本書は、原型炉から実証炉の段階に開発が進展している高速炉について、これまでの各国における技術開発成果をもとに、今後の開発に役立てるために、高速炉技術に関する基本的、基礎的事項をまとめたものである。
奇跡的に発掘された200万年前の人骨化石は、古人類学の常識をくつがえすものだった。人類進化のブラックホールに挑む、知的興奮の書。
本書は、熱帯雨林とはどんなものであるか、なぜ我々に熱帯雨林が必要なのかを、その驚くべき生物学的実態を想像力を刺激する挿図を用いて説明している。「熱帯雨林はどのような働きをするのか」の章では、現存生物種の半数以上を含む、地球上でもっとも複雑な生態系における動物、植物そして環境間の相互関係を詳しく考察している。
空気の対流の例などをあげながらストレンジ・アトラクタを説明。カオス発生のメカニズム・折りたたみや引き伸ばし、無秩序のなかの秩序、ダーウィニズム(進化論)などの興味深い話題が展開されていく。カオスは、人間の社会現象や心理現象にどのように関与しているかを探ろうとする、意欲作。
材料の性質を知って適所に利用してこそその材料は真価を発揮することができる。本書では、この展望をふまえて金属材料、とくに鉄鋼材料に重点をおき、非鉄金属材料、非金属材料など機械材料の全般を、データ、挿図、写真、豊富な練習問題を駆使して明快に説明した。
ダイヤモンドの特質についてあらゆる角度からまとめた1冊。宝石関係実務者から結晶学研究者まですべてのダイヤモンドを扱う方に最適です。
エネルギーの変遷と開発とは?その技術、事故、燃料輸送、広報とは?著者独特の表現で、その短所、長所、功罪を体系的に分かりやすく解説したエネルギー随想集。
宇宙の中の知的生物としての自覚のもとに、人類のカタストロフの可能性とその原因を自然・技術・社会の全体にわたり、総合的に検討。「エネルギー問題」を軸に、壮大なスケールで人類史の未来を展望する。
この本はベルリン工科大学で最近数年間に行った講義“高分子の劣化と安定性”を基礎としている。したがって高分子の物性低下をひきおこす化学変化の原因となる諸因子を、どう取り扱うかを簡潔に述べる。
書物の素晴らしい世界を縦横に語る、至福の書物論。
式の羅列の熱力学がつまらないのはあたり前、必要なのは丁寧な説明とわかりやすい例、そして楽しくてためになる余談…。都筑教授があなたのプライベート・ティーチャーです。
本書はエレクトロセラミクス製造プロセスを具体的に取り上げ、プロセスに沿う素材性の発現メカニズムをどのように熱物理学的にとらえ解明するかを具体的に解説し、新しいエレクトロセラミクス設計プロセス学を解説する。