カースト制度とは何か、合同家族の構成は、ヒンドゥイズムとは、民族主義と独立後の現実は?インドに対する疑問は限りない。インド中世史を専攻する著者が、自ら実感・体得した変りゆくインド社会の中で、政治や社会構造等の現実的な問題点を歴史的に考察し指摘した若き日の近代インド研究。
超感覚・夢・秘儀・死など、黙示的ヴィジョンを濃密に表象する建築が開示する、今日的な課題とは何か。哲学者ウィトゲンシュタイン、政治家ヒトラー、神秘思想家シュタイナーなどの〈建築〉が大胆に表現する、人類の意識の古層に横たわる神秘的イメージを摘出し、現代建築の隠喩と可能性を探る。
想像を超える極限の環境に生きる生物たち。水深2000mを超える深海、毒ガスの充満した世界、-198℃の超低温環境、そこに生きる驚くべき生物たちを紹介し、人間の環境への適応のしかたも述べる。
「危ない結婚症候群」への処方箋。
4坪からの実例と実践アドハイス。
本書は、住居を社会学・心理学・民族学・地理学・歴史学等の幅広い多様な分野の知見のもとに統合すべき対象と捉え、その調査・研究手法、設計への応用について考察しています。現代ヨーロッパの住居研究の実際が豊富に紹介されており、建築計画に携わる方々にとって好個の書となっています。
本書は、農薬の環境中での動態や非標的生物への影響について、現在までに解明されている事実を、偏らず、なるべく紹介することに心がけた。
安政2年11月、長崎海軍伝習総取締の永井尚志はオランダ海軍中佐ファビゥスへ製鉄所建設を依託した。永井は海軍創設のためには艦船造修施設の必要を痛感、製鉄所と船渠開設を幕府に進言していた。オランダの技術指導で始まる造船造機の施設建設は、のちイギリス、フランスの技師たちにも引き継がれ、長崎、横浜、横須賀で花を開き、彼らの真摯な指導は西欧技術の日本移転を齎した。長崎に見る日本近代工業の濫觴と足跡を描き切る。
アメリカの取調べの実態をつぶさに観察・検討し、人権保障の見地から、わが国の被疑者取調べの新たなルール確立を目指す。
結婚相談所“白菊ブライダル”には今日もまた結婚相手を求めてさまざまな女達が訪れる。そしてそんな彼女達を待ち受けるのは副所長“東田靖夫”の性の婚前チェックだった。未亡人から女子大生、美人アナウンサーから、はたまたAV女優まで彼の手にかかれば最後、皆彼の性の奴隷になり果てる。彼女らが想いはべらすのは、まだ見ぬ夫との一夜なのだろうか?リアルな描写で迫る官能長編。