ー消失の危機から、あるべき存在へー ポスト・コロナに揺れるなか都市の農業が再評価されている次世代に向けて、いま何が必要か経済、社会、環境の多角的視点から接近する
第1章 都市農業の持続可能性に関わる論点 八木洋憲
第2章 日本の都市農業および分析対象地域の概要 吉田真悟
第3章 都市農業の多様な取り組みと立地条件 吉田真悟
第4章 継続可能な都市農業経営の特徴と今後の展望 吉田真悟・八木洋憲
第5章 市街化に伴う都市農地の転用とその計画的保全 寺田徹
第6章 生産緑地の相続と持続的保全 竹内重吉
第7章 民間開設型農園の経営的特徴とコロナ禍の対応 山田崇裕・新保奈穂美・筧田斎
第8章 都市農地活用型コミュニティガーデンの持続可能性 新保奈穂美
第9章 持続可能な都市農業の展望 八木洋憲
現代幾何学の基礎概念と展開を1冊で学ぶ。〔内容〕向き/曲線論と曲面論/面積・体積・測度/多様体:高次元の曲がった空間/時間・空間の幾何学/非ユークリッド幾何/多面体定理からトポロジーへ/測地線・モース理論/微分位相幾何学/群と対称性/三角法・三角関数/微分位相幾何学/次元/折り紙の数学/ベクトル場と微分形式/ポアンカレ予想/ホモロジー/ゲージ理論とヤンーーミルズ接続/代数幾何学/ユークリッド/ギリシャ幾何学の発展/リーマン/小平邦彦/他。
1. 向き[砂田利一]
2. 曲線論と曲面論[梅原雅顕]
3. 面積・体積・測度[砂田利一]
4. 三角法と三角関数[砂田利一]
5. ベクトルと線形空間[長谷川浩司]
6. 三角不等式から距離空間,位相空間へ[楯 辰哉]
7. 多様体:高次元の曲がった空間[大津幸男]
8. 線形群[小島定吉]
9. 群と対称性[小島定吉]
10. 多角形・多面体・多胞体[宮崎興二]
11. 橋の問題からグラフ理論へ[白井朋之]
12. 変分法[小磯深幸]
13. 射影幾何学[砂田利一]
14. 非ユークリッド幾何学[阿原一志]
15. さまざまな幾何学[納谷 信]
16. 曲率[長友康行]
17. いろいろな曲線[梅原雅顕]
18. ベクトル場と微分形式[長友康行]
19. 時間・空間の幾何学[山田澄生]
20. オイラーの多面体定理からトポロジーへ[三松佳彦]
21. 連続変形[鈴木正明]
22. ホモロジー[松本幸夫]
23. 局所と大域[塩谷 隆]
24. 測地線・モース理論[勝田 篤]
25. 微分位相幾何学[上 正明]
26. 情報幾何学[藤原彰夫]
27. 折り紙の数学[三谷 純]
28. 結び目とリンク[河野俊丈]
29. 次元[塚本真輝]
30. リーマン面から複素多様体へ[榎 一郎]
31. 代数幾何学[海老原円]
32. 力学系[伊藤秀一]
33. 不動点定理[三松佳彦]
34. ガウスーボンネの定理から指数定理へ[宇田川誠一]
35. ポアンカレ予想[小林亮一]
36. 幾何学的量子化[前田吉昭]
37. 積分幾何学[田崎博之]
38. ゲージ理論とヤンーミルズ接続[伊藤光弘]
39. グロモフの幾何学[藤原耕二]
40. ミラー対称性[高橋篤史]
41. ユークリッド[斎藤 憲]
42. ギリシャ幾何学の発展[斎藤 憲]
43. デカルト[足立恒雄]
44. ガウス[高瀬正仁]
45. リーマン[高瀬正仁]
46. ポアンカレ[松本幸夫]
47. クライン[高瀬正仁]
48. ワイル[高瀬正仁]
49. 小平邦彦[桂 利行]
50. 小林昭七[浦川 肇]
索 引
ビッグデータという新語が流行している。だが、日本人は統計の新語や数字にいつもふりまわされるだけで、その本当の意味がわかっていないのではないか。実は日本人は数字の使い方が下手なのだ。本書では、数字や統計学との正しい向き合い方を紹介。「商談での交渉に」「やりたい企画を通すとき」「重要な決断で」数字を使う方法。
人々の生活圏のごく近くに位置し、暮らしと深く関わる身近な海として親しまれる里海。その多様性と生産性はどのようにしてもたらされるのか。日本海の天然の良港、舞鶴湾の奥に位置し50年にわたりフィールド科学の拠点となってきた京都大学舞鶴水産実験所が、里海で築かれてきた人と自然の強固な絆とその恵みを未来につなぐ方策を探る。
去る6月6日に成立し13日に公布された金融商品取引法改正は、金融・資本市場の競争力強化のため、プロ向け市場の創設、上場投資信託等の多様化、証券会社・銀行間のファイアー・ウォール規制の見直し、利益相反管理体制の構築、課徴金制度の見直し等を柱としている。立案担当者が各改正条文について解説する。
重要判例を素材に、社会保障法の論点を学ぶ人の目線で丁寧に解説する本。事例から問いを設定し、回答する形式でわかりやすい。
はしがき 菊池馨実
第1部 総論
1 社会保障制度における生存権の意義………………………………常森裕介
2 社会保障制度と国籍…………………………………………………菊池馨実
3 ライフスタイルの多様化と社会保障制度…………………………常森裕介
4 社会保険における連帯と強制加入・強制徴収の正当性…………菊池馨実・常森裕介
5 被保険者資格の認定と保険料の徴収………………………………川久保寛
6 社会保障制度における給付の調整…………………………………川久保寛
7 年金の給付水準と年金額の改定……………………………………菊池馨実
第2部 各論
8 障害年金における障害等級認定と所得保障の必要性……………常森裕介
9 遺族年金と配偶者性…………………………………………………常森裕介
10 労災保険法における業務上外認定…………………………………小西啓文
11 雇用保険制度における失業の認定…………………………………林健太郎
12 公的医療保険制度1(保険診療の仕組み)………………………浅野公貴
13 公的医療保険制度2(保険診療の範囲)…………………………浅野公貴
14 公的医療保険制度3(医療供給体制)……………………………菊池馨実
15 介護サービスと介護保険……………………………………………川久保寛
16 保育を受ける権利と市町村の役割…………………………………古畑 淳
17 障害福祉サービスにおける介護ニーズの評価……………………福島 豪
18 社会福祉サービスにおける契約と規制……………………………宮尾亮甫
19 被虐待児の保護と措置制度の意義…………………………………宮尾亮甫
20 最低生活保障における生活保護の意義と申請権…………………池谷秀登
21 生活保護制度における補足性の原理1(収入・資産)…………木村康之
22 生活保護制度における補足性の原理2(稼働能力)……………木村康之
23 生活保護制度におけるケースワークと指導・指示および助言……池谷秀登
24 生活保護制度おける基準決定と判断過程審査………………………常森裕介
「主要判例」索引
執筆者一覧
「おとなはバカだ」と
泣いていたころのあなたに
この本をささげます。
みーんな「はだかの王さま」なのに、
だーれも「王さまは はだかだ」って言わない。
わかっていないのに、わかっているように見える技術、できないのに、できているように見える技術。そんな技術に囲まれて、私たちはみんなが「はだかの王さま」になっているのかもしれません。
これがながくつづくと、私たちは本当は自分はなにができるのか、なにがしたいのかを見失ったまま、やみくもに評価や充実感を求める「できる」依存症におちいるのだと思うのです。
全身をつかって、みる・きく。そんなあたり前のコトがむずかしい時代になってきました。目的や意味が、みて・きいて、感じるより先に言葉であたえられて、「できてしまう」現代社会。
このおかしさに気づくことができるのは、「おとなはバカだ」と泣いていた子どものころのあなたなのだと思うのです。
【この本を彩ったKuwa.Kusuより】
荒々しい言葉の塊が打ち砕かれている。
思考し、言葉を形にし書き記し物質にし、
そして、その塊を本書で易々と打ち砕く。
世代を問わずグレることをよしとし、
「おとなはバカだ」と、なおひではいう。
はじめに おとなはバカだ(臨床的視点から)
その1 できるわたし、から、多様なわたしへ
1-1 みんなちがって、みんないい、のに何でテストするの?
1-2 多様性ってなに?
1-3 平野啓一郎氏の「分人主義」
1-4 壮絶でない人生はない
1-5 できるわたしも、できないわたしも、SUKI
1-6 だれもがサザエさんである時代
1-7 イノベーションの前提条件
1-8 イノベーターを育てるArt-Science Link Worker(マスオさん)
その2 価値観の大変革とモノつくり
2-1 安全だけどANSHINじゃないモノつくり
2-2 論理的アプローチと身体的アプローチ
2-3 全体を身体で把握している人がいない
2-4 あえて狭い視点から
2-5 ヒトの依存症について
2-6 多様性の欠如による依存症発症
2-7 「できる」という依存症
2-8 人間拡張「ヒトに寄り添うモノ」と「モノに寄り添うヒト」
2-9 カッコわるいArt-Science Link Worker(マスオさん
2-10 価値観といいますか目的といいますか、そういったこと
その3 身体性を求めてとびはねる人たち
3-1 教育(教え育てること)の裏側をのぞき見する(アート演習)
3-2 「疑う」から「裏側をのぞく」へ
3-3 課題の意味は自分で発見する
3-4 「うろうろしろ」「こだわれ、妥協するな」「ナルシストたれ」
3-5 「本当にそんなことをしたいの?」
3-6 科学は自然の合理性のほんの一部分を見ているだけ
3-7 真剣に遊ぶ覚悟
おわりに 同調圧力のない社会へ
時代を駆け抜け、時代をリードし、世界のポピュラー音楽を牽引した405人のミュージック・ヒーローたちーその歴史と全容、始まりつつある変容を追う。
農業が新たな時代を迎えつつある。PCやスマートフォンなどの情報通信技術が急速な発展を遂げている。米価の低迷、国際的な自由競争の影響を受け、日本の農業は苦境にある。一方で、革新的な経営体が法人化(企業化)し、経営規模を拡大する事例も増えている。大規模化した経営体では、生産コスト低減のため、作業効率の向上が不可欠となる。同様に、農産物の品質向上のために栽培技術の向上も必須である。農業のスマート化は、栽培に関する様々なデータの収集・分析を可能とした。これにより、栽培技術の共有・向上が可能となり、作物の品質向上や栽培コストの低減が実現しつつある。各地の事例を元に、スマート農業の今後の展望を解説する。
まえがき
刊行にあたって
序章 本書の目的と構成
第1章 稲作経営革新の現状
第1部 農匠経営技術パッケージを活用したスマート水田農業の実践
第2章 先進稲作経営が主導する技術パッケージの開発と実践
第3章 茨城県におけるスマート水田農業の実践
第4章 福岡県におけるスマート水田農業の実践
第2部 稲作スマート農業における情報通信・自動化技術の可能性と課題
第5章 ビッグデータ解析による水稲収量品質の決定要因解明と向上対策
第6章 情報通信・自動化技術による稲作経営・生産管理技術の改善・革新
第7章 大規模稲作経営における情報通信・ロボット技術導入効果
第3部 稲作経営の事業展開・マネジメントと国際競争力
第8章 稲作経営の経営管理と情報マネジメントー他作目と比較した特徴ー
第9章 稲作経営におけるTPPの影響と対応策ー他作目と比較した特徴ー
第10章 世界の稲作経営の多様性と競争力
第11章 次世代稲作経営の展望
索引
執筆者一覧
場所を読み、場所を紡ぐ。具体的思考を巡る建築原論。
圧倒的大多数の現地語といくつかのヨーロッパ諸語の織りなす重層的な多言語使用の実態。危機言語、母語主義といった西側世界による介入。それらがつくり出す複雑な言語状況を概観し、サハラ以南アフリカ14カ国の、ことばと社会をめぐる諸問題を具体的に論じる。アフリカ社会を理解するうえで、なぜ言語問題が重要なのかを明らかにし、アフリカ地域研究への新たな視点を提示。
戦略を策定・実行し、組織の目的を果たすための基礎となるのが「人」と「組織」のマネジメントである。旧版の『MBA人材マネジメント』と同様、これらについて包括的に解説すると共に、「個」を生かすマネジメント、多様性、ワーク・ライフ・バランスなど、人材マネジメントの昨今の新しい観点を盛り込んでる。
「いいものを安く売る」から「プレミアムなもの(サービス)を価値に見合った価格で売る」へ。地域の付加価値や生産性を高め、賃金を上昇させ、地域が経済的にも精神的にも活性化する好循環を生み出すためのさまざまな事例を紹介。
第1部 基礎編
第1章 金融とは?
第2章 金融取引の阻害要因(1)-情報の非対称性
第3章 金融取引の阻害要因(2)-契約の不完備性
第4章 金融市場と金融機関
第5章 銀行中心のシステム
第6章 市場中心のシステム
第2部 応用編
第7章 金融システムの改革
第8章 金融機関と市場
第9章 企業経営と市場
第10章 資産運用と市場
第11章 バブルと実体経済
第12章 金融、法、そして政治
第13章 システム改革をめざして
アジアをはじめとする新興国の流通は、地域や消費者の所得層によって分断されており、また小規模な商人が分立し、近代的なチェーンも未発達という特徴を持つ。それを受け、様々な進出企業のチャネル戦略は、独特なものとなっている。
本書は、アジアの複数の国々の、様々な企業(日本企業・欧米企業・現地企業)の事例を比較することによって、その実像に迫る。
アジア新興国に進出する日本企業は、製品・サービスには定評があるにもかかわらず、苦戦を強いられている。本書は、これまでその実態が解明されてこなかった、アジア新興国へ進出した企業のチャネル戦略に光を当てる。さらにフィールドスタディの手法も取り入れ、アジアの現場関係者の証言や観察、そして現地語の資料を中心に、国と企業という2軸による比較事例分析を行う。実務家にもおすすめ。
第1部 序論 リサーチクエスチョンと分析の枠組み
第1章 研究の課題と方法
第2章 新興国チャネル研究の分析枠組み
第2部 個別企業の各国別チャネル戦略
第3章 欧米多国籍企業のアジア・チャネル戦略
第4章 花王:統合型チャネル選択の内在的論理
第3部 チャネルのパートナーシップの展開
第5章 ライオン:パートナーシップによるチャネルと組織間学習
第6章 マンダム:支援と牽制によるエージェンシー関係
第4部 国の視点からの各企業のチャネル戦略
第7章 ベトナムにおける日用品各社のチャネル戦略
第8章 中国現地企業のチャネル戦略
第9章 中国日用品メーカーのECチャネル戦略
終 章 アジア新興国におけるマーケティング・チャネルの選択