北海道新聞から琉球新報まで、全国の地方紙に最大規模の掲載紙数で連載されている『親鸞 完結編』。『親鸞』『親鸞 激動篇』に続き、3部作となった著者入魂の大長編も、いよいよ佳境である(2014年4月現在)。▼そうしたなか、弟子の唯円が親鸞の教えをまとめたとされる『歎異抄』の「五木寛之・私訳」が、文庫化された。7年前に刊行され、ベストセラーとなった本書は、「私はこう感じ、このように理解し、こう考えた、という主観的な現代語訳である」と著者自らが語るように、たんなる口語訳ではない。著者が親鸞と出会い、長きにわたりその人生と真摯に向き合い、肺腑の底から絞り出した解釈を、小学生でも読める平易さと、深く心に響く達意の文章でつづってみせた。▼『歎異抄』は、浄土真宗の信徒でなくとも広くその名が知られているが、原典をそのまま読むのは困難である。本書は、解説書を経ずして『歎異抄』に触れることができる画期的な一冊だ。
著者の執筆の基本は、「事実に触れた人物に会い、話を聞く」ことが第一である。この姿勢で、4000人以上の昭和史関係者を取材してきた。膨大な作品の中に取り入れたのは、残念ながらその一部に過ぎず、重要な証言や史料が、著者の手元にあふれている。著者はその一端を、自身が主宰する「昭和史を語り継ぐ会」の機関誌「昭和史講座」に掲載してきた。本書は、そこで掲載されたものの中から、昭和史ファン垂涎の7編を選りすぐり、一冊にまとめたものである。内容は、1「機密戦争日誌」はいかに保存されたか 2「昭和天皇独白録」の正体 3学徒出陣壮行会で宣誓した学生代表の戦場(江橋慎四郎取材) 4逆さまに押した判子と上司・東条英機(赤松貞雄取材) 5「日本はすごい」と思っていなかった石原莞爾(高木清寿取材) 6本当のところが知られていない東条英機暗殺計画(牛嶋辰熊取材) 7陸軍省軍務局で見た開戦経緯(石井秋穂取材)の7編。
勉強の成績がなかなか上がらない
ネットの情報に惑わされることがある
進路に不安がある……
悩み解決の糸口は「理系センス」にあった!
理系が苦手な文系の人にこそ読んでほしい! 文系・理系をまたにかけて活躍する著者が中高生に向けて、問題解決方法を具体的に伝授します。
「数字を使う」「論理的に考える」などの理系的なものの見方、考え方を働かせることにより、問題を解決する道筋が見えてくる! 受験・勉強・進路・将来・恋愛・人間関係など、中高生がいま悩んでいること、これからの人生で直面する問題は、「理系センス」で解決できるかも!
はじめに…楽しみながら「理系センス」を身につけよう
第1章文系でも理数科目の点数がアップする勉強法
第2章 「理系センス」を磨き、さらに高みをめざすヒント
第3章「理系センス」で問題を解決し、世界を広げる
第4章文系の人にこっそり教える理系的生き方
第5章文系理系の壁を飛び越えよう
時代は変わった。本屋も変わった。だからこそ、面白い! 店頭での新たな取り組みや工夫を知れば、あなたも行って確かめたくなるはず。
あなたは、日々をただ、なんとなく過ごしてしまってはいませんか?▼何も考えたり思ったりせず、昨日と同じ毎日を繰り返すくらい、退屈で疲れることはありません。▼逆に、今日を少しでもあたらしいものにできれば、大切な一日を自分らしく過ごせて、それだけでうれしくなるものです。▼小さいことでもいい。あなたが発見したり、工夫したり、気がついたりした、あたらしさを大事にしましょう。▼本書では、著者が自身の経験から見つけた、「あたらしいあたりまえ」をたくさん並べました。▼暮らしと仕事をイキイキと輝かせるためのヒントがいっぱいです。▼文庫版特典として、食を大切にすることで日々を輝かせている料理家・高山なおみ氏の解説を掲載。▼『暮しの手帖』編集長からあなたへの「気づき」のプレゼント。
占領後のわが国で、"日本版CIA"をつくろうとした政治家がいた。その名は緒方竹虎。保守自由主義の立場から、戦前・戦時中に朝日新聞社の幹部、情報局総裁を務め、戦後は吉田茂内閣のもとでアメリカと連携しつつ日本のインテリジェンス(情報・諜報)機関の確立に奮闘。さらに戦後、保守合同・自民党の結党を成し遂げた希代の人物だ。国家にとって情報が「命」であることを、緒方の苦闘を通じて伝える著者渾身の一冊。●適塾と玄洋社ーー国際派の自由民権運動の系譜 ●共産主義とファシズムという「悪病の流行」 ●満洲事変が転機だったーー朝日新聞と軍部 ●東亜問題調査会と同盟通信社ーー民間シンクタンク創設へ ●二・二六事件と大政翼賛会 ●我に自由を与えよ、然らずんば死を与えよ ●情報なき政府と最高戦争指導会議 ●和平・終戦を模索ーー繆斌(みょうひん)工作 ●東久邇宮内閣での情報開示、言論の自由政策 ●日本版CIAの新設ならず
子どもは磨けば、みんな光り輝く! “人育ての名人”松下幸之助の「子どもが伸びる知恵」をあつめた本。▼この本を手に取られた方の中には、「松下幸之助の子育て本?」と思った方もいらっしゃると思います。無理もありません。パナソニック・グループの創業者である松下幸之助が、子育てについて著したものはほとんどなかったからです。しかし、企業家として多くの優秀な人びとを育てた松下幸之助は、“人育ての名人”と称されることもありました。じつは、松下幸之助のリーダー論や人材育成術の中には、子育てに応用できる考え方が、たくさんつまっていたのです。▼本書は、子育てや教育、人材育成、あるいはあるべき生き方について、松下幸之助が語ったり、著作にしたりしたものを厳選し、一冊にまとめたものです。
わずか一代で今日のパナソニック・グループを築きあげた、偉大なる成功者・松下幸之助。しかし、その人生はいつも順風満帆だったわけではない。むしろ、若いころから幾多の困難に見舞われ、辛酸をなめつつ、それらを一つひとつ乗り越え、みずからの力で道を切りひらいてきたのである。▼本書は、その松下氏が自らの支えとしながら、逆境を乗り越えてきた考え方を紹介した講話集である。「運命に従うなかから強さが生まれる」「業即信仰」「現代は芝居の舞台、自分は役者」など、一見ユニークな視点の裏側には、人一倍の苦労を経験してきた松下氏ならではの深い思索が隠されている。▼大きな壁にぶち当たって悩んでいるとき、仕事で行き詰まったとき、先人の言葉は大いに参考になるだろう。見方を変えれば、人生は大きく変わるということを実感させてくれる一冊である。直話全10話を収録したCD付き。
いくつになっても生き生き生きたい、いつまでも元気で楽しくすごしていただきたい…それは超高齢化社会を迎えた今、高齢者自身とその家族や地域の人々の共通の願いではないでしょうか。
本書は、月刊誌『PHP』にご登場いただいた中村メイコさん、外山滋比古さん、堀文子さん、萩本欽一さんをはじめとする各界で活躍されている70〜80代の達人たちのエッセイを書籍化。同時代を生きぬいてこられた体験や、自分の道を貫く努力や喜びのエピソード、歳をとるにつれての生活や考え方の変化、病気への対処法など、老後の参考になるヒントがいっぱいです。
トップバッターの作家の曽野綾子氏は、60歳から健康診断を一切受けていないことを明かし、健康法は自宅の台所に気楽に友人を呼んで、お味噌汁と糠漬けなどいつものおかずで昼から2時までなどと決めておしゃべりを楽しんでいること、と紹介しています。
味わい深い教えがつまった一冊をぜひお手元に。
本発言集は、松下幸之助の発言の記録を整理・編纂したものである。記録は主として、三千本に及ぶ録音テープに残された発言である。テープレコーダーのない時代の発言については現存する速記録や掲載紙誌によった。
本発言集は、松下幸之助の発言の記録を整理・編纂したものである。記録は主として、三千本に及ぶ録音テープに残された発言である。テープレコーダーのない時代の発言については現存する速記録や掲載紙誌によった。