検査数値を正常に近づけ、肝臓病の不安を無理なく解消する。
賢狼ホロと元行商人ロレンスが営む湯屋『狼と香辛料亭』。幸せと笑いがわき出ると言われる湯屋を舞台に描かれる、旅の続きの物語、第2弾が登場。
コルとミューリが旅に出てしまい、湯屋は慢性的な人手不足に。ロレンスは大勢の客が訪れる繁忙期に向け、スヴェルネルの騒動で出会った女性・セリムを新たに雇うことにする。実は彼女、ホロと同じ狼の化身なのだ。
新参者のセリムの前では、女将としても狼の化身としても威厳を保ちたいホロだったが、なにやら浮かない様子。
一方ロレンスは、そんなホロの気持ちを知ってか知らずか、湯治客が持ってきた特権状に夢中で──?
電撃文庫MAGAZINEに掲載され好評を博した短編3本に加え、書き下ろし中編『狼と香辛料の記憶』を収録!
各教科・領域をどうマネジメントするか。“習得・活用・探究”の新しい学力観による授業展開のスキル、新教材の解釈と準備のポイントなどを明示。
本書は、MISRA-Cの詳細な解説書です。通して読めば、これが単なる車載用ソフトウェアを対象としたプログラミングガイドにとどまらず、広く一般の組込みソフトウェア管理者・技術者にとって、その基本的概念を知り、ルールを身につけるための良いテキストであることに気づくでしょう。
豊臣秀吉と徳川家康が転機を迎えた「史上最強のパワースポット」とは。秀頼は本当に秀吉の子なのか。著者が発見した龍馬や西郷の書状の中身は。「昭和天皇を育てた男」の和歌集に秘められた思いーー。当代随一の人気歴史家が、日本史の謎の数々に迫る。古文書の中から見えてくる、本当の歴史の面白さがここに!
GAFAの力の源泉は、私たちから集めたデータだ。彼らはSNS事業者としての「表」の顔で集めたデータを、「裏」の広告事業で活用して巨利を得ているのだ。日本はデータの利活用派と保護派の対立で膠着し、海外では何年も前から問題視されていた事案が放置され、一流企業から中央省庁まで貴重なデータを彼らに無償で提供してきた。
彼らの急速な進化に国内法が追いつかない。ヤフーや楽天に及ぶ規制も、海外プラットフォーマーは対象外。彼らはこの「一国二制度」の「グレーゾーン」をどんどん突き進む。こうした攻勢に、日本は長く無策だった。彼らに巨利に見合う税金を徴収できず、法を適切に執行してこなかった。GAFAは日本政府の求めに対し、顔さえ出さない。なめられていた。
それでも、霞が関は遅まきながら動き始めた。法・産・学の先駆者たちを知恵袋に、経産省、総務省、公取委がデータ時代の公正なルール形成に取り組む。
この戦いは始まったばかりだ。先進各国の現代的なプライバシー規制で揉まれた彼らは、この問題を放置した日本でいっそう影響力を高めている。今やGAFAは国家に変わる「統治者」とも「ウォールドガーデン」とも呼ばれている。
このゲームのルールは何か? 最前線で取材し続ける記者がデータプライバシーに無頓着な日本へ警鐘を鳴らす。
聖王城女子大、二年の春華は国文学を研究する先輩三人とある日、ゼミ加入の歓迎会後に自宅マンションへ彼女たちを迎え入れ
た。そこに兄の隼人が帰ってくる。兄妹ふたりだけの住まい。早々に寝床につく隼人を尻目に、なにやら先輩たちが蠢きはじめ…全
員、未経験の若い男女が繰り広げる、淡くも、罪深い狂騒曲!
松陰中納言(まつかげちゅうなごん)阿部好臣[校訂・訳注]松陰中納言は、帝から愛妾藤の内侍を下賜されるが、横恋慕する山の井中納言の讒言によって、隠岐に流される。須磨に籠った松陰の子息中将は、山の井の子息少将の助けを得て、継母の姦計を逃れた山の井の味の姫君と結ばれる。東宮の活躍もあって、やがて山の井一味の悪事はあらわになり、松陰一門は栄えて行く。こうした松陰家の物語を軸にしながら、流離、継子いじめ、生霊、入水、山の井一味の出家など、複数の軸が、モザイク状に配されながら、大団円に向けて調和して行く。
信託法で創設された新しい類型の信託を中心に、創設の経緯、理論・実務上の問題提起とその対応、活用・想定事例の紹介、税・会計を詳説。スキーム図も豊富に掲載。本書で新類型の信託がさまざまな形で活用できる。
誰でも光明の道に出られるのだ、 光ほとばしる自分に生まれ変われるのだ。 自分で気づかなくとも、 その人の真実は神であり霊であり、 その働きは人を救い世を救う菩薩行なのだから。
自分を光明の生活者たらしめる書。
思わず吹き出す!?おもしろテキスト&超丁寧!!手取り足取り解説の問題演習&過去問!!
明治に入り、日本は欧米列強に対抗すべくさまざまな近代化を推し進める。音楽も例外ではなく、外国人音楽家の力を借りて国歌『君が代』が誕生、さらに『陸軍分列行進曲』が、フランス人音楽家の曲をもとに、編曲を繰り返すことで陸軍が制定する行進曲につくり上げられていく。太平洋戦争へと突き進むなかで敵性音楽は禁止される。だが、「出陣学徒壮行会」の場で、作曲者の名を伏せて行進曲は使用されたのだ。
敵性音楽を平気で用いるしたたかさは、どこからくるのか。音楽史の視点からその?闇?を明らかにする!
《目次》
はじめに
第1章 『陸軍分列行進曲』とシャルル・ルルー
シャルル・ルルーは、なぜ日本国に招聘されたのか
パリ音楽院で学んだすべてを日本陸軍軍楽隊に注ぎ込む
鹿鳴館の完成とルルーの存在意義
新生日本国がまずやらなければならなかったこと
軍歌『抜刀隊』の誕生
『抜刀隊』の調性と転調について
第2章 『陸軍分列行進曲』はなぜつくられたのか
ルルーには『陸軍分列行進曲』を作曲(編曲)した痕跡はない
小雨煙るかなでの「出陣学徒壮行会」
敵性音楽禁止令のもとで
「軽佻浮薄で頹廃的」な音楽は、なんでも禁止された
『南洲残影』にみる『陸軍分列行進曲』の神髄
第3章 ふたつの『君が代』
国歌も国旗もない!
フェントン作曲の『君が代』に不満が充満
2代目『君が代』に隠された調性の秘密
異文化を取り込んで共存させるしたたかな日本人
『君が代』の歌詞に秘められた謎
第4章 奮闘! 伊澤修二の心意気
学校教育も、外国人音楽家に頼るしかなかった
音楽取調掛に求められたもの
伊澤修二と『君が代』
『サザレイシ』「小学唱歌『君が代』」「ラッパ譜『君が代』」
「和洋折衷」こそ新生日本が目指したもの
第5章 新国歌制定のむずかしさ
国旗「日の丸」と国歌『君が代』の迷走
極東委員会では、「新国歌」制定を望む国もあった
「第2国歌」をつくればいいじゃないか
新国民歌『緑の山河』を誕生させてはみたものの
第6章 新国民歌『われら愛す』のまぼろし
壽屋が募集した「新国民歌」
『われら愛す』はなぜ歌われなくなったのか
芳賀秀次郎と『大日本の歌』
模倣することで日本の伝統音楽は生き延びてきた
第7章 伝統音楽にみる日本人のDNA
「大仏開眼会」を仕切ったのは、南インド出身の僧正だった
外来の音楽の模倣なのに消滅しなかった“雅楽”
声明がつくり出した“単旋律音楽の美学”
永長元年の「田楽さわぎ」はポリスまでもが踊り狂った
秀吉はお伽衆に「能」をつくらせ、自分が主人公として舞った
信長がキリスト教を禁止しなかった理由
聚楽第で秀吉が聴いた西洋音楽
第8章 日本人が発明した邦楽器
胡弓はバイオリンか
三味線は日本人が発明した邦楽器である
三味線の怪異
三味線に代わる楽器は誕生しなかった
おわりに
参考文献・CD
未来のSEは、SEにあらず
6つのスキルで変身!
日本のIT化を推進してきた「SE」にも、いつかは“冬の時代”がやって来る。現在の環境を冷静に分析すれば、それは遠い未来ではないかもしれない。ITが廃れるわけではない。「SE」というスタイルが廃れるということだ。
本書の筆者は元ITエンジニアであり、今は戦略コンサルタントを務める。その筆者が現在のSE(ITエンジニア)に警鐘を鳴らすとともに、「SE(ITエンジニア)のスキルは応用が利く」とエールを送る。
筆者が本書で訴えていることは、未来が求める「人材」への変身だ。そうした人材を筆者は「戦略型ITマネジャー」と呼んでいる。企業の経営層ときちんとビジネスの話ができ、それを実行に移すことができる人材である。現在のビジネスはITと切り離すことはできない。そういう点でも、SEにはアドバンテージがある。
もちろん、戦略型ITマネジャーになれるのはSEだけではない。今ではビジネスパーソンにもプログラミングスキルが重要と叫ばれているが、本当に役立つのは「ソフトウエアエンジニアリング」である。これを見つければ、未来が求める人材に一歩近づく。
本書は、未来が求める「戦略型ITマネジャー」になるには、どんなスキルが必要で、そのスキルを身につけるにはどうすればいいかを解説している。
第1章 戦略型ITマネジャーのマインドセットとスキルセット
1-1 現状のITマネジャー
1-2 戦略型ITマネジャーとは
1-3 戦略型ITマネジャーのマインドセット
1-4 戦略型ITマネジャーのスキルセット
第2章 事業戦略スキル
2-1 ビジネスヒエラルキー
2-2 事業戦略5つの要素
2-3 独自資源を分析するバリューチェーン
第3章 戦略数字スキル
3-1 経営層と話をするための「会計」の知識
3-2 結果を見る「財務会計」を理解しよう
3-3 経営のための「管理会計」で考えよう
第4章 戦略実行スキル
4-1 戦略を現場の言葉に翻訳する
4-2 戦略マネジメントシステムを構築する
4-3 戦略実行のプロセス
4-4 実行とモニタリングの体制を整える
第5章 ソフトウエア工学スキル
第6章 変革管理スキル
6-1 変革のアンチパターン〜8つのエラー〜
6-2 変革推進をドライブするリーダーシップとカレンシー
6-3 変革管理8つのプロセス
第7章 自己更新スキル
人は心に荷物を持ちすぎている。 だから自由に動けないし、 生きられない。 重荷を下ろして、 身も心も軽く人生を生きる秘訣を平易に説く。