搾取ではなく排除こそ問題だ。危機に瀕した「国民の連帯」を再創造するため、社会契約の原理にまで遡って民主主義を考える。
銀鉱で成り上がったメキシコ生まれの主人と従者の出立から始まる物語はやがて、黒人の奏でるギター、街頭を轟かす謝肉祭の喧噪、ヴィヴァルディのオペラ、ルイ・アームストロングのトランペットへと、変幻するテンポのうちに秩序は多元的に錯綜していく“幻想交響曲”で幕を下ろす。擬古的な文体で周密な作品空間を描き出し、響きわたる雑多な楽音で読者を圧倒する傑作。
現代フランスの世界的なフルートの名手が作曲したモーツァルトのフルート作品《協奏曲第1番K.313》、《協奏曲第2番K.314》、《アンダンテ ハ長調K.315》のカデンツァ。
「守銭奴」「タルチュフ」など数々の名作を生み、古典喜劇を大成したモリエールの全作品を新たに翻訳、製作・発表年代順に収録する。各巻に各国の研究者による論文や評伝、資料、年表を付して刊行する決定版全集。
「観察すること」に主眼をおいたフランス発のイラスト図鑑。無脊椎動物ってどんなものがいるの? どのように生まれて、どんな生活をしているの? 自然のなかでどんな役割をもっているの? 昆虫、甲殻類、軟体動物、ミミズなど、小さな生き物の習性や習慣をわかりやすく紹介します。
無脊椎動物はどんな生き物なの?(すばらしい多様性/繁殖/成長)
空に生きる(飛ぶ/食べる/身を守る)
陸に生きる(歩く・這う/ごちそうがいっぱい!/さまざまな攻撃法)
水に生きる(泳ぐ/水中で呼吸する/水を浄化する)
ふしぎな生き物たち(世界記録をもつ生き物/美しいチョウとガ/近づきたくない生き物/夜行性の生き物/家に住む生き物)
やさい畑の人気者、うさぎのたんてい、ラプー。コートのポケットに手を入れてむずかしい事件を解決します。でも、本当は仕事よりも食べることのほうが好きだったりして…。
花には、淑女も悪女も美青年もいる。サディストやフェティシストだって、ちゃんと存在しているのだ。ダイエットする植物もいれば、毒をふりまく植物もいる。トウダイグサにいたってはストリップまでやってしまう。虫や鳥、そして仲間の植物を相手に、「恋の手練手管」を磨きあげ、進化させてきた花たち。植物の世界は、不思議な出会いやロマンティックな物語でいっぱいだ。動物よりもあやしく、人間よりも情熱的な、植物の愛情生活に喝采。
2010年、コヴェント・ガーデンでの『マノン』でデ・グリューをうたって大絶賛されたグリゴーロのソニー・クラシカル専属第1弾。イタリアの有名オペラ・アリア集という王道中の王道をいく納得の一枚だ。