本書は、日本の文学文化に広く興味と関心を持つ学生諸氏や一般の好学の方々に、その豊饒な世界への案内として役立つ内容や方法を提示する目的をもって企画されたものである。
全国七十余社の一宮の祭り。各地の町や村にも地名として残っている。それぞれの祭りを豊富な写真とともに、各神社の関係者が詳細に解説。各神社とも古い由緒と篤い信仰を持つだけに、その祭りは多彩であり、興味深い。平成14年版『全国一宮祭礼記』を全面改訂。一宮を、より身近な物にする便利な一冊!巻末にCD-ROM付。
本書は、中古和文を中心とする古代日本語の文法を概説したもの。現代語の記述文法の枠組みで、古代語文法を記述していることが特徴です。
“内向の世代”の三人が筆を競う全く新しいタイプの文学概論。
伝承民謡680曲収載の決定版!
茂吉研究に一期を画した著者のライフワーク成る。その文芸の光芒を生と表現の視点からとらえた待望の大著。
上代から1994年までの文学史関連事項を収録した年表。日本文学作品のほか人物、外国文学、一般事項等の欄を設ける。巻末に人名索引・作品名索引がある。
日本三景松島と、その一角に建てられている瑞巌寺は、松島の織りなす自然美と桃山美術の精華を伝える瑞厳寺の人工美とが調和して、ともにその名を高からしめてまいりました。その瑞巌寺が仙台藩62万石の祖伊達政宗公によって建てられ、現在国宝に指定されている事は周知の事実でありますが、この瑞巌寺、実は松島とともにそれ以前の長い歴史をもっております。瑞巌寺の前身は延福寺といい、また松島寺とも呼ばれていた寺でありました。その開創は平安時代の初めにまで遡ります。今から約千百余年も前の事であります。それ以来、長い長い歴史の中で、さまざまな行事や文化財が伝承されてまいりました。この本は、この長い歴史をもつ瑞巌寺の姿を総合的に紹介しようという企画であり、まことに時代に即応した試みと申せましょう。
西鶴はなぜ面白いか。各作品におりこまれた、性愛・経済などの事象をとらえる西鶴の視点をたどりながら、その人間観・世界観をよみとく。
インターネットの発達により巨大な電脳空間が生まれた。しかし一方には厳然たる現実世界の意味空間が存在し、21世紀の人間行動は2空間における複雑なコミュニケーションを求められる。本書は、人文科学と自然科学の双方に立ちはだかる厚い壁を切り崩し、2方向からの本格的な意味の解明に挑み、新世紀にふさわしい意味研究の方法を提案する。
日本人の死生観の断面を切りひらく。