あなたを読書の不思議な世界へご案内。古典から新刊まで、数々の想いをこめて綴っています。
鎧の発生は?各部はどんな機能を重視されたか?中世、急速に発達した弓矢の破壊力は?合戦法はどのように変化していったか?首実検、晒し首…首へのフェチシズムは?など、絵巻の各場面を復元し、ビジュアルに分析し解説していきます。
経済戦国時代を勝ち抜いてきた慶太、昇の二代に互る壮絶な人生と経営陣のドラマ。
普通がいちばん、と無印をトレードマークにする群ようこの辛口痛快エッセイ。
東京電力は、どこまでパワフルになるか。首都のライフラインを守り続ける巨大企業のパワーの源流を探る。
編集者とは何か。人と人との心の流れを清冽に描くノンフィクション・長編エッセー。
政治家に対する不信は抜き難いものがある。指導力や先見性の欠如が、信頼を損う要因でもある。が、根本的には、政治家個々に対する倫理的な疑惑が原因となっている。“政治にカネがかかる”という通念のまかり通る永田町周辺の感覚が、国民一般の不信をより増幅させている。そして、国民の政治離れをひきおこしているところに、今日の日本の不幸がある。恒常的な政治家とカネに対する関心の持続こそが、真の浄化につながる。永田町に動くカネの実態に迫る新聞協会賞受賞の政治レポート。
舞台裏で見せた政治家たちのさまざまな姿を、ベテラン政治記者が、鋭い目で温かく描く。
信長・秀吉・家康…、三人の天下人の世にあって、こころの領土をひろげることに情熱をかたむけた右近。追放さきのマニラにて死す。彼の夢みた真の故郷とは…。
小石川伝通院の境内に、今日も子連の風車売りが坐っている。一見平凡なこの風車売り、実は根津の親分と呼ばれる凄腕の御用聞、江戸の巷に起こる明暗さまざまな難事件に挑む。
ニューヨークで学位を取得した柊子は、激烈な競争のつづく日本のホテル業界に飛び込む。結婚よりも大きなものを掴みたいー不幸な恋の記憶を振り払い、野心に燃える柊子。しかし、彼女を待ち受けていたのは、ビジネスの罠と、新たなる危険な恋…。そして、いつしか彼女の「秘密」が、破局へと向けて大きくふくらんでいったー。華麗なる業界を舞台に描く、おんなの企業サスペンス。
イト老が、枕もとのやぶ医者先生に笑いかけた。小さな町の診療所の、ささやかだけれど、かけがえのない、それぞれの生と死。医学エッセイ。
日本を支配する受験エリートたちはいま、何を考えているのか。小学校を休んでまで塾通いする受験競争の過熱ぶりから、有力大寡占を批判した中教審での攻防まで、私立中高一貫校をめぐる教育の現場を迫真のドキュメントで描く。
ゴルフ場開発にまつわる、さまざまな怪事件。現代社会の暗部に鋭く迫る。野心的長編社会小説の決定版。
鋼の闘魂、不死鳥「ウルフ」。あの一番、あの名勝負…。比類なき大記録を打ち立てた栄光の土俵人生が、いま鮮やかに蘇る。
平安京は人口30万。大都会の珍難事件は花盛り。紫式部17才、夢みる和泉式部は14才。爽やか乙女探偵団が大活躍。芥川賞作家がはじめて小説界に新ジャンルひらく痛快傑作小説。
華麗で哀しい信長の女たちの人生を丹念に追跡取材。いまベールをぬぐ信長をめぐる女たちの実像。