危険な動物との知的つき合い方。海外で、アウトドアで、無防備な日本人への警告の書。
香りの生理学研究の第一人者が“香りの謎”を解き明かす。なぜ香りは人の感性や心を変えるのか。医学、生物学の立場から、香りの生体に及ぼす影響を平易に解説。
二人の貴族が出会った。一人は25歳、一人は83歳。時と場所を越えて奇妙に符合する二人の人生を通して20世紀英国ゲイ社会の歴史の仮面を剥ぐ一大問題作。サマセット・モーム賞受賞作。
睡眠は人生の約三分の一を占める。睡眠研究の開拓者が〈眠りの科学〉の最前線を語る。レム睡眠、昼間の眠気、時差ぼけ、明晰夢…。眠りの国への最適ガイド。
本書は、著者の経験と豊富な文献をもとに、幻覚のすべてを論じ尽くした内容となっている。そして訳者もまた、長く幻覚に深い関心と興味を抱きつづけ、その成果がここに簡潔精緻な訳文となって結実した。盛られた内容は、幻覚の成因論はいうに及ばず、薬物因の幻覚から器質因の幻覚まで精神病理から治療にわたって臨床家が必要とする知識を網羅しており、また、豊富な文献も添えられているので、より深い理解のための手掛かりともなろう。臨床家にとっては、常に傍らにあって簡便に利用できる、この上ないガイドブックとなっている。
本書はこの表裏の関係にある「活動・休息」のニードを1つの視野においている。詳細な基礎看護技術をのべることは他書にゆずり、本書ではむしろ、ナースの視点から活動と休息に焦点をあて、活動・休息パターンに変調をきたした人が、より豊かに生きられるように援助するための看護過程をくわしくのべ、事例を展開している。特に、看護実践に必要な基礎知識をわかりやすく、視覚にもうったえる形で示した。
眠りのメカニズムはどうなっているのか。そして夢の正体は何か。睡眠研究の第一人者が解き明かすサイエンス・エッセイ。
日常の耳鼻咽喉科診療において加齢ということをどのように理解して対応したらよいか。本書には臨床面において大切なことが書かれている。
本書で紹介する「メラトニン」は、最近、アメリカで大変な話題となっている「新薬」です。そもそも、メラトニンとは、どういう物質なのか。また、本当に“不老長寿の妙薬”といわれるのに値するものなのか。その真相を探究していきます。あわせて、メラトニンと深いかかわりを持つとされる睡眠のメカニズムを解説し、さらに、昨今、老化原因悪玉説などで何かと話題の活性酸素(フリーラジカル)との関連性についても触れました。
“ニューズ・ウィーク誌”をはじめとして全米のマスコミでセンセーショナルに取り上げられた『脳内ミラクル物質』を徹底解説。メラトニン研究の第一人者が初めて証す真実。
本書では、抗不安薬と睡眠薬について、基礎から臨床にかかわる問題をとりあげ、できるだけ平易に臨床家の立場からまとめた。