフ曲線
3.4 第二種チェビシェフ曲線
練習問題
第4章 チェビシェフ曲線の特異点
4.1 第一種チェビシェフ曲線の特異点
4.2 第二種チェビシェフ曲線の特異点
練習問題
第5章 チェビシェフ多様体の特異点
5.1 チェビシェフ多様体
5.2 チェビシェフ多様体の特異点
練習問題
第6章 イデアル
6.1 イデアルの定義
6.2 イデアルを法とする合同式
6.3 線形代数との関連
6.4 なぜイデアルが必要か
練習問題
第7章 面心多様体の定義イデアルと有理性
7.1 代数多様体の定義イデアル
7.2 ACnの定義イデアル
7.3 ACnの有理性
練習問題
第8章 面心多様体の特異点
8.1 ヤコビ行列・次元・特異点
8.2 ACnの特異点
8.3 AC4の具体的な形
練習問題
第9章 カッコの数学
9.1 平衡カッコ列
9.2 平衡カッコ列の個数
9.3 平衡カッコ列の順序関係
9.4 平衡カッコ列の中身
練習問題
第10章 チェビシェフ多様体の部分多様体
10.1 平衡カッコ列に付随する代数多様体
10.2 部分多様体の構成I
10.3 山カッコ列に付随する代数多様体
10.4 部分多様体の構成II
練習問題
第11章 面心多様体の部分多様体I
11.1 ブラケット列に付随する代数多様体
11.2 結合変換
11.3 ブラケット変換
11.4 ACnの部分多様体:n≡0(mod4)の場合
練習問題
第12章 面心多様体の部分多様体II
12.1 三重ブラケット列に付随する代数多様体
12.2 ブラケット列の結合変換
12.3 ACnの部分多様体:nが奇数の場合
練習問題
第13章 面心多様体の部分多様体III
13.1 四重ブラケット列に付随する代数多様体
13.2 ACnの部分多様体:n≡2(mod4)の場合
13.3 ACnの部分多様体:まとめ
練習問題
第14章 面心多角形の具体例
14.1 面心五角形
14.2 面心六角形
14.3 面心七角形
14.4 正多角形
練習問題
付録 定義・命題・定理・系・補題
練習問題解答
参考文献
索引
私たちの身のまわりにあるさまざまな水辺。河川や湖はもちろん、人が管理する水田にも、あまたの種類の生物が暮らしています。水中で生活する魚類をはじめ、両生類や鳥類、甲殻類、昆虫、植物など、水辺とその周辺の環境で見られる生きものは数えきれないほどです。これらの生きものたちは、生息する水辺の環境に適応して、たくましく生きています。
ひとくちに水辺といっても、いろいろな環境があり、その多さに驚かされます。そこで本書ではまず、河川や湖沼、湿原、水田といった水辺の特徴を紹介します。それらの特徴を知ったうえで、生きものたちの暮らしぶりを見ていきます。とくに身近な河川と水田については、研究者直伝の観察や採取の方法も紹介します。
水辺では、生物同士が互いに影響しあい暮らしていますが、人間活動の影響も無視できません。本書は、生きものたちを保全する取り組みも説明しています。生きものたちを守る際のヒント満載です。
本書を読めば、ただ何となく見てきた水辺の環境にも、いろいろな特徴があり、それらに対応するように生きている生物たちの複雑なドラマがあると、思わずにはいられないでしょう。水辺に生きる動物や植物を観察するために役立つ知識を整理した、観察には欠かせない一冊です。
第1章 そもそも水辺とは
第2章 さまざまな水辺の環境
第3章 水辺の環境と生物の危機的状況
第4章 川の流れやかく乱に適応した生物
第5章 水田稲作に適応した生物
本書は、雑誌「現代数学」に10回にわたって連載したものに基づいている。大学初年級から中年級へかけての「解析」は、今過渡期にあり、そのカリキュラムはまだ定着していない。本書では、旧来の「微積分」に「ルベーグ積分」と「ベクトル解析」の基礎を加え、「複素関数論」の入口に及ぶ範囲で、最小限の骨組を現代的に述べる。また、復刊に際し、若干の字句と脚注での引用文献について、最少限度の変更をさせていただいた。
本書は、三重県鳥羽市から和歌山県田辺市の紀伊半島沿岸部を対象に、当該地域の特性を踏まえ実施したグロットグラム(地点×世代)調査の結果を掲げ、表現法や語彙、言語意識といった観点からその特色を探りながら考察した論文集である。大阪や名古屋といった都市のことばがその周縁部である紀伊半島沿岸のことばにどのような影響を与えているか、豊富な関連資料と多角的な視点から分析し、その言語変化のプロセスとメカニズムを明確にしている。
省エネ・節エネ・エネルギーの脱炭素化、脱化石燃料は避けて通れない道だ。
「環境」「廃棄物」「エネルギー」「地球温暖化対策」に関わる全てのひとへーー。「3R」と「気候変動」を学び、持続可能な社会へ。最近のSDGsへの取組み、食品ロスやプラスチック問題などの新たな課題をふまえ大幅に改正した。家庭や地域社会から国際社会まで、全てのリーダー必読のテキスト。
企業の形態、規模、業種、所在する地域にかかわらず、経営者の高齢化が進んでいる。ボリュームゾーンは60歳代後半に差しかかっているにもかかわらず、後継者不在は依然として深刻な状況にある。経営と所有の一体性や情報の非対称性など中小企業特有の要因が、事業承継の進展を阻んでいる。こうした中小企業経営者の実態とスムーズな廃業や事業承継に向けた支援策を解説する。
序 章 大廃業時代の到来
第1章 中小企業の事業承継の行方
第2章 後継者の決定状況を左右する要因とその変化
第3章 中小企業の廃業による影響の試算
第4章 中小企業の地域における役割と廃業の影響
第5章 経営者の引退にともなう廃業の実態
第6章 経営者および企業の属性による廃業の多様性
第7章 円滑な廃業の条件
第8章 ハッピーリタイアメントの条件
第9章 廃業時の経営資源の引継ぎ
終 章 本書の分析から見えてきたもの
<big><strong>機械学習の精度をはるかに高める! </big></strong>
アンサンブル学習法は,深層学習に続く次のトレンドとして注目され,ブースティングやバギングなどの代表的な方法で複数の学習器を訓練し,それらを組み合わせて利用するという,最先端の機械学習法である.単一の学習法に比べてはるかに精度の高いことが知られており,実際に多くの場面で成功を収めている.
本書は,機械学習の分野で世界をリードしているZhi-Hua Zhou著の邦訳である.1章アンサンブル法の背景となる知識をあつかう.2章から5章は,アンサンブル法の核となる知識を扱い,5章では最近の情報理論多様性と多様性生成について議論する.6章からは,高度なアンサンブル法について述べる.人工知能,機械学習にたずさわる,研究者,技術者,学生には,必読必携の書である.
1.はじめに
2.ブースティング
3.バギング
4.組合せ法
5.多様性
6.アンサンブル法の枝刈り
7.クラスタリングアンサンブル法
8.高度なトピック
ドラマティックな火山噴火は、地球内部で起きているダイナミックな現象と大きく関わっている。それらはどのような因果関係があるのだろうか?本書は、火山学の世界的権威である著者が、火山活動のプロセスと火山学における最新のテーマについて、プレートテクトニクス理論に基づきわかりやすく解説したものである。後半には、噴火予知、噴火が気候へ及ぼす影響、そして最後に火山の恩恵へと、より人類に身近かなテーマに沿った話題が展開される。全編を通じてちりばめられた、読者にとって魅力的であり、またイメージを膨らませる手助けとなる美しいカラー写真とわかりやすい図版は400点にものぼる。本書は地球科学分野の学生や研究者だけでなく、火山に興味のあるすべての人たちにとって、火山や噴火現象への理解を深めたり、またそれらが社会に及ぼす影響や恩恵についての知見を広めることに役立つだろう。
何を食べるかやどのような場所に暮らすかの違いで、互いに近縁な生物が様々に進化し、多様な生態系を形作っていく仕組みはどのようなものだろうか。進化生物学の第一人者が、自身による豊富な研究事例を交えることにより、「適応放散」を軸として進化生態学を体系的に解説する。
これから日本語学の勉強を始める人や日本語教師になる人のための、日本語入門書。重要なトピックを厳選し、平易でありながら研究成果もきちんと押さえた好著。ロングセラー書籍を改訂。
■「はじめに」より
本書は、2003年に出版された『やさしい日本語のしくみ』の改訂版です。改訂版から「日本語学の基本」というサブタイトルを付しました。また新たに5章を追加し、また、従来あった章の一部の書き換えを行いました。
「日本語の音と形」「日本語の文法」「日本語らしい表現」「日本語の変化と多様性」の4つのセクションからなります。日本語のしくみを、最新の研究の成果をとりいれつつ、興味深いコラムをまじえながら、わかりやすくコンパクトにまとめました。
一見素朴なコトバに関する疑問(例えば、家庭教師を略すと「カキョー?」「カテキョー?」)から、音声や文法の基本的な構造、コトバの変化や多様化までを視野にいれています。
長年にわたり、 多くの大学で教科書として使用されてきました。大学生のための日本語学入門として、コトバに興味を持っている読者の方の教養書として、日本語教師の方の文法事項の確認のための本として、最適の1冊です。日本語のしくみの基礎知識が身に付くと同時に、その不思議さやおもしろさを感じ、読後には身近な日本語に様々な興味をもつことになるでしょう!
1:Subtitle
2:マリーゴールド
3:新時代
4:うっせぇわ
5:ハート
6:カナタハルカ
7:W/X/Y
8:Habit
9:絆ノ奇跡
10:オトナブルー
11:アイドル
12:ダンスホール
13:Magic
14:僕のこと
15:ケセラセラ
16:ナハトムジーク
17:ライラック
18:青のすみか
19:花になって
20:勇者
21:ちゅ、多様性。
22:Anytime Anywhere
23:唱
24:ミックスナッツ
25:地球儀
26:366日
27:幾億光年
28:Bling-Bang-Bang-Born
29:晩餐歌
30:NIGHT DANCER
SDGs達成に向け、環境と経済と社会をつなぐ新しい概念である「SDGsネクサス」の構造やつながり・地球環境問題解決へのアプローチをまとめた書。
本書では、SDGsの17の目標の要素である環境と経済と社会をつなげる新しい概念として、複合的地球環境問題の解決に向けて進められている「ネクサスアプローチ」を取り上げ、数多くの実例を紹介する。「SDGsネクサス」は、相関関係・因果関係・相互作用関係などのこれまでの関係性概念にはなかった直接的な連関と間接的な連関をつなげ、トレードオフ関係(二律背反)やシナジー関係(相乗効果)を含めた質的関係性を取り入れた、課題同士、地球と地域、現在と未来のマルチ時空間スケールをつなげる、新しい地球環境連関概念である。
本書では、人類の生存を脅かす地球温暖化、生物多様性の喪失、水資源の枯渇、窒素過剰負荷などの地球環境問題の根源に通底する「人と自然の相互作用環・連鎖網」を、マルチスケールで広がる「地球環境SDGsネクサス」として捉える。そして、その構造とつながりを数多くの事例を用いて示し、持続可能な社会の構築に向けて、新しい地域間連携につながる基礎となる考えを本書で示す。