MFCAの静脈産業への適用可能性を検討。資源循環型社会を支える静脈産業が、正の製品のアウトプットによって、産業全体の負の製品の削減に貢献しうることを理論と実証データから明らかにする。
ニューロマスキュラー・テクニック(NMT:神経筋テクニック)とは、触診によって身体の中枢神経系と筋骨格系の間にバランスをもたらたす軟部組織へのマニピュレーションを行い、痛みを和らげるアプローチ。その歴史と発展について解説し、線維筋痛症に見られる症状の多くを含むよくある筋骨格系の機能障害に関して、治療オプションをわかりやすく紹介する。
また、腹部、リンパ系、過呼吸などの呼吸パターンといった、筋骨格系以外の部位で生じた機能障害を治療するにあたり、NMTをどのように使えばよいかといった点にも触れている。臨床経験や科学的な経験、さらに文献資料から治療家に役立つ情報や指針を分析し、組み合わせ、明確に示しており、さまざまな形式のNMTをほぼすべて網羅。NMTについて最大限に学べる教科書。NMTとタイ・マッサージを合体させるという興味深い考えも収録。NMTに強い影響を与えた初期のカイロプラクティックについても取り上げており、NMTについて多くのことが学べる教科書。
特徴
・軟部組織の不調の原因の解説
・治療のなかで日々目にすることが多い圧痛点とトリガーポイントのパターンについての詳細な図や解説
・内臓ー体性反射や体性ー内臓反射に関連する圧痛点について、診断と治療の両方の観点からその価値を説明
・ヨーロッパと北米におけるNMTの解説
・あらゆるボディワークの治療家や鍼療法士向けに治療オプションを分かりやすく解説
生きものの関わり合いを見つめる生命誌。分子も、細胞も、個体も…。もちろん人間も関わり合って生きている。
ゲノム-プロジェクト研究をはじめとする最近の生命科学の成果は、医療や産業に大きな変化を与えるとともに、生命観や倫理観にも深い変革を迫っている。本書は、このような研究の進展が生物学にもたらした点を重視し、ゲノム(DNA)に基礎をおいて体系的に構成し直した新しいタイプの生物学の教科書・参考書である。遺伝子やタンパク質の配列情報がもつ意味、クローンや生殖医療、地球環境問題、プロテオーム解析、生命倫理など最新の話題に触れながら、生物学全般について解説している。
22ヶ国でスタートアップを支援するCEOがシリコンバレーの成功の秘密を初公開!…答えはすべて、本書の中にあります。
地球上で誕生した生物は40億年近くかけて進化し、今日では大きな生物多様性が見られる。この生物の変遷について、生物の誕生から細胞の進化、様々な生物の繁栄と絶滅、植物や動物の多様化、そして人類に至るまでを紹介する。また、生物の進化のしくみについて、ダーウィンが明らかにした自然選択説、木村資生による分子進化の中立説といった基本的な理論について解説し、最近の知見である形態やゲノムの進化機構、あるいは寄生や共生といった生物間の関係の変遷についても紹介する。生物の進化と生物の多様化について総合的に考察する。
1.生物の進化と多様化 2.自然選択と適応 3.中立進化と偶然 4.生命の誕生 5.ミクロな生物の進化 6.カンブリアの大爆発と多細胞動物の起源 7.顕生代の絶滅事件:オルドビス紀末を例に 8.植物の陸上進出と多様化 9.花の進化:陸上植物の生殖器官の進化 10.動物の発生と進化 11.ゲノムの進化と生物の多様化 12.寄生ーその生態と進化ー 13.内部共生がもたらす進化 14.性と進化 15.人類の進化
すべての道は「線虫」に通ず。
3億年以上にわたって繰り広げられてきた
驚くべき精緻な「生と死」の営み!
著者は日夜顕微鏡と向かいあう線虫一筋の生物学者。2020年に、中部大学の裏山に生息するゴキブリの腸内から新種の線虫を発見。「チュウブダイガク」と命名し、注目された。
線虫は、ほかの生物が生存不可能な極限環境でも生き、ほかの生物に寄生するものもいれば、自活するものもいる。生殖のあり方も多様で、雌雄同体も。昆虫以上に種類も数も多い。人類の健康問題を解決するためのヒントや、人類が自然と共存していくためのヒントを線虫から得ることもできる。
線虫には果てしない可能性がある。この一冊で線虫のすべてがわかる。
序 章 「気持ち悪さ」を超える魅力
第一章 地球上のあらゆる環境に適応
第二章 顕微鏡で見る生命ドラマ
第三章 どの生物グループに属するか
第四章 「生物の基本原理」に迫る
第五章 多様な性と生殖
第六章 進化をもたらした共生と競争
第七章 ヒトを宿主にした驚くべき感染サイクル
第八章 農作物の輸出入で問題となるリスク
第九章 線虫は感じている
【生物学初心者のための超入門の教科書】
2014年7月刊行『大学1年生の なっとく! 生物学』の改訂版:改訂版ではバイオテクノロジーをより充実!
本当に重要な内容を厳選して掲載。やさしくわかりやすい文章で解説しているので、高校で生物学を履修していない学生でも大丈夫。学習効率がさらに高まる演習問題と重要語句が隠れる赤シート付きなので、自学自習もでき、参考書としても最適。
★下記に記した目次は抜粋したものです。
より詳細な目次は下記よりご覧いただけます(2022年12月21日以降)。
https://www.kspub.co.jp/book/detail/5301111
【1部 生物のアウトライン】
1章 生物の特徴とその種類
【2部 ミクロの視点からみた生物】
2章 細胞の構造と機能
3章 物質と代謝
4章 遺伝とDNA
4.1 遺伝のしくみ
4.2 遺伝物質は何で、どういう働きがあるのか
4.3 核酸:DNA/RNAの構造
4.4 DNAの特性と合成反応
4.5 細胞内でのDNAの複製
4.6 DNA構造の変化
5章 遺伝子の発現
5.1 転写のしくみ
5.2 転写制御
5.3 ゲノム、クロマチン、転写制御
5.4 転写後調節
5.5 タンパク質合成:翻訳
5.6 RNAの機能
【3部 動植物の生きるしくみ】
6章 生物の増殖と成長:生殖・発生・分化
7章 動物の組織と器官
7.1 細胞→組織→器官→器官系→個体
≪動物の組織≫
7.2 さまざまな組織
7.3 血液
≪動物の器官≫
7.4 循環系と呼吸系
7.5 消化系
7.6 排出系と腎臓
7.7 感覚系
8章 神経とホルモンによる身体機能の調節
≪神経系≫
8.1 神経系の細胞
8.2 ニューロンの活動と連携
8.3 神経系の構成
8.4 神経活動
≪内分泌系≫
8.5 内分泌系とホルモン
8.6 それぞれの器官から分泌されるホルモン
8.7 ホルモンによる高次生体制御
8.8 非典型的ホルモン
8.9 ホルモン作用機構
9章 病原体と生体防御
9.1 病原体と疾患
9.2 ウイルス
9.3 病原性細菌
9.4 病原性真核生物
≪生体防御≫
9.5 動物の生体防御システム:免疫
9.6 自然免疫
9.7 獲得免疫
9.8 免疫がかかわる疾患
9.9 感染症の人為的防御
10章 植物の生存戦略
【4部 生物の集団と多様性】
11章 個体と個体群の生態
11.1 動物の繁殖と生存の戦略
11.2 生理特性を環境に適応させる
11.3 生態的見地からみた進化の方向性
11.4 個体群の構造と働き
12章 生物群集と生態系
13章 生物の進化
【5部 生物学の応用】
14章 バイオテクノロジー
14.1 遺伝子工学
14.2 タンパク質工学
14.3 人体、医療にかかわる技術
14.4 個体の遺伝子改変
14.5 エネルギー問題と環境問題
農学・生命科学における動物遺伝育種を,統計遺伝学・分子遺伝学の両面から解説した教科書。〔内容〕動物の育種とは/質的・量的形質と遺伝/遺伝子と機能/集団の遺伝的構成と変化/選抜・交配・交雑/ゲノム育種/遺伝的管理と保全/他
日本の文字の進化論的図式は正しいのか。
漢字から「万葉仮名」へ、そして平安時代の仮名へ。
『万葉集』を世界の文字史から見ると、7・8世紀の日本の書記や文学の歴史の問題がより明らかになる。
「万葉仮名」は歌を書くなかで生み出されたのではなく、
書くためにふさわしいメディアとして意識的に選びとられたものであった。
『万葉集』を通して世界を見るダイナミックな視点も提示。
古代日本の研究成果が、世界の文字史研究に寄与することを説き、日本古典研究の明日を拓く。
世界的規模の人類文化史的視点から、独自の『万葉集』文字文化の研究を進める気鋭の学者による、講演録。
はしがき(小川靖彦)
講師紹介(小川靖彦)
*
1 はじめに
『万葉集』の書記の多様性
「表音文字」と「表語文字」という視点
2 世界の文字史の伝統的な史観における〈表語〉と〈表音〉の関係
〈表語〉から〈表音〉への〈進化〉という捉え方
アルファベット=〈文明〉という神話
“表語から表音へ”という図式では説明できない
3 表音への〈進化〉とその〈干渉〉という概念が日本に当てはめられる
ディリンジャーの文字史観の限界
「東洋史における悲劇」
当たり前のものでない「言文一致」
「偉大な勝利」として複数のリテラシーの併存
英語のスペリングの表語性
文字制度をどのように捉えるべきか
4 『万葉集』と世界の文字史
表音文字主体の書記の少ない『万葉集』
表語文字主体から表音文字主体へという一九七〇〜八〇年代の定説
歌木簡の発見によって覆った定説
さまざまな要因によって選択された表語文字書記・表音文字書記
表音文字主体書記の多様性
5 おわりに
表語文字の排除という問題
『万葉集』から世界の文字史へ
講演を聴いてーコメントとレスポンス
●コメント(小川靖彦)
講演から想起されたことー日本語の文字の諸相
研究史における講演の位置
三つの質問
●レスポンス(ディヴィッド・ルーリー)
西洋と東洋では反対方向となる文字の神話化
書く行為と読む行為のさまざまなバランス
文字を使ったパフォーマンス
●会場からの質問への回答
⑴
1韓国・朝鮮語のハングルのように制定者が明らかな場合には文字は神話化しないのか
2現代韓国語が漢字でなく、表音文字のハングルを使っていることをどう考えるか
⑵ 資料1ⓐⓑのように同じ歌が別の巻に重複して掲載されているのは、編集ミスによるものか
⑶ 『万葉集』の表音文字主体の歌と表語文字主体の歌とでは、英訳する際に違いがあるのか
○青山学院大学文学部日本文学科主催招聘講演「世界の文字史と『万葉集』」について(山下喜代)
バイオサイエンスといえば、誰しもDNAやタンパク質を思い浮かべる。ところが、本書をいったん手にすると、糖や脂質といったこれまで馴染みの薄かった生体成分が実は多彩な生命現象に重要な役割を演じていることを知り驚くに違いない。本書の著者達はこのような信念と熱意をこめて、読者に語りかけている。ヒトゲノム配列の完全決定を目前にして、バイオサイエンスはポストゲノム時代に入ったと言われているが、次の主役は何なのであろうか.糖鎖の世界と脂質の世界は、それぞれの世界で地道に積み上げられてきた知識と技術が、ゲノム科学の成果と融合し、まさに主役の一人に躍り出ようとしている。しかしまだ桜なら2分咲きといったところ、面白そうだからと、これから研究を始めるヒトにとってもまだまだ宝が見つかるはずです。
第1章 糖鎖ワールド
序論 糖鎖構造から糖鎖生物学へ
1-1 シアル酸の分子多様性とその生物学的意味
1-2 糖転移酵素遺伝子によって明らかにされた糖タンパク質糖鎖の役割
1-3 糖ヌクレオチド輸送体
1-4 生体防御と動物レクチン
1-5 ガレクチンーある万能の脇役の物語
1-6 発生における糖鎖情報の役割
1-7 神経系と糖鎖
1-8 先天性グリコシル化異常症
第2章 脂質ワールド
序論 21世紀の脂質研究に期待する
2-1 糖鎖を含むイノシトールリン脂質の生化学
2-2 脂質メディエーターの産生制御
2-3 リポタンパク質と病気
2-4 過酸化脂質と疾病
2-5 スフィンゴ脂質の動態と機能
2-6 膜脂質と情報伝達
2-7 体細胞変異株を用いた膜リン脂質の生合成と機能の研究
2-8 タンパク質の脂質修飾
シリーズ全巻構成はこちら
なぜNPOは失敗するのか?“経験知”と“専門知”が詰まったNPOの実践的ノウハウ本。
街で、庭で、山や森で。花束や食材として。私たちの暮らしの中で、植物を目にしない日はほとんどありません。ところで、そんな身近な草木や花々、野菜や果物は、どうして「その形」をしているのでしょう。葉や枝や根、花や果実が、それぞれどんな理由でいまの形になったのか、豊富な図版をもちいて基礎からやさしく解説する植物学入門。
第1章 葉はなぜ平たいのか
第2章 葉の断面の形を考えてみよう
第3章 葉の厚みの多様性を考える
第4章 葉の大きさと形の意味
第5章 茎はなぜ長細いのか
第6章 根はなぜもじゃもじゃなのか
第7章 花の色と形の多様性
第8章 果実の形は何が決めるのか
第9章 草の形・木の形を決める要因
第10章 生物と環境のかかわり
わが国のグローバル戦略の一環としての「留学生30万人計画」は、2019年には日本で学ぶ外国人留学生の数が31万人強に達し、数字の上ではクリアした。しかしこの計画の「出口戦略」とも言うべき、留学生の「就職」に関しては、日本人学生と比べてかなり低い就職率となっており、かねてより問題視されている。
本書は、このような状況を受けて、日本の大学・大学院を卒業・修了した外国人留学生の日本企業における採用・活用をめぐる諸問題について、広範な分野の文献研究のみならず、日本企業、大学、そして留学生へのアンケート調査、ヒアリング調査を通して多角的にアプローチし、留学生の採用・活用をめぐる課題を浮き彫りにするとともに、その改革の提言を行っている。
すなわち、留学生を採用・活用することによる企業の「効用」として、「異文化シナジーの創出」「バウンダリー・スパナー(文化の橋渡し役)」「内なる国際化」の3点を挙げ、それらの効用を企業が享受し、新たな価値創造へとつなげるためには、ダイバーシティ・マネジメント(ダイバーシティ&インクルージョン)が求められる、と指摘する。
「組織の多様性の向上」を標榜しながら、外国人留学生の採用・活用に関して悩み模索を重ねている日本企業、また留学生の支援にあたる大学の担当者に向けて、変革へのヒントを提供する。
第1章 国民文化の多様性とそのマネジメントに関する理論的考察
第2章 わが国における外国人留学生の受入れと就職を巡る状況
第3章 日本の大学のキャリアセンターに対するアンケート調査報告ー外国人留学生の「就職状況」と「就職活動支援」についてー
第4章 日本企業に対するアンケート調査報告(1)-外国人留学生の「採用状況」と「採用活動」についてー
第5章 日本企業に対するアンケート調査報告(2)-外国人留学生の入社後の「人的資源管理施策」と「働きぶり」についてー
第6章 外国人留学生に対するアンケート調査報告ー外国人留学生の「就職活動」「就職内定」を巡る状況と「大学・企業への要望」
第7章 外国人留学生に対するヒアリング調査報告ー「就職活動で苦戦する背景」と「大学・企業への要望」及び「後輩の留学生への助言」:M-GTAによる分析ー
第8章 元外国人留学生社員に対するヒアリング調査報告ー「仕事上の苦悩」と「インクルージョンの促進要因」を巡る状況、「経営・人的資源管理に対する不満」及び「キャリア展望」:M-GTA(Modified Grounded Theory Approach)による分析ー
第9章 大学と企業の取り組みに関する事例研究
終 章 本書の総括と大学・企業・留学生に求められる変革
非線形経済動学の手法を用い、金融構造の変化と経済の不安定性の関係を検討し、構造VARモデルを適用して実証分析を行う。
第1章 ポスト・ケインズ派マクロ動学分析の方法
第2章 構造VARモデル分析の方法
第3章 金融構造の変化とポスト・ケインズ派マクロ動学:展望
第4章 構造変化と金融の不安定性
第5章 Profit Sharing,労動シェア,及び金融構造
第6章 我が国における金融の不安定性:負債,確信,及び金融構造
第7章 金融資産の蓄積による金融化と経済の不安定性
第8章 アメリカ経済における構造変化と金融の不安定性
第9章 開放体系における構造変化と金融の不安定性
第10章 量的・質的金融緩和と日本経済
第11章 地域銀行の多様性戦略:実績と展望
マンガ、アニメ、ライトノベル、フィギュア、ゲーム、J-POP…。聴き取り調査やデータを駆使した経営学的な視点から、世界に注目される日本のコンテンツを支える産業構造の現在と未来を描き出す。
基礎用語理解度Check、理解度Check、重要知識の解説、実力Check、教採試験にChallenge。5つのステップで鍛える。
次々に現れ、防除を行っても逃れた個体から再び増殖する可能性があり、侵入先の環境に合わせて性格を変化させる外来生物。生物多様性に対する深刻な問題の解決に、生態学の成果を生かす。
日本では,アブラヤシ・パーム油生産地域の実情はあまりに知られていない.豊富な現地調査で,アブラヤシ農園開発によって激変する生産者たちの生活と彼らが暮らす地域社会の実像に迫る.
本書では,パーム油原料のアブラヤシは誰がどのように生産しているのか,生産者たちが暮らす社会の構造はアブラヤシ栽培という生業をめぐっていかなる変化を遂げてきているのかを問う.姉妹編の1【グローバル編】で「俯瞰」したアブラヤシ農園開発という現象について,一転,インドネシアやタイの現地に入り「地を這う目線」で調査分析した成果を収録.